学園長室を出た武昭と竜胆は武昭が住んでいる家に来た。
「ここに来るのも久し振りだな」
「そういや武昭って、ここに住んでるんだったな」
「とは言っても、なかなか居る事は無いけどな そうだ竜胆、軽く掃除とか手伝ってくれないか?」
「私は構わないけど、何か食べさせてくれるなら良いぞ」
「あぁ、何かある物で作ってやるよ じゃあ汚れても良い服に着替えろよ 俺はここで着替えるから」
2人は着替える為にそれぞれの部屋に向かった。
着替えた2人は家の庭に来ると作業を開始した。
「うん、それなりに育ってるな」
「武昭、いつの間に野菜とか植えてたんだ?」
竜胆は庭に畑がある事を疑問に思って武昭に尋ねた。
「あぁ、幾つかの種を普通に蒔いただけだぞ」
「だとしても、何でこんな成長してるんだ……まさか
「軽く肥料代わりに
武昭はポケットから何かを取り出すと竜胆に見せた。
「コレって……灰か? けど武昭が出したんなら
「竜胆の思ってる通りでな こいつはウール火山の噴火の時に出る火山灰でなミネラル豊富で栄養満点なんだ それに」
「なっ!?おい!そんなの食べたら……まさか……
「少し舐めてみろよ、ほら竜胆」
「武昭が、そう言うなら……おぉっ!程良く塩分があって美味しいぜ!!」
「コレをポップコーンのスパイスにしても美味いんだぞ。俺の師匠のパートナーだった
「ふーん、その師匠さんのパートナーがポップコーンしか食べなかったって、かなりの偏食だな」
「まぁ、テリーは
武昭の言葉を聞いた竜胆は作業の手を止めて気になった事を聞いた。
「なぁ武昭、その師匠さんのパートナーが狼って、どう言う事だ?」
「ん?そうか、こっちじゃパートナーアニマルって奴はいなかったんだっけ……」
武昭は竜胆にパートナーアニマルの説明をした。
「へぇー そんなのが居るのかー けど、何でそのパートナーはポップコーンしか食べなかったんだ?」
「うーん師匠のパートナーアニマルのテリーって言うのは元々はグルメ界にいたバトルウルフって言う生き物だったんだけど……」
竜胆は武昭からテリーの事情を聞いていた。
「なるほど……そう言う事だったのか……」
「あぁ、それでも師匠とテリーは仲が良かったし、俺もたまに背中とかに乗せてもらってたからな」
「けど、前に向こうに行った時に会えなかったぜ」
「それは、そうだよ。テリーとか何体かの生物達は人間界からグルメ界に帰ったんだからな」
「なぁ、武昭 何回か武昭が言ってるグルメ界って、どんな所なんだ?」
「まぁ一言で言うと……
武昭が遠い目をしていたので竜胆は、それ以上聞かない事にして作業をしていた。