「うちのファミリアにこんか?」
「………えっ!?」
「………はぁっ!?」
突然の出来事で頭が追いつかず声が出る
なぜか彼女の後ろにいる女の子までもが驚いて声を上げた
今僕は、先程励まされた女性にまた声をかけられた。
そしてその女性は、オラリオに来たばかりの僕を励ますだけでなくファミリアへ誘ってくれている
「なんや?うちのファミリアは嫌か?」
彼女は悪戯な笑みを浮かべながら僕に言ってくる
「ゆうたやろ、少年を欲しがるファミリアはあるって」
彼女の笑みは変わらない
「せやから、うちにファミリアにこんか少年?」
彼女の右手か僕に向かって伸びる
「決めるのは少年やで」
手が震え
うまく口が回らず
視界が霞む
声がうまく出ない
「…よっ、 よ」
彼女は依然として僕に手を伸ばしたまま、悪戯な笑みを浮かべて待っている
僕は震えながらもしっかりと彼女手を掴み声を絞り出す
「よろしく…お願いします!」
彼女が握り返し満面の笑みで答える
「うちのファミリアへようこそ少年!」
僕は頭を下げて地面を濡らしながら何度もお礼を言う
〜ロキ・ファミリア、ホーム《黄昏の館》〜
あれから、彼女にホームに行くからとついていったのだが………
「そういえば自己紹介してなかったな」
ついたのは見覚えのある場所だった
「よぉ考えたら少年の名前も聞いてなかったしなぁ」
今僕はとんでもないところにいるのではないか
「自己紹介もせんと話も進めれんし」
彼女はいったい何者なんだろうか
「じゃあうちから始めよか」
今僕の目の前にいる人物はいったい
「うちは名前はロキ、このロキ・ファミリアの主神や!」
目の前の彼女は人ではなく神様だった
「よろしくな!少年の名前を教えてくれや」
とても綺麗で悪戯な笑顔が似合う女神様だと僕はそう思った
「僕はベル、ベル・クラネルです」
「そか、改めてようこそロキ・ファミリアへ!ベル・クラネル」
僕はここから始まった
おじいちゃん今日僕に家族ができたよ
「よしっ!じゃあまずは脱ごか」
彼女は今何と言った?脱げ?誰が?僕が?どうして?
………おじいちゃん今日僕は大人になります
「何自分悟った顔してんねん、今から恩恵を授けるから脱いでそこに横になりや」
部屋のベッドを指差しながらロキは言う
「それとも何や?今からうちとええことすると思ったんか?」
笑みを浮かべたロキが僕に近づきながら言う
「そういや自分最初あった時も、女の子がどうとかゆうとったな」
ロキの手がベルの頰を撫でる
「何や自分?かわいい顔して女の子とそうゆう事する為にオラリオに来たんか?」
ベルの顔が瞬く間に赤くなっていく
「はぐらかしても無駄やで、神に嘘ついてもすぐわかるからな」
ベルの口は動いているが声は出ていない
「それに何や?その女の子の中にはうちも入っとるんか?」
ロキの顔がベルの目の前にまで近づく
「何や黙っとらんで教えてや、ベ・ル」
ロキが今日最高の悪戯な笑顔浮かべる
僕はその笑顔に見惚れてしまった