英雄達   作:人類最強の請負人

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29話Lv.6

 

 

早朝、いつものなら訓練をしている時間に、私はシャワーを浴びていた。

 

つい先程、ダンジョンから帰ってきたからだ。

 

他のみんなより長くダンジョンに潜り、階層主と闘って、私は確かな手応えを感じた。

 

前より強くなっている。

 

付き合ってくれたリヴェリアにはお礼をまた言わないと。

 

お湯を止めて脱衣所に向かう。

 

眠気はある、けど空かせたお腹を満たしてから眠ろうと思い食堂へ向かう。

 

食堂に入ると眠そうな二人を見つけた。

 

一日合わなかっただけなのに、久しぶりに会ったような気分になる。

 

ちょっと嬉しくなった。

 

「おはよう、ベル、レフィーヤ」

 

「アイズさん、帰ってたんですね、おはようございます。お帰りなさい」

 

「私も一緒に良い?」

 

「もちろんです!」

 

二人と同じテーブルに座り私も食事を始める。私は二人とは違い朝食ではなく、遅めの夜食みたいなものだが。

 

ジャガ丸くんを食べながら、ベルの話を聞く。

 

どうやら、私との訓練がない間は豊饒の女主人で訓練してもらうようだ。

 

遠征が終わるまでの間だが、ベルはちゃんと自分で、強くなる為に頑張ってる。

 

私も負けてられない。

 

「それと、アイズさんに、遠征が終わってから見せたいものがあります!」

 

「見せたいもの?」

 

「はい!」

 

満面の笑みで返事をするベル。レフィーヤの反応を見ると、レフィーヤは既に知っている様子だ。

 

 

 

「楽しみにしているね」

 

 

 

その後食事を終えてから、私は自分の部屋に戻り、ベッドに横たわる。

 

心地の良い疲労感が眠気を誘う。

 

はたしてベルの見せたいものとは何だろう?

 

きっとまた私を驚かせてくれるだろう。

 

 

 

-------

 

 

 

目を覚まし外を見ると日が沈んで行くのが見える。時刻は逢魔時。

 

体が軽い、疲れも取れた。

 

……お腹すいた。

 

部屋を出て私は食堂ではなく、先にロキの部屋に向かった。

 

「あっ!アイズだ。帰ってたんだね」

 

廊下を歩いているとティオネとティオナに会った。

 

「お帰りアイズ。今からティオナと食堂にいくんだけど一緒にどう?」

 

「うん。けど先にロキの所に行ってくる」

 

「まだステータス更新してないんだ。わかったじゃあ先に行って席とっておくね」

 

早く来てねと言いながら二人は食堂へ向かい、私はまたロキの部屋へと向かった。

 

 

-------

 

 

部屋の前に着きノックをする。中からロキが入ってええでーと声が聞こえ、扉を開ける。

 

「お〜アイズたん、まっとったで。リヴェリアから帰ってるって聞いてたけど、全然来んかったから寂しかったで」

 

「眠かったから寝てて…」

 

「まぁまぁ、来てくれたからええんやけど。要件

はステータス更新やろ」

 

ロキが手の指を、わしゃわしゃしながら近づいてくる。

 

「変な事したら本気で殴るから」

 

「こわ!レフィーヤといいアイズたんといい、ちょっとぐらい触らしてもええやんかー」

 

ロキの言葉を聞き流しながら上着を脱ぐ。

 

「じゃあ始めるで」

 

 

 

-------

 

 

 

「アイズー!こっち、こっち」

 

ティオナが私に気づいて、こちらに手を振る。夕食を持って向かい席に座る。

 

ティオネとティオナの料理はまだ手がついていないようだった。

 

「お待たせ、まだ食べてなかったの?」

 

「せっかくだから、一緒に食べようと思って」

 

「そうそう、一緒に食べた方が美味しいもんね」

 

「ありがとう」

 

そして私たちは食事をとり始める。

 

「結局アイズは、ダンジョンに残って何をしていたの?」

 

「階層主と戦ってた」

 

「はぁ〜、階層主ってウダイオス?リヴェリアと二人で戦ったの⁉︎」

 

「リヴェリアには手を出さないように言ったから、一人で」

 

「一人で⁉︎倒せたの?」

 

「うん」

 

「一人で倒すなんて、アイズ凄いね」

 

「ちょっと無茶しすぎなんじゃないの?」

 

「うん。けど強くなりたいから。レフィーヤとベルを見てると強くならなきゃって思ったから」

 

「そうね。最近はレフィーヤが凄く成長しているのがわかる」

 

「怪物祭の時はレフィーヤがいなかったらちょっとやばかったもんね」

 

「うん。ベルも一緒に訓練をしてて、あの事が無くても成長が凄く早い」

 

「ダンジョンで見たけど、あれなら二年くらいでランクアップするんじゃないかしら?」

 

「兎くんそんなに成長早いの?今度私も一緒に訓練しようかな」

 

多分、いやきっとベルは二年と言わず、もっと早くランクアップする気がする。

 

「私たちは次いつランクアップできるのやら」

 

あっ、そういえば。

 

「さっきステータス更新したら、Lv.6になったよ」

 

 

 

 

 

 

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