もしオリジナルキャラクターと版権がクロスオーバーしたら【もしもシリーズ】 作:ゆめみじ18
ブロード、レイシャ、リスク、スズの四重奏は【妖精の世界】で夢想する。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーはまた方向音痴な所へ出発していった。どこかの惑星へ到着したスター・ロード達は。かっこソーも含まれる。
彼らは四重奏と出会うこととなった。
四重奏の知名度はさほど高くなく、平穏に暮らしていた。感覚的にはファンタスティックフォーと出会ってるんだろうなあ、程度の認識である。
四重奏にとっては、サノス? 指パッチン? 何それ? 状態である。理由としては、あの時は湘南桃花の世界。タイムストーンの話なので、作品が違う。住んでいる時空が違うのだ。
宇宙が違うとかマルチバースが違うとかお隣さんの家で起こった出来事として処理されており。実質被害が無かったのである。
リアリティとは無縁な彼らが、時間軸は違うとして。じゃあ彼らは何をやっていたかというと。キングダムハーツ3方向、ソラ達と出会っていて戦っていた。というのが意味合いとしては正しいのかもしれない。
「お前ら、この非常事態に何やってたんだ?」
四重奏にとっては、知らない事件に何故首を突っ込めと鬼気迫る態度で言われるのか。皆目見当がつかないわけである。ブロードとレイシャは続ける。
「よくわからないが、お前らミュウの知り合いか?」
「それとも、スズちゃん関係の知り合い?」
スター・ロードとソーは顔を見合わせてから。思い当たる節を探す。
「えっと、どちらかというと湘南桃花との知り合いだ。あと問題を起こしたといえば……蒼葉くんだな」
リスクとスズは「あぁ」、と頷く。
「桃花か~、あいつ本当に顔が広いわね」
「サノスって強いのか!? うち戦ってみてえ!!」
スター・ロードは何とか話を合わせようと必死である。
「あぁ、残念だがサノスは塵になった。そう、なんつーか葉っぱになったというか、灰になったというか……」
ブロードは「うん?」となり疑問を投げかける。
「もし灰になったとしたら、『こっち側に』来たのかもな、妖精や、精霊って意味では」
「……なんだって? あのサノスがこっち側に来てるってどういう意味だ! ぶっ殺してやる!」
半ばキレ気味に話を進める、ギャラクシー組からしたらひどい目にあったので。当然である。スズは続ける。
「もう死んでるわよ、こっちは『精と霊』の世界なんだから。もっとも、元から精霊として生を受けた私たちにとっては。生きてるって気持ちがよくわからないけどね」
話が微妙に噛み合わないので、きょとん顔になるスター・ロード。ソーが話を続ける。
「ここは地獄か?」
レイシャは神に祈りを奉げるように言う。
「いいえ、天国よ。まあまあ、かたっ苦しい話はあとにして。お茶でも飲んでいったら【まだ敵はいないんだし】」
まるでいつも当然のように、悪役が湧いて出てくるような言い草である。
ギャラクシー組は、とりあえず。四重奏に道案内をお願いした。ゆっくりできるのならそれに越したことはない。ソーは気が緩んだのかゲームのことを口に出す。
「ところでここにはワイファイってあるか?」
「ウィフィー?」
リスクが心のままに言う。
「合唱ならできるぞ!」
そのあとは他愛もない話が続いた。