本来の世界に帰ってきた料理人   作:北方守護

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これは以前に今はサービスを終了した小説サイトecocaで投稿していた物を再投稿した物です。

その時の物を思い出しながら執筆するのでオリジナル要素が多いですが、楽しんでください。

誤字・脱字がやご都合主義があります。


第0話 試験

誰かが言った………

 

見た目はジョッキみたいなビーフジャーキー

 

ビーフジョッキー…があると

 

世はまさにグルメ時代……

 

旨さを求めて探求する時代……

 

たくさんの樹々が生い茂るジャングルの出口で……

 

「ハァハァハァ……やっと捕獲出来ましたね……トリコさん(師匠)

 

「そうだな……今回は獲物を見つけるのが難しかったからな」

短髪黒髪の少年〔武昭〕と青髪の男性〔トリコ〕が話していた。

 

「これで武昭も立派な()()()()()

 

「だからといって捕獲レベル10の馬鰻(うまうなぎ)を1人でだなんてひどいですよ……」

タケアキの背中には馬の頭を持ち体が鰻の生き物〔馬鰻〕が入ったグルメケースが背負われていた。

 

「んあ?そんな事言われても仕方ないだろう、そいつはタケアキが鉄平から頼まれた依頼でもあるんだからよ」

 

「確かに師匠の言う通りですけど……」

タケアキは何人かいる師匠の中の1人〔再生屋 鉄平〕から言われた事を思い出していた。

 

 

とあるレストランでタケアキと鉄平が話していた。

 

「馬鰻……ですか?」

 

「ああ、タケアキも何回か使った事があるから言うけど体糊(たいのり)って知ってるよな?」

 

「はい、あらゆる物をくっつける事が出来る紫色の糊ですよね」

 

「さっすがー 俺が教えただけの事があるな、それでその体糊の原料の一つに馬鰻の粘液があるんだ」

【これはこの小説だけのオリジナル設定です】

 

「それで、こいつは俺からの再生屋としての合格試験みたいな物だ」

 

「じゃあ俺がその馬鰻を捕獲してきたら……再生屋として名乗って良いんですか?」

 

「そうだ……武昭が、俺に弟子入りしてから、それなりに経験は積ましてきたからな。

ここら辺で試験みたいな物をやってみようと考えたんだ」

 

「もし、俺がその依頼を達成出来なかったら……不合格ですか?」

 

「いや、そいつは依頼を終えてからだ、まぁ頑張りな……

そうそう、試験官じゃねぇけど武昭の依頼には()()()に同行してもらうから」

鉄平は代金を払うとレストランを出ていった。

 

それから数日後、武昭はトリコと共に依頼食材の捕獲に向かった。

 

 

「……いっ……おいっ!」

 

「うわっ!師匠!?どうしたんですか!?」

 

「それはコッチのセリフだぜ声を掛けても何も返事がなかったからだ」

 

「あっ、すみません。今、鉄平さんの事を思い出していたんです」

 

「そうか、じゃあ戻ってソイツを料理してもらうぞ!」

 

「はい!分かりました!!」

トリコと武昭は捕獲を終えると、そのままある場所に向かった。

 

 

トリコと武昭が来たのは巨大なホテルの97階にあるレストラン〔ホテルグルメ〕に来ていた。

 

「おーい!小松ー!居るかー!」

トリコが声をかけると厨房の方からコック服を着たレストランの調理長〔小松〕が出てきた。

 

「トリコさん、それに武昭君も、今日はどうしたんですか?」

 

「あぁ、実はよ武昭がコイツを捕獲してきたから調理して欲しいんだ、ほら武昭」

武昭はトリコに促されるとグルメケースを小松に渡した。

 

「これは……馬鰻ですね、僕も久しぶりに見ました、それでどうしてこれを?」

 

「はい、実は……」

武昭は小松にいままでの経緯を話した。

 

「なるほど……それで武昭君が馬鰻を捕獲して来たんですね……

じゃあ今から調理をするのでトリコさんは座って待ってて下さい、武昭君は手伝ってくれるかな?」

 

「おぉ、分かったぜ小松!旨い奴を頼むぜ!!(ジュルリ)」

 

「えっ!?小松さん(師匠)!!俺は馬鰻を調理した事無いんですよ!?」

 

「大丈夫だよ、僕が教えてあげるから、じゃあ行こう」

武昭は小松に連れられて調理場に向かった。

 

時間が経って……

 

「トリコさん!お待たせしました!!馬鰻丼と櫃まぶしです!!」

小松はトリコの前に馬鰻の料理を置いた。

 

「オォーッ!タレの焦げた匂いが漂ってくるぜぇー(ダバーッ)

ん?そういや小松、武昭はまだ出来ないのか?」

 

「少し苦戦してたみたいですよ、けど武昭君なら大丈夫ですよ」

 

「あぁ、小松の言う通りだ、俺は冷めない内にこれを食べるぜ!

この世の全ての食材に感謝を込めていただきます!ウンメェー!!」

とトリコが料理を食べ始める少し前、調理場では武昭が悩んでいた。

 

「うーん……馬鰻は師匠に教わって捌けたけど、どうするかだな……」

 

(馬肉だったら刺身が出来るんだけど、鰻は血に毒があるから生食出来ないんだったな……)

 

「師匠は調理場にあるものは自由に使って良いって言ってたけど……あっ!そうだ!!」

武昭は何かを思いつくと貯蔵庫に向かって何かを探し始めた。

 

しばらくして武昭がワゴンにクロッシュをかぶせた料理をのせてトリコの所に来た。

 

「トリコ師匠!お待たせしました!!」

 

「おっ!やっと出来たのか!待ち侘びたぜ!!」

 

「小松師匠、調理場に合った食材を使わせてもらいました」

 

「うん、僕が使っていいって言ったんだから気にしないで」

 

「それよりも早く食べさせてくれっ!」

 

「じゃあ行きます!これが俺の作った料理です!!」

武昭がクロッシュを取るとロール状のキャベツに赤と黄色のソースが掛かった料理が出てきた。

 

「武昭君、これはロールキャベツかな?」

 

「はい!()()()()を中に入れてビーツとターメリックのソースを掛けた物です」

 

「おいおい武昭、お前知らないのか?馬鰻の血には毒があるんだぞ?」

 

「トリコ師匠、俺がそんな事知らないとでも思ったんですか?」

 

「ふーん、どうやら何か細工がしてあるみたいだな、まぁ食べてみたら分かるか」

トリコは武昭の料理を食べた。

 

「オォッ!初めて生で食べたけどこんなに旨ぇなんて思わなかった!!」

 

「武昭君、僕にも少し貰えるかな?」

 

「はい、量はあるから良いですよ、どうぞ」

小松は料理を一口食べると確かめるようにしていた。

 

「なるほど……捌く時に出来るだけ血抜きをしたんだね、それに、このソースも良い工夫だよ」

 

「んあ?どう言う事だ小松」

 

「ソースに使われているターメリックとビーツはデトックス食材と言われてるんですよ」

 

「デトックス……つまり解毒作用があるって事か」

 

「さすが小松師匠、これでも俺は再生屋でもあるんで、そう言う事も教わってるんです」

 

「そうか……武昭、お前も頑張ったな、なぁ小松」

 

「はい、トリコさん……武昭君、これで()()()()()()()()()()()()

 

「え?トリコ師匠、小松師匠、試験てどう言う事ですか?」

 

「そいつは俺から話すぜ」

武昭が軽く混乱してると鉄平がレストランに入ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




クロッシュとはパーティーとかで料理の上にかぶせてある金属製で半円状の物です。

一応、この小説内ではトリコはコミック最終巻後の設定

食戟のソーマは原作開始の2~3年前の設定になってます。
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