世界は戦争が多い異世界へと転移したようです   作:スターリニウム

13 / 29
投稿が遅れて申し訳ありません。


第三章 大陸戦争
第11話 領土要求と大陸戦争の危機


オーラウト王国がある『イオルゴス』大陸では、とある国が、大陸共通で脅威の存在だった。

 

その国は、ホルムストール教国という国だ。

 

この国は、ここ最近、周辺諸国に対する領土要求が度々発生しており、その影響は、神聖タルガリア帝国や、オーラウト王国にまで広がっていた。

 

領土要求の理由としては、そこの地域に、ホルムストール人が多いからという理由だけだった。

 

その影響で、オーラウトとタルガリアは、ホルムストールを憎んだ。

 

そのため、敵同士であったはずの2ヶ国は軍事同盟を結び、対ホルムストール包囲網を形成した。

 

だがそれでも領土要求は止まらず、今度はオーラウト王国に対して、ゼブレイロス地域を要求してきたのだった。

 

ゼブレイロス地域は、別名オーラウト回廊とも呼ばれており、教国は、この挟まるように存在する領土が邪魔でしかなかった。

 

そんな中、王都ゼフテートの大通りに、黒いリムジンが走っていた。

 

このリムジンには、ウォレス大統領の御一行が乗っていた。

 

何故なら、国王と会談があるからである。

 

「凄い発展しているな。」

 

ウォレス大統領が王都の周囲を見て思った。

 

辺りはまるで、中世のヨーロッパとは思えない発展をしていた。

 

通りは自動車が行き交い、現代的な建物の建設が始まり、更には空港までもがあった。

 

これも外交官のお陰だということを、大統領は改めて思った。

 

しばらく走っていると、王城の城門に到着した。

 

降りると、国王ローレン5世が出迎えてくれた。

 

「ようこそ、我が王城へ。」

 

「こちらこそ。」

 

そう言いながら、王城門をくぐり抜けると、近衛兵が列を成していた。

 

ここを通り抜けると、王室が見えてきた。

 

中に入ると、二人用の椅子が用意してあった。

 

「国王は、いったいどのような要件で呼んだのですか?」

 

「ああ、ちょっと相談したいことがあってな。」

 

「どのような相談でしょうか?」

 

「ある厄介な国の話でな。」

 

そう言うと、二人は椅子に座った。

 

「よし、まず厄介な国に関する事を話そう。」

 

「その厄介な国というのは、ホルムストール教国という国でな、ここ最近、領土要求を我が国にしてくるのだ。」

 

ウォレス大統領は、真剣に耳を傾ける。

 

「なので、この要求を受け入れるか、受け入れないかで悩んでいるのだ。」

 

すると、ウォレス大統領は早速質問をする。

 

「ちょっといいですか?その、ホルムストール教国というのは、一体どんな国ですか?」

 

国王は答えた。

 

「あの国は、元々はホルムストール共和国として、我が国と友好的な国じゃった。だが、あのおかしな宗教が勢力を強めたせいで、ホルムストールはかなり変わってしまった。今じゃ、過去の面影は一切残っておらぬ。」

 

「なるほど。」

 

「それじゃ、本題に移ろうか。」

 

本題に戻ると、ウォレス大統領は話す。

 

「まずは、領土要求に関する事は、教国と会談しましょう。なので、同盟国を一緒に会談に参加させるのが良いかと。」

 

「ああそうじゃな、神聖タルガリア帝国の皇帝に手紙を送ってみるよ。」

 

「分かりました。ついでに言いますが、会談が終わった際には、我が国に結果を報告してくれませんか?」

 

「報告はするが、あまり変なことはしないでくれ。」

 

「はい、それも承知の上です。」

 

その後、皇帝と大統領の会談は1日で終わった。

 

その翌日、ゼフテートで、オーラウト王国国王ローレン5世と、タルガリア帝国皇帝アーレンツ14世、ホルムストール教国教皇フロイント2世が集い、領土に関する会談が行われた。

 

「教国は、我が王国のゼブレイロス地域が欲しいということで間違いないですね?」

 

ローレン5世が確認をする。

 

「はい、間違いありません。」

 

「では、何故ゼブレイロス地域が欲しいのですか?」

 

そう言うと、フロイント2世がすぐに答えた。

 

「そこの地域には、優秀なホルムストール族がたくさん住んでいるからです。」

 

国王と皇帝は、優秀という単語に疑問に思った。

 

二人は、何故優秀と言ったのかについて、尋ねようと思った。

 

そして、国王が尋ねてみた。

 

「あの──」

 

「何か問題でも?」

 

「い........いえ......」

 

いきなりはさまれて、言えなくなった。

 

だが数秒経つと、教皇は話始める。

 

「私は、ゼブレイロス地域を譲渡してくれれば、もうそれ以上の領土要求はしません。」

 

国王と皇帝は判断に迷った。

 

だが、ここで断れば、大陸戦争の道に繋がりかねないと思い、国王は決断を下した。

 

「我々オーラウト王国とタルガリア帝国は、領土要求を承認しますが、そのためには、この紙に署名してください。」

 

紙を教皇に見せる。

 

その内容は、周辺諸国の領土に侵攻しないという事項が書いてあった。

 

「はい、もちろん。」

 

教皇は早く署名したのだった。

 

その後、大陸戦争の危機は回避したかのように見えたのだが、教皇があの紙に署名して2日後に事件が起こる。

 

なんと、譲渡した地域でも足りなかったのか、必要以上の領土を教国が占領したのだ。

 

これにより、オーラウト王国の領土は、今までより、さらに狭まってしまった。

 

それと同時に教国は、隣国のサウリワナ公国に目を向け始めた。

 

国王と皇帝は、もういい加減だと思い、彼らは、ホルムストール教国に対して、最後通牒を送った。

 

その内容は、「もしサウリワナ公国を侵攻するという暴挙に出るのなら、我が国はホルムストールに対して宣戦布告する」と。

 

教皇は、元々オーラウトとタルガリアだけで戦争をするつもりだったが、二方面で戦いたくはなかった。

 

なので、今のところは、サウリワナ公国をまたいだ国のソヌヴァ連邦と軍事同盟を組むことにした。

 

この同盟は、二カ国を驚愕させた。

 

ソヌヴァ連邦は、この大陸では唯一の科学ツリーに属する国だ。

 

そのため、強大な国力を保持しているためか、一部の国家は、ソヌヴァ連邦の一員になっている。

 

しかし、ソヌヴァ連邦は、あまり社交的ではなく、今まで外交締結した国はないというくらいだ。

 

だが、ホルムストール教国と同盟締結したことで、ソヌヴァ連邦は、二カ国を敵対視した。

 

そして、二カ国が同盟締結してから一週間後の2035年12月7日に、ホルムストール教国は、サウリワナ公国に宣戦布告し、それと同時に、オーラウト王国と神聖タルガリア帝国がホルムストール教国に宣戦布告したのだった。

次の章に関するアンケートです。異世界の国との展開はどうしますか?因みに日本は異世界の国々と国交を結んでいる条件です

  • 異世界の国が突如日本に宣戦布告する
  • 異世界の国が日本に反乱軍の鎮圧を要求する
  • 異世界の国に対し日本が宣戦布告する
  • その他(日本じゃないどっかの国が舞台)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。