東方入郷記   作:あおのん

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タイトル決めんのむずかしい……あとなんか戦闘書きますよオーラがすごいことに。

そして。明日から新学期始まるんで更新ペースは少し落ちます。ごめんなさい。三日に一ページは更新したいところだ……。




修行とか決意とか

 

幽香さんから手ほどきを受け出してから、一月が経った。……どうでもいいけど手ほどきってなんか凄いエロスを感じるんだが。俺だけか。

 

とりあえず、今日で幻想郷に来て、四十三日目だ。しっかりと記録している。寝る前にちょこっとだけ日記書いてるんだよね。これからも続けようと思う。

 

 

えー、本日は晴れ。天気よし。風よし。朝見た花達の元気もよかったし。今いる林の中の植物は見たことないのばっかりですげぇ気になりまし。

 

えーあとは……、

 

 

 

「ほーら、テキパキ避けないとケガするわよー」

 

 

 

ーー俺の命がヤバし。

 

 

 

 

「んのおおおおおおおお!! これ避けたら……ボーナス!! ……おういぇい!」

 

 

 

咄嗟に上体を思いっきり捻る。腰にダメージすごそうこれ……!

 

間一髪避けるのには成功した。

だが、見るからに、当たったら軽く吹き飛ぶくらいの威力が篭っていそうな幽香さんの妖力を固めた弾が、頬を掠めた。

 

おい今ジュッて言ったぞ!? 掠った頬恐る恐る撫でると、火傷していた。いてぇ!!

 

って能力で移動すりゃよかったのか……。俺アホし。

 

 

でもし、死ぬ……マジで背中変な汗でグッチョリだよ!! チビるかと思った。

 

 

変な奇声を上げて少しでも自分を鼓舞しなければ精神的に折れそうだった。

 

だって幽香さんすっげぇ笑顔なんだもん。あと、毎回終わりがないんだもん。だいたい気付いたら俺治療された状態で布団でゴロンとしてんだよね。

 

 

唯一の救いは全く痛みを感じないこと。何故なら本当に一瞬で気絶するから。あれ? 救いじゃないんですが。

 

 

 

幽香さんに身体でいたぶられるなら一行に構わないんだけどなー……。手とか足とか。……ゴクリ。

 

 

それにしても幽香さんにSな面があるのはわかっていたがここまでだったとは……。

 

だが相変わらず俺の幽香さんへの気持ちは冷めなかった。むしろヒートしてる気がしなくもない。

 

俺Mなのかな。痛いのはあんま好きじゃないんですけど。や、優しくしてね……? うんキモい。

 

 

 

一旦幽香さんの弾の嵐、正しく弾幕が止んだので、幽香さんの元にフラフラしながら近寄った。

 

お互いの距離が二三メートルくらいの辺りまで行くと、幽香さんは、相変わらず美しい、俺の心を惑わせる笑みを放った。

 

 

「今日はなかなか耐えるわね。いいわ、素敵よ」

 

 

素敵……!? ……凄くテンションが上がってきた。

 

あと、もう一つ嬉しいことが。

 

 

この修行してて初めて褒められたぁぁぁぁぁぁぁ!!

 

幽香さんは結構スパルタで厳しいけど、ノルマを達成した暁には、きちんと褒めてくれる。時には魚釣りの時のように撫でてくれたりも!

 

 

ともなれば、調子に乗ってしまうのが俺である。俺が至った考えはこうだ。

 

 

 

ーーつまり一回死にかけて褒められたということは、もう一回死にかければもう一回褒められるということだよね!?

 

 

 

冷静に考えると謎の理論なのだが、この時の俺はついさっきまで奇声を上げまくっていたのと、幽香さんに惑わされていたので、全く気付かなかった。

 

両手を上げてプラプラしてみせる。うぐっ! 筋肉痛がぁぁぁ!

 

 

「ま、まだまだ余裕っすよ! さささぁ幽香さん、どうぞ!」

 

「それでもいいのだけれどね、そろそろ新しい練習をしましょうか」

 

「へ?」

 

 

手招きをされたのでとりあえず空から降りる。あ、そうだ。俺この一月で空飛べるようになったんだぜ? 凄くない? 今だにどうやって飛んでるのかよくわからんが。

 

これについては元々飛べる幽香さんはあまり価値がわからなかったらしく、そんなに褒めてくれなかったけど、霊力使いたての俺にしては上出来だと思うんですが。

 

ていうか俺は一人で飛べた日凄いはしゃいだ。

 

 

 

いやー、それにしても大変だった。まず霊力を感じることからだったんだが……俺これに七日かかったんだよね。

 

そもそもいきなり自分の体にまだ使っていない力があるとして、それをいきなり知覚出来るだろうか? 普通無理だと思う。だって使ったことないんだから。

 

 

でもまあ、そっからは、トントンというほどではないけど、結構ササッと次の修行へ進んだ気がする。

 

 

今していた修行は、ズバリ俺の反射神経を鍛えるものだ。ただ幽香さんが俺をいたぶるショーだ。

観客はゼロ。

……あ、昨日はリグルちゃん来てたわ。ただし俺と一緒になって狙われてたけど。

 

始まったのはえぇと……三日前?

 

 

 

つ、ついにこの辛い修行が終わるんだな……。幽香さんの笑顔と達成した後の褒めがなかったら俺は間違いなく脱走してた。

 

 

「まずは……そうね、霊力を右手に集めて」

 

「あ、はい」

 

 

うんぐぬぬぬ。これすげぇ神経いる作業なんだよな。でも必要なことなので慣れるまで身体に覚えさせなさい、と、幽香さんには言われた。

 

だから最近は毎日身体中にうすーく霊力を纏って生活してみたりしてる。俺はどうやら無駄に霊力だけはあるようなので、ちょっとくらい上手く操れるようになりたい。

 

そう思うのは能力があんなのだからだろうか。……まあアレのお陰でこの霊力があるんだが。

 

 

実はこれだけでも、微妙に筋力とか上がったりするんだよね。初めてできた時の感動と言ったらそりゃぁ凄かった。

 

 

電気自転車みたいなものだろうか。霊力は電気の役割な。まあ乗ったことないんだけどね電気自転車。

 

 

 

そんなことはさておき、結構集まったあたりで、幽香さんがストップを掛ける。ちなみにこれを一箇所に留めるのもまあまあ大変なのだが……また別の機会に。

 

 

「さて、春も避けてばかりではつまらないでしょうし、そろそろ攻撃の練習よ」

 

 

おお……ついに俺の中二魂が疼きそうな修行がきた。空飛んだ時もそうだったけど。あれははしゃいでたからなー。

 

 

 

そういえば、少し幽香さんが話してくれたのだが、幽香さんは俺を強くして、最終的には自分と戦えるようになって欲しいらしい。

 

好きな人の願いだ。そりゃ幽香さんの望みはとても叶えてあげたい。

が、少し難しい。修行始めてわかったけど……幽香さんめちゃくちゃ強い。

 

 

大妖怪とは言っていたけど、正直舐めてた。霊力を微妙に使えるようになってから、幽香さんの妖力を少し感じ取れるようになったのだが、これは数年程度じゃ絶対に追いつけるものじゃないと思う。圧倒的すぎる。

 

 

 

でも、なんだか楽しみだった。一応使えば使うだけ霊力は増やせるんだし、まあいずれ追いつくだろう。多分。追いつく前に死ぬかもだけど。

 

 

というわけで最近は無駄に垂れ流ししてから寝るようにしている。

 

でも球状にしてゆっくり霧散させるだとか、体から蒸発させるようにしてだとか、やり方は結構あって面白い。暇つぶしになるしね。

 

 

 

 

 

幽香さんに弾の打ち出し方やコツなどを聞き、少し試していると、日が暮れだした。

 

 

「今日はちゃんと自分で帰れるわね」

 

 

んーっと大きく背伸びをしていると、幽香さんが悪戯っぽい笑みを浮かべながらそう言ってきた。そういえば俺気絶した時ってきっと幽香さんが運んでくれてたんだよな……うわダサい俺。

 

 

「やっと、幽香さんに恥ずかしいところ見せなくて済みます……」

 

「あら、そんなことを思っていたの?」

 

「あはは。男はみんなカッコつけたがりなんですよ!」

 

 

それが好きな人なら。とか言えたらなークッソ! あーもう、幽香さん可愛い。

 

 

夕焼けを背景に二人で帰る。なんか……すげぇいい雰囲気だ。やばいドキドキする。

 

 

考えてみれば、俺はいずれ幽香さんに、告白とかするのだろうか。いや、したい。今すぐにでも。勇気が出たら。ただ。そんな、きっかけは……。

 

 

 

…………あるじゃん。

 

 

自然と口が開いた。

 

 

「幽香さん」

 

「なに?」

 

「強くなるから、待っててくださいね」

 

 

具体的なことは何も言えなかったが、俺は一つ心に決めたことがあった。

 

幽香さんは何処かビックリしたような様子だったが……すぐにいつもの笑みに戻った。まさか、俺の気持ちを察しているのだろうか。だとしたら……やばい、めちゃくちゃ恥ずかしい。

 

 

 

「ええ、待っているわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

俺……幽香さんと、互角で戦えるようになったら……告白しよう。

 

 

 

死亡フラグっぽいのに気づいたのは、その日、このことを思い出しながら日記に書いてる時だった。

 





春くんにちょこっと頑張らせました。アホですが。

俺も空飛びたいなー……あと、ゆうかりん、かわいい。


てかもうちょっとデレさせたいな……次はそんな路線で行こう。
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