もしオリジナルキャラクターと版権がクロスオーバーしたら【もしもシリーズ】 作:ゆめみじ18
「辛い……、毎日葬式みたいになってしまう」
「ん~……。じゃあ、これからは幸せを贈れる旅にしよう」
「どういうこと?」
天上院姫は天上院咲に新たな希望の光を指し示す。
「与えられた人が、最高の喪失感を得て終わるんじゃなくてさ。贈られたら本当に幸せで、胸いっぱいになるっていうサプライズを探す旅さ」
「本当に、……幸せ」
「何だったらまた過去に戻ってやり直すか? 【幸せで完璧な世界】に作り直すか?」
咲はどっかで聞いたことあるワードにハっとなり、それは違うんだと。思いとどまる。
「や、それは遠慮しておく……!」
姫は微笑を浮かべながら続ける。
「だったら今あるものを指折り確認して、その中で幸せになる方法を作ろう。そうポンポン過去に戻ってたって霧がないぞ?」
後ろ向きな咲を励ますように、姫は歩を前へ、拳をぐっと握り。決意の笑顔をみせる。
「見せてやろう、私達姉妹の! 本気の! 幸せってのはこうなんだって! この現実に、ゲームに、世界に! 今ある材料で!!」
「……出来るかな? こんな今の運命で」
「できるさ! 私がついてる!!」
勇気凛々、パワー全開に。ある意味神々しく、自信満々に告げる。
「映画、『アバター』や『スターウォーズ』や『アベンジャーズ』を超えられる! 出来るだろ! 私達姉妹が【協力】すれば!」
咲は長い間を置き、右手を握り、目に見えない確かな『実力』を再確認する。
「うん、出来る。未だ見ぬ最高のハッピーエンドを、私達なら紡ぎだせる!!」
「うし! その意気だ!」
何故か咲は、ウルウルと涙を瞳に滲ませた。それは戦いとは無縁の何かかもしれない。今はまだわからない。でも、確かにこの感情は希望を求めていた。
咲は新たな思考を鈍く回転させ始めた。
「恋愛や友情や努力はもうやった、何か。他の、もっと……」
「勝利だろ!」
「なんでそっちいくのよ!」
何故かガッツポーズの笑みでそっち方向へ行かせたがる姉。天上院姫。
そこにはもう暗い歩みはうっすらと消え去っていた、勇み足に力と軽さが加わる。姉妹に新たな目標が生まれた【本気の幸せ】とは何か、間違っててもいい誤っててもいい。
その言葉さえも、いつか時がたつにつれ忘れてしまうかもしれない。でもこの時確かに、天上院姫から勇気をもらった。
今回のことを、反面教師にまた歩んでいこう。
そう思えた天上院咲であった。
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もじを埋めるよ頑張るよ少ないけど1000文字さえ達すればいいわけだ。ちょっとの苦労も後でキャプション編集中にすれば何とかなる戦法。