圧倒的平凡な生活を送っていた男子高校生が圧倒的理不尽な理由で女学園に転校して圧倒的非日常生活を送ることになったお話   作:超ちくわ

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64話 圧倒的ゆるゆる。お化け屋敷の誘いの後は自宅のお誘い()

長門「ねぇまりなさん…なんで本当に行かないといけないんですかあぁ…。」ブルブル

 

まりな「長門ちゃん情けないなぁ〜…。ほら行くよ!」

 

長門「いーやーだあああああああ!!」グググ

 

まりな「レディーを一人で行かせるつもりかああああああ!!」

 

長門「まりなさんはセクハラしかしたことないじゃないですかああああああああ!!!」

 

まりな「じゃあ普段は私をどんな風に見てたのさあああああああ!!」

 

長門「セクハラキングのやべーやつとしか見てないですううううう!!」

 

野次馬「なんだなんだ?夫婦喧嘩か?」

 

長門「ちげーよ【自主規制】!!!とっとと失せやがれ!」

 

グリッ

 

まりな「きゃっ!」

 

トテッ

 

長門「あ゙っ…!すみません…。」

 

まりな「うぅ…ヒール折れちゃった…。どうしてくれるの?」

 

長門「ちょっとここだと気まずいから移動しましょ!」

 

俺は今日本一最恐のお化け屋敷の手前にいる。

それで必死に入るのを全力で拒む俺を全力で引きずり込もうとするまりなさんで謎の戦争が始まって、その最中にまりなさんのヒールが折れた。なんでハイヒール履いてくるんですか…。

ちなみにまりなさんをおぶって人気のないとこのベンチに移動した。

 

まりな「長門ちゃんどうしてくれるのさ!もー!」ポカポカ

 

長門「いたたた…ごめんなさい!痛いですからあぁ!今出しますから待っててください!」ゴソゴソ

 

まりな「出す??」

 

長門「こ、これですよ…。」

 

まりな「へ?これって…。」

 

長門「まさかの悪いタイミングで折れちゃったから…その…早めのプレゼントです…。」

 

まりな「長門ちゃん…ありがとう!」

 

長門「渡して終わりじゃないので…その…言うこと何でも聞きますから…。許してくださいなんて言いませんからぁ…。」

 

まりな「今なんでも聞くって言ったよね?お化け屋敷行こっ♪」

 

長門「わ、分かりました…ぐすっ…。」

 

結局お化け屋敷に行くことになった。

いや待ってマジでやめちょくれ夜になるとマジのお化けが出ることで有名なんだよマジで作ったやつくっころ!!

テレビ番組でもこれはマジのお化けがいるって証明されたんだもん!

怖いんだもん!しかも羽丘でも体験したし!!

 

ギイィ…

 

長門「ま、まりなさん…離れちゃやだ…。」

 

まりな「もう長門ちゃんったら怖がりだなぁ〜♪そういうとこ、可愛いくて人気もっと上がるよ♪」

 

「ヴァああああああ!!」

 

長門「い゙や゙あああああああああああああ!!!!」

 

まりな「わあああああああ!!!」

 

長門「ま、まりなしゃん…早く出ましょ…!怖すぎるよぉ…!」

 

ペカー

 

長門「あ!出口!まりなさん出口!」

 

まりな「こら!あそこは行けないところなの!」

 

長門「へ?」

 

ヌッ

 

長門「あっ…。」

 

「うがあああああああ!!!」

 

長門「ぎぃやあああああああああああ!!!」

 

まりな「長門ちゃん待ってえええええ!!」

 

俺は全力で叫び、全力逃走した。

まりなさん、言ったじゃないですか。

怖いのすっごい苦手なんだって()

 

まりな「はぁ…はぁ…!長門ちゃん探したわよ…!ほら行こ?」

 

長門「ひぐっ…もういやぁ!怖いのイヤ!出口どこなのおぉ!」

 

まりな「あちゃー…本当にダメだこりゃ。完全にか弱い女の子になっちゃってる。」

 

長門「ひぐっ…まりなしゃん…。」

 

まりな「どしたの?」

 

長門「腰抜けた…。」

 

まりな「えぇ…しょうがないなぁ…ほらおぶってあげるから、漏らしたらダメだからね?」

 

結局俺はまりなさんにおぶられて最後まで悲鳴を上げてた。

もちろん漏らすことはなかったからな!

だけど怖すぎてまりなさんの背中が俺の涙で濡れちゃった。てへっ☆

 

長門「ま、まりにゃしゃん…そろそろ下ろして…。」

 

まりな「しょうがないなぁ…はい。」

 

トッ

 

まりな「お化け屋敷楽しかった?」

 

長門「もう行きたくないれす…ぐすっ。」

 

まりな「ごめんね?本当に怖いのが苦手だなんて…限定のイチゴスイーツあるから行こ?」

 

長門「はい…ぐすっ。」

 

最早母娘(おやこ)である。

まりなさんより身長が低いため、娘に見られてしまう。

俺は女の子じゃないけど、そう見えるからもうしょうがねーであります。ちなみに限定のイチゴスイーツはパンケーキとかめっちゃイチゴなパフェだった。これは食べるしかない。

 

長門「ん〜♪おいひい♡」

 

まりな「さっきの長門ちゃんとは大違いだね…。それにしても可愛いな〜♪」

 

長門「まりなさん…その…はいっ。」スッ

 

まりな「ん?」

 

長門「むぅ〜…あーん!」

 

まりな「いいの!?こんな私に!?」

 

長門「ヒールのお詫び…全然できなかったから…ボソッ」

 

まりな「ありがと♪あー…もぐっ!おいしい…!長門ちゃん、私もしてあげる!」

 

長門「お、俺はお詫びでしただけで…!」

 

まりな「いいから!はいっ!」

 

長門「うぅ…あーむっ!ふぉおぉぉ…おいふぃ〜♪」

 

パシャッ

 

まりな「んにひひ〜♪可愛い顔撮〜れた♪」

 

長門「あっ!まりなさん消してくださいよー!勝手に撮るなんて酷いですうぅ!」

 

周りの人達 (((((やべぇすっごい尊くてほっこりする…。)))))

 

まさにやさしいせかい()

さっきの俺のキャラ崩壊さとは違い、めっちゃほんわかしてまったりした状態だった。とはいえ、まりなさんに弱みを握られたレベルに恥ずかしかった。だって、あんな顔した俺を撮るなんて反則だもん!

俺が恥ずかしいもん!何されるか分からないもん!

 

まりな「ねぇ長門ちゃん。」

 

長門「むぅ…なんですか。」ムスッ

 

まりな「そんなにむすっとしないでよ〜!なんかすっごい可愛いから撮りたくなっちゃう!」

 

長門「撮ったらほっぺ抓りますよ?」

 

まりな「ごめんごめん!もう遅いし、私の家に寄っていかない?」

 

長門「お、俺は大丈夫でs「ダメ…?」あーもー分かりましたから!そんな目で俺を見ないでください!断れません!」

 

まりな「長門ちゃんありがと♪」

 

長門「変なことしたら猫パンチですから。」

 

まりな「やり返し方がなんか可愛いな!」

 

遊園地から出た後、またまりなさんに自宅へ誘われたので行くことになり、色々おしゃべりした。

なんかまりなさんがすっごい可愛いく見えたんですけど気のせいですか?だって話していることがマジで女の子らしくて可愛いんだよ!?

そんな話されちゃうと可愛いく見えちゃうよ!何歳か知らんけど!

 

長門「まりなさんって…やってることはセクハラなのに、話していることは女の子らしいですね。」

 

まりな「それって褒めてる〜?」

 

長門「セクハラさえしなければですけどね。ちょっとお手洗い行ってきますね。」

 

まりな「了解♪」

 

テッテッテッ

 

まりな「セクハラしなければ…か。セクハラはこのまま続けるけどねー!!」

 

長門「まりなさあああん!聞こえてますからそのままセクハラを訴えますよー!」

 

まりな「なんで聞こえてるのおおお!?」

 

俺は用を済まし、リビングに戻った。

だけどまりなさんが見当たらない。なんで?

俺はキョロキョロと辺りを見回し、まりなさんを探し始めた。

 

ギュウゥ

 

まりな「つっかまーえた♪」

 

長門「はわあああ!?あの…まりなさん!?」

 

まりな「ちょっとだけいいでしょ?何もしないから♪…いい匂い♪」

 

長門「はぁ…もうまりなさんは相変わらず変態です…。」

 

まりな「もー!また年上にそんなこと言ってるー!ちゅーしちゃうぞ?」

 

長門「ごめんなさい許してくださいちゅーだけは勘弁してくださいお願いします。」

 

まりな「素直でよろしい♪それにしてもちっちゃくて可愛いなぁ〜♪もっと好きになっちゃう♪」

 

長門「それとまりなさん。」

 

まりな「なーにー?」

 

長門「寝る時は…その…一緒に寝ていいですか?」

 

まりな「あれ?珍しい!どしたの?私のこと好きになったの?」

 

長門「違いますよ!あのお化け屋敷が頭から離れなくて一緒に寝てほしいだけです!べ、別に一人が怖いからとかじゃないですから!」

 

まりな「もう可愛いいい!!分かった、一緒に寝てあげる!その代わり…。」

 

長門「その代わり…?」

 

まりな「私のパジャマ着て寝てね?」

 

長門「え゙っ…わ、分かりました…。」

 

俺は思わず不安で一緒に寝て欲しいと頼んでしまい、条件としてまりなさんのパジャマを着ることになった。

お風呂から上がった後に着たけれど、なんかぶかぶかしてて手がそんなに見えない。しかもすぐはだけるやつ。

 

まりな「よし、長門ちゃんここにおいで!」

 

ポンポン

 

長門「はーい…ギュッ ほえっ!?」

 

まりな「えへへ♪長門ちゃん抱き枕♪」

 

長門「はぁ…しょうがないっすね…。特別ですからね?ちなみに俺はまりなさんが寝るまで起きてますから。」

 

数分後。

 

長門「すぴぃ…すぴぃ…。」

 

まりな「寝ちゃった…。可愛い寝顔だなぁ…ちょっとだけほっぺにしちゃお♪」

 

チュッ

 

長門「んにゅう…。」

 

まりな「おやすみ、長門ちゃん♪」

 

そして問題なく朝を迎えた。

絞め技はキマりかけていたがそこまでキマっておらず、にゅるんっと抜け出すことができた。俺が着ていたまりなさんパジャマが大きいからか、めっちゃはだけていて寝ぼけた女の子のようなスタイルになっていたのは内緒。

 

 

 




まりなさんってドジっ子で可愛いよね。
やべぇ、年上好きがバレる!(モロバレ)

ピコの大盛りとかやべー可愛いすぎて癒されたわ…。

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