圧倒的平凡な生活を送っていた男子高校生が圧倒的理不尽な理由で女学園に転校して圧倒的非日常生活を送ることになったお話   作:超ちくわ

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59話 圧倒的ときめき。美しき青薔薇と輝き彩る光の花。

ヒュルルルル…パァン!!!

 

あこ「あっ!花火!」

 

長門「はわぁ〜…綺麗…。」

 

紗夜「えぇ、とても綺麗です。」

 

燐子「綺麗…!」

 

友希那「……長門も綺麗に見えるわ。」

 

長門「ほえ?何か言いました?」

 

友希那「いえ何も?」

 

リサ「あ、近くに神社あるんだけど…そこからの眺めとてもいいよ〜!皆行こっ!」

 

長門「えっあの何で俺の袖を掴んdグイッ ぶええぇぇ!?」

 

俺がマイペースなのか分からないけれど、皆急いで近くの神社へ行き、階段を登って花火を見た。

すっげー綺麗なのです。

 

リサ「………長門ちゃん、ちょっといい?」

 

長門「はい?」

 

友希那「………リサ?」

 

花火を見ている途中にリサ先輩に呼ばれて何かなと思ってついて行き、皆は花火に夢中になっていたのでちょっとこっそり抜け出した。

俺は気づかなかったけれど、友希那先輩にガン見されてた。

 

長門「あの、リサ先輩?どしたんですか?」

 

リサ「え、えっと…今日はありがとね!その…皆に内緒にしておきたいんだけど…目閉じてもらっていいかな?」

 

長門「は…はい…。」

 

ギュッ

 

長門「!?」

 

リサ「長門ちゃん何から何まで本当にありがとう。バイトも大変なのに、アタシ達のお願い聞いてくれて。長門ちゃんに感謝してるって皆言ってた。」

 

長門「そ、そーなんですね!俺はそ、そそそんなに気にしていなかったんですけどね!お願いを聞かれたらできるとこまでやりますよ?俺の中では当たり前ですし、やる前にできないなんて言ったら情けないですもん!」

 

リサ「長門ちゃんやっぱり優しいね。だけど、彩が長門ちゃんのファーストキスを奪うのはちょっと気に入らないなぁ〜☆」

 

長門「ビクッ!!! あ、あれは抵抗しようにも力が強すぎて抵抗できなかったんですよ!うん…?まさかリサ先輩…!!」

 

リサ「2番目のキスはアタシが奪うよおおおおお!!」

 

長門「そーだったああああああ!!リサ先輩変態だったあああああ!!あっちょっと待って力強すぎrふぉおおああああああああ!!!」

 

パコンッ!!!

 

リサ「あふんっ。」

 

紗夜「今井さん何しているんですか。全く…丸山さんに対する嫉妬は分かりますが、抜け駆けは許しません。花波さんも何しているんですか?お説教しますのでちょっと来てください。」

 

長門「え、えぇ!?待ってくだsパコンッ!!! 痛いっ!そのハリセン何処から持っtベシンッ 痛いですって!」

 

紗夜「説教しないと直らないじゃないですか。」

 

長門「何がですか!?あのおおおお!!説明してくださああああい!」

 

紗夜先輩に説教された。

ハリセンでペシペシと頭を軽く叩かれてくどくど説教くらってげっそりした。多分だけど、狐耳と尻尾がなくなったから怒っているんだと思う。

 

プニィ

 

長門「もにょ。」

 

紗夜「柔らかい。なんなんですか貴方は、可愛い上に柔らかいとかふざけないでください余計に触りたくなるじゃないですかっ!!」

 

ブニイィ

 

長門「ぶにゃああああああ!!」

 

燐子 (花波さん…可愛い…。)

 

俺は紗夜先輩に頬をめちゃめちゃぶにょーんってされて痛かった。

多分かなり伸びた。びにょーんっていったもん!お餅みたいにびにょーんって伸びたもん!千切れそうだったもん!

 

あこ「なー姉大丈夫?」

 

長門「うん、大丈夫…ぐすっ。痛かったけど…。」

 

あこ「あれ?今気づいたけど、なー姉の身長ってあこより身長ちっちゃかった?」

 

長門「ごふっ!!」

 

あこ「なー姉えええええええええ!!!」

 

燐子「花波さんっ!?」

 

あこちゃんにまで言われるとなんか負けた感がして余計にメンタルを抉られた。吐血した。だけどあこちゃん可愛いから許すマン。

だけど身長は言わないで欲しかった。

メンタル抉られるし何より女の子に負けていることを示されているように感じるし、手の施しようがないのです。

 

ヒョイッ

 

長門「え?あのー友希那先輩?」

 

友希那「長門、皆で花火するわよ。」

 

ガサッ

 

長門「あー…なるほど…ですけど俺を抱き抱えるのはちょっと違うんじゃないですかねー?」

 

ギュウウゥゥ

 

友希那「別にいいじゃない。」

 

長門「友希那先輩痛いです潰れます骨折れます…。」

 

友希那「♪」

 

俺は友希那先輩に抱き抱えられて動けない状態でいるのに、紗夜先輩は俺をガン無視してゴリ押しで花火を始めようとした。

待って俺もやるんですけど買ったの俺なんですけど!!

 

紗夜「皆さん、早く始めましょ。手持ち花火持ちましたか?」

 

長門「待ってください…持ちましたから…ってあれ?ロウソクに火付けましたか?」

 

全員「「「「「フルフル(横振り)」」」」」

 

長門「えぇ....(困惑) 待っててください…今ロウソクに火付けますから。」

 

カランッ シュボッ

 

リサ「おぉ…手馴れてるね長門ちゃん!」

 

長門「毎年夏休みに花火をしていましたから。」

 

手際よくロウソク二本に火を付けて皆で花火に付けた。

最近の手持ち花火は凄く綺麗で先輩達が持つとより綺麗に見えて、あこちゃんは普段可愛いのによりもっとめっちゃ可愛いくなっていた。

花火効果って尋常じゃないね。

 

燐子「花波さん…お隣いいですか…?」

 

長門「はい、もちろんです。」

 

燐子「…………。」

 

長門「…………。」

 

燐子「あ、あの…今日はありがとうございます…。」

 

長門「ほぇ?」

 

燐子「私は…人混みが苦手で…行く勇気がなくて…いつもあこちゃんや花波さんに助けられてて…。」

 

長門「いえいえ!助けられたのは俺ですよ!」

 

燐子「へ?」

 

長門「俺は中学までちょっといじめられてて、性格とか今と違って超真逆だったんです。ですが、花女に来てからすごく変われました。先輩達に会えたことや香澄ちゃん達に会えたこと、他の子達に会えたことで今の俺が健在していますから。それに…。」

 

燐子「それに…?」

 

長門「燐子先輩は自ら変わろうとして来年生徒会に候補しようとしているのを見てカッコイイなって…。」

 

燐子「ふぇっ!?な、何で知っているんですか!?」

 

長門「紗夜先輩から聞きました。燐子先輩はRoseliaに入ってからすごく変わったって言っていましたし、あこちゃんからも燐子先輩がよりカッコよく見えるって言ってましたし…。」

 

燐子「あ、あの…それ以上言っちゃダメですっ!」

 

ガバッ

 

長門「ぽぇあっ!?」

 

燐子「は…恥ずかしいから…その…ダメです…///」

 

長門「わ、分かりました!さっきのは聞かなかったことに…できます?」

 

燐子「はい…///」

 

長門 (やべぇめっちゃ可愛い。)

 

その後、手持ち花火でめちゃめちゃはしゃいで遊んでいたら花火最後のド定番。線香花火に突入した。

線香花火はとても儚い小さなお花。

手持ち花火を持っている時とは違った綺麗さを魅せてくれる魔法の花火。これにドキがムネムネした人は少なくないはず!!

 

パチパチパチ…

 

あこ「あっ!付いた!」

 

長門「やっぱり綺麗だな…線香花火…。」

 

あこ「うん、すごく綺麗…。なー姉が持つともっと綺麗に見えるよ?」

 

長門「そ、そんなことないよあこちゃん…///」

 

あこ「なー姉照れてるの可愛いよっ!」

 

リサ「長門ちゃ〜ん☆なーにイチャイチャしてるのさぁ〜☆アタシも混ぜてよ〜☆」

 

長門「リサ先輩!?見られちゃうと恥ずかしいな…。」

 

ポトッ

 

あこ「あ、落ちちゃった。新しいの持ってこよっ!りんりーん!隣に来ていーい?」

 

燐子「う、うん!」

 

あこちゃんって可愛いすぎない?

あの純粋無垢なはしゃぎ具合半端なくやべーんだけど。

子供のようにはしゃぐ女の子って本当可愛いすぎるというか、数えられるくらいしかおらんぞ。

ぶりっ子はぽーいだけど!

 

リサ「ねぇ長門ちゃん、さっき燐子と何話してたの?」

 

長門「えっ?そんな大したお話じゃないですよ?」

 

リサ「そうなんだ…あっ、長門ちゃんは女の子扱いされているけれどさ、気にしないの?」

 

長門「俺はもう気にしていないですね。無理に男らしくするのはダサいので、ありのままの俺でいいかなって…呼び方もそんなに気にしていませんし、むしろ嬉しい方です♪」

 

リサ「長門ちゃんの周りが緩くなるのはそういうとこだったんだね〜☆皆和んでいたしぃ☆」

 

長門「そーいえば、先輩は何故俺を呼び捨てにしないんですか?」

 

リサ「うーん…分からない☆だけど呼び捨てにしたらダメかなって思ってたから…。」

 

長門「俺は気にしていないので呼び捨てにしてもいいですよ?自分の呼びやすい呼び方の方がいいじゃないですか。俺も有咲ちゃんに苗字でさん付けは堅苦しいって言われていたので、名前呼びにしたらだいぶ緩くなったなって…。」

 

リサ「有咲やるねぇ〜☆それじゃ、これからは長門って呼ぶね☆」

 

ポトッ

 

リサ&長門「「あっ、落ちた!!」」

 

俺とリサ先輩はタイミングもよく線香花火が落ちて息を揃えてリアクションした。

ちなみに俺が思ったことは、リサ先輩が余計に可愛いくて綺麗に見えたことです。あんなにドキドキしたのは初めてと言えるくらいなのだ。

いや、皆が線香花火したらそうなるが。

 

友希那&紗夜「「長門/花波さん、来て/来てください。」」

 

長門「わーお、息ピッタリ〜。」

 

友希那「リサと何話してたの?」

 

長門「呼び方を気にしていそうで気にしていないってお話ですね。」

 

紗夜「シンプルですね。」

 

友希那「長門、このぬいぐるみありがとう。それと、いつもありがとう。」

 

長門「えっ?!俺ってそんな感謝されることしてましたっけ!?」

 

紗夜「していますよ。無理難題出されても頑張って期限までこなしてくれたり、私達の要望を聞き入れてくれたり…。」

 

友希那「だけど心配なの。いつ倒れるか分からないんだもの…。」

 

長門「大丈夫ですよ、俺は倒れません。まぁ無理しすぎてぶっ倒れたら土下座してでも謝ります。それに先輩達こそ無理しすぎないでくださいね?」

 

紗夜「あ、ありがとうございます…ですが、自分の体も大事にしてください。あなたいつも放ったらかしにしているんですから。」

 

友希那「えぇ、可愛いらしい姿が台無しよ。」

 

長門「参りました以後気をつけますのでぶっ刺さるお言葉はおやめくださいまし。」

 

ナデナデ

 

友希那「それでいいのよ。素直で可愛いわ、長門。」

 

紗夜「素直な花波さんがとても花波さんらしいですから。」

 

長門「カアアアァァッ/// ぷ、ぷぐぅ…恥ずかしいです…///」

 

ポトッ

 

俺達は最後の線香花火をした後、片付けをして終わった。

また仲が深まったと思う。

いや、それ以上に深まりすぎだと思うんだけどね。

帰りは危ないのでそのまま俺の家で泊まらせた。

服はもちろん貸しているし、下着は新品なのを使わせているので安全なのだ。まぁ実際健康面をすごく気にしていますのでね。

女の子の体は色々デリケートなんです。

ちなみに寝る時はもちろん俺が床で寝ました。

翌朝起きれば安定の大惨事でしたけどね!

 

 

 

 

 

 

長門「絞め技はもうコリゴリじゃ…。」

 




やっとできたぁ…。
ちょいと文字数増えたけどいいよね!
大体3000ちょい過ぎ辺りで終わらせる感じだったけど、大丈夫だよね!(投げやり)

今の気持ち伝えたいんだけど、スキレベチケットが欲しいけど全く集まらん…だって、☆2キャラのスキレベが全コンプできないんだもん!トリプル5枚でやっと一人なんだもん!まりなさんのご褒美を満足に振り回せなかったもん!
まりなさん可愛いからそんなに気にしていないけど!

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