FREE・A・LIVE [フリー・ア・ライブ] ≪α<アルファ>版≫   作:世界の破壊者Lostblankシドー

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よしのん『ヒャッハー今日はハルちゃんの誕生日だよ~』
四糸乃「おめでとうございます....!」
作者[おめでとーう!]
四糸乃「そういえば、今回真琴さんたちは大会には行けるんですか?」
作者[そりゃあ見ている方にはお約束....ゲフンゲフン]


作者[それではなんやかんやざっくり....省略してしまうが行きましょう!」

On your mark? Ready go!


逆襲のメドレー

「ョッシャアァァァァ」

 

種目のfrで士道と凛は勝負で泳ぎきった

そして、凛は勝利の喜びを叫びあげた、

 

士道は凛に追い抜くことも出来ず二位になった

 

「嘘....」

 

「士道が負けた」

 

目の前の光景に驚きを隠せずにいた真琴たち

 

「シドー....」

 

プールから上がった凛は士道を見下ろし爽やかな顔になり

士道は息は荒く凛を見上げる

二人の格差を他の水泳選手には分からなかった

 

「士道!俺の勝ちだ!これでもうお前と泳ぐことはねぇ」

 

「....ぇ」

 

「二度とな」

 

「っ........」

 

耳に残る感覚を感じ、驚きのあまりに見えている光景は深い深海のように真っ暗に染まった。

 

士道たちが泳ぎきった選手たちはプールに上がりシャワーを浴びに行った。

 

frの出場者はスタートの音と共に飛び込んで行ったなか

佐々部コーチは來禅高校が座っている席まで遅れてきた

 

「....」

 

「なぁ、凛祢先ほどのことだが....」

 

「どうしたの十香ちゃん」

 

「何故、凛が勝つと何故分かったのだ」

 

「それは....」

 

「おぉ~いたいたわり遅刻してしまった~」

 

「佐々部コーチ....」

「何していたの!?遅いよごろうちゃん!」

 

「先日はどうもありがとうございました今日もお仕事あるのにわざわざ応援に」

 

「そうだ、皆暑いから水分補給しないとちょっと自動販売機行ってくるね」

 

「あっはい....ありがとうございます....」

 

「あぁいえ....やっぱり前に何処かあったような....」

「いえ....そんなことは」

 

「もう!こんなところまで来て女の人口説かない!」

「口説いてねっ!」

 

「士道先輩のfrはもう終わりましたよ」

 

「あちゃぁ~予選みられなかったかぁ~」

士道の泳ぎを見れなかったことに多少後悔していたが彼の中で士道の泳ぎを予想していたのか

「でもまぁ決勝見なれればいっか」と勝っていた創造はしていたようだが、『っ!』皆は

 

「あれ?どうしたお前たち?」

 

「........」

 

「決勝はありません」

 

「えっ?」

 

「士道は予選で」

 

「負けたのか....っ!?」

 

「........」

 

 

 

「........」

 

 

「(勝ち負けなんて.......どうでもよかったはずだ........アイツと....アイツと戦えば自由になれるはずじゃなかったのか........俺は)」

 

 

 

「....ブハッ....」

 

ベンチに座ってボトルのスポーツドリンクを飲み干す凛は顔色はスッキリしていた。そんな時

 

「松岡センパ~イ」

 

「んッ?」

 

愛一郎がまるで子犬のように駆け寄って来てきた

 

「やりましたね!決勝進出!それに五河さんに勝ったし!」

「フッ....まぁなお前も頑張れ」

「はい!」

嬉しさのあまり凛を置いてって鮫柄のメンバーたちがいる席に戻っていった。

 

「お疲れさま、凛」

 

「んッ?....凛祢!?」

 

「久しぶり、スゴく早かったね」

凛祢は凛の隣の席に座り少し距離感を押さえながら二人は会話を続けた

 

「おっ....おう....てかお前何時から日本に?」

 

「つい最近だよ」

 

「そうか....」

 

先ほどの士道に勝った表情から少し暗い表情に戻り凛はベンチに立ち上がった

 

「もう、そろそろ行く感じ?」

 

「あぁ、じゃあな」

 

「うん、またね」

 

二人は短い会話だったが離れていった凛を遠く離れていくまで見届けていた

 

その頃

鮫柄の一人の水泳選手は他の高校選手を追い越すほどの泳ぎを見せたことで一位を勝ち取っていた。

『ただいま第四コース泳いだ御子柴くん大会新記録です。』

「シャー!」

プール場の光景を見た来禅は驚きを隠せなかった

交流会でも顔は知っても彼のスゴさを知らなかった渚たちは声を漏らした

「今御子柴って....!?」

「あっ!?鮫柄の部長!?」

「ただの熱い人かと思ったら実はスゴい人だったんだ....ねぇ江ちゃん」

 

「うっうん....」

 

「お待たせぇ~」

 

「あっお帰り」

 

「はい、皆」

 

「ありがとう凛祢先輩」

「おぉ助かる」

「ありがとう、園神さん」

 

凛祢が飲み物を配ってる中怜は腕時計をチラチラ見ていた

 

「........」

「むぅ....遅い....」

「どうした!?」

 

「シドー戻って来てないのだ」

「えぇ、こんなにも時間かかるなんておかしすぎます」

「シャワー浴びてるんじゃないかな?」

 

「それにしては時間かかりすぎなような....」

 

気にする怜の話に同じ考えを持つ

 

「確かに試合してから二十三分四十五秒からずっと戻らない」

 

「お姉ちゃん....細かい記録力だね....」

 

「私見に行くぞ!?」

 

「僕もいきます!?」

 

「あっちょっ十香ちゃん怜!?待て」

 

「マコちゃんレイちゃん!?十香ちゃん!?」

 

「千代紙あとはお願い」

 

「えっ!?お姉ちゃんも!?」

 

「待てって十香ちゃん!?怜!」

 

「........」

「........仕方がないわそういう世界なのよ」

「違うんです....」

「えっ?」

「私見たかったんですお兄ちゃんと士道先輩が一緒に泳ぐところ....」

 

ハッキリしない気持ちでいた江には引っかかって何も言い出せずにいた

 

「でも何か違う気がして....」

 

 

 

「待てって三人とも!」

 

「むぅ!何故だ」

「何故止めるんですか!?」

「いや、だから」

「三人とりあえず落ち着いてって....折紙ちゃん行っちゃう!?」

 

止まることをしない折紙に止めることが出来なかった。

 

「なっ鳶一折紙待つのだって....行ってしまった....」

 

「士道先輩が心配じゃないんですか!?....っ!」

 

「「「っ!」」」

 

「リンちゃん!?」

 

「っ!お前ら....そういや....お前らも泳ぐんだったんだな....」

 

「ね、ねぇリンちゃんシーちゃん見なかったかな?シーちゃん戻ってなくて....」

 

「........フッそれ程俺に負けてショックだったんだのか....勝ち負けには拘らねぇ....タイム何て興味ねぇとか言っていたくせに」

 

「........勝ち負けじゃない何か別の理由があったんじゃ....」

 

「っあぁん?水泳に勝ち負け以外に何があるんだ!」

 

「あるよ、少なくとも士道にはあると思っていただから凛との勝負に挑んだ。」

 

「でも、最初に教えてくれたのは凛。お前だろ?小学校の時のあのリレーあの時お前が、」

「知るかよ!とにかく俺は士道に勝ったそれだけだ」

 

「リレーって....真琴先輩たちは昔、あの人と一緒にリレーを泳いだんですか?」

 

「言ってなかったけ?」

 

「色々あったしか聞いてませんよ!?そんな仲なら何故!?」

 

「まぁまぁレイちゃん落ち着いて!?シーちゃん探さなきゃ」

 

「いや、今はそっとして欲しいしておこう....士道の事だから今は誰とも話たくないと思うんだ」

 

「「っ!」」

 

「それにもうすぐ俺たちの試合が始まる。今は自分の事を精一杯頑張ろう」

 

「うん」「はい」

 

「十香ちゃん」

 

「........」

 

「十香ちゃん!」

 

「っ!?なっなんだ!?」

 

「お願いをしたいんだけどいいかな」

 

「うむ任せろそれで何をすればいいのだ?」

 

「とりあえず、士道を見つけたら遠くから見守って欲しい」

 

「うむ、分かったぞ」

 

真琴たちと別行動を始めた十香はしばらく歩き回った。

(シドーはどこに行ったのだ....)

しばらく回って休憩室まで歩いていったそして

「(いたぞ....)」

 

「........」

ポツンと座っていた士道はボーッと自動販売機を見ていた。

 

真琴たちは十香と別行動で江たちが座っている席まで戻っていった

「士道はどうしたんだ?」

三人に質問し始めた佐々部コーチは三人がちぐはぐ答えになりかけたが

「あぁちょっと見つからなくて」

 

「まったく何やってんだアイツはもうすぐ真琴が泳ぐッというのに」

呆れたことしか言えない気持ちでいっぱいだった佐々部

それを見かねて我慢ならなかった渚

「ん........やっぱり!呼んでくる僕たちの泳ぐところシーちゃんにも見てて欲しいから!」

 

「あっ渚くんッ!?」

 

 

 

「シドーここにいたのか」

 

「........」

 

「もう、真琴が泳いでるかもせれんぞ」

 

「俺はいい十香たちが応援していけばいいだろ」

 

「シドー....それでは真琴たちの力には足りないぞ」

 

「........」

 

「あっいたいた!」

 

「渚!」

 

「もう始まってるのか!」

 

「うんマコちゃんの試合が始まっちゃうからシーちゃん行こう!」

 

「俺はいい」

 

「良くないよ!?」

 

「そうだシドー私たちはお前が必要なんだ」

 

「ちょっ!?」

 

 

「行くぞ渚無理矢理でも連れてくぞ」

 

「マコちゃん待ってってね!」

 

「っ!」

 

 

 

 

「イッケーイケイケイケイケイケ真琴!」

 

「「「「「イッケーイケイケイケイケ真琴!!!!」」」」」

 

「オッセーオセオセオセオセオセ真琴!」

「「「「「オッセーオセオセオセオセ真琴」」」」」

 

「声が小させ!もっと腹から絞り出せ特に怜!恥ずかしがってんじゃねぇ!」

 

「っはぃぃ!!」

 

「ファイトーファイトファイトファイトファイト真琴!」

「「「「「ファイトーファイトファイトファイトファイト真琴」」」」」

 

 

「イッケーイケイケ!!!」

「「「「「イケイケ!!!!!!」」」」」

「イケイケ!!!」

「「「「「イケイケ!!!」」」」」

「イケ!!!!」

「「「「「「イケ!!!」」」」」」

「イケ!!!」

「「「「「「イケ!!!」」」」」」

「「「「「「イケイケ真琴!!!」」」」」」」

「オーセイッ!!!」

「「「「「「「オセオセ」」」」」」」

 

「「「「「「「「ソーレッ」」」」」」」」

 

「ラストラストラストラスト」

「「「「「「「ラストラストラストラスト」」」」」」」」

「ラストラストラストラスト」

「「「「「「「ラストラストラストラスト」」」」」」」」

「ラストラストラストラスト」

「「「「「「「ラストラストラストラスト」」」」」」」」

「ラストラストラストラスト」

「「「「「「「ラストラストラストラスト」」」」」」」」

 

「「「「「オッケーイ」」」」」

 

「ぁぁマコちゃん惜しい優勝タイムまでギリギリ届かない」

 

「後もうちょっとで決勝行けたのに!?」

 

「よ~し次は僕の番!」

 

「うむ!頼んだぞ渚」

 

「おう!決まってこい!」

 

「ブハァ....はぁはぁはぁ....」

 

「........」

 

 

「よーい」

 

『セェェイ!!!』

 

「イッケーイケイケイケイケイケイケ渚!」

「「「「「「イッケーイケイケイケイケ渚!」」」」」」

「オッセーオセオセオセオセ渚!」

「「「「「「オッセーオセオセオセオセ渚!」」」」」」」

 

 

 

「............」

 

『士道はあると思っていた。だから凛との勝負を挑んだ。それを最初に教えたのは凛お前だろ?』

 

「........」

 

 

 

「くぅ~駄目だった!」

 

「惜しかったな~」

 

「だが最後の追い上げスゴかったぞ!」

 

「いよいよ僕の出番ですね」

 

「レイちゃん大丈夫?」

 

「任せてくださいこう見えて本番には強いですから」

 

「「「おぉ~」」」

 

「では、任せたぞ怜」

 

「はい、見せましょう僕の美しい泳ぎを!」

 

 

「よーい」

 

『セェェイ!!!』

 

 

「おぉ~完璧なフォームじゃないか!」

 

「あれ?何かが可笑しいです....」

 

「確かに怜くんゴーグルが」

 

「「あっずれてる(ぞ)!?」」

 

「ありゃ~」

 

「飛び込んだ時にずれたんだ....っ!?」

 

「イッケーイケイケイケイケ怜!!!」

「「「「「「イッケーイケイケイケイケ怜」」」」」」

 

「オッセーオセオセオセオセ怜!!!」

「「「「「「オッセーオセオセオセオセ怜」」」」」」

 

「ファイトーファイトファイトファイトファイトファイト怜」

「「「「「「ファイトーファイトファイトファイトファイトファイトファイト怜」」」」」」

 

 

「........」

 

「イーケイケ」

「「「「「イーケイケ」」」」」

 

「イーケイケ」

「「「「「イーケイケ」」」」」

 

「イケ!」

「「「「「イケ!」」」」」」

 

「イケ」

「「「「「イケ」」」」」」

 

「「「「「「イケイケ怜!!!」」」」」」」

 

結果は惜しくも地方大会に行けるメンバーは一人もいない状態で彼らの個人メドレーは幕を閉じる形に終えた。

悔し涙さえ流すことを我慢し"三人"は応援に来てくれた人たちと共に駐車場前に並んでたっていた。

 

「すみません....完全に僕の力不足でした。」

初めての大会に優勝できず落ち込んでいた怜

「そんなことないわよ」天方先生には励ましの言葉に

「自己記録更新したし大したものだわ」皆の自己記録を誉めていた。

凛祢も彼らの努力を誇らしい物と誉めていた

「そうだよ皆スゴい成果出したと私は思うよ」

渚は初出場の怜の失敗と思える物と見つけたことを苦笑になりながら励ました。

「ゴーグルさえズレてなきゃ優勝できたかも」

「いえ....流石にそこまでは....」

 

「まぁ何れにせよ皆良く頑張ったわ~ホントにお疲れさま」

 

「やりきったって....感じだよね」

 

「あぁ、また別の大会目指して頑張ろう」

 

「あら、五河くんは?」

 

「あっ....」

皆の表情は少し重い表情になったが千代紙はなんとなく頭に出てきた言葉で誤魔化した

「五河くんは先に帰っちゃって」

 

「あぁなんか気分悪くなったから帰るって....]

 

「そう....それなら仕方がないわね松岡さんあとは」

天方先生は彼女に何を告げていくのか江は思いだし「っ....はい」返事を返した。

「それじゃあ私もこれで失礼するから」

そう言って車を出して生徒と解散した。

「俺も久しぶり燃えさせてもらったぜお疲れじゃあな!」

佐々部コーチはピザ屋のバイクで乗ってきたことを見届けたあと渚は呟いた。

「あれに乗ってきたの」

「仕事大丈夫なのかな」

 

「それじゃあ、私たちも帰るね」

 

「あれ?折紙ちゃんは?」

「多分先に帰ってると思うからハハハ」

千代紙は苦笑いしつつ水泳部のメンバーと解散していった。

「それじゃあ、私も皆じゃあね」

「あっうんありがとう」

凛祢も手を降りながら解散していった。

 

夕日に当たる三人は

「終わっちゃったね....」

「あぁ」

「でもやっぱり僕たちも地方大会....行きたかったです」

「あれだけ頑張って練習してきたんだから誰か一人くらい行けるかと思ったんだけど....現実は厳しかったか」

落ち込むどころかほのかに心の火を灯された怜は感動していた。

「水泳は奥が深いです。やはり理論だけでは勝てない燃えてきました」

「まぁ、今さら燃えてもしょうがないよね」

しかし、三人は大会が終わった気持ちだったのに関わらず江は何か言いたげな表情だった。

「....いえ、しょうがなくはありません」

 

『えっ?』

 

「まだ明日があります!大会二日目が!」

江の発言で渚には自信の種目はやりとげたことを「だって僕たちのエントリー種目は今日で全部終わっちゃったんだよ」と終わったことを分かっていた。

彼らは他の種目にはエントリーせずにいたのであった。

真琴は今日の大会には種目を個人であることを記憶にはあった。

「んっ....二日目は確か....個人メドレーとあとはリレー....あっ江ちゃんまさか!?」しかし彼女が強い意思で三人に告げていたことに何か引っかかっていた。

「ごめんなさい!皆さんに内緒で!メドレーリレーエントリーしていました!」

彼女の隠していたことを三人は息を合わした化のように

「「「えっ~!?」」」と驚きはハモっていた。

 

「先生には言ってあったんだけど」

 

「それじゃあもし、リレーに勝てば」

「地方大会に出られます」

 

「!」

 

「無茶だよ!?急にそんなこと言われても....俺たち、リレーの練習なんて何もしてこなかったし」

「どうしてもっと早く言ってくれなかったの」

二人はリレーの練習していなかったことを現実的に考えが分かっていた。

「だって....士道先輩リレーが気が進まないみたいだったし....」

 

「やりましょう」

「えっ!?」「うわッレイちゃん!?」

「これは僕たちの最後のチャンスなんです!例え練習してなくても....やってみる価値はある!」

 

「「うん」」

 

「はぁはぁはぁ」

 

三人の心は塊

夕焼けが沈む頃には五河家に駆け込んでいた。

 

「おぉ!?なんなのだ!?」

突然のドアの開いて聞きに行く真琴たちに驚きを隠せずにいられなかった琴里

「士道先輩いますか!」

「?急にどうしたののだ」

怜が質問しているなか皆一人一人別の方向に行き士道を探した。

「お邪魔します!」

「あっちょっと!?」

「二階にはいないよ!」

「お風呂にもいません!」

 

「だから勝手に人んちに....」

 

「今は!?お兄ちゃんはまだ帰ってないぞ!?」

 

 

「........っ!」

 

「士道....」

 

「帰ってくるまで待ちましょう」

 

「シーちゃんリレー出てくれるかな....」

 

その頃、十香は別行動した士道を探していた。

「おーいシドー!」

「何処にも見つからないよ!五河くん」

十香と一緒に千代紙も士道を探していたが彼が何処にいるのか見つからなかった。

 

二人は真琴たちからメールが来て士道を探して欲しいと文章短めだったが出来る限り十香は頼れる千代紙に真琴たちのメールを送られた文を送った。

 

「いや、きっと見つける」

 

「あらあら、こんな暗い時間に何をやってらっしゃるのですか」

 

「この声は!?、狂三ではないか!?」

 

「時崎さんは何をしているんですか」

 

「さきさんとお勉強をなさっていたのですわ」

 

「........」

 

「何を見ているのです?....」

 

狂三のカバンから猫じゃらしが飛び出していたためじっと直視していた十香たちの見ている位置をたどり狂三は

「なっ!?//これはその....」慌ててカバンをぎっと抱き締めて隠し始めた。

 

「とりあえず狂三さんが入れれば探せる力は百人力だと思います!」

 

「なっ!?なぜ私も一緒に」

 

「狂三頼む今は時間の流暢はないのだ!」

 

 

 

 

(結局....俺は何をしたかったんだ....)

 

(俺はどうしていたかったんだ....)

 

 

(俺は....何のために)

 

 

 

「帰ってこない....」

 

「どこ行っちゃったんだろ....」

 

「まさか....」

 

「ってレイちゃん!不吉顔して不吉な事言わないでよ!」

 

「まだ何も言ってません!....でも....」

「大丈夫だよ。士道はそんなに弱くない」

三人に安心させるように励ましの言葉を告げる真琴三人が落ち着いた瞬間渚は閃いた

 

「そうだ!ケータイ!?電話してみればいいんだ!?」

それを聞いた江は驚きを隠せずにいた。

「士道先輩ケータイ持っていたんですか!?」

 

「仮にもし連絡出なかったらどうするんですか!?」

渚はまた思いつきで

「その時は十香ちゃんがいると思うからきっと」と告げた

「そういえば十香先輩士道先輩を見つけたこと連絡が来ていないですね....」

「「........」」

「とにかく十香先輩のケータイでもいいからかけてみましょう」

「はい!そうですね」

 

「よ~し、あっ十香ちゃん」

電話をかけたとたんすぐにかかる声がした

『なんだ!?シドーが戻ってきたか!?』

十香だった

「いや、もし....もしもの士道先輩とあったらお願いしますこのメッセージを伝えてください」

胸を張って告げたことで三人はパァと希望が見えた表情をした。

『うむ!任せろ』

 

「シーちゃん今何処にいるの?」

 

「早く帰ってきてください。皆心配しています。」

 

「士道先輩ごめんない!。私メドレーリレー勝手にエントリーしちゃったんだです!」

 

「そうなんだだからシーちゃん明日皆で泳ごう!」

『うむ、シドーにこの事を伝えればいいのだな任せろ必ず皆の思いを伝えて見せるぞ!』

「僕ならだi....」

「あっ....切られちゃった....」

 

「NOoooo!?」

 

「て言うかさっき十香先輩は私たちの声を録音とかしていましたっけ?」

 

「「........」」

 

「大丈夫だよ~!....多分」

 

「多分じゃないでしょぉぉ」

 

「うるさいぞ!怜ちゃん!」

 

「あっ....ごめんなさい」

 

「琴里ちゃんはお兄さん心配しないの」

 

「むぅ....へ平気なのだ!たとえお兄ちゃんが倒れたとしても必ず立ち上がれるぞ!」

 

「あっシーちゃんのケータイにも掛ければいいんだ!」

 

 

 

 

「........プハッハァハァハァハァ」

 

「やっと見つけたぞシドー」

 

「十香、どうしてここだと」

 

「皆がシドーを待っているぞ」

 

「俺を....」

 

「そうだ、渚たちの言葉をこのケータイで!....しまった!?皆の言葉録音するの忘れてしまった!」

 

「............」

 

「えっと....えっと....そうだ皆がお前とリレェをやりたいと言っていたぞ!」

 

「........リレー....」

 

「そうだこう何かスゴいものなんだろ?」

 

「こうガーと!泳いでバシャバシャバシャと早くうわっ!」

 

「十香っ!?」

 

「すまん....シドォ....助かった....」

 

「....//」

 

「........ん....ひゃっ!?みみみみ見るな!?バカもの!」

 

「すまん....」

 

「むぅ今日はその....許してやってもいいぞ」

 

「....あぁ....//」

 

(そういえば....状況は違えど....昔真琴と一緒に服のまま泳いでいなぁ)

 

「どうしたのだ!?なななぜ潜り始めた」

 

「昔、思い出」

 

「オモイデ....どんな思い出だ?」

 

「十香と....再開する前。真琴と一緒にプルーを泳いだ....」

 

「そうか」

 

「そん時二人で着ていた衣服のまま泳いだ」

 

「なぬ!?シドーたちも服のまま泳いだのか‼️」

 

「あの時は....真琴の勢いで泳いでいた....」

 

「なんだ真琴もそうするのか意外だな!」

 

「確かに、今思えば意外なのかもな」

 

「....ならシドー」

 

「ん?」

 

「みんながシドーを待っている....メドレェリレェを」

 

「........」

 

「さぁ、行くぞシドー」

 

プールから上がる十香から手を差し伸べられて士道は数分程度見上げる状態だった。

そして、手をつかみプールに上がった士道

「むぅそれにしても落っこちてしまったから全身ずぶ濡れになってしまった....//」

シャツを絞る十香にタオルを渡した。

「俺の上着とタオル使ってくれ」

「すまんシドー恩を着る」

身体を拭いていく十香に背中を見せる士道は口に出した。

「俺は分からなくなった」

 

「........」

 

「あの時....凛に負けて....どうしたらいいのか分からなかった....」

 

「....そうか」

 

「だから水に聞いても何も教えてくれなかったいや、聞こえなかった....」

 

「シドー....」

 

「これから俺は....どうしたら....」

 

「私はシドーの....一人で悩むことはよく分かるしかし、答えは一人で解決出来ないのであれば真琴や渚、怜や江琴里や凛祢四糸乃耶倶矢と夕弦も七罪六喰も皆がいる、お前と出会ってきた者が力になってくれる」

 

「十香....ありがとう」

 

「感謝はまだ早いのではないか」

 

「えっ....?」

 

「真琴たちはお前を待っている」

 

「ただいまだ!」

 

「真琴....」

 

「お兄ちゃん....遅かったね....」

 

「琴里」

 

「ケータイにもかからなかったから真琴兄ちゃんはお兄ちゃんのことを待っていたよ」

 

「....すまん....」

 

「ううん構わないよそれにケータイのメッセージ聞いたらどうなの」

 

「ケータイに....」

 

「皆お兄ちゃんに伝えたいことあったけどまとまらずついつい同じ事言っちゃっていたよ」

 

『シーちゃん聴こえる?』

 

「っ!」

 

『今何処にいるの?』

 

『早く帰ってきてください。皆心配しています』

 

『士道先輩ごめんなさい!、私....私メドレーリレー勝手にエントリーしちゃったんです!』

 

『そうなんだ!だからシーちゃん皆と一緒に泳ごうよ!』

『僕なら大丈夫です!明日の朝までに完璧に仕上げられるプランを』

『レイちゃんの失敗フラグもきっとなんとかなるからさ早く』

『失敗とは何ですか!?僕はただ....』

 

「............」

 

「シドー」

 

「お兄ちゃん」

 

「....真琴真琴」

 

「ん~....士....道....」

 

「泳ぐんだろリレー」

 

「えっ........!」

 

パァと明るい顔になった

 

「じゃあ早速みんなに」

「この時間にみんな起きてるとは思わないぞ」

 

「そうか、ならメェルでも送ってやるぞ!」

 

「朝になったら電話しよう!」

 

「うむ!」

 

 

「zzz....はぃもしもし....えっシーちゃんが!?」

 

「泳いでくれるんですね」

 

「よかったぁ天方先生にもすぐに電話します!」

 

「本当に大丈夫?リレーの練習は一度もしてないんでしょ」

 

「分からないんですけど」

 

「やるだけやってみますそれに、俺たちは始めてでもないし」

 

「でも竜ヶ崎くんは....」

 

「渚くんたちまだ来ない」

 

「確か、十香ちゃんが迎えに言ってるって」

 

「ごめん遅れちゃった」

 

「すみません」

 

「まだエントリィは大丈夫か江よ!?]

 

「もう三人とも何していたの!?」

 

「実はな!この二人は」

 

「実は」

 

「僕たちさっきまで学校のプールでリレーの引き継ぎの練習していたんです」

 

「渚や怜のタイムとタイミングをこの私が記録やアドバイスもしたぞ」

 

「まぁ、アドバイスの方は少々理解には苦しかったですが」

 

「むっ?そうだったかすまない」

 

「でもでも!これでレイちゃんの失敗フラグは回避だよ!?」

 

「いつの間に....」

 

「シーちゃん僕ねまた一緒にシーちゃんとリレー出来て嬉しいんだ」

 

「一緒に頑張りましょう」

 

「よーし特訓の成果見せちゃうぞ~」

 

「えぇ、見せるために来たんですから」

 

「フフ、気合い入ってるわね」

 

「さぁ、皆さん頑張って行きましょう」

 

「「「「オー」」」」

 




渚「ねぇねぇ祭りなら何が好き」
怜「ちょっと待ってくださいよ渚くん。なんでいきなりお祭りの話題始めているんですか?せっかくメドレーリレーで盛り上がっているん乃に....」
真琴「そうだなぁ~俺はやっぱイカ焼きやイカスミ焼きそばとかかな?」
渚「イカ焼き食べた~い」
真琴「たこ焼きとかいいよね」
渚「次回[迷いのルーズンアップ]」
怜「何の話しかまるで読めない」
渚「太麺か細麺か迷うなぁ」
怜「まるでよめない....」

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