亜種日本聖杯戦争   作:木々津皆守

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2-1 歪み始める運命

震える手を無理やりに押さえこみ、鞘に抜き出した刀を収める。

 

「なんで、希実香が・・・・・・」

「主殿……?」

 

 思い返すのは先ほどまで行われていた人智を超えたサーヴァント同士の戦いではなく、セイバーのマスターである少女のことであった。

 彼女に対する贖罪として、贖いとして、そんな建前で参加した聖杯戦争。ならば彼女が聖杯戦争に参加してしまっていては恭夜のそもそもの前提が崩れてしまう。

 なにより自分は彼女に向けて得物を向けてしまった。

 それは恭夜の精神を狂わすには充分すぎた。

 

「は、はは、どうせやり直すんだ。今、この瞬間の彼女を殺したところで」

「主殿ッ!!」

 

 ぐるぐると渦巻く思考に飲まれかけたところで、ライダーの声で正気を取り戻す。

 

「あ、俺は、何を、口走って」

「主殿、正直なところですが私はあそこで押し止まれたことに感謝しています。主殿の判断は間違っていなかった」

「でも、俺は」

「いいのです、過程は関係ないのです。大事なことは結果なのですから」

 

 あの時、恨めしそうな顔をして何故止めたと訴えていたライダーの瞳とは違い、何かに気が付きマスターである恭夜を慈愛に満ちた目でライダーは続ける。

 

「私と主殿はやり直しを望んだ。ですが私と主殿は根本的に違っている。既に失ってしまった私と、引き返すことのできる貴方とでは違うのです。なれば主殿はセイバーのマスターを殺すべきではない」

「ライダー、お前はそれでいいのか? それはお前の願いを―――」

「いいえ、私は天才ゆえに他者の気持ちが理解できなかった。故にあのような結末になったことでさえ理由がわからなかった。ですがこの戦いでわかるのではないかと思うのです」

 

 願いは簡単に諦められるようなモノではない。それは恭夜自身が死ぬほど理解している。

 そこに願いを叶える方法があるならば誰しもがそれを求める。

 それが人の背負った業だから。

 

「私は他者の気持ちを理解したいと、天才であることを理由に否定してきました。ですが今は違う、主殿と共に戦うことであの時の兄上の気持ちを理解できるのではないかと思うのです。今この時、この場所に存在している私はそれを知る義務があるのですから」

 

 しかしライダーは笑顔で、自らの予てからの願いであるはずの兄との仲直りという願望を捨てると言う。

 故に恭夜は戸惑う。

 

「それに聖杯で仲直りが実現したところで同じことの繰り返しになっては意味が無い。だから私はこの戦いで得ようと思うのです」

「何を、言って・・・・・・」

 

 その笑顔は眩しくて、自分の卑しさを浮き彫りにさせる。

 

「私は他者と同じ視点に立ち、己自身の過ちを見つめたい。それこそが一番の近道なのですから。なので主殿は私と共に勝ち残り、聖杯など捨て、セイバーのマスターと日常に戻るのです。それが今の私の願いです」

 

 もしも此処でライダーに責められていたのならば、きっと恭夜は止まらずに居られただろう。

 だが現実は違った。

 ライダーは恭夜に日常に戻るために戦えと言う。それは余りにも残酷で、余りにも遠い。

 

「今この時より私は貴方の為の刀となりましょう。今までは己の願望のみのために振るってきた技術、知恵を全て貴方の為に使いましょう」

 

 此処で引き返すには余りにも遅い。遅すぎた。

 もし戦う前であったのならば、恭夜は受け入れることが出来たのだろう。

 今まで噛み合う事の無かった歯車が、歪んだ形で噛み合う事さえなければ。

 

「ライダー」

「はい、なんでしょうか主殿?」

 

 サーヴァントに対する三回のみ使える令呪は先ほどの戦いで一画失われ残りは二画。

 

―――その残りの一画に強い意志を持って言葉を紡ぎ

 

「令呪を持って命ずる」

「え?」

 

―――自らを縛りつけ、己に正しい道を示してくれたライダーを裏切るように

 

「立ち向かう敵を悉く全てを殲滅しろ!!」

 

―――その呪詛を言葉にした

 

 正気でなんか居られない。

 狂った歯車は狂気を持って強く噛み合い、歪んだままに加速する。

 それがどのような結末を迎えるかなど誰にもわからない。

 

「何故、何故なのですか!!」

 

 ライダーの悲痛な叫びに、恭夜は何も答えることは無かった。

 

 

 

 その一方でセイバー陣営は先刻の戦いから敗走の一途を辿っていた。

 

「何とか離脱できたっぽい。希実香、大丈夫?」

「うん、私は大丈夫。鈴鹿は?」

 

 追って来る気配を感じず、周囲の警戒を行い、漸くの思いで人の居ない小屋を見つけそこに身を隠す。

 ただ気になる事といえば周辺に薄らと感じる程度の魔力の残滓が漂っていることだが贅沢を言っていられるほどに余裕が無かった。

 

「アタシは希実香の魔力で回復できるからへーきへーき」

「本当に?」

「ほんとの本当に。ただ、いつでも動けるように警戒しないとダメっぽいから希実香はアタシから離れないでね」

 

 実際にセイバーの言葉に嘘は無く、尽きることの無い魔力を供給されている側としてはマスターである希実香の心配をすることが出来るくらいには余裕である。

 

「なれば、ワシの事も当然気が付いておったりするのかの?」

 

 警戒こそしていたが、この声が聞こえるまでその存在に気が付くことは出来なかった。

 

「っ!」

 

 咄嗟に刀を抜き、隙あらば即座に離脱できるように突如現れた気配に向ける。

 そこには般若面をつけた女性が何一つ構えずに立っていた。

 

「やや、気が付いておらんかったか。すまぬがそれを収めては―――」

「悪いけどそれはムリ、アンタ何しにきた」

「ふむ、当然といえば当然のことよの。なればそのままでよいゆえ話を聞いてはくれぬか?」

 

 依然腰に差した刀に手を伸ばそうともせず、自然体で般若面の女性は言う。

 

「まず、アンタは何処のサーヴァントじゃん? それと―――」

「ワシはキャスター。何をしに来たかと問われれば話をしに来たとしか言えぬな。むろん戦闘をする気は一切無い」

 

 真名を看破されぬように付けているであろう般若面を外し、キャスターはその素顔を見せる。

 

「安心できぬと言うのであればこちらもマスターには付いてきてもらっている。ここに呼んでも良いぞ。マスターと相談するというのならば一向に構わぬ、いくらでも待つ」

 

 淡々と敵意がないと伝え、あまつさえサーヴァントの前にマスターを出しても良いというほどのキャスターの余裕。  

 それに対してここで戦うにはマスターである希実香を庇いながら戦わねば成らない為、セイバーには余裕があるとは言えない。

 

「マスター、どうする?」

「敵意があったらたぶんこうやって姿も見せないと思うし、あのまま私のこと攻撃できたと思う」 

「つまり、マスターは信じてみるって言いたいって事でいい?」

「うん、確信はないけどライダーみたいな殺気は感じないし、セイバーは?」

「確かにアタシもそういったのは感じない。とりあえずだけど相手にもマスターを此処に呼ばせるのがいいかも」

 

 そんな会話をしているとキャスターはくつくつと笑う。

 

「何がそんなに可笑しいじゃん?」

「いやいや、気を悪くしたなら謝ろう。では、マスターを此処に呼べば話は聞いてもらえると言うことでよいか?」

 

 その言葉にセイバーが答える前に希実香が言う。

 

「そちらのマスターも姿を現し、こちらに危害を加えぬと言うのだったらですが」

「うむうむ。と、言うわけじゃがマスターよ、良いな?」

 

 どこに向かって言うでもなく、キャスターが問いかけたところで虚空から声が聞こえる。

 

「いや、良いなも何も初めからそのつもりで来たんだろう?」

 

 何もない虚空に扉が出現し、何らかの模様が描かれた扉が開くと気だるげな表情をした青年が姿を現す。

 完全に青年が扉から出ると、勝手に扉は閉まり、その存在を消す。

 

「ヌシ様は本当に奇怪な術を使いおるのぅ。ほれ、見てみよ、変人を見るかの様な眼で見られておる」

「誰のせいだ、ったく。 驚かせて悪かったな、うちのキャスターも趣味が悪くてな。この通りこっちに敵意も無ければ危害を加えるつもりも無いから安心してくれ」

 

 魔術の知識に疎い希実香ではあるが、それでもわかることがあった。

 今のは既知の魔術の類ではなく、それで居てキャスターの力でも無いという事に。

 

「貴方の、名前を教えてくれませんか?」

「ん、悪いな。俺はしがない探偵をやってる夜月って者だ。君は別に名乗らなくても良い、既に知ってる。気を悪くしたのなら先に謝罪しよう」

 

 夜月はそう言うと軽く頭を下げる。

 きっと本人は謝罪をしているつもりなのだろう。だが、希実香にとってそんなことはどうでも良く、聞きたいことがあった。 

 

「今のは魔術の一つですか?」

「ああ【こちら】の世界と【あっち】の世界では系統こそ異なるが、確かに魔術であるといっておこうか」

 

 答えることを渋ることさえも想定していたが、夜月は意味深な言葉と共に希実香の問いに何一つ躊躇わずに答えたために若干の戸惑いを隠せなかった。

 それに気が付いたのか夜月は煙草を胸ポケットから取り出し咥えると、火をつけて吸いながら言う。 

 

「ただ違うところがあるとすれば君達の扱う魔術は正気の産物で、俺が扱う魔術は狂気のトリガー足りえる産物という所だ。それと、そんなに表情に出されるとこちらとしては会話の手間が省けるから助かるがな、取引をする側としては非常に騙しやすい。あくまでこれは此方側から持ち掛けた会合だからこそ、こうして教えてやるがどうにも君は魔術師としても一人の人間としても正直すぎる節がある」

 

 紫煙を吐き出し、夜月は笑う。

 まるで内心を見透かされているような感覚に、希実香は更に戸惑う。

 

「っと、まあ、あんまり脅かしてもしょうがねーな、本題に入ろう。此方側の頼みはキャスターの私怨を晴らす為にとある陣営との戦いを邪魔しないで欲しい。此方が君達に払う対価は情報と一時的な休戦協定だ」

「ちょっと待ちなよ。今の言葉じゃアタシ等じゃ相手にならないから見逃してやるって聞こえるんだけど?」

 

 セイバーはこの一方的に提示されていく状況を危ぶんでか、立場は対等、それ以上に此方側が上であるように立ち振る舞う。 

 

「仮にだ、今お前が俺かキャスターのどちらかに攻撃をしたとしよう。もしくは同時に俺達を切り殺せると仮定しようか」

「何を言って―――」

 

 そんなセイバーの言葉も聞こえているのかいないのか不明だが、夜月は続ける。

 

「それをワンアクションで済ませる自身が無いのならやめとけ。お前はどうにかなるとしてマスターは必ず死ぬぜ?」

 

 瞬間、セイバーは庇うように希実香と夜月の間に割って入る。

 希実香は驚き、戸惑い、困惑する。

 

「アンタ、何をしようとした。返答次第じゃ交渉も何もなく此処で切り殺すよ」

 

 実際、夜月はただ会話をしていただけだった。殺意も何も無い、純粋な会話だ。

 そこで今まで黙っていたキャスターがこの雰囲気はよろしくないと感じたのか、仲裁に入るように言う。 

  

「ヌシ様よ、交渉とは言葉の暴力とは違うと理解しておるかの? それとセイバーよ、そのようにカリカリしてもしょうがないであろう、今のはワシ等が悪かったと謝るゆえ、どうにか落着いてはくれぬか」

 

 言うが否やキャスターは夜月の頭を掴み床に擦り付ける勢いで押さえつけ、それと一緒に自らの頭も深々と下げる。

 

「おい、床に俺の顔を擦り付けんな!」

「何が交渉事は得意分野じゃ! 少しばかり期待しておったがヌシ様に交渉事は向かん。ワシが交渉する」

「正直な話だが金が絡まねぇ仕事は遊びながらやらねぇと飽きるんだよ」

「それが本音か! それが本音なんじゃな!!」

「おい、マジで痛てぇからやめろ、終いにはぶちのめすぞコラっ!」

「このキチガイが! その口を閉じろと言っておるんじゃ!」

 

 ぎゃーぎゃーと騒ぎながら口論をしている二人の姿を見て、セイバーは困惑し、希実香は唖然とする。  

 

「おい、相手さんが困ってんだろうが!」

「誰のせいじゃ!」

「「お前(ヌシ)のせいだろ(じゃ)!!」」

 

 どうしてこんなことになってしまったのかと思いながらも、冷静になった希実香は今までの夜月の言葉を思い返しながら情報を整理する。

 まず夜月の交渉を受け入れた場合のメリットはこの得体の知れないマスターとキャスターとしばらく戦わずに済む事と彼等の知りうる情報を手に入れることが出来る。

 そしてデメリットとしてあげられるのは、そもそもの前提として交渉とは名ばかりで騙まし討ちや嘘の情報を提供されることである。

 そこまで考えたところで不意に声をかけられる。

 

「そっちが考えるようなデメリットはまず在り得ないから安心してくれ。なんならセルフギアだって署名してやる」

「えっ?」

 

 いつの間にかキャスターの押さえ付けを払い、おまけと言わんばかりにキャスターを押さえ込みながら希実香の眼を真っ直ぐに見つめる夜月の顔があった。

 その表情は嘘をついている表情などではなかった。

 

「信用も信頼も俺と君には存在しない。信用しろとも信頼しろとも言わない。断るのなら断ってくれてもいい、それは君が自分で考え、自分で決めることだ」

「夜月さん、今までずっと演技してたんですか?」 

「何のことだかね、俺にはさっぱりわからんね」

 

 信用も信頼もないけれど、信じてみようと思った。

 この人はきっと、絃城希実香が抱えている問題も、今から成し遂げようとしていることさえも簡単に出来る。そう思ったから。

 

「私は、そちらの提示した条件を飲もうと思います。その代わり、一つ約束してください。いえ、此方の願いも聞き入れて欲しい」

「依頼とあらば受けよう。仮にも探偵だ、俺の出来る範囲でなら期待に応えるさ」

 

 二つ返事で返された言葉だが、信じると決めた希実香にとってそれでよかった。

 

「ライダーのマスターを、私の日常の象徴を、どうか助けてください。聖杯なんて私は必要ない、セイバーも分かってくれています。彼は私にとっての空気で、いなくなってしまったら私はきっと息苦しさで窒息してしまう。こんなことを貴方に願うのは間違っているかもしれませんが、それでも! だから、どうか―――」

 

 初めこそ自分自身とセイバーでどうにかできると思っていた。

 しかしあの戦闘で気付いてしまった。気付きたくなかった。

 もう自分の言葉は彼には届かないのだと。 

 だからこそ、まだ引き返せる場所にいると信じたかった。

 

「その依頼、確かに引き受けた。だが、問題が一つある」

「問題・・・?」

「俺達の、いや違うな。キャスターの願いはそのライダーをその手で殺すことなんだ。キャスターがマスターに興味がないと言うなら俺は別に構わないんだが」

 

 夜月はそう言って、何処か笑いを噛み殺したようにキャスターを見る。

 それに対してキャスターは笑いながら言う。

 

「あくまでワシの願いはこの手でライダーを殺す。ただそれだけじゃ。分かっていてそう問うのは無粋というものじゃ、ヌシ様も人が悪いのぅ」

 

 それを聞いて夜月は言う。

 

「そういうわけだ、良かったなお嬢ちゃん。君の願いは確かに引き受けた、セルフギアは必要かい?」

「いいえ、必要ありません。貴方は嘘を吐くように見えませんから」

 

 その言葉に夜月は一瞬だけ苦い顔をするが、すぐに笑いながら答える。

 

「そういうわけでセイバー、君のマスターと交渉は済んだわけだが・・・。セイバーも同意と思って大丈夫か?」

「アタシは、アタシはマスターの判断で動くし、希実香が選択したことなら異論はないよ」

「オーケー、確かに言質は取った。じゃあ契約は成立だ」

 

 そう言われ、希実香は握手をしようと手を差し出す。

 その手は汚れなどなく、美しい色白な掌だ。

 だがその手を夜月が掴むことはない。

 

「悪いが君の手を俺は握り返せない」

「どうして?」

 

 思わず聞き返していた。

 

「君はまだ汚れを知らないからだよ、お嬢さん」

 

 その言葉はきっと拒絶ではなく、優しさなのだろう。

 何故か、不思議とそう思えてしまった。

 だからこそ、希実香はその手を強引に掴む。

 

「私はこれからきっと、貴方の言う汚れの意味を知ると思います。だからこそ、貴方の手を握らなければいけない。そう思います」

 

 きっと夜月ならば簡単に避けることも出来ただろう。

 だが握ったその手は振り払われることもなく、優しく握り返される。

 

「いやはや、年下とはいえ美人には弱いな」

 

 そうして冗談めかしく言われた言葉と共にその手は離れ、夜月はキャスターと共に去っていく。

 

「君のその心の在り方は俺には眩しすぎるよ」

 

 そう一言だけ残し、夜月は雪降る宵闇の中へと消えて行くのだった。

 

 

 

 先ほどまで交渉を繰り広げていた小屋が見えなくなる程に離れた頃、キャスターは口を開く。

 

「ヌシ様にとって人心の掌握など容易い、それなのに何故あのような茶番を興じたのじゃ?」

 

 それに対し夜月は煙草を吸いながら答える。

 

「んだよ、そんな茶番に付き合うお前も大概だろうが。しかも本気で床に擦りやがって」

「かかかっ、この様な時でなければヌシ様とのすきんしっぷとやらは取れんじゃろ」

「はぁ、暴力的な女は嫌われるぞ」

 

 その言葉に機嫌を良くしたのか笑いながらキャスターは返す。

 

「ワシでさえ一人の女として見るとはな、かかかっ。もう少しばかりこうしてヌシ様との会話を楽しみたいのじゃが、どうやら客人のようじゃ」

 

 そう言うとキャスターは霊体化を解き、夜月を守るように戦闘態勢に移る。

 

「もしかしなくてもバレとったん?」

「くはははは、別に良かろう玲香。どうせこの場で倒すのだからな!」

 

 そこには恋焦がれた思い人に出会ったように微笑む玲香と、剥き出しの戦意を隠すこともなく笑う茨木童子が居た。

 

「どうにも逃げられる雰囲気じゃねーよなぁ」

「別に多少の痛手を覚悟の上ならば逃げられはするが、あまりいい手段ではないとだけは言っておこうかのぅ」

 

 やれやれと心底めんどくさそうに夜月は肩を落とすのだった。

 

 

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