圧倒的平凡な生活を送っていた男子高校生が圧倒的理不尽な理由で女学園に転校して圧倒的非日常生活を送ることになったお話   作:超ちくわ

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噛み合わせ悪いと唇の内側のとこ噛むよね。
噛んだのはいいとしても、人工的に口内炎を作るからめちゃくちゃ痛いよね。
ちなみに人工口内炎発生中のため、美味しいものが食べられぬ()


52話 圧倒的喧嘩売り。話題と噂と約束。

暴力団事件がそろそろ記憶からなくなる頃か新しく残っているかの時期、俺が丁度中学に上がった頃の話。

俺の通っている学校は登校初日からザワついていた。

 

女子生徒1「ねぇ、暴力団事件って知ってる?」

 

女子生徒2「あぁ…あれでしょ?男の子か女の子か分からない子が一人で潰したって話?」

 

女子生徒1「そうそう!そのお話ね…この学校の生徒の誰かがやったんだって!」

 

女子生徒3「えぇー!?本当!?」

 

長門「はぁ…思い出したくねぇ…。」

 

俺からしたら地獄だった。

傷は隠さないといけないし、変な行動起こしたらすっごい怪しい目で見られる。しかも相手が女の子だったら尚更キツい。

 

中3の人「こんにちは〜!ねぇねぇ!花波長門君って人いる〜?」

 

女子生徒「え?あの子のこと?」

 

長門 (おいこら指差すなあぁ!関わりたくねえぇ!)

 

中3の人「長門君!初めましてだよね?ちょっといいかな?」

 

長門「っせーなぁ…。声でけぇんだよ…少しぐれぇ黙れや…!」

 

ズンッ

 

中3の人「わ、わーお…一気に空気重くなったねぇ…。と、とりあえず放課後いいかな!?」

 

長門「気分によるわ…。とりあえず他所の野郎は失せろ。こちとら寝起きが悪ぃんだよ…。」

 

中3の人「わ、わわ悪かったよ!今出ていくからさ!」

 

長門「まず財布返しな。」

 

中3の人「へ?」

 

長門「人の財布盗っといてトンズラしようとすんなゴミが…。殺すぞ。」

 

ゾワワッ

 

女子生徒1「待って…あの子思ってたよりヤバいかも…!」

 

女子生徒2「あの子可愛い割に目が本気になってる…!」

 

中3の人「分かった分かった!だからそんなに殺意向けるなって!こっちは金欠だったから借りようかと思ってさ!」

 

長門「金欠だったから人の財布をこっそりパクるんだ…。へぇ〜大したもんだね〜?○○○○先輩?確か過去に何回も何十回も強盗や窃盗、脅迫に誘拐等も犯していますよねぇ?ほとんどの理由が金不足。本当は貯まっているくせに懲りなく金を巻き上げるんだね?」

 

中3の人「ちっ…!くそっ!」

 

長門「はぁ…ったくよぉ…犯罪はやめとけって言ったろうに…。だああああああ!!疲れるううう!」

 

権力も何もないのに何故か俺がトップになってたらしく、勝手に番付けされていたみたい。平和に過ごしてアニメのような中学生活を送りたかった。ちなみに、とある女の子が今後出会うことになるなんて当時の俺と過去を物語っている本人の俺は知らなかった。

数日後。

 

ガラッ!!

 

自称トップの人「おい、花波長門ってやついるか?」

 

男子生徒「うげっ!○○先輩…!?」

 

長門「Zzz…ん〜…。」

 

女子生徒「な、長門ちゃんならあそこに…。」

 

自称トップの人「あの寝てるやつか。どけ。」

 

男子生徒「せ、先輩!長門を無理に起こしたら…!」

 

自称トップの人「んなもん関係ねーよ。」

 

ガタンッ!!!!

 

長門「ん゙っ……!ってぇーなー……。新手の睡眠妨害かぁ…?」

 

自称トップの人「俺が起こした。」

 

クラス全員 (((((あ、この人終わったわ。)))))

 

長門「ふん゙っ!!」

 

ドガアァッ!!!!

 

自称トップの人「がっ……な、何が起き…た…!?」

 

長門「てめーよぉ…人が気持ちよく寝てるっちゅーのに、その起こし方は論外だろぉ?まず、てめー誰だ?」

 

男子生徒「長門、この人は学校トップの先輩なんだよ!知らないの!?」

 

長門「え、そうなの?こんな雑魚だったらトップなんて言ってるとか笑っちゃうね!笑えねーけど。とりあえずコイツは睡眠を邪魔したから始末しとくわ。」

 

女子生徒「最早先輩とか関係なし!?」

 

その後、自称トップを名乗る先輩という名のゴミ箱の紙くず的存在の人間をポコって帰宅した。

もちろん俺自ら体に取り付けた監視カメラを用意しているため、証拠となる動画も用意できるので、相手はほぼ確実に罪となる。

そんな中、帰宅したあとで親に呼ばれた。

 

母「長門、ちょっといい?」

 

長門「何?」

 

母「長門またやり返しちゃったの?」

 

長門「あー…うん。休み時間に睡眠していたら、上の学年の自称トップとかいうバカに睡眠妨害されてキレちゃった。」

 

母「自称トップ?」

 

長門「俺も初めて聞いたけれどそれって喧嘩が強い意味でのトップらしくて、放課後容赦なくポコっちゃった。」

 

母「はあ…大分変わっちゃったわね長門…。あの純粋で可愛いくて愛おしい長門は何処へ…。」

 

長門「ママに言われてもどう反応すりゃいいか分かんねぇ…。」

 

母「だーけーどっ!」

 

サワッ

 

長門「ひゃあっ!?ママ何するの!?」

 

母「相変わらず女の子らしい反応はあるからねぇ♪そこだけは昔から変わらないんだから。」

 

長門「うぅ…ママのその変態なとこがおねーちゃんに伝染ったんじゃねーか!」

 

母「あらあら顔真っ赤にしちゃってぇ〜♪もっとされたいなら、もっとしてやるっ!おりゃあああああ!!」

 

長門「いやああああああ!!ママのド変態いいい!!」

 

俺は捕まらないように暴れていたけど、捕まった。

 

母「はぁ…はぁ…!捕まえた…!とりあえず長門、約束!」

 

長門「や、約束?」

 

母「喧嘩はしていいけど、相手から手を出してきたらって話だからね!長門から手出したらお仕置きだから!」

 

長門「え゙っ…お仕置きはやだ!ママのお仕置き怖いもん!恥ずかしいし、いやだ!」

 

母「なら、約束守ってね☆」

 

長門「は…はい…。」

 

俺のお母さんはセクハラキング、そこだけは今も変わっていない。

お母さんのやってることが人間じゃないもん。セクハラの塊だもん。

よくお母さんは綺麗とか可愛いとか言われているらしいが、それはめっちゃ猫かぶりで、本来の姿は変態の塊。

だけどそれこそ家族にしか見せられない本来の性格なのだと思う。

 

陸奥「ただいまー…ってお母さん何してんの!?」

 

母「長門がちょっとやらかしたからお説教してるの♪」

 

長門「おねーちゃん助けてぇ…。ママ怖いよぉ…!」

 

陸奥「はぁ…長門は押し負けるとやっぱり弱腰になるね。特に女性相手は。」

 

長門「う、うるさいやい!」

 

その後おねーちゃんに助けられた。

もちろん約束の話はマジモンで、お母さんの目で伝わった。

ふざけているように見えてはいるが、お母さんの目はバカ正直。

確かにこれ以上悲しませたり、負担になるようなことはしないようにしようと思う。いや、させないように努力した。

学校では色々殴り合いとかあったけれど、なんだかんだ解決とかしつつ、2年経過して俺は中3になった。

 

長門「もう3年かぁ…高校どこにすりゃいいかなぁ…。」

 

女子生徒「長門ちゃん長門ちゃん!高校決まった?」

 

長門「いーや決まってない。ちょーっと困りもんがあってさー…。」

 

男子生徒「困りもん?」

 

長門「もー皆知ってるでしょ?もう3〜4年前になるけどさー…。」

 

女子生徒「あっ、アレかぁ…。」

 

男子生徒「アレだ。」

 

長門「そうなんよ、アレだよ。暴力団事件のやーつ。」

 

俺の一番の悩みは当時の暴力団事件で、地元ではすんごい話題にもなっていたり、有名人でもある。こんな有名人になるつもりはなかったのに。だけど、俺のやっていることは間違えているようで間違えてはいないと思う。そう思ってはいる。

ちなみにお母さんにも相談していた。

 

長門「ママー!進路決まんなーい!」

 

母「なんでこんな時に私に頼るのおおお!?」

 

長門「だってー!例のアレが原因だから絶対に落とされるもーん!」

 

母「甘えずに探せえええぇぇ!」

 

長門「だから見つからないから探してるのおおおぉぉ!」

 

母「とりあえずイチゴスイーツ食えええぇぇ!!」

 

長門「やったあああああああ!!!」

 

なんだこれ。

シリアスのハズなのになんでこんなできごとまで語るんだ…?(今更感)

家では普段ギャグを繰り出すようなやべー家庭で、友達を連れてきたら猫かぶり。もうコントローラーぶっ壊れる。

そして、俺が強制的に女子学園に行かされる理由にもなった。

 

母「あそこに飛ばしてやるぜ長門…ぐへへ。」

 

 

 




後半緩くなりすぎてギャグ出ちまった…。
いや、だけど過去編ラストじゃ☆
野ブタ見てたらすっごい懐かしすぎてぐっと来たねん。
ちなみに当時の私は小一なのだ☆
なんか、学園ドラマって2000年初期の感じがいいよね。
アニメは昔と今も両方いいけどねっ!

それにしても人工口内炎痛てーです()

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