圧倒的平凡な生活を送っていた男子高校生が圧倒的理不尽な理由で女学園に転校して圧倒的非日常生活を送ることになったお話   作:超ちくわ

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107話 圧倒的ガチ勢。バレー経験者は体育の授業でもガチ勢になり、先生になる。

 

麻弥「花波さん花波さん。」

 

長門「はいはいなんでしょか?」

 

麻弥「オーバーハンドパスってこうでいいんですか?」

 

長門「あ、ちょっと惜しいですね。オーバーする時の手はおでこの近くに添える形にして、人差し指と親指を柔らかい三角形にします。」

 

麻弥「なるほど〜!返す時はこんな感じですか?」パスン

 

長門「これも惜しいところです!手はあまり動かさないで、手首で動かして返すのです。こんな感じに。」

 

ポーン

 

麻弥「おぉ…音が全然違いますね!湊さん!花波さんの教え方凄く分かりやすいでsどうしましたか?」

 

ゆきにゃん「………。」ムスッ

 

長門「あ、嫉妬してる。」

 

麻弥「えぇ!?」

 

ゆきにゃん「泣くわよ。」

 

長門「にゃ!?」

 

麻弥「そ、そういえば花波さんが湊さんと休日に猫カフェ行きたいとか言ってましたよ!」

 

長門「そ、そそそそうです!休日の日に行けたら行きたいなとか思ってて…!」

 

ゆきにゃん「本当?」

 

麻弥&長門「「本当です!!」」

 

友希那先輩、まさかの嫉妬。

麻弥先輩から聞いてそれで教えていたのに…まさか本物の猫ちゃん?!

そう思わされました。

ちなみにちゃんと友希那先輩にも教えてあげました。

直上パスを五回行って相手にパスする練習に入りました。

 

友希那「オーバーって結構腕が疲れるのね…。長門は疲れないの?」

 

ポーン

 

長門「結構やっているとあまり疲れませんが、やり方を間違えれば疲れますね。はいっ、麻弥先輩っ。」

 

ポーン

 

麻弥「おっとと…手首を使って返すなら、ドラムをやっている人からしたら中々いけるかもですね!はいっ、湊さん!」

 

ポーン

 

友希那「あっ…と。ビーチバレーも同じだけれど…中々難しいものね。長門。」

 

ポーン

 

長門「始めたてほやほやの時はとても難しかったです。バンドと同じものです。」

 

話しながらやっていたらあっという間にオーバーの練習が終わっていた。今度はレシーブの練習に入るのだが、苦手な方達は何故か微妙な表情をしていました。多分痛いからとかだと思う。

経験者のうp主はレシーブで習いたてほやほやの頃でもレシーブで痛いとかありませんでした。その代わりにオーバーする時の腕がめっちゃ疲れます。やりすぎで。

 

先生「はいはい皆注目してねー。ほらそこ嫌そうな顔しない!」

 

女子生徒H「うっ…すみません…。」

 

先生「確かにレシーブって痛いとか言う子はいるのは間違いないね。だけどそれはやり方が違うからそうなってしまうの。花波さん、お手本を見せてもらってもいいかな?」

 

長門「ふぇ?あ、はい。」

 

先生「行くよ〜?それっ。」

 

ポン

 

長門「ほっ。」

 

トーン

 

麻弥 (あ、音が軽い。どのくらいやっていたらその音になるんでしょうか…これは是非とも教えてもらいたいですね…!ドラムを上達させるキッカケにもなりそうです!)

 

友希那 (長くやるほど身に付くテクニックね。あの子はどれほどバレーをやっていたのかしら?練習量だけじゃないことだけは確かね…。)

 

先生「はい、上手い人はこんな感じに自身のテクニックで痛みを和らげることができて、どんなボールでもあの子の姿勢で相手から来たボールの衝撃を吸収もしくは逃がすことができる。一度試してみたい子はいるかな?花波さんが教えてくれるから寧ろ得じゃないかな?これはバレー部顧問の私でもレシーブでこんな優しくて軽い音を出すなんてレベルが高いどころか、プロ以上のものだね!」

 

長門「何を言っているのですか先生!?俺はド凡人ですし、プロなんかじゃありませんよ…。確かに教えますけれども…ハードル上げないでくだちぃ…。」

 

先生「あ、ごめん…思わず熱くなっちゃった☆それで…やりたい子はいるかな?」

 

スッ

 

友希那「先生、私行きます。」

 

先生「珍しいね!花波さんに教えてもらえるなんて皆が羨ましがるからね!」

 

長門「そんなことはないと思いますが…。」

 

一部の女子生徒達 ((((ながゆきのイチャイチャが見られるじゃん!!))))

 

麻弥 (で、出遅れたぁ…!湊さん…花波さんのこととなると光の速さで挙手しますからねぇ…。)

 

友希那「それで、どうやるの?」

 

長門「組み方は分かりますか?」

 

友希那「こう?」

 

長門「そうですそうです。レシーブの基本の構え方はカタカナのコの文字を斜めにした形にします。脚は広げて少し内股にして基本の構えは終わりです。」

 

友希那 (もう少し近づいてもよかったのに…。まだくっつきたかったな…。)

 

そんなこんなでレシーブの教えは終わり、先程のペアでパスをし合うことになった。やはり一部の女子生徒は痛がっていたらしく、経験者やバレー部の方々が教えていました。

俺はぽんぽんと平然とやっていたけれども、友希那先輩と麻弥先輩も少し痛く感じていたみたい。もちろん教えますが。

 

麻弥「痛くならない方法とかあるんですか?」

 

長門「慣れでしょうかね。」

 

友希那「え…。」

 

長門「痛くならない方法はありませんが、痛くなる原因は多分動きと当て方に原因があるんじゃないかなって思います。」

 

麻弥&友希那「「当て方と動き??」」

 

長門「はい、まだまだな方ですが見たら分かるはずかと思います。ほいっ。」

 

トーン…トーン…

 

麻弥「あ!腕が動いていなくて、中央にしっかり当てています!」

 

友希那「それに脚を使って上げている…かしら??」

 

長門「御二方、正解です。腕や手が痛くなる原因は、組んだ手に当てていること、腕を振ってしまっていること、脚が動いていないことです。まぁ、授業なので細かく教えるのはちょいちょい割愛しますね。」

 

友希那「あら大胆。」

 

麻弥「寧ろ教えて頂きたいです!」

 

麻弥先輩に言われた通り分かりやすく教えてあげました。

途中、友希那先輩が俺吸いをし始めたので動けずにいたりしたけれどな。麻弥先輩もし始めてしまったら大変なことになりかねん…。

まぁ可愛いから許すけどな!

 

先生「はーい皆集合〜!ほらそこイチャつかない!」

 

一部の女子生徒達 ((((イチャイチャだって!?))))ギュルンッ!!(振り向く音)

 

長門「すみません!!」

 

先生「花波さんも結構苦労してるんだね…。」

 

ナデナデ

 

長門「えへへ〜♪」テレッ

 

生徒全員+先生 ((((( 何この子天使かよ!!!)))))

 

長門「はっ…!!俺キモイ顔してましたよね!?なんかごめんなさい!!」

 

先生「めちゃくちゃ可愛かったから大丈夫だよ♪」

 

女子生徒A「抱きたくなった。」

 

女子生徒B「分かる、あまりにも天使すぎて余計に抱きたくなった。」

 

長門「Σ( ˙꒳˙ ;)!!?」

 

サッ

 

先生「こらこら、花波さんが怖がってるでしょー?それは花波さんがいない時にしなよー?」

 

女子生徒達「「はーい。」」

 

先生「さて、サーブとかスパイクとかあるんだけれど、どっちから先にやりたい?」

 

麻弥「サーブからで!!」

 

友希那「私も大和さんと同じく。」

 

サーブになりました。

経験者、バレー部の方は上から打つタイプのフローターサーブというものがあり、未経験者や苦手な方は下から打つタイプのアンダーサーブというものがある。

名前が長いのでアンダーで略したりしている。

 

先生「じゃあ、花波さんよろしく!」

 

長門「また俺ですか!?」

 

先生「ダメかな…?」

 

長門「うっ…!わ、分かりましたよ…。」

 

先生「助かるよ♪あ、あとあの*パイロンに当てられたらいいね!」

 

*パイロン=三角コーンのこと

 

長門「あ、了解でち。」

 

麻弥 (花波さんをじっくりと眺めていたいなんて言えないですね…。)

 

長門「んー…やっぱり女子ネットだから結構低い(・・)なぁ…。」

 

先生 (低いの!?)

 

友希那&麻弥 (( あの小さな身長で!?))

 

長門「まぁいっか、そぉー…れっ!!」

 

バシイィン!!!!

 

バコオォン!!!!

 

先生「わ、わぁお…お見事ぉ…。」

 

長門「うーん…先生すみません。ちょっと納得いかないサーブになっちゃったので、()のサーブでもいいですか?」

 

先生「あ、丁度見せたかったからいいよ?」

 

長門「あざます。フシュウゥ………。」

 

友希那「??」

 

麻弥 (汽車みたいに息を吐いていますね…。何のサーブなんでしょうか…。)

 

ポーン

 

タタタッ

 

ピョンッ

 

長門「ふっ!!!」

 

スパアアアァァァン!!!!!!

 

ベコオォォン!!

 

麻弥&友希那「!?」

 

長門「あ、パイロンめっちゃ飛んじゃった!!」

 

女子生徒達 (((((え、カッコイイんだけど。)))))

 

先生 (そこら辺のできもしないサーブをカッコつけた挙句失敗して大恥をかくダサ男よりも花波さんみたいな経験者でありつつ狙いを常に定めているような子がいい…ッ!!)

 

友希那「流石私のお嫁ね。」

 

麻弥「湊さん!?」

 

長門「ん?今何か言いました?」

 

麻弥「あ、何でもないですよ!」

 

友希那「あのサーブは何かしら?」

 

長門「ジャンピングサーブって言います。火力は高いですがネットに引っかかる確率は高く、アウトにも逝きやすい難易度高めのサーブです。出来もしないのにカッコつけて失敗して大恥をかくおバカな男とかよく見るタイプです。」

 

バレーのサーブで高難易度と言われているのがジャンピングサーブ。

その中でも一番火力の高い巻いたサーブだ。

ふんわり飛ぶタイプではなく、一気に降下するタイプのやつです。

簡単に説明すると、スパイクをサーブにしたものです。

よく学校でスパイクやジャンピングサーブをロクにできないイキリ男子がめちゃくちゃ大恥かくやつ。イキリ男子がまぐれで成功してもくっそ弱い威力なのだ。

 

友希那「わ、私にはできないわ…私にできるサーブはあるかしら…?」

 

長門「友希那先輩は下から打つタイプのアンダーサーブですね。苦手な方や初心者に対して最初に教える基本且つ上手く扱えば強力なサーブになります。」

 

麻弥「自分は一応上からでも行けますが…どのタイプも難しいですね…。」

 

長門「麻弥先輩はフローターサーブですね。ランニングサーブやジャンピングサーブのような特殊サーブではない普通のタイプです。ですが、俺も一番使うサーブです。」

 

はい、バレーの説明ばかりでかなり長くなってしまったので次回に持ち越します!!byうp主

 

 




いやぁ〜バレーが楽しすぎて長くなってしまいますなぁ〜^
皆さんは好きなスポーツの話になると熱くなりますか?
私は熱くなりすぎて完全燃焼を引き起こします。

バレーって簡単そうに見えるけれど、チームワークがとても難しいスポーツで有名なのです。これ以上話してしまうと長くなるので割愛!!

あ、次回は体育の授業後半です。

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