圧倒的平凡な生活を送っていた男子高校生が圧倒的理不尽な理由で女学園に転校して圧倒的非日常生活を送ることになったお話   作:超ちくわ

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ちくわ()






以上!!


20話 圧倒的購入。所持金がやべー多いから思わずやべーの買っちゃった。

リサ「長門ちゃん、ガングロからマンバに使う化粧品ってどんな感じなの?」

 

長門「元祖ギャル系だとコンシーラー、ラメ入りのアイシャドウ、チーク、アイブロウ、アイライナー、ドーラン、皮脂崩れ防止化粧下地、バサバサつけま、つけまのり、付けるならカラコンくらいですかね。」

 

燐子「い…意外と多い…。」

 

リサ「そんなに使うの!?」

 

長門「そうですよ?ちなみに日サロ行って焼いて元祖ギャルの化粧をするのもいいかもですね。」

 

リサ「さ…流石にそんなに持って来てない…。」

 

長門「まぁ余裕があった方がいいですし、無理しない方がいいですね。」

 

燐子「花波さん…これ可愛い…///」

 

燐子先輩が俺に見せて来たのは化粧品であってインテリアにできるアイテムだ。見た感じは落ちても大丈夫なように四角い透明ケースに入っており、綺麗な薔薇型の形をしたケースだ。

 

長門「燐子先輩それ限定物じゃないですか!?しかもそれラスト1個と言われているアイシャドウケース!」

 

燐子「そうなの?」

 

リサ「長門ちゃんそれ知ってるの?」

 

長門「調べたんですけど、それ超人気で世の女性セレブが血眼になってるケースなんですよ。シークレットアイテムかつ高額なものなんですって。」

 

燐子「だけどこれ…書かれてないよ…?」

 

長門「高額と言われてるものなので貼られてないですからねぇ…。よし、値段を聞きましょうか。」

 

俺は何処にあったのかすら燐子先輩に聞かずに店員さんに聞いてみた…が、店員さんでもまだ分からないらしい。

普通は「それじゃあなんで置いてるの!?」ってなるけれど、これは店長さんしか知らないらしい。

ちなみに店長さんは普通にひょこっと出てきた。

 

店長「お〜よく見つけたね〜!見つけたのは誰なのかな?」

 

燐子「はっ…はい…。」

 

店長「あなた、運がいいね!いや〜まさか入口の超手前の端っこ(・・・・・・・・・・)に置いてたの分かるなんてね〜☆」

 

長門「は??」

 

店長「いやね、ここに来るお客さんこれを見ても見本って札に目が入ってたから購入する人がいなかったのよ〜!み〜んな血眼になって探していたみたいだけど、見つからないって言ってたの!まぁヒントなんかあげないけれど笑」

 

リサ&長門「「鬼だ…。」」

 

燐子「あ…あの…それで値段は…?」

 

店長「んとね…これ本気で値段ヤバいよ?」

 

俺達3人はゴクリと固唾を飲み、値段を聞いた。

俺の予想は大体数百万くらいだと予想しており、燐子先輩とリサ先輩は値段を予想しても多分予想しきれないはずだ。

理由としては、俺が事前に調べたものを見たらかなり差が開いていたからだ。国によって株価や価値観、質や完成度によって値段に差が開いていたからなのではないかと思ったのだ。

 

店長「これはね、ここのお店で最高額の…。」

 

長門&リサ&燐子「「「ゴクリ…。」」」

 

店長「796万円!」

 

リサ&燐子「「え…???」」

 

長門「うわ…予想をはるかに超えやがったかこのケース…。」

 

店長「あら?あなた、もしかしてこれが本物(・・)って分かってた??」

 

長門「まあ、大体ですが。」

 

リサ「え?本物って…?」

 

燐子「どういうこと?」

 

リサ先輩と燐子先輩は頭を傾げて『?』を出していた。めっちゃ可愛い。

俺は2人に簡単にざっくりと説明をした。

簡単に言えば、この薔薇型のアイシャドウケースは薔薇と葉っぱ、ケースの表面自体が宝石で作られていたのだ。

薔薇はルビー、葉っぱはエメラルド、ケースの表面に散りばめられた小さな宝石達はダイヤ、サファイア、トパーズ、アメジストで出来ていた。

 

リサ「う…うわぁ…アタシ達とんでもないもの簡単に見つけちゃったね…。」

燐子「こ…これ流石に…買えない…。」

 

長門「よし買います。」

 

店長「え…??」

 

リサ&燐子「「今なんて…?」」

 

長門「買いますって言いましたけど…。」

 

リサ「いやいやいや!!長門ちゃん流石にそれはおかしいって!学生のアタシ達じゃ買えないって!!」

 

長門「あ、言ってなかったか…。ウチの親…なんかやべー金持ってるんですよ…。簡単に言えば…弦巻財閥となんらかの関係があるらしくて…。」

 

リサ「それを先に言って!!?」

 

燐子「か…花波さん…今持ってきてないんじゃ…。」

 

長門「それは問題ないのです。黒服さん、お願いします。」

 

俺が呼んだら何処からともなくシュバっと現れて、会計をした。

ちなみに黒服さんは何故か俺がネットサーフィンしていることを知っており、買い物当日に黒服さんが現れたからいるのだ。

俺呼んでないのに黒服さんの察知能力すごいな。

 

黒服さん「花波様、お持ち致しました。」

 

長門「ありがとうございます。あとで差し入れ持って行きますんで楽しみにしててください♪」

 

店長「お、お買い上げありがとうございます…。」

 

俺達3人は他の化粧品も買って後にした。

それと休憩と同時に今話題のスイーツやグルメがあるため、3人でモールのお店に寄って座った。

 

長門「あ、リサ先輩燐子先輩これどうぞ。」

 

リサ「えっ!?これってさっきの…!?」

 

燐子「なんで2つも…!?」

 

長門「いやー実はこの2つを除いてもう3つ(・・・・)見つけちゃったんです…。それとこれは内緒ですけど、店長さんが日本で5つしかないものを手に入れちゃったらしくて…。もうこれで5つ揃ってしまったんですよ…。」

 

リサ「長門ちゃん…それは色々とヤバいって…。その前に、その3つはどうするの?」

 

長門「Roselia全員に渡しますが…?」

 

燐子「流石に…やりすぎを…通り越してる…。」

 

長門「俺もやりすぎていることを自覚してます…。だけど流石に多すぎるからとっとと減らして普通の生活にしたかったんですよ…。」

 

リサ「どれだけお金あるの!?」

 

長門「数えきれないっす…。」

 

燐子「あっ…(察し)」

 

俺はお金持ちな生活から早く逃れたいがために合計5つも買ってしまったのだ。え?先にその大量のお金を黒服さん達に預けろだって…?

その手があったか!!!←バカ丸出し

 

リサ「この子…純粋に天然だ…。」

 

燐子「だけど…花波さん…可愛いですね…。女の子らしい…///」

 

長門「あの黒服さん!お願いがあります!」

 

黒服さん「なんでしょうか長門様?」

 

長門「えっと…今俺の自宅になんぼお金ありましたっけ?」

 

黒服さん「ざっと計算したところ…残りは2098万円でございます。先程のケースで計3980万円すっ飛びました。」

 

長門「残り2000万預けてくださいお願いします…。普通の生活を送りたいのであります…。」

 

黒服さん「か、かしこまりました。」

 

黒服さんはササッと俺の自宅に向かって2000万を回収して預けてもらった。リサ先輩達はなんか心配そうに見てる。

すっげー見てる…!!

 

長門「どうしたんですか?」

 

リサ「いやぁ…まさかお金が逆に多すぎて困る子がいるなんて思ってなくて…あはは〜…。」

 

燐子「確かに…困ることはないのに…。」

 

長門「まぁ、あれですね。好きなものをすぐに手に入れてしまうのはなんか楽しくないな〜って思って…。それと趣味のものとかすぐに集まると楽しく感じなくて…。」

 

お金を持ちすぎて困る俺っておかしいかな…?と思った俺。

うちの親は俺を理不尽な理由を押し付けて女子学園に送り付けてなんかやべーくらいのお小遣いとかもらったけれど、新しい友達や先輩に会えて良かったのでは?って最近思ってきた。お金はそんなにいらないけど。

 

長門「それにしても…このパフェ美味しい〜!イチゴがいい感じに甘酸っぱさを出していて、クリームは甘さ控えめでもったりとしておらず、下のスポンジは甘酸っぱいイチゴソースで浸っていてスポンジ生地がイチゴソースに持っていかれないくらいのスポンジの香りとこの味たまらにゃい…!」

 

リサ「見た目通りの女の子らしさだ…!こんなに可愛いすぎる男の子…めちゃめちゃ欲しい!」

 

燐子「食レポ上手…!これほど…見たこともない…花波さんのとろけ方…癒される///」

 

長門「しまっ…!!あのお2人さん…?距離が…。」

 

リサ&燐子「「あーんして!/ください!」」

 

長門「ふえぇっ!?」

 

モールの中のカフェで3人でまったりしていたものの、先輩方がすげーハァハァ言いながらあーんしてくれと要求。これって大丈夫なん?

俺はまた色々やべーことされるような予感がしたのは気のせいだと思いたかった。

 

 

 

 




お小遣いが爆上がりしていたのは長門を理不尽転校させた元凶である親がぶち込んだものなのです。
え?長門の親の職業を知りたい…?
聞いたら死ぬぜ…?

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