圧倒的平凡な生活を送っていた男子高校生が圧倒的理不尽な理由で女学園に転校して圧倒的非日常生活を送ることになったお話   作:超ちくわ

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文化祭の準備がそろそろ終盤に入って来たようです。(何処目線)
女学園の文化祭ってどんなものなんだろう…。
リアルに見てみたいっす!!(本音ダダ漏れ)


8話 圧倒的文化祭準備。化粧させられることは最初から覚悟しないと最初から終わる。

長門「ふわあぁぁ…。」

 

花音「長門君眠そうだね…。何時に寝たの?」

 

長門「ん〜…2時に寝ました…。」

 

花音「なんでそんなに遅く…?」

 

長門「文化祭の衣装作成の試行錯誤っす…。」

 

花音「そ、そうなんだ…。あまり無理しないでね?」

 

長門「ありがとうございます。」

 

朝から寝不足な俺、花波 長門。俺が入院してた時も文化祭の内容を進めていたようで、何故か俺だけバニーメイドになってしまったらしい。

おのれ担任め許すまじ。

 

花音「それで、どんな衣装にしてあるの?」

 

長門「な、内緒です…。当日までは内緒ですよ!」

 

花音「どうしても…かな?」

 

ズギュウウウゥゥン!!!!

 

長門「だ、誰にも言わないでくださいね!」

 

花音「わぁ!長門君!すごく似合ってるし、すごく可愛い!お化粧したらもっと可愛いくなるんじゃないかな??」

 

長門「は、恥ずかしいですよ…け、化粧はまだ…その…ゴニョゴニョ」

 

花音 (この表情の長門君が好きで思わずからかいたくなっちゃうなぁ♪)

 

花音先輩恐ろしすぎる。

何故あんなに恐ろしい武器を持っているんだ…。

困り眉で首を傾けるなんて反則級の反則技やぞ…断れる人はいないくらいにヤヴァイ可愛いんだよ!分かってくれ!

その後学校に着き授業が4時限目で終わり、5時限目以降から文化祭の準備に取り掛かった。授業で俺が寝不足で居眠りしかけたところを見られ、先生のチョークミサイルを喰らったのは覚えてる。何処からそんな力が出て来るのか知らないくらいクッソ痛い。

 

長門「うぅ…まだヒリヒリしてる…。何であんなに力を引き出せるのじゃ…。」

 

たえ「長門が可愛いからだよ。」

 

長門「俺は可愛いくないっす…。」

 

たえ「まぁ個人によるからね。さて長門、準備はいい?」

 

長門「えっ?」

 

バッ

 

たえ「化粧、始めるよ。」

 

長門「嫌じゃ!」

 

ダッ!!!

 

俺はそれだけは勘弁だと全力で逃走したが、紗夜先輩に捕まりびっちりしごかれた。女の子の言うことは聞きなさいと言われてしまい、結局教室に戻り観念した。

 

沙綾「あっ、戻って来た。」

 

香澄「な…なんか頬赤くなってない!!?」

 

りみ「…コロネにされちゃったのかな?」

 

香澄「りみりん!コロネにされるってなに!?」

 

りみ「ん〜なんか『コロネッ!』って感じに喝を入れられちゃったのかなぁ?って。」

 

香澄「う…う〜ん…分からない…。」

 

最早俺がいなくてもカヲスな状態になっていたようで、絶対に戻って来るのは何故か知っていたみたい。なんで知ってるの??

そして女子生徒ほぼ全員は俺を椅子に座らせ、逃げられないようにガッチリ固定された。うん、力が強すぎて首が死ぬ…。

 

イヴ「う〜ん…、タエさん!ナガトくんの首が締まって大変なことになってます!ちょっと、下地も塗りにくいというか…。」

 

たえ「えっ?あっ。本当だ。」

 

長門「うぎゅっ…。苦しいれしゅ…。」

 

香澄「おたえ〜!花波君死にかけてるうぅ!離さないと!」

 

パッ

 

たえ「逃げられないように固定してたけど、首はダメだったかな?」

 

長門「首はダメ!というか、もう観念してるんで固定は勘弁してください色々な意味で死んでしまいます。」

 

その後────

 

ヌリッ

 

長門「ちべたっ。」

 

沙綾「反応可愛い…。」

 

イヴ「動いちゃダメですよ〜?目に入ると痛いので!下地を塗ったらファンデーション塗ります!」

 

ポフポフ

 

長門「んむっ…。」

 

たえ「あっ、もしかして塗られたら最後までしてもらうタイプ?」

 

長門「何故分かったのじゃ!?」

 

たえ「だって、拘束や固定してなくても普通に動いてないもん。」

 

香澄「言われて見れば…確かにそうだね。」

 

りみ「下地を塗られたらしてもらうしかない状態になるから…私達でもできるかも?」

 

長門「りみちゃん何か企んでない!?なんかキャラが斜め上にいってるよ!?」

 

イヴ「ナガトさん!メタ話はメッ!」

 

長門「俺は子供じゃnあふっ…。」

 

イヴ「ナガトさん、お化粧してから思ってたんですが…。」

 

長門「なしたのん?」

 

イヴ「アイラインを引いてる時やアイシャドウ塗ってる時、何も言わなくてもちゃんとその向きに合わせてくれていますね?もしかして、過去にお化粧してもらったことあるのですか?」

 

長門「なっ…何故バレた!?」

 

イヴ「さっき言ったように、何も言わなくても動きがお化粧にすごく慣れた動きをしてるからです!」

 

イヴちゃんに言われた通り、俺は過去に化粧をしてもらったことがある。幼少期から女の子と遊ぶ機会が多く、一緒に遊ぶ時は何故か化粧してもらったりしていた。もちろん男子と遊んだこともある。

だが割合で言えば、7割方女の子だった。何故じゃ?(2回目)

これはバレてしまったので過去にしてもらったことを包み隠さず話しました。だって俺、嘘つくの下手っぴだもん。

 

イヴ「なるほど〜。小さい頃のナガトさんのお化粧した姿見てみたいです!」

 

長門「いや見なくていいです俺の大事な何かが死んでしまいます。」

 

イヴ「チーク塗り終わったので、口紅を塗りますね!ナガトさんはこの中の色で何色が好きですか?」

 

長門「えっ?この中の色で??」

 

イヴちゃんが出してきた口紅の色は淡いスモーキーピンク、チェリーピンク、ショッキングピンク、ブラッドオレンジ、レッド、レッドパープルの6色だ。ちなみにこれはイヴちゃんのものではなく、文化祭の予算で買ったようdなんだとおおぉぉ!!!?

 

長門「えっ…もしかしてこれ全部あの予算で買ったの!?残りの予算は!?」

 

香澄「あはは〜…花波君を大改造したいってことで花波君のために使っちゃった☆」

 

長門「何してくれてんじゃああぁぁ!?こんな俺に使うなんてえぇ!んで、残りは…?」

 

香澄「ん〜、装飾や衣装作成で1万飛んで…この化粧品に5千円使っちゃったから…ZERO☆」

 

長門「な…なんじゃと…!?お、俺としたことが…。」

 

香澄「だ、だけど大丈夫!まだ前に花波君が言ってた残りの2万5千円があるから!」

 

長門「あれ?そうだっけ?」

 

香澄「そうだよ!あれでどうにかできるから!」

 

長門「また練っておかないと…。とりあえず今は俺を使って納得のいくまで化粧をしてくだせぇ…。」

 

俺は使ってしまったものはしょうがないと思ったので水に流しました。

その前に女の子の恐ろしいところがどんどん出てくるのは気のせいかな?一部の歯車がぶっ壊れてみんな大暴走してないっすか?

 

2時間後──

 

長門「先生が許可するなんて思ってなかったわ…。まさか化粧の途中でも落とさずSHRに参加していいとか…。何故じゃ…。」

 

有咲「お前どんだけ化粧好きなんだ?」

 

長門「有咲ちゃん、俺は化粧好きではないのだ。生徒達のコントロールが上手くできなくてこうなっているのだ。」

 

有咲「にしてはすんげーピンクを強調してねーか?」

 

長門「運が悪かった…。全ての色に合わせて化粧させられて最後に残っていたのは圧倒的にピンクだった…。まぁ、みんなが納得いくまで我慢するけど。」

 

有咲「お前正気か!?折角の綺麗でぷにぷにのすべすべな肌が荒れるぞ!?」

 

長門「何故そこまで言うのじゃ。」

 

有咲「とりあえず待ってろ!肌荒れ防止の下地もやるから!」

 

圧倒的に女の子達の思うがままだった。

俺は普通にモデルという名の人形にさせられているのだ。

流されやすいというのはもう既に皆は知っているため、俺を女の子の流れに自然に流すようにコントロールされていたのだ。辛い。

 

長門「早く終わらんかなぁ…。」

 

ガシッ

 

香澄「花波君捕まえたああああぁぁぁ!!」

 

長門「ふぉおおおおおおあああああああぁぁ!!」

 

香澄「花波君行くよおおおおおぉぉぉ!!!」

 

長門「ちょっとたんまあああぁぁぁぁ!!!」

 

有咲「おいこら香澄何やってんだああああぁぁぁ!!!」

 

香澄「ありしゃああああああぁぁぁぁ!!!」

 

有咲「わあああぁぁ!!くっついてくんなああああああぁぁぁ!!!」

 

長門「…なんだこれ。」

 

有咲ちゃんから肌荒れ防止の下地を受け取り、放課後の文化祭準備活動が始まってメイドさんのメイクが決まり、装飾と衣装の準備に取りかかった。香澄ちゃんって可愛いけど圧倒的にすごいおてんば少女だなと思った長門でした。

 

 

 




何故化粧の話があるのかというとですね、どこかの話に主の話が混じっているハズなのじゃ。(無かったらごめんなさい)

小さい頃に従兄弟のおねーちゃん(2人)に化粧をされたことがあって、ネタにしたらどうかなー?って感じで書きました☆(過去に化粧された人挙手)

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