連続で幕間になります。
次はダンジョンに潜るところになりそうです。
オラリオを探索する話はそうのうち幕間とかで書ければなぁ
それは男の子の生まれる前日のことでした。村に住む魔女が男の子の両親に男の子が将来、英雄と呼ばれ数々の偉業をこなすことを予言したのです。
魔女は生まれる前の男の子に不思議な力が宿る右目と左目を授けて、村から出ていってしまいました。
男の子はそれから村人たちの期待に応えながらすくすくと成長しました。
五歳で読み書きを全て憶え、村の英雄章を全て暗記して、武器の扱いは村一番。
村人たちは魔女の予言は本当だった思いました。
人より優れた男の子は過去の英雄の再来だともてはやされました。
男の子が八歳になるころ、村に盗賊の攻めてきました。しかし男の子が引き連れたきた森の獣が盗賊を蹴散らし、村の生活が楽にしました。
村人と獣が十分仲良くなったときには男の子は九歳でした。その間に村に神の恩恵を受けた冒険者が現れ暴力の限りを尽くそうとしましたが、やはり男の子が打ちのめし、改心させました。
男ん子が十歳の誕生日を迎えたその日、村に魔女が戻ってきました。魔女はさらなる予言を男の子に告げます。
"最後の母近き迷宮、人がつなげし迷宮の町の迷宮。大いなる母の息子が曖昧な子供を使い、大いなる母の再現をする。新しき怪物は……"
途中で魔女は寝てしまいました。男の子はもっと予言の意味を知りたがりましたが、魔女は起きません。
次の日、魔女は書置きを残して村から消えてしまいました。
書置きには"オラリオ"とだけ書かれていました。
その日、予言を補足するように冒険者の一団で構成された旅商人が村に訪れます。英雄になることを運命に約束された男の子は十歳で自分の村を別れました。
オラリオに向かう旅商人との旅は苛烈を極めました。
平原では馬を殺され、そこに住む獣人族と一発触発の危機に陥り、森ではエルフに疑われ牢屋に捕らわれたり、町では荷物を全て盗まれたりしました。
時には強大な龍から逃げたり、火山の噴火を防いだり、命の危機もありました。
そんな旅の最中、男の子には仲間と呼び合える存在に会いました。
周囲から化け物と呼ばれていた狼人の少女に祖母の魔法を完成させようとするハイエルフの少女、
そんな彼女あるいは彼と会ったとき、男の子は
実際、男の子と彼らは元から友達だったように、すぐに仲良くなりました。
旅の商人がオラリオに着いたあと、
そこで道化の神様に恩恵を貰った男の子は、運命に紐づけられた特別なスキルが発現しました。
自分と仲間の経験値を増加させるそのスキルには道化の神様も驚きです。それからスキルの範囲をおおよそ把握した男の子は仲間と共に
およそ二ヶ月ぶりに
その歪んだ心は人間の物ではなく怪物の物に近くなっていると男の子は理由もなく確信しました。
このままでは
男の子は
男の子は
しかし直感からくる確信では
男の子は不安でした。
今まで男の子に解決できない問題はありませんでした。分からない事でも直感からくる情報を繋げれば大体何とかなったからです。
その直感が今、曖昧な情報を男の子に教えるのです。危険だと。今すぐ何とかしろと。曖昧な情報でもつなぎ合わせれば形になります。
そうしてできた情報は
限定的に未来を予測する男の子の第六感は具体的なの事を教えてくれません。
男の子は不安で堪りません。男の子には近い将来に自分に転換期が、試練が迫っていることが肌で感じ取れていました。
それが自分だけに関わるものじゃなく、仲間たちにも関わることだと理解して怒りに震えていました。
英雄の運命。訪れる試練の数々。神の策略。自身の死。
男の子にとってそれらは自分の生きる意味だと思っていました。
しかし正義感の強い男の子は悲劇が許せません。
男の子は自分の英雄章が悲劇に塗れることを我慢できなくて、悲劇を覆すことを自分の運命に誓いました。
前半は前書きで、後半が主人公の心情を表すように複雑にバラバラに書けていればさいわいです。