圧倒的平凡な生活を送っていた男子高校生が圧倒的理不尽な理由で女学園に転校して圧倒的非日常生活を送ることになったお話 作:超ちくわ
夜は丑三つ時もあるから無闇に行けば下手したら終わる☆
お化けは怖すぎる、はっきりわかんだね。
長門「おいこら、なんで俺まで巻き込まれるんだよ。」
蘭「うるさい。長門は黙ってて。」
長門「えぇ....(困惑)」
俺は今、夜の羽丘女子学園にいる。
なんで俺が蘭ちゃんに呼ばれたのかというと、ひまりちゃんがドジを抜かしてテキストを机の中に入れっぱなしにしていたとのこと。
しかもタイミングが悪く夏休みに入っているため、始業式が始まるまで学校が閉まると言ってた。
長門「ね、ねぇ皆怖くないの…?」
蘭「怖くない。(怖いなんて言えない…。)」
モカ「あたしは大丈夫〜。」
長門「モカちゃんほんわかしすぎて全く分からん…。」
つぐみ「私はへ、平気…かな?」
ひまり「こ、怖くないよ!私も大丈夫!…多分。」
巴「あ…あたしは正直怖い…かな…?」
長門「つぐみちゃんと巴ちゃん正直でいい子だぜええぇぇ!」
モカ「あたしは〜?」
長門「モカちゃんはほんわかしすぎて分からない!だけど可愛いからいいっ!!」ビシッ!!
蘭「………正直に言えば良かった(ボソッ)」
ひまり「私も…。」
相変わらずカヲスな雰囲気で初の羽丘女子学園潜入した。
真夏であって夜8:00でこの暗さと冷えは正直不気味だ。
幽霊さんが出てきてもおかしくないくらい不気味だし、いつもの風景の学校が明るさによってここまで変化するのは正直すごい。
俺達はまとまって暗闇の廊下をコツコツと歩いた。
あ、俺?一応上履き持ってきてたからそれを履いてるよ?
長門「ね、ねぇ皆早く歩こ?俺見たい番組g「そんなのどうでもいいから黙ってて。」蘭ちゃん、俺の扱い酷くなってるよ?もふもふしてあげるから許して?」
蘭「そう言えばさっきから長門怖がってるようなセリフ吐いてない?もしかして怖いの?」
長門「ふぇっ!?そそそ、そんにゃことにゃいよ!!」
モカ「なーちゃんカミカミ〜。」
ひまり「長門ちゃん、怖いならおねーちゃんに任せt「ひまり、長門はあたしらと同い年だぞ?」わ、忘れてた…。」
つぐみ「皆、そろそろ教室着くよ!」
俺達は慎重に歩いてひまりちゃんの教室にたどり着いた。
俺は正直すっげー怖くて漏らしそうなくらい怖がってる。
だって、学校って下手したら埋立地の上に建ってることもあるんだよ?元々墓地だったりすることあるんだよ?例えると北海道のススキノみたいなところだよ?ススキノって元々墓地だったけど開拓されたって話聞いたことあるもん!お化け出るんだもん!本当だもん!
ひまり「あったー!よし、皆帰ろう!」
長門「早く帰ろ!ていうか、俺は道が分からなくて下手に動けないから早く行こ!!」
モカ「食〜べ〜ちゃ〜う〜ぞ〜?」
長門「きゃあああああああああ!!!!」
蘭「も、モカやめてよ!!」
長門「も…モカちゃんやめてよ…!漏れそうだったじゃないか…!ひぐっ…。」
ひまり (長門ちゃんもお化け苦手なんだね…。)
巴「と、とりあえず早く行こう!」
ひまりちゃんが置いてたテキストを回収し、そそくさと学校玄関へ向かった。だが、問題が起きた。
玄関の鍵が閉まっていたこと。
そして皆のバッテリーがそろそろ死にかけているということ。
これ積みゲーすぎやしないか?朝まで待つなんてほぼ死にに行くようなものなんだぜ?俺、お化け苦手なんだぜ?自慢じゃないんだぜ?
スタスタスタ…
長門「……。」
ひまり「長門ちゃん歩くの速いよ〜!」
長門「皆も早く歩いてよ〜!俺お家に帰ったらパスパレ見るんだもん!見なかったらイタズラされちゃうもん!」
巴「おい長門!思いっきりフラグ立てるなよ!」
蘭「長門、ちょっといい?」
長門「蘭ちゃんどしたの?」
蘭「ふんっ!!!」
ドスッ
長門「い゙だい゙っ!!蘭ちゃん痛いよー!なんで殴るのさー!」
蘭「あんたが落ち着かないから。」
俺は少し涙目になって肩を押さえていた。
蘭ちゃんが俺の肩をすっごい強く殴ってたんだよ!?俺なんて怖すぎてパニックになってるのに!蘭ちゃんが手加減しないは酷い気がするけど可愛いからいいや!
そしてなんだかんだ学校玄関へたどり着いた。
長門「よ、よし!早く帰rガヂャンッ!!! は?」
巴「どうしたんだ?」
長門「か、かか…鍵が…閉まってる…。」
ひまり「え!?そんなはずないでsガヂャンッ!!! は?(怒)」
つぐみ「多分だけど…警備員さんは私達が入ってることを知らずに鍵を閉めちゃったんだと思う…。」
長門「うそぉ!?ちくしょー!他のドア確認じゃあああ!!」
結局開いてることなく、全ての出入口のドアが綺麗に鍵がかかっていた。もちろん俺は信じたくなくて、ドアをすっごいガチャガチャ揺らしていた。もちろんうるさいから蘭ちゃんにまたしばかれました。
長門「ねぇ…このままお家に帰れないの…?」
モカ「なーちゃんが子供化してる〜。大丈夫だよ〜。モカちゃんのところにおいで〜♪」
長門「もきゅっ。」
つぐみ「長門ちゃんが…甘えてる…!?か、可愛い…!!」
ひまり「モカズルい〜!!長門ちゃん!私のところにも来てよ〜!」
蘭「……。(可愛い…。)」
巴「まともな長門が壊れたあああ!とりあえず出られる方法無いのか!?」
つぐみ「あ!確かあったはず!体育館のところだったはず…かな?」
長門「ちゅぐみちゃん案内お願い…!怖くて漏れそうなの…。」プルプル
モカ「ここで漏らしたら大変だよ〜?過去最大の黒歴史かもよ〜?」
長門「うぅ〜…おトイレ行きたい…。」
結局トイレまで行った。
え?連行されたよ?だって、羽丘って女子学園なんだもん!
俺一人だと叫んだり暴れそうだから見張ってるって言われたんだもん!
しかもモカちゃんは七不思議を話し始めたよ!
長門「モカちゃんやめて!怖いのいやだから!本当に動けなくなっちゃう!」
トイレ終了後、俺達は頑張って体育館のところまで行った…のだが、かなり遠回りなので音楽室に来た。
音楽室でよくありそうなんだが、誰もいないのに音楽が流れるとかなんとか…。
長門「ねぇ…ここって音楽室だよね?」
つぐみ「う、うん。そうだよ?どうして分かったの?」
長門「だって…なんか…なんか聞こえない…?」
蘭「長門!やめてよ!あんた一番怖がっているし、あんたがパニクったらあたしらがあんたを押さえないといけないんだよ!?」
♪〜♪〜
モカ「お〜聞こえるねぇ〜。これはあたし達の曲だね〜。ん…?あたし達の曲…?」
ひまり「ま、まさか…!」
長門「ひっ…ひっ…!!」
巴「いけない!長門が必死に一人で逃げないように耐えてる!だけどこれは…もう遅いな…。」
長門「いやああああああああああああああ!!!!!」
ひまり「長門ちゃん待ってよ!!置いていかないでええぇぇ!!」
モカ「……。なーちゃんは呼ばない方が良かったね〜。」
蘭「う、うん…。それよりも…早く探して帰ろ…?」
その後つぐみちゃん達は恐怖のあまりパニクって逃げた俺達を見つけて、また七不思議のやべー情報を聞いて俺はまた逃走して見つけてくれた。そろそろ最終面につくが、ここで大問題が起きた。
バチッ
つぐみ「あっ…!電池切れた…!」
長門「ひぐっ…もうやだぁ…!怖いよぉ!ねぇみんないるよね…?一人にしないでね…?」
蘭「うるさい!」
ポカンッ!!!
長門「いたいっ!強く叩かないでよ蘭ちゃん!」
巴「つ、つぐみ…あとどれくらいだ…?」
つぐみ「そろそろかも…!あっ、あった!ガチャンッ!! へ?」
長門「ん?」
つぐみ「あ…開かない…!」
ひまり「そ、そんなぁー!どうしよぉー!これじゃあ朝まで帰れnガチャンッ ん?」
つぐみ「開いた!あ、あの開けてくれてありがとうございまs「つぐみ、誰もいないぞ…?」え?」
長門「へぁ…ひっ…!」
全員「「「「「「いやあああああああああああ!!!!!」」」」」」
俺達は全力疾走で帰宅。
そして案の定俺の家に皆が駆け込んだ。
誰が一番怖がっていたのかって?俺だよ!トラウマあるんだもん!
蘭ちゃんとひまりちゃんの怖がっていた顔可愛いすぎてドキドキしたけど、それどころじゃないんだもん!
長門「うぅ…もういやだぁ…!怖くて眠れないよぉ…。そしてなんで皆いるのぉ?!」
蘭「怖いから。」
モカ「なーちゃんの怖がる顔のシャッターチャンスだから?」
ひまり「怖いから一緒に寝たいから!」
巴「正直怖すぎて帰れないし寝れない!」
つぐみ「一人で帰れないから着いてきちゃった…。」
長門「二人がまともで二人があるあるで一人はほんわかしすぎ!とりあえず皆で寝よう!今日はマジで関係なく怖くて寝られない!」
この後めちゃめちゃ寝た。
???「遊んでくれて…ありがとう…♪狐の子可愛いかったなぁ♪」
帰りとかも怖すぎて無理だよね…。
私は一人暮らしだけど、お化けのお話聞くと怖くて眠れないもん。
女の子が一緒に突撃してきて一緒に寝るって言われたらソッコーで寝るもん!怖いんだから仕方ないもん!