顔なし傭兵の冒険譚   作:コジマ白狼天狗

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スランプで二年もろくに何も書けてませんでした。(一応これは書けていたのに投稿を忘れていた)すみません許してください何でもはしません


二話三章「ツタ祭りわっしょい」

ドミ「正面かよ」

ネイサン「だが、入り口は無理そうだな」

 

製薬会社は案外近く、徒歩数分で着いた。

だが、正面玄関は太い植物の蔦に塞がれている。

 

クルート「グレネードで」

ネイサン「地下鉄と同じことになるぞ」

クルート「じゃあ、あそこからですかね?」

 

僕は地下駐車場らしき場所へ指を指す。

ドミ「うへぇ……また地下かぁ……」

先程の事もありドミトリはもううんざりしているようだ。

ネイサン「仕方ない。地下駐車場から社内へはどのくらいだ?」

クルート「スキャンと基地でもらった地図を見る限り大体2、3分でロビーにつくかと」

ネイサン「だといいんだが」

クルート「ですねぇ」

今までの事を考えると正直どうなるかわからない。

でも行くしかない。

全員で地下駐車場へ行く。

 

中はショッピングモールの地下駐車場とほぼ変わらなような状況だった。

……蔦が生い茂っている事も変わらず。

ドミ「ここにも自動警備ロボがいるみたいだな。無限軌道(クローラー)の跡がそこらにある」

ネイサン「軍用……かはわからないがいた事は確かだな」

クルート「うーん、そうなるとここの植物がが動かないのも?」

 

幸いにも蔦や植物は動いておらず、殆どが活動を停止したか元々動かない普通のものだったようだ。

 

ドミ「……植物とロボの大戦争におまけで幽霊」

ネイサン「B級映画じゃないんだ、そんな事あってたまるか……あり得るな」

クルート「でも僕達、もう何が起きても動じないかもですね」

ドミ「だな!もうお化けが来ようが毒ガスが来ようが大丈夫になってきたな!」

 

ドミトリが数時間ぶりの笑顔をみせている

でもその発言は後々また起きそうだからやめてほしい。

 

昔、僕自身もやらかしたし。

 

そう思いつ僕は会社ビルへの入り口を見つけた。だが、ヘルメットから警告が出ている。

 

ドミ「なんだ?この匂い」

ネイサン「刺激臭…まさか」

クルート「止まって、ここから先はガス警報がなってます。マスク装着を」

二人はうなずき、NBCスーツの腰に掛けていたマスクを装着する。

僕もヘルメットの吸気を対薬品汚染用に変更する。

一方ネイサンはハンドサインで僕を先頭にし進む事を指示をする。

高濃度のガスが充満しているビル内部へ行く階段を登り、僕達は玄関ホールに入ったた。

ホールへ付いた途端、天井から垂れ下がっている蔦がゆらゆらと動き始める。

ドミ「ん?なんだありゃ」

マスクによって少しくぐもった声で言う。

ネイサン「蔦……が動いてるな」

立ち止まっている中、蔦の揺れは激しくなっている。

 

クルート「あっこれ避けましょう!」

僕がそう言った次の瞬間には鞭のようにしなりこちらに攻撃してきた。

 

ドミ「クソッ!やっぱりこうなるか!」

 

ドミトリがグレネードランチャーを構えるが

 

クルート「このガス、詳細がまだ出てないので発砲は控えた方がいいです!」

 

 

ネイサン「爆発もあり得るな!クルート、目的地まで最適のルートは?!」

 

クルート「最適右行って突っ切るルートですが!敵反応多数!警備ロボです!」

 

ドミ「クソッ!俺が先行く!」

ネイサン「頼む!」

ドミトリが先に角を曲がり、僕達はそれに続く。

クルート「居ました!警備ロボット五体」

ドミ「おう!任せろっ」

 

そう言うとドミトリは走り、脚の強化外骨格のモーターを甲高く鳴らす。

 

シャッターが下りている扉に陣取る警備ロボたちへ一直線に減速せず飛び蹴りを仕掛ける。

 

ゴシャッ!と音を立て警備ロボ達はドミトリの蹴りによってボウリングのピンのように吹き飛び、数体はシャッターを破り、残りはその先にある壁にめり込み全て機能停止した。

 

ドミ「シッシャァ!行くぞ!」

クルート「えぇ……」

 

もう銃無くても大丈夫では?

射撃ではなく、この警備ロボの仕様上反応が遅れる外骨格による近接攻撃を仕掛けるのはある意味では効率が良いのかもしれない。

 

ドミ「クルート!次は?!」

「突き当たりを右!敵影なし!」

ドミ「わかった!」

 

僕たちは破れたシャッターを潜り、エレベーターホールらしき場所へ着いた。

 

ネイサン「ふぅ、相変わらずの脚力だな。よしここからどうするか」

 

そう言いながらネイサンはエレベーター前の階数ごとの案内板を見る。

 

ネイサン「薬品保管庫と研究室は…上か」

 

クルート「あ」

ドミ「どうした?」

クルート「ここから先、どうしましょう……階段が生体反応でひしめいていて」

ネイサン「エレベーターはどうだ?」

クルート「通電してない可能性が高いです。そもそもしてても千切れるでしょうし」

ドミ「いや、言ってるのはシャフトの方だ」

 

僕はネイサンの言っていることに気付いた。

クルート「シャフトからジャンプキット使って上に行く方法がありましたね!」

 

ネイサン「ああ。よし、じゃあ行くぞ」

 

ネイサンがエレベーターの上を目視し、クリアリングする。

 

途中で停止しているエレベーターを中間地点に、ジャンプを繰り返す。

 

 

運良く道中は無人機すら居ず、安全と言える道のりだった。

精々、僕が中間地点から滑り落ちそうになったくらいか。

 

ネイサン「よし、ついたな」

 

おそらく目的の薬品があると思われる階についた。

 

医療機関特有の清潔感と薬品の匂いがする場所だったのであろう。

今はその名残が少しだけ見える程度で、あたりは血痕と薬莢が飛び散っている。

さらに部屋のあちらこちらにさっきのツタや謎の植物が絡み合い、内部はまるで森のようだ。

 

一歩前へ出た瞬間、

二人の計器類と僕のヘルメットからけたたましい警告音が鳴り、刺激臭が吸気フィルターをすり抜け鼻をつく。

確認するとあたりは地下駐車場よりも濃い有毒物質が階層全体に充満していると警告が出ていた。

 

ネイサン「うっ」

ドミ「薬品の匂いがしてきたな……」

クルト「早く見つけないとですね」

 

ネイサン「あぁ、長居は無用だ」

 

三人で一本道の廊下を進みそれぞれ右側、左側、部屋を外から確認し、一人だけ廊下を警戒する事にして進む。

廊下の警戒はネイサンさん、右側をドミトリさん、左側を僕が見る事になった。

幸い、部屋のドアに用途が記入された表札があるので中に毎回中に入らずに済むようだ。

 

程なくして、ドミトリが声を上げる

ドミ「保管庫を見つけた」

 




次回から書き方変えます。よろしくお願いします。
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