「魔法を使ってみたい」
ふと口に出してしまった
今僕はレフィーヤさんと一緒にリヴェリアさんから魔法について学んでいる。
レフィーヤさんにどんな魔法が使えるのかと聞いたら、リヴェリアさんが魔法に興味があるのか?始まりはそんな感じだった
やはり魔法が使えるというのは憧れる。冒険者になったからにはいつか使ってみたいものだ。
「ベルはLv.1でスキルが発現しただけでも充分恵まれているんですよ」
「まぁそうだな、しかしこれから先知識や経験を積めば、もしかしたら魔法が発現する可能性はある」
「そうなんですか⁉︎」
「あぁ、魔法とは我々エルフが発現しやすいものではあるが、もちろん人間にも発現する事もある。そしてその傾向はその者の思いやイメージに近い魔法が発現する事が多い」
「ティオネさんなんてまさしくそうですよね」
レフィーヤさんが苦笑いするティオネさんの魔法ってどんなんだろう。
「ベルはどんな魔法が使ってみたいんですか?」
言われて気づく。僕はいったいどんな魔法を使ってみたいんだろう?考えるが思いつかない魔法で有ればどんなものでも嬉しいが、自分が使ってみたいものとなると思い浮かばない。
「ふふ、悩んでいますね。それでしたらよければ私の魔法を一度お見せしましょうか?」
「本当ですか?」
「えぇもちろん。いいですよねリヴェリア様」
「うむ、そうだな。どのような魔法があるか知る必要もあるな、実際に目にした方がベルのイメージもつきやすいだろう」
「では今度アイズさんにも声をかけて少しダンジョンに潜りましょう。流石に地上で魔法を使うと騒ぎになりそうなので」
そんな感じでダンジョンで魔法の見学をする事が決まった。
その後リヴェリア様のダンジョン講座が再開する、そして日が落ちだしてからファミリアのみんなが食堂にぼちぼち集まりだす時間になるまで講座は続く。
朝はアイズさんと戦闘訓練、午後はリヴェリアさんの都合が会えばダンジョン講座、いない時はレフィーヤさんがいろいろな事を教えてくれる。
本当に僕は恵まれている。
今日の講座が終わりそのままレフィーヤさんとリヴェリアさんと食堂に向かう。リヴェリアさんがいない時はレフィーヤさんと二人だ。
この一週間の僕の生活はこんな感じだ。
朝の訓練と午後の座学の時間の間は割と自由に過ごせているが、ほとんどはレフィーヤさんと行動を一緒にしている事が多い。
レフィーヤさんはいつも僕を気にかけてくれている。ミノタウロスの件について罪悪感があるのだろうか?僕は気にしてないと伝えのだが…
一度なぜここまで僕の面倒を見てくれるのか聞いたが。
「最初は少し手伝いたいって思ってたんですけど。アイズさんの訓練を見てたら私が支えなきゃって思いました」
だそうで、レフィーヤさんと過ごす事が多いです。
そうなると自然とレフィーヤさんと仲がいい人達とも話す事が増えました。
ティオナさんとは英雄譚の本を一緒に読んだりだりと交流は以前からあったが、ティオネさんはレフィーヤさんと行動する様になってから話す様になりました。
ティオネさんとはティオナさんのように何か共通の話をするわけではないが、妹が迷惑をかけてない?とかアイズとの訓練はどう?など僕の事を気にかけてくれていて、少しお姉さんっぽいです。
レフィーヤさんが言うには怒らせたら本当に怖いらしいが想像がつかない。
他にはエルフィさんやアリシアさんとも何度か食事を一緒にする機会もありました。
二人とも魔法を使えるとの事で、いつか魔法を見てみたいです。
今日はレフィーヤさんとリヴェリアさんの三人でテーブルに座り、今日の座学の振り返りをしながら食事をする。
基本食事の時間はみんなバラバラらしいのでたまに時間が合えば一緒に取る程度らしい。
食事をとり終えた後はレフィーヤさんと別れ、二回目の風呂に入る。一回目は朝の訓練が終わった後に入っている。
そうして今日一日が終わろうとしている。僕は窓際に座り窓を開け空を見上げる、心地いい風が吹くなか時間が過ぎるのを待つ。
心地よい疲労感でうとうとしながら僕はオラリオの鐘を聞く。
オラリオでは日付が変わる0時に鐘が鳴る。
今日も鐘の音がオラリオに鳴り響く。
僕はこの鐘の音が好きでなるべく鐘の音を聞いてから寝るようにしている。
………………おやすみなさい