世界は戦争が多い異世界へと転移したようです   作:スターリニウム

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やっと書けた.....


第二章 ロシアの異世界侵攻
第4話 王国の反応とロシアの野望


~オーラウト王国 王都 ゼフテート~

この都市は王国が建国されて以来、長らく繁栄してきた都市であり、王国の政治、貿易、商業、文化の中心として栄えている。その中でも一番大きく賑わいを見せているのは、軍艦や貨物船などが多く行き来するユトラータ港だ。そこには、オーラウト海軍の総司令部がおかれている。だがこの日に限っては、今までの賑わいは普通時に比べ小規模だし、軍艦も見られなくなった。なぜなら、昨日の夜に、所属不明のワイバーン一騎が王国の防空網をいとも簡単に突破し、王都上空を数回旋回した後、任務遂行したのか来た方向へと戻った。幸いにも被害がなかった。

 

一方そのころ、王城では閣僚が集まり会議が行われていた。内容は、昨夜現れた未確認のワイバーンについてだ。この会議の主席がオーラウト王国国王 ラルフ・ローレン5世だ。

 

「国王閣下、昨夜の未確認騎についての正体は何なのか、分かりますでしょうか。」

 

若い軍事最高指令官が尋ねると、国王は答えた。

 

「自分は、その未確認騎を見ていないから分からないが、第5ワイバーン中隊や、ゼフテートの住民や、駐屯している騎兵隊などが目撃したと聞いている。だが問題は・・・・」

 

すると国王は何かを考えているのかと、少しの間沈黙した。数秒後に王は口を再び開いた。

 

「その未確認騎がどこから来たのかだ。仮に西側から来たとしても、我が国の西側にはそもそも国家は存在しないはずだ。あったとしても、あれを遠くまで動かせれる技術を持っていないだろう。なので、未確認騎は恐らく隣国の神聖タルガリア帝国が所有しているだろう。」

 

そう断言した王は続きを話そうとすると、突如ドアノックが聞こえたので入れさせた。入ってきたのは連絡員だった。

 

「国王閣下、報告です。先ほど巡視船ヴァロワが謎の鉄の船舶を見つけており。現在国籍を確認中とのことです。場所はユトラータ港から北西10Km離れたところです。最新の情報が入り次第お伝えします。」

 

「「「鉄の船舶...?」」」

 


 

ー巡視船ヴァロワー

 

「おい、嘘だろ.....」

 

近海の巡視をしていた巡視船ヴァロワの船長タデアーシュは水平線の彼方から接近する多くの船影を見て自分に問いかけるように話した。

その船は、巡視船ヴァロワから約100m手前で停止した。

 

タデアーシュは汗を大量に吹き出しながらも、冷静に状況を判断しようとする。

 

(巨大船、それも後ろに何隻もいる、どういう事だっ!。)

 

「デカすぎるっ……」

 

 

「船長、なんなんでしょうあの旗は……どこの国にも属しません。しかも、木でできていません!」

 

その事に気づいた途端、彼は再び汗が吹き出す。

 

「赤や白の横縞に、小さい四角に沢山の星?見たことがないな。」

 

「どうしますか?」

 

「とりあえず、目的を聞くぞ。」

 

巨大な鋼鉄の船に、目的を聞こうとした瞬間、その船の前方から船員らしき者が見えて、なにやらジェスチャーをしている。

 

「乗れという合図なのかこれは?」

 

その合図に従い近づくと、前方には四角い箱に二つの棒らしき物(ZRU ー 20 長距離レールガン砲)や、4つの丸い筒状の物(RGMー84 ハープーン艦対艦ミサイル)など、彼らの常識から外れたものがいっぱいだった。

 

「とんでもない国と出会ってしまったな...」

 

そう言った後、彼らは恐る恐る鋼鉄の船(アトランタ級特殊イージス艦)へと乗り込んだ。

 

しかしそれでも彼らは驚きを隠せなかった。本当に船全体が鉄で出来ているではないか!タデアーシュは驚きの余り我を忘れ、前から接近するもの達に気づかなかったが、隣の船員に叩かれて思い出した。

 

「ぐっ…………我はオーラウト王国海軍巡視船船長のタデアーシュだ!我が国の領海に来た目的を伺おう!」

 

タデアーシュは勇気を振り絞って声を出した。

 

その言葉を受け、外交官達は驚いた表情を浮かべ、小声で会話し出した。

 

しばらくすると会話が止まり、一人の男が前に出て手を差し出す。

 

「失礼しました。アメリカ合衆国外務省外交官のデクスター・ミッチェルと申します。領海を侵犯してしまい申し訳ございません。」

 

「はぁ……ところで目的はなんでしょうか?」

 

「はい。ですが、その前に一つだけ。我が国、アメリカ合衆国は転移国家だということをお伝えします。」

 

タデアーシュは驚きのあまり頭が真っ白になった。だが、デクスターは話を続ける。

 

「その為に各地に偵察機を送りこみました。偵察の為に領空侵犯をしてしまったことも謝罪致します。我が国の目的はひとつだけ、あなた方…いや、オーラウト王国との国交締結を交えた会談を行いたいのです。貴国の上層部にお伝えください。」

 

「分かりました。上層部に伝えます。」

 

 

 

 

その後タデアーシュ達は、アトランタ級から降り、巡視船ヴァロワに戻ると、王国海軍司令部に魔信機で先の話を伝える。

 

後に、オーラウト王国議会に判断が任され、議会は多少荒れたりはしたが、会談を決定した。

 

会談の最中、英語は通じるのに英語の文字が読めないなど、不具合がいくつか生じたものの、会談は穏便に終了する。

 

会談は両国の技術交換を条件に、外交を締結することを約束した。

 

その後、デクスターとアランはウォレス大統領から全権大使を任命され、異世界での外交に活躍した。

 

 

 

 

 

 

 

そして、オーラウト王国はアメリカが所属するNATO (北大西洋条約機構)の国々、すなわち、イギリス フランス ドイツなどの国々と国交締結をした。

 


 

ーロシア連邦 チェリャビンスク近郊ー

2035年11月10日午後11時頃

 

この頃、ロシア連邦軍は異世界の未知なる魔法技術の欲しさに、アメリカの様な平和的な交渉ではなく、暴力で魔法技術を手に入れる事にした。なぜなら最初に交渉した際、本国から南に53Kmしか離れていない、ウズルイフ大陸のエクリクシス大皇国という国と会談した時、帝国の皇帝から、今すぐに帰れと言われ、さらに大統領の前で堂々と宣戦布告をするという。まさに、自国No.1主義を掲げる国だということがわかった。自国No. 1だと言い張れるのなら、我が国相応の魔法技術を持っているに違いない。そう思ったあげく、こういう結論に至ったのだ

そして今、チェリャビンスク近郊にある空軍基地は、Tuー95が離陸する音が絶えず続いている。この映像を大統領はタブレットで見ていると、国防大臣のフェドセイエフが入室し、作戦名を聞かれると、こう答えた。

 

イースクラ作戦

 

そして、午後11時59分。攻撃開始1分前になると大統領は国防大臣に話した。

 

「いよいよだな。」

 

 

「そうですね。」

 

「我がロシアを見下し、さらに私に対して堂々と宣戦布告するとは.....おもしろいことをしてくれる。痛いのを喰らわせてあげないとな。」

 

そして攻撃が始まる瞬間、大統領は口を開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今夜、我らの歴史が始まる。」




如何でしたでしょうか。

少しでもおもしろいなぁと思ったらお気に入りに入れてみたらどうでしょうか?

次回はロシア対エクリクシス戦争が開幕します。
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