圧倒的平凡な生活を送っていた男子高校生が圧倒的理不尽な理由で女学園に転校して圧倒的非日常生活を送ることになったお話   作:超ちくわ

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前書きってさ…。








あまり書くことないよね()


31話 圧倒的コロッケ。純粋無垢の女の子第2号とお肉屋さんと謎の売り子。

長門「はああああああ撮影疲れたああああああ…。」

 

ボフン

 

俺は今日パスパレとのテレビ撮影だった。いやね、まさかここまで大きく動くなんて思ってもいなかったよ?

今日も彩先輩達にいじられて疲れてぐだーっとソファにダイビンする俺。

 

ピンポーン

 

長門「マジかよ…はいはーい…。」

 

ガチャンヌ

 

はぐみん「なーくううううん!来たよおおおおおおおお!!」

 

長門「は、はぐみちゃん!?どしたの!?」

 

はぐみん「えへへ〜♪なーくんなんか疲れてる感じがしたの!だから思いっきり付いて来ちゃった!」

 

長門「鋭いねぇ…。」

 

突然のはぐみちゃんが俺の家に来た。

香澄ちゃん並にすっげー目をキラキラ光らせてるし、可愛いし、八重歯がいい仕事をしているし何なんですか尊死不可避じゃないですか(歓喜)

 

長門「んで…どしたの?」

 

はぐみ「いきなりなんだけどさ!うちで売り子してくれないかな?」

 

長門「へ??」

 

はぐみ「はぐみの家ってお肉屋さんやってるの知ってるでしょ?はぐみのとーちゃんがなーくんの力を借りたいって言ってたの!」

 

長門「まさかだと思うけど…今から??」

 

はぐみ「うん!」

 

長門「マジすか…。今準備してくるね?」

 

断ることなく素直に売り子をすることになった。

もしかしてもしなくもないけど、多分テレビがかなりの影響かましやがったんですね分かります。

俺ってそんなに魅力ねーのにYahooのニュース一覧とかグノシーとかスマニューとかなんて俺の記事ばかりだったから正直すっげー不思議なんだが。

色々考えていたけれどなんかめんどくせーので考えるのを諦めてはぐみちゃんのお家に向かった。普通に沙綾ちゃんとつぐみちゃんと同じ感じのお家なのね。

 

はぐみ「とーちゃーん!なーくん連れて来たよー!」

 

はぐみパパ「おぉ、君が花波君だね!初めましてだね!はぐみのとーちゃんだ!」

 

長門「あ、どうもです。はぐみちゃんのお父さん。名前は言わなくても多分分かりますよね?」

 

はぐみパパ「もちろん大丈夫!それで早速なんだが、売り子の衣装着てくれるかい?」

 

長門「了解っす。」

 

俺ははぐみパパに言われた通りに売り子の衣装を着た。

衣装を見た感じはもふもふでふわふわの牛さんの感じで、女の子にめっちゃ似合いそうな衣装だ。いや待て今気づいたけれどまた女の子の衣装じゃねーのか!?と思った俺だが、予想を遥かに超えるものだった。

 

長門「あのはぐみちゃんのお父さん??これ露出度高杉君じゃないっすか?」

 

はぐみパパ「予想外だった…!!まさかここまで露出するなんて予想してなかった!!」

 

長門「あ、マジもんのリアクションだ。」

 

はぐみ「なーくんすごく可愛いし似合ってるよ!このまま行くよー!!」

 

長門「えっ!?ちょままはぐみちゃんちょっとたんまあああああああ!!!てか力強すぎいいいいいいいい!!」

 

はぐみちゃんは俺の腕を思いっきり引っ張ってお店に出た。いや、出されたが正解なのだろう…だけどはぐみちゃんの無邪気な笑顔がとんでもなく可愛いから許しちゃう。

マネージャーさんは多分俺が売り子のお手伝いをしていること知らないだろうし、化粧もばっちりと決めて俺だと分からない感じにしたからね?

そして数分後。

 

女性A「ねぇ、あの子って花波ちゃんじゃないの?」

 

女性B「子供たちに人気でとても目の保養になるわぁ〜。ちょっと声かけてみよーっと♪」

 

女性A「えぇ!?あの子は今売り子のお仕事してるから邪魔しちゃダメだよ!?」

 

女性B「分かってるって♪」

 

トテトテ…

 

長門「こ…国産のブランド黒毛和牛限定販売中で〜す…。うぅ…緊張して声が出ないよぉ〜…。」

 

女性B「ねぇ、そこの可愛い子牛のお姉さん♪花波長門ちゃんって子に似てるね♪」

 

長門「ギクッ へ、へぇ〜そそそそうなんですかぁ〜…ありがとうございます…。(やべえええええ!!ソッコーでバリバリにバレてるうううううう!!)」

 

速報 俺氏、秒速でバレる。

いや待て俺はちゃんとバレないように化粧もしたのに何故バレるのだああああああ!!と思いを必死に隠しながら話を進めていた。

ちなみにもうバレてるので俺の必死な隠しは無駄でした。

 

女性B「あ、お父さん!この可愛い子牛ちゃんどれくらいします?」

 

はぐみパパ「あ〜ごめんなお嬢さん!この子は売り物じゃないんだ!」

 

長門「普通に人身売買じゃんかこれ…。」

 

女性A「とりあえずこのお肉を下さい。それとこの子は黒毛和牛のサーロインとヒレを計2kg購入するので遠慮なく入れてやって下さい。」

 

女性B「ちょっと何言ってるの!?」

 

はぐみパパ「あいよっ!2kgで1万8千円ね!」

 

女性A「長門ちゃんがいるんだからいいとこ見せないとねー!!」

 

一般ぴーぽー「ザワザワ 長門!?花波ちゃんがいるんだって!?」

 

長門「あっ…(察し)」

 

一人の女性のお客さんの一声により、めっちゃお客さんが来た。

しかも俺目当てというマジで辛いやーつ…。

ちなみに購入前に写真とか一切撮らないようにちゃんと言ったら皆聞いてくれた。何だこの優しい世界は…。

そして3時間後…。

 

はぐみ「なーくんお疲れ様ー!すごい賑わったね!」

 

長門「その分対応がすっげー鬼畜だったけどな…。」

 

はぐみ「それと手伝ってくれたお礼にコロッケあげるね!」

 

長門「え!?いいよいいよ!タダでもらうなんて申し訳ないよ!?」

 

はぐみパパ「花波君真面目だな〜!だけど、受け取れ!ここまで集客したのも花波君のおかげだし、はぐみも頑張ってくれたんだ!お駄賃ほどではないが黒毛和牛がすっごい入ったコロッケだ!」

 

長門「むしろ余計に受け取りにくいんですけど!?」

 

はぐみ「なーくんコロッケ嫌いなの…?」

 

長門「ああああああああ!!!そんな目で見ないで!俺が死ぬ!受け取ります!せっかく作ってもらったのに無駄にするなんてできるわけないもんな!!」

 

はぐみ「やったー!それと、なーくん良かったらまたお手伝いしてくれるー?」

 

長門「え゙っ??」

 

これは定期的に行かないと絶対にヤヴァイってことだ。

だけど、はぐみちゃんの可愛いすぎて天真爛漫な笑顔に思わず鼻血吹き出てしまうほど癒しの中毒性があるから、むしろ来てあげた方がいいのでは?と感じた。

ま、結局お手伝いするんですけどね!

はぐみちゃんの純粋無垢な笑顔に勝てるはずないもん!!

そして後日…。

 

はぐみ「なーくん起きてー!」

 

長門「なんではぐみちゃんが俺のベッドにいるのかなー!!?」

 

いつもの女子乱入事件。

俺は売り子を定期的にすることになったが、はぐみちゃんとはぐみパパに条件付きでお願いした。

パスパレの撮影もあるからできるだけ学校の帰りでやらせてもらうようにした。バイトもあるからね…。

まりなさんがまた俺を付き添いに使って襲うかも知れねーもん。

まりなさん可愛いけどキャラ崩壊しすぎてコントロールがおてんばお嬢並に難しいんだよ!

 

はぐみ「なーくんなーくん!うちのお店がテレビで紹介されたよ!」

 

長門「マジで?」

 

ピッ

 

水○アナ『たまたま通りかかりましたが、ここが噂の花波長門さんが売り子をしている北沢精肉店ですね!あっ!あちらにお父さんがいますので声かけてみましょう!』

 

長門「マジだったわ…。」

 

はぐみ「不定期でもなーくん来てくれるのすっごく嬉しー!だって、いっぱいお客さんの笑顔見られるしこっちも笑顔になれるもん!」

 

長門「確かにそーだよな。俺も自然と笑顔になって来たし、はぐみちゃんのおかげだよ。だけど一つだけ言ってもいい?」

 

はぐみ「なーにー?」

 

長門「どうやって家ん中に入ってきたの?」

 

はぐみ「全然反応しなくて鍵かかってるか確認しようとして軽く引いたら壊れたー!」

 

長門「嘘だろ!?」

 

巴ちゃんの時と同様、普通にぶっ壊れてた。

巴ちゃんの場合は和太鼓やっていて力があるから分かるけれど、いや分からねぇわ!はぐみちゃんも軽く引いたらぶっ壊れるってどれだけ豆腐メンタルドアなんだよ!

また弦巻家の無駄に使った無駄のない無駄な才能の無駄遣いだよ!

俺はこの日からこう名付けた。

 

 

 

 

 

 

 

『ふぇんす・おぶ・豆腐』

 

 

 

 

 




はぐみちゃんは天真爛漫で純粋無垢な笑顔とか八重歯とかマジで死ぬ。
可愛いすぎだし、悶絶級だと思う。

はぐみちゃんが好きな方なら絶対に分かるよね!?
分かって当然だよね!?

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