武昭が洞窟の砂浜帰ってる途中、リンから竜胆達がコッチの世界に飛ばされたと聞いたので、そのままIGOの本部に向かった。
IGOに到着した武昭達はリンに言われた部屋に来た。
武昭達が部屋に入ると竜胆ともも、リン……それと一龍がいた。
「よっ竜胆に……茜ヶ久保先輩?なんでここに?」
「あぁ、私とももが一緒にいる時にコッチに飛ばされて来たんだ」
「そうだったんですか、けど
「おぉ、それはそうじゃこの子達はワシの別荘の近くに来てたんじゃよ」
「へぇ、ある意味1番安全な所で良かったな竜胆」
「ん?どう言う事だ?武昭」
「一爺ちゃんは俺の師匠達の1人トリコさんの親とも言える人なんだ」
「ふーんそうだったのか……それで、なんでアリスが一緒に居るんだ?」
竜胆は武昭の横にアリスがいた事に気づいた。
「それは私が武昭にコッチに連れてきてもらったからよ。一緒に捕獲にも行ってきたし」
「お嬢、それを言うなら
「へぇ、そうだったのか……けどな私は前に来た時にグルメタウンて所で包丁とかを買ってもらったんだぜ」
アリスと竜胆が話してるとももが武昭の近くに来た。
「ねぇ、あなたは前に私にスイーツを作ってくれたよね?あの時、私は初めて食べた味がしたんだけど、もしかしてコッチの世界の奴だったの?」
「えぇ、あの時は俺がたまたま持っていた
武昭はポケットから澄んだ青色の皮の果物を取り出した。
「武昭、それってなんだ?レモンみたいに見えるけど、そんなに皮が青くないし……」
「ほーう、そいつは【スカイボス】じゃないか、珍しい物を持っておるんじゃのう」
武昭が取り出した物を見て一龍が何か当てた。
「さすが一爺ちゃん、やっぱり知ってたんだ」
「当たり前じゃ、そいつはワシが以前に見つけたんじゃからのう」
「ねぇ、そのスカイボスって何?」
武昭が一龍と話してるとももが話に入ってきた。
「あぁ、コイツは3000m級の山の森林限界に生息する果実でな、料理をサッパリさせたい時に使うんだ、ホラ」
武昭はスカイボスを手で半分に切ると実を搾って果汁をももとリョウに味見させた。
「どれ……うわぁ……本当だ……ほんの少しだけなのに口の中が凄くサッパリしてるぜ……」
「コレだ……確かに私が前に食べたスイーツに入ってた味と同じだ……ねぇ、コレってまだ持ってる?あるなら私に分けてほしいんだけど……」
「渡したいのは山々だけど俺も持ってたのはコレで終わりだからな……そうだリンさん
武昭はリンに物があるか聞いた。
「ん?研究所に……うーんあるとは思うけど……武昭君でも代金は貰うし」
「えぇ、俺は構いませんよ、じゃあ「待って、なら私が払う」え?でも……」
「大丈夫、お金ならそれなりに持ってるから……だからあるなら私に売ってください」
「おいおい、もも 幾ら金があったとしても、それはやめた方がいいぞ」
「どういう事?竜胆」
「向こうの金銭感覚と同じに考えない方が良いですよ、リンさんスカイボスって1個幾らでしたっけ?」
武昭に聞かれたリンは持っていたタブレットでスカイボスの値段を調べた。
「えーっと、今は大体【1個5万円】だね」
「え?……コレが1個……5万円なの?……」
「ふーん、結構安いんだな」
竜胆の言葉を聞いたももは驚いていた。
「竜胆、何を言ってるの!?1個で5万円なんだよ!!」
「え?だって前に武昭と買い物に行ったけど、その時に1本10万円のジュースが売ってたし……」
(((1本、10万円って何が入ってるんだ?)))
竜胆の言葉を聞いたアリス、リョウ、ももは頭を捻っていた。
「あ、もしかしたら市場に入荷されてるかもしれないよ」
「市場って……あぁ
「「「「行くっ!(わよ!)(ぜ!)」」」」
武昭が聞く前に竜胆、もも、アリス、リョウが賛成していた。
「そうか、なら行くとするか……あっ、そうだ一爺ちゃん、洞窟の砂浜で次ぃちゃんに会ったよ」
「なぬ?次郎にか、あいも変わらず酒を飲んでおったじゃろ?」
「うん、フグ鯨のヒレ酒か飲みたいから来てたみたいだよ」
「ハハハ、アイツも変わらんのう……じゃが元気で何よりじゃわい……」
「じゃあ行ってくるね一爺、リンさん」
武昭は2人に言うと皆を連れて自分の車がある駐車場に向かった。
スカイボス【柑橘類 捕獲レベル5】
3000m級の山の森林限界に生息している青色の皮のカボス。
空に近い程、皮の色が濃くなる。
料理をサッパリさせる時に使う。
酒を飲む時のカクテルの材料にする事もある。
果実は真っ白で苦味が強い。