何とか船を手に入れた武昭は目的地に向かっていたが……
「いやー船が手に入って良かったな」モグモグ
「それに、かなりの大きさの船よ」
「そうっすね……20tクラスっすからね」
「けど、武昭ってまだ食べるのか?」
皆は船室で話していたが武昭は食事をしていた。
「んあ?あぁ、腹が減ったからな、皆も食べるなら構わないぞ」ムシャムシャ
「いや……見てるだけで腹がいっぱいだぜ……」
「リョウ君の言う通りよ……」
「けど、それだけ食べるから、そんなに図体がデカいんだろうな……」
竜胆の言葉にリョウとアリスは納得していた。
「フゥ……とりあえずはこれ位にしておくか……」
「これ位って……皿の数だけでも数十人前は食べてるぞ……」
「さてと……そろそろ目的地に到着するんだけど……島に行くのは俺だけだ」
「あぁ、どんな生物かは映像だけでしか見ていないからな……
それに……見張る奴もいなきゃな……」
リョウはアリスと竜胆を指差した。
「何よリョウ君!武昭!まるで私が勝手に行動するみたいじゃない!!」
「そうだぜ!私にだって分別はあるぜ!!」
「まぁ、戻ってきたら一緒に調理を頼むぜ……おっと、着いたみたいだな、それじゃ、行ってくるぜ!」
武昭達が話してると船が目的地に到着したので武昭は目的地に降りた。
船を降りた武昭は島内を散策していた。
「うん……この擦れた跡……やっぱりガウチがいるみたいだな……それに、これは……」
武昭がツンドラの中を確認すると生姜の形をした氷が生息していた。
「やっぱり、流氷ジンジャーか……コイツはマイナス20℃のままで素早く切らないとダメだったな」
ガァー!!
「ふん、やっと目的の獲物が現れたか」
声の方を見るとガウチが叫びながら武昭に向かってきた。
「ガウチは群れで獲物を囲んで攻撃してくるんだったな!」
武昭はガウチに囲まれそうになったのを飛び上がって交わしたが下ではガウチが口を開けて待っていた。
「へっ!テメェらごときに食われる訳にはいかないんでな!ハァーッ!!この世の全ての食材に感謝を込めて頂きます!!」
武昭は体に力を込めて背後にグルメ細胞の悪魔が現れてそれぞれの武器を構えていた。
「どうやら、いるのはテメェらだけみたいだな!くらえっ!アックス
武昭が手を振るうと同時にグルメ細胞の悪魔がそれぞれの手持ちの武器を振り下ろしてガウチ達を始末した。
「ご馳走さまでした……お前らの命は無駄にはしないからな、さてとコイツらを収納……ガッ!」
武昭がガウチを収納しようとした時に何かが襲いかかってきて背中に傷を負った。
「今のは……まさか……
武昭が相手を確認すると水色の体毛を持ったジャガー【アイスジャガー】がいた。
「ケッ、ガウチの血の匂いを嗅ぎつけて来たのか……」
グワァー!!
「俺を食べようって言うのか……傷を負ってても、お前には負けてられるかよっ!トリコ師匠直伝!」
武昭が右腕に力を込めると太さが増していった。
「くらえっ!3連釘パンチ!!」ドゴン!ドゴン!ドゴン!
ガァァァ……
「ハァハァ……俺は師匠と違って……3連しか出来ないからな……フゥ、どうやら他にはいないみたいだな……
さてと、コイツも、持っていくか……」
武昭はガウチと一緒にアイスジャガーを収納すると、近くにあった食材も捕獲して船に戻った。