歪みの戦士達   作:龍蟹

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女子校と男子と金

金side

 

……暇。物凄く暇。

この世界に来てから数ヶ月、私はある高校へ入学している。

その高校というのが『IS学園』と言う場所に入学している。

まず、『IS』とはなんなのか。

『IS』、通称『インフィニット・ストラトス』呼ばれている。意味は『無限の成層圏』と言うらしいが私はどうでもいい。

だって今ISは兵器として使われる事が多い。

今はスポーツ用となってはいるけどテロリストとかはそうじゃない。

まぁ……そのテロリストの一部はアナザー電王が潰したらしいけど。

このISは本来なら宇宙へ行くために造られたものだけど日本にありえない数のミサイルが撃たれたらしい。

それを撃墜したのが原点のIS『白騎士』。

その白騎士の圧倒的な力でミサイルを壊したらしい。

けど、ISにはある欠点がある。

それは『女性しか動かせない事』。

それ以来世界には『女尊男卑』という風潮が流れ始めた。

女性達(と言っても一部の女性は違う)は「女性こそが至高」「男性は女性の奴隷であるべき」と巫山戯た考えを持った女性(クズ)共が増えていっているらしいがな…。

おっといけない口調が。

まぁ、その後政府がアラスカ条約とやらを作ってISの兵器として扱う事を禁止しているみたいだけど。

けどそれでもアラスカ条約を無視する輩がいるけど。

そんなこんなで今では『モンド・グロッソ』というIS専用のスポーツ大会が開かれて、更にはISの操縦者を育てる学校を設立した。それがここ、『IS学園』。言わば女子校。

しかし、世界中を驚愕させる出来事が冬頃に起こった。

それは、『世界初の男性IS操縦者』が現れた事。

今、教室の先頭の真ん中に座っているのがその世界初のIS操縦者、『織斑一夏』。

現在、カチンコチンというぐらいに物凄く緊張してる。

女子校に男一人ってきついからね。

私は興味無いので窓の外を見ている。

いわば、物凄い暇。

 

「……面白いことないかなぁ……。」

 

一夏side

 

キツい……。何がキツイって視線がだよ!

今俺の周りには女子しかいない。

そして、俺の背中に視線が刺さる。

もう一度言う。キツい。

どうにかならないかと横を見れば見知った顔があった。

黒髪にポニーテールの大和撫子のような雰囲気。

間違いない、箒だ。

 

「(助けてくれ!箒!)」

 

そう視線で伝えるが。

 

「…………」フイッ

 

なんでだよ!?

幼馴染だろ!?

どうにかならないかと再び視線を後ろなどに目線を向ける。

 

「…………。」

 

なんか一番後ろにいるツインテールの娘が俺に興味なさげに視線を外に向けてるんだけど。

なんで興味無いんだよ。いや、それはそれで困るけど。

くそっ!どうにかなんねぇのか。

そう俺が悩んでいると。

 

【ガラッ】

 

扉を開ける音がして視線をそちらに向けると、教師らしき人物が入って来た。

その人は教壇に立つと自己紹介を始めた。

 

「皆さん、おはようございます。私は一年一組の担任、『山田真耶』と言います。よろしくお願いします。」

「よろしくお願いしま〜す。」

 

…なんか、回文みたいな名前だな、この人。

というかなんか見た目が中学生が無理矢理大人の服を着たって感じなんだけど。

ってか返事したの一人だけ!?

先生は返事が一人だけなのか若干涙目になってる。

 

「そ、それじゃあ自己紹介を始めますね。」

「は~い。」

『…………。』

「うぅ……。」

 

頼むから返事して上げろよ!ってかまた一人だけだし!俺も声出せねぇんだけど……。

てか自己紹介って何をいえばいいんだ?

箒は助けてくれそうにないし、周りの視線が痛いし。

 

「……ら君?織斑君!」

「は、はい!」

 

突然の呼びかけに俺は思わず立ち上がってしまった。

 

「ごめんね大声出して。『あ』から始まって今『お』なんだよね。自己紹介してくれないかな? 駄目かな?」

「いや、あの………そんなに謝らなくても…………」

 

ってかもう順番来てたのかよ!?

俺は気を取り直して後ろを向く。

……やはり視線がキツイ。

だが、自己紹介くらいしっかりしないと!

 

「織斑一夏です!よろしくお願いします!」

 

俺はできるだけ大声で自分の名前を告げるが、無反応。

な、なんか期待の目が向けられてるんだけど…。

 

「い、以上です!」

 

ガタガタガタッ

 

あ、あれ?おれ、なんか間違えた?

箒とツインテールの娘を除いた女子がコントみたいにコケてんだけど。

 

「お前はまともに自己紹介もできんのか。」

 

パァァン

 

「いってぇ!?」

 

なんか頭に物凄い攻撃が来たんだけど!?

俺が振り返るとそこには見知った顔がいた。いや、見知ったなんてものじゃない。何せその人物は俺の肉親の姉なんだから。

 

「げぇ!?関羽!?」

「誰が三国志の英雄か、馬鹿者」

 

パァァン

 

いってぇ!?またかよ!?

俺が頭を抑えてる間にその人物は山田先生と話し始める。

話が終わると教壇に立ち自己紹介を始めた。

 

「諸君、私が織斑千冬だ。君達新人を、一年で使い物になる操縦者に育てるのが仕事だ。私の言うことはよく聞き、よく理解しろ。出来ない者には出来るまで指導してやる。私の仕事は、弱冠15歳を16歳までに鍛え抜くことだ。逆らってもいいが、私の言うことは聞け。いいな?」

 

いや、どこの軍人だよ、それ……。

 

パァァン

 

「いってぇ!?なんでだよ!?」

「お前が余計なことを考えたからだ。」

 

いや、ニュー〇イプかエスパーかよ!?

 

 

千冬side

 

自己紹介を終えると黄色い歓声が響く。

………毎年、よくもこれだけの馬鹿者が集まるものだ。

私は思わずそれを声に出してしまったが帰ってくるのは相変わらずの黄色い歓声。

何だこの教室は、Mっ気のあるヤツらばかりなのか?

そう思って視線を教室の後ろ側を見るとつまらなそうにしている生徒が一人いる。

私はその女子生徒に向かって歩いていき、出席簿を振り下ろすが。

 

バァァァァァン

 

「な!?」

「えっ?きゃあ!」

 

出席簿は手刀で跳ね返され、遠くの女子生徒に当たりそうになる。

何かを呟いていた女子生徒はつまらなそうに視線を向けると。

 

「体罰は良くないですよ?千冬せんせー。」

 

そんな呑気な声で視線を外に向けるとまた何かを呟き始めた。

……自慢ではないが私の身体能力はオーバースペックだ。

それなのに目の前の女子生徒は何も問題無く弾き返した。

 

「あ、あの……。織斑先生。出席簿……。」

「あぁ、ありがとう。」

 

私は少し呆然としながら元の場所へと戻り自己紹介を再開させた。

そして、いよいよ例の弾き返した女子生徒の番になった。

女子生徒は呼ばれたのに気づくとゆっくりと立ち上がり、視線を前に……いや。

“なぜか私を見て”自己紹介を始めた。

 

「私は龍蟹金だよ。現在暇で~す。小柄で中学生に見えちゃうかもだけどよろしくね。自己紹介ちゃんと出来なくてごめんね。」

 

女子生徒、『龍蟹金』は自己紹介をすると私に向けてニッコリと笑った。

だが、私は思わず構えてしまった。

嫌な気配を纏ってる。それも、あの“天災”並に。いや、それ以上に。

 

「あ、後料理は苦手だよ?下手したら物体Xができちゃうくらいに。」

 

最後のはいらん。

 

 

金side

 

あれから時は流れても私は相変わらず暇。

もうほとんどが月の夢やアナザー電王が教えてくれたことばかりで正直言ってつまらない。

教室では一夏君がISの参考書を電話帳と間違えて捨ててしまったという事が発覚したり、金髪縦ロール『セシリア・オルコット』が一夏君に絡んだりとあったが、私は全くもって興味が無い。

 

「それではこの時間は、実戦で使用する各種装備の特性について説明する前に、再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めないといけない」

 

そんな会話が聞こえてくる。

曰く、生徒会の開く会議や委員会への出席等、言わばクラス長を決めるという話。曰く、一度決まると一年間変更はないからそのつもりで。自薦他薦は問わないという話だった。

うん、興味無い(即決)。

 

「織斑君がいいと思います!」

「私も!」

 

…なんで?

まさか、男だからという理由で決めたんじゃ……。

うん、決めてる。

 

(……織斑一夏も不幸だね。)

 

私は心の中で思う。

他の女子生徒が一夏君を推薦して行くと突如、ヒステリックな叫び声が聞こえた。

視線を向ければ先程一夏君に絡んできたセシリアちゃんが立ち上がってた。

その後、日本を島国と罵倒などをし始めた。

……一応、ISを開発したのは日本人の『篠ノ之束』なんだけどなぁ。

 

「イギリスだって大してお国自慢ないだろ。」

「なっ!?」

 

……馬鹿なの?下手したら国際問題だよ?いや、もうなってるか。

私は再び視線を外に向けると。

 

「“決闘”ですわ!」

「おう。良いぜ。四の五の言うより分かりやすい」

 

……“決闘”?

今……決闘って言った?

つまり、戦うって事だよね?

なら、参加せざるを得ない。

 

「千冬せんせー。」

「織斑先生だ。……なんだ龍蟹。」

 

千冬先生は何かを警戒して問いかける。

まぁ、私のせいなんだけどね。

 

「私もその“決闘”に参加してもいいですか?」

「…………………………良いだろう。お前の専用機のデータを取りたかった所だ。」

 

千冬先生が私が専用機持ちだということを告げると教室はざわめき始めた。

まぁ、ISに使われる『ISコア』が少ないから仕方ないよね。

…アナザー電王が見つけたらしいけど。

 

「あら?貴方も専用機をお持ちで?」

「そだよ〜。」

「まぁなんにしても私が勝つのは確定のことですわ!」

「うわぁ……。」

 

私が専用機を持っている事に肯定するとセシリアちゃんが高らかに勝ち誇っていた。……まだ勝負決まってないけど……。

 

「えっとぉ……いつにしますか?千冬先生。」

「織斑先生だ。……まぁ来週の月曜日月曜日に代表決定戦を行う。いいな?」

「あぁ。」

「わかりましたわ。」

「了解〜。」

 

千冬先生の言葉に私、一夏君、セシリアちゃんは返事をした。

来週が楽しみだなぁ……。あ、そうだ。

 

「セシリアちゃんセシリアちゃん。」

「なんですn

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RULER OF THE WORLD

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【ガガガガガガガガガガガガガガガガッ!】

 

『!!??』

 

私はセシリアちゃんの周りにありったけのナイフを投げつけた(・・・・・・・・・・・・・・・)

私は未だに大量にあるナイフを見せびらかすようにしてセシリアちゃんに向けて言った。

 

「あんまり調子に乗ってると痛い目みんぞ。」

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RULER OF THE WORLD

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私はそう言うとナイフを回収(・・・・・・)して席に座った。

 

(面白くなりそう♪)

 

千冬side

 

私は何が起こったのかまるで分からなかった。

オルコットが最後まで言いきる前に突如として大量のナイフが現れ突き刺さった。

そして気づけば既にナイフを回収していた。

 

(一体何者だ?龍蟹金。)




金の力の一端を味わってもらいました

さて金は何をしたのか?
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