もしオリジナルキャラクターと版権がクロスオーバーしたら【もしもシリーズ】 作:ゆめみじ18
機械的な音声が個室に響く……。
「やー真帆転戦鳥。ずいぶん強そうなニックネームを名乗るようになったんだな」
「…………」
「でも私の眼は誤魔化せない、……ていうか、ログか。君は今の今まで、その力を。存在を隠してた、何故か? 答えは考えればすぐにわかる、妹を守りたかった。そうだろ? だから隠す必要があった」
「…………」
「私は表側の君に用があって話してるわけじゃない、裏側の君に話をしてるんだ。そう……。……秘十席群に」
「…………」
「天上院姉妹はスパイダーマンを、ピーター・パーカーを推薦した。そりゃあそうだ、実績がある。誰もが認めるスーパーヒーローになった。そう、なったんだ。初めは皆、赤ん坊だ。何が言いたいか解るか?」
「…………」
「黙秘権か? なんか喋ったらどうなんだ、これじゃ私が道化師みたいだぞ」
「…………僕は…………」
ゆっくりと、確実に、悟すように語りかけるAIトニー。
「……君が必要だ、秘十席群(ひじせきぐん)」
秘十席群はここでようやく震えた声を人口AIのトニー・スタークに向け放つ。
「僕じゃ……出来ない。何でだ! 何で真帆転戦鳥じゃない! あの惨めな紙の束か!? 245枚の安っぽいプライドの塊か! それが資格の条件だったんなら……!」
「ふざけんなか?」
「…………ふざけんな……」
泣き崩れる、秘十席群。死んでいったトニーからのメッセージに。どうしようもない憤りを感じる。
「大いなる力には大いなる責任が伴う」
その言葉にハっとなる秘十席群。
「だが、この言葉はお前には相応しくない。こんな名言は、ただのタイム泥棒だ。ネットで言ったら炎上するだろう」
「君には君に合う、最適な言葉がある」
「……なんだよ、それ……」
「『君の手は私が必ず取る』……君が言った言葉だ、忘れたのか?」
何回巡回したのか解らない言葉が、彼に語り掛けられる。
「僕の……手……」
「ちゃんと記憶しとけよ? 今日からそれが、君の名言になるんだ。タイム泥棒したくなるぐらいにな」
「……何だよそれ、こんなの卑怯だ」
「さぁ行け。秘十席群! 今日から君が、アイアンマンだ」
これだけでもう何も必要なかった、それだけでもう彼は立ち上がり。歩き続けることができた。
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キャプション編集中。文字埋めです。何とかして文字数を埋めなければいけないけど、時間がないので追加エピソードがまだ書けてないけど。とりあえず掲載したいので文字数を稼ぎまくる文字数。いやっふう、いやっは! ヒュウイゴー!!!!