圧倒的平凡な生活を送っていた男子高校生が圧倒的理不尽な理由で女学園に転校して圧倒的非日常生活を送ることになったお話   作:超ちくわ

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バンドリって尊さと可愛いさと癒しで溶けるっすよね。
全キャラの温泉回かましていこかなとか思ったり…。

あ、過去編最終話っす。


53話 圧倒的理不尽。強制転校の理由と転校前の姿。

ガチャッ

 

長門「ただいまー。」

 

母「おかえり、今日は遅かったじゃない?」

 

長門「しょーがないじゃん。HR長(・・・)になっちゃったんだから。」

 

母「そうなのね。高校はどうなの?」

 

長門「あぁ、全然大丈夫だよ?皆いい人だし、こんな俺でも優しくしてくれる。キャラぶっ壊れてるけど。」

 

母「紫陽花学園は問題児もいることでも有名だけど、いい子達でしょ?」

 

長門「なんで知ってるの?」

 

母「出身校だから。」

 

長門「なんでそれ先に言わねーんだよ!恥ずかしいじゃねーか!」

 

母「あんたが勝手に選んだんじゃないの!そんなの私に言われても困るわよ!」

 

長門「ごめんなさい参りましたお仕置きは勘弁してくださいこの通りです。」

 

母「分かればよろしい!だけど、今日のイチゴスイーツはお預け!」

 

長門「ええぇぇ!!?うぅ…俺のイチゴがぁ…。」

 

母「ほら泣きじゃくらないの。お預けにした分、イチゴがいっぱい乗ったスイーツあげるから。」

 

長門「うん…明日までイチゴ我慢する…。」

 

母「イチゴに関してやっぱり子供なところあるのは変わらないわね、長門は。」

 

イチゴにチョロいのは高校からではなく、小さい頃からなので気にしないでくれ。多分、お母さんの遺伝だ。

そして、裏ではお母さんと学校側がコソコソと動いていたなんて俺は知るよしもなかった。

一ヶ月後。

 

母「さて、長門をどうしましょうか…。」

 

先生「ちょっとまずいかもですね。息子さんに喧嘩を吹っかけて来る2〜3学年の生徒にも問題はありますが、長門君はその人達にどう対応しても聞かなかったようで…。その結果、2〜3学年の一部の生徒は入院になってしまって…。」

 

母「はぁ、全く…相変わらず長門は手加減ってものを知らないんだから…。」

 

先生「例の事件ですよね…。しょうがないと思います、彼にとっては唯一大切な家族に傷を負わせてしまうと思ってしまいますし、家族に対する思いが強くなりすぎて手加減というものを忘れてしまったんだと思います。」

 

母「あの子は無自覚で手加減を忘れていますね…。とりあえず長門には喧嘩を売らないようにお願いします。」

 

先生「もちろんです。とりあえず、転校の件は長門君には説明しなくても…?」

 

母「大丈夫です。あの子は鈍感ですし、すぐに手遅れだと理解してくれますから。」

 

先生「分かりました。それでは、長門君には転校前日にお伝えしますね。」

 

母「お願いします。」

 

一方、長門は────

 

長門「あのー…呼んだ理由って…?」

 

二年の先輩「俺と付き合ってくれ!」

 

長門「は…?」

 

二年の先輩「分かってる!お前が男ってことは分かってる!だけど、なんか可愛いんだよ!好きになってもおかしくないくらいに!」

 

長門「えっと、お断りします。俺は上学年の先輩のこと全く知らないですし、こっちは性格も知らない人に告られても困ります。」

 

二年の先輩「そ、そうだよなー!ごめん!時間を無駄にした詫びというか、これあげるよ!それじゃ!」

 

長門「あー…うん…ありがとうございます…。(現ナマかよ…)」

 

テコテコテコ…

 

女子生徒1「長門ちゃん長門ちゃん!どうだった!?」

 

長門「断った。」

 

女子生徒2「やっぱりそうだもんねー!こーんなに可愛い長門ちゃんを取ろうものならもっとお互い分かるようにしないとねー!」

 

長門「まーそーだよね。しかも全然好きでもなかったし、何せ相手だけが俺のことを見ていたみたいだし。」

 

女子生徒3「えー!?それってストーカーと同じことじゃないの!?」

 

長門「気づいてはいたけど、予感はしてた。だけど、あーゆー人と付き合うって意外と難易度が高いかもねぇ…。」

 

紫陽花学園でも自然とハーレムになってた。

いや、女子生徒自らが俺のところに向かってくる。

男子生徒とお話しても女子生徒達に力ずくで引っ張り出されてペットのように撫でられたり、しっかりと押さえられて抜け出せない。

 

長門「ねぇ助けて。なんかイヤな予感がするんだけど…。」

 

女子生徒4「ぐへへへ…長門ちゃんは私達、女子生徒だけのものなのよ…!じゅるり…怯えてる長門ちゃんおいしそうでよだれが止まらないわ…!」

 

長門「ひっ…!待って!怖い!やだ!助けて!顔が怖くなってるうううぅぅ!!」

 

女子生徒5「長門ちゃんごめんね?私達は長門ちゃんが愛おしすぎて誰にも渡したくないくらい好きなの。」

 

長門「たったの1ヶ月で何が起きたの!?」

 

男子生徒と過ごす高校生活って何だったんだろうと今でも思い返されるこの思い出…当時も色々あったけど、女の子のやべー地獄からは逃げることができなかった。怖いんだもん!飢えた獣のように俺を見ていたんだよ!?○これの足柄おねーちゃんみたいじゃねーかよ!足柄おねーちゃん可愛いからすっごい好きだけど!

帰宅後…。

 

長門「た、ただいまぁ…。」

 

母「おかえrって何があったの!?」

 

長門「女の子って、怖いね…。」

 

母「あーなるほど…。女の子達にガッツリ固定されて化粧されたんだ…。」

 

長門「ママは察するのが早いね。抵抗できないんだもん!女の子を傷つけたら死刑と同じようなものだもん!その前に怖すぎて怯えてるだけだったよ!」

 

母「とりあえず化粧落としてきてね。長門はもうちょい違う化粧の方が似合う。」

 

長門「ママまでそんなこと言うの!?いや、だけど否定できねえええぇぇ!!」

 

母「昔から長門を化粧させてるからねぇ〜。言動は相変わらず女の子みたいな喋り方じゃないけど、声は女の子っぽいもんねぇ〜?」

 

長門「それ以上言わないでぇ…。俺のメンタルぶっ壊れるぅ…。」

 

バアァン!!!!

 

???「長門ちゃあああああん!!会いに来たよおおおおおお!!」

 

長門「げっ!?深雪おねーさん!?」

 

深雪お姉さん「今日もセクハラしちゃうz「いやああああああ!!」ちょっと抵抗しないで!ポカポカ叩かないで!痛いから!」

 

俺のお母さんの妹で、花波 深雪。

お母さんとほぼ似たような性格で、セクハラキング第2世と行っていいくらい。

え?俺のお母さんの名前?そう言えば言ってなかったね、お母さんの名前は花波 吹雪。○これのブッキーはすっごい可愛いすぎて尊いのに、お母さんといったら性格が一致しない。むしろ真逆。

深雪おねーさんが突撃してきて、はたまたカヲスになった。

ちなみにまた一ヶ月経った。

 

母「それじゃ、先生お願いします。」

 

先生「了解です。」

 

プロローグと同じ内容になるのでカット。

 

先生「まぁ、理由としてはまだあるんだよ。」

 

長門「理由?」

 

先生「まだ入学して二ヶ月しか経っていないけれど、二年と三年が調子に乗ってしまって長門君に喧嘩吹っかけるでしょ?」

 

長門「あー…言われてみればそうですよね…。例の事件が原因でよく吹っかけられますね…。」

 

先生「そう、それが結構面倒ごとになりかねないんだ。だから君のお母さんが強制的な転校をお願いしたんだ。」

 

長門「まぁそーですよね、お母さんはふざけてるようで真剣だからなぁ…。とりあえずもう既に裏で動いて決まってしまったのであればしょうがないっすね。」

 

先生「理解してくれた嬉しいよ。お詫びにその花咲川女子学園の制服はこちらが負担するから心配しなくて大丈夫だよ。」

 

帰宅して聞いたけれど、俺がこれ以上壊れないためでもあるみたいで、女の子だけしかいない学校に行けば壊れることはないって言っていた。

確かに言われてみれば下手したら壊れるかも知れない、お母さんの言う通りだし、もう既に予測していたようだ。

俺はお母さんの言う通りにして、大人しく一人暮らしの準備をした。

 

母「あ、それと弦巻財閥の黒服のお姉さんも来るから。」

 

長門「はいはい分かりましたよーっと。ん?今何て?」

 

母「弦巻財閥の方が来るって言ったよ?」

 

長門「弦巻財閥…ってまさか!」

 

母「うん、私がお願いした。」

 

長門「ちょっと待てやああああああああ!!!」

 

もう既に連絡しており、そこからカヲスに落ちていった。

そして壊れることはなかったが、俺の生活が癒しと可愛いさと尊さとぶっ飛びさでぶっ壊れていくことにもなって、今の俺に至る。

 

 

 




もう既にギャグ。
シリアスを貫こうとしたんだけど、我慢できなかった。
新キャラも思わず登場させちゃったし!

あれ?癒しってなんだっけ?

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