あれから時間は経って今は四月、IS関連についてはある程度の落ち着きをみせた。国際IS委員会は今年の夏にISを競技に使った大会、モンドグロッソが日本の東京で開かれる。さらにISのコアは世界各国の企業や政府に分担されることになった。そのなかでも誘宵グループは他の企業に比べてもかなり多い量のコアが配布された。
さらに年明けには各国から第一世代と呼ばれるISが発表された。
さらには、ISの操縦者を育てるための高等専門学校、IS学園が各国の予算から出され、建設そして運営される事が決まった。
ちなみにだがモンドグロッソには千冬姉が日本代表として出場する事になった。その事に関して、家に取材がきた。そしてその時僕はマドカについて話した。しかし、動きは何もなかった。
様々なことが起きてきたこの一年、そしてまた新たな年がはじまる。
「あっ、また同じクラスだね一夏くん」
今日は新学年の始業式、僕とアリサは張り出されたクラス分けの紙をみて、アリサが喜んだ。今年もまたアリサとクラスは同じらしい、それも出席番号も前後している。
因みにだが、去年篠ノ之箒が用心保護プログラムか何かで引越しをした。最後に僕と決着をつけたかったらしかったので、思いでになるように徹底的に叩き潰してあげた。最後らへんは泣きかけてたが遠慮せずに戦った。
「そうだな、クラスは……二組か。よし行こうか」
僕はアリサと一緒にクラスへ向かった。
「ここだね」
クラスの前についた僕たちはドアの前で止まっている。一旦息をついてとってを横に引く。
「馬鹿な男子、これからは女の時代よ!さっさと言う事聞きなさい」
なんか高そうな服を着た女子とその取り巻きが教壇の上でなんか喚いていた。あれだろう、最近出てきている女尊男卑精神の女。確かあの子は
女尊男卑はISが完成してから活動が過激になってきている。ISは国家の防衛の重要な物になる。だからこそ扱える女性を優遇すべきだと。しかし、政府の考えはこうだ「ISは女性にしか扱えないが、扱えるのは本の一部でありまともに扱えない女性もいる。さらに、ISに携わるのは操縦者だけでなく、それを整備する男性もいる。ならばその男性も優遇しなくてはならない。だから女性だけを優遇するわけにはいかない」と。だから今は女尊男卑などはなく、男女平等となっている。だが、女尊男卑活動が盛んになっているのは事実だ。たぶんこの鹿狩瀬も親の影響で女尊男卑精神に染まっているのだろう。
僕たちは無視して自分の席に座る。よくよく考えれば僕の後ろは名前的に鹿狩瀬だった。すげえ嫌な気分だ。周りを見れば男子は凄いイライラしてる顔だし、女子は女子で十人十色な顔色している。
まあ、そんな事は関係なく、僕とアリサは二人だけの空間で話し合った。
あれから暫くして先生が来て、ホームルームがあった。次に始業式なので体育館に向かった。
始業式では転校生の紹介があった。名前は鳳鈴音、中国からの転校生だそうだ。まあ、どうでもいいけど。そうしていく内に無事式は終了した。
「ねえ、あなた。確か織斑千冬の弟よね」
始業式のあとクラスに戻ってきた僕にいきなり鹿狩瀬が声を掛けて来た。アリサは今席を外している。
「そうっすけど、何か」
「織斑代表の弟がこの学校にいると聞きましてね、どんな物か見たくなったのよ」
ああ、面倒くさい奴だ。
「それでどうしたんだ?用が無いなら帰れ」
「下品な喋り方、だから篠ノ之博士は女にしかISを動かせなくしたのよ。野蛮な男じゃなくてね」
ああ、こいつ今なんて言いやがった。束さんが何だって。何も知らねえだろうが、ISが動かないのは束さんでもわからないのに、こいつは何を言ってやがる。
「きっと篠ノ之博士は私達女性が男性を支配するために作り上げた物なのよ、ISは」
こいつ、束さんの事を何も知らねえのに語ってんじゃねえよ。
バアアアアアアン!!
僕は気づいたときには机を叩き、立ち上がっていた。周りの皆はこちらに注目する。鹿狩瀬は僕の様子に驚いたのか、さっきより一歩引いている。
「何なのよ、あなた!何か文句でもあるの、この野蛮な男!」
そう言うと鹿狩瀬は僕の頬を叩いた。それを見た男子達は信じられない顔をした。それはそうだろう、暴力的で知られる僕に暴力をふるったのだから。
「やり返せないでしょうね、どうせあなた何かに。まあ、あなた何かと一緒にいるあの子もどうせバカなんでしょうグエア!」
僕は彼女が喋り終える前に彼女の口にストレートをぶち込んだ。
このクソ野郎、アリサを馬鹿にしやがったな。僕を馬鹿にするのはいいが、彼女を馬鹿にするのは許さない。
「てめえから売った喧嘩だ。買ってやるよ!」
ふらつく彼女を髪を掴み引き寄せて、腹にボディブローを入れる。そして続けざまに顔面に頭突き、そして思いっきりなげとばす。机を巻き込みながら転がっていくあの野郎。
周りのクラスメイトは僕らの様子に全く手を出せないでいる。それだけ僕の様子がヤバイのだろう。
「おら、どうした!」
倒れている野郎の左腕を踏み潰す。そして、その後左腕そして左肩をつかんで、昔図書館で見た本のやり方で、一気に関節を外す。
「ああああああ!!」
悲痛な叫びが教室に木霊する。僕は彼女に馬乗りになって体のあちこちを殴る。何度も何度も何度も何度も一方的に殴る。
「おい織斑、止めろ」
僕は騒ぎに気づいた教師に押さえつけられて、この騒ぎは終わった。