世界は戦争が多い異世界へと転移したようです   作:スターリニウム

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かなり遅れてしまった....

変な終わり方したけど、まあいっか。



第12話 奇襲

大陸戦争が始まって、最初の被害国となったサウリワナ公国。

 

サウリワナ公国は、必死になって抵抗をしたが、両側から迫り来る巨人に耐えられず、宣戦布告からわずか2週間で、サウリワナ公国は、ホルムストール教国とソヌヴァ連邦の領土に分割された。

 

この事を聞きつけた国王と皇帝は、戦局の悪化を恐れ、しばらくの間ホルムストール教国に攻撃を仕掛けてこなかった。

 

そんな中、オーラウト王国のユトラータ港近海では、アメリカ海軍の第2艦隊が集結していた。

 

なぜならオーラウト王国は、海軍に関しては他の周辺諸国に比べると弱く、あまり船舶が多くないからだ。

 

そのため国王は、大統領に対して、アメリカ海軍の艦隊を我が王国の近海に集結してくれるように頼み、それにアメリカが同意したので、このようなことになっている。

 

そのあまりにも異様な光景に、ゼフテートの住民は興味を抱いていた。

 

そのせいか、多くの住民は、同盟締結した艦隊を一目見ようと、警備されているユトラータ港に集まっていた。

 

第2艦隊は、ユトラータ港のすぐ近くまで近づいていた。

 

すると、港近くで、アイゼンハワー級原子力空母の汽笛が大きく鳴った。

 

その音の大きさに、一部の住民は耳を塞ぐ者もいた。

 

港には、国王の代理に、王太子が出迎えに来てくれていた。

 

まもなく、アイゼンハワー級原子力空母は王子が待機している近くに停泊する。

 

そして、原子力空母から、外交官の2人と、その護衛が下船してきた。

 

デクスターとアランだ。

 

彼らは、王太子へと近寄った。

 

「こんにちは、あなたが王太子でしょうか?」

 

デクスターが確認をする。

 

「はい、私が王太子です。」

 

「これはこれは、会えて光栄です。」

 

「こちらもです。ですがその裏腹に寂しい出迎えになってしまったことをお許しください。」

 

「いえいえ、王太子が直々に面会してくれるのはとても有り難いです。」

 

そう言われて、王太子は少し気が楽になった。

 

「ありがとうございます。改めまして、オーラウト王国にようこそ。」

 

彼らは、港を出ると、住民の熱列な歓迎を受けた。

 

そして彼らは、王城へと向かうべく、馬車へと乗車した。

 

馬車の中は、かなり派手な装飾が施されていた。

 

「これはすごいですね......」

 

「えぇ...この馬車は、来賓用に作られているので。」

 

外交官達は、装飾にかなり注目していた。

 

いくらリムジンに乗車しているとはいえ、ここまで豪華な馬車は見たことがないからである。

 

馬車の中では、王太子と外交官達が会話をしていた。

 

そんなにごやかな雰囲気だったが、この後彼らは緊迫の1日を迎えることをまだ知らなかった。

 

しばらく移動をしていると、上空になにやら黒い飛翔体の群が飛んでいた。

 

「あれは、いったいなんですか?」

 

と、外交官達が黒い飛翔体の群を指差す。

 

王太子は、それを見ると、何かを悟ったのか、外交官達に迫るように話した。

 

「あれは.......ホルムストール教国のワイバーン群です!」

 

ホルムストール教国というワードを聞いて、外交官達は何の事だと思った。

 

「あの、ホルムスト──」

 

「早く逃げないと、ワイバーン群の攻撃に遭いますよ!」

 

そう言っていると、複数のワイバーンが急降下し始めた。

 

それは、ここも例外ではなかった。

 

一体の紅のワイバーンがこちらへと向かって迫り来る。

 

すると、そのワイバーンの口から、火炎が出てきた。

 

それを見た彼らは、すぐさま馬車から飛び出し、火炎から逃れようと、必死に路地裏へと逃げた。

 

幸いにも、火炎は馬車に直撃はしたが、彼らの身になにも起きなかった。

 

「おい、まさかワイバーンの攻撃が来るとか聞いてないぞ!」

 

外交官達は、いきなりの攻撃に焦っていた。

 

ワイバーン群は、ゼフテートの市街地や、港を集中攻撃していった。

 

その影響は、アメリカ海軍の第2艦隊にまで広がっていた。

 

ーアメリカ海軍 第2艦隊 アイゼンハワー級原子力空母ー

 

空母の乗務員は、いきなりゼフテートが戦火に包まれるのを見て、急遽、出撃命令が下された。

 

空母から、F/A-18 ホーネットや、F-35 ライトニング II 等が発艦していった。

 

第126攻撃飛行隊は、ゼフテートで暴れ回るホルムストールのワイバーンに目掛けて、速度を上げていった。

 

「あれが、暴れ回るワイバーンか...」

 

第126攻撃飛行隊のパイロット一同は、初めて見るワイバーンに驚いていた。

 

そのワイバーン群は、数えれるだけでも、およそ50騎は空を舞っている。

 

だが、驚いて間もなく、編隊飛行をしていた飛行隊は、すぐさま分裂し、ワイバーンへと向かって行った。

 

これが、米軍で最初の、異世界の国に対する戦闘となった。

 

ゼフテート上空では、現代兵器の戦闘機と、異世界の航空兵器のワイバーンがドッグファイトをするという、カオスな状況になっていた。

 

「ワイバーン見事に撃墜!」

 

「スパロー発射!」

 

「ざまぁ見やがれ!」

 

航空無線は、色んなパイロットの会話で入り乱れていた。

 

その頃、裏路地へと逃げ込んでいた王太子と外交官達は、安全な王城へと避難していた。

 

王城は、ワイバーンからの攻撃対策として、バリスタの代わりに、M19対空自走砲がアメリカからプレゼントされていた。

 

そのため、他の国の対空手段を比べても、類似の兵器が無いため、決して馬鹿にはできない破壊力がある。

 

そのせいか、王城の防衛手段は、アメリカにとって不必要になっていた兵器を使用しているので、いつの間にか魔法の必要性が無くなっていた。

 

つまり、王城は異世界の技術力では攻略不可能なのだ。

 

彼らは、奇襲が止むまでの間、王城で待機することにしたのだった。

 

すると、デクスターは、王太子に質問をする。

 

「はぁ、ところで一体ホルムストール教国とは一体どんな国ですか?」

 

「えっとですね、確か民族主義を掲げる国で、亜人とかの他の種族を見下している国だったはずです。」

 

彼らは、その事を聞いて、ナチスドイツを思い浮かべた。

 

しばらくして空を見上げると、空を舞っていたワイバーン群はいなくなっていた。

 

見渡すと、アメリカ海軍の戦闘機が空を舞っていた。

 

すると、王太子が感心していた。

 

「おお、これはすごい!ぜひ、我が軍にあのワイバーンを導入させていただけませんでしょうか?」

 

「あの、それはワイバーンではなくて、我々は飛行機と呼びます。」

 

「おっと、これは失礼。」

 

「いいですが、その前に大統領に許可をもらわないといけませんので。」

 

「分かりました。」

 

そして、外交官達は、本国へ戻るために、港へと徒歩で戻った。

 

この奇襲によって、市街地の一部で大規模な火事が発生し、数百人が死亡した。

 

さらに、港も奇襲攻撃に遭い、第2艦隊の一部の艦艇が、軽傷を負った。

 

これを受けて、アメリカは、オーラウト王国に、アメリカ空軍の基地を建設するという計画が持ち上がった。

 

ーアメリカ合衆国 ホワイトハウスー

 

「なんと、友好国であるオーラウトが、ホルムストール教国という国から、奇襲攻撃に遭ったのか?」

 

「はい、面会していた王太子がそう言っていたので、間違い無いかと。」

 

「そもそも、ホルムストール教国とは一体どんな国なのだ?」

 

「王太子が言っていましたが、おそらく、ナチスドイツのような考えを持つ国かと。」

 

「なるほど、これは厄介だな。」

 

大統領は、ホルムストールに宣戦布告するかしないか迷っていた。

 

だが........

 

「よし、オーラウト王国の領土内に、空軍基地を建ててみてはどうかね?」

 

大統領は、宣戦布告することをやめた。

 

「いい案ですが、そもそも空軍基地を建てれるぐらいの広さの土地はあるのでしょうか?」

 

「確か、王都の郊外に、広大な森林があったような気がする。」

 

「なるほど、検討してみます。」

 

そして、デクスターは去って行ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の章に関するアンケートです。異世界の国との展開はどうしますか?因みに日本は異世界の国々と国交を結んでいる条件です

  • 異世界の国が突如日本に宣戦布告する
  • 異世界の国が日本に反乱軍の鎮圧を要求する
  • 異世界の国に対し日本が宣戦布告する
  • その他(日本じゃないどっかの国が舞台)
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