違う!シンビオートが勝手に!   作:ゴランド

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今回はちょっと短め。
次回から本腰を入れていきます。




体育祭編
11話 違う!シンビオートが勝手に体育祭を!


 

 やぁどうも皆、主人公だよ。

今日から始まる雄英体育祭。正直言って緊張して来たね、だって超が付く程のビッグイベントだよ?逆に緊張しない方が凄いんじゃないかな?

切島君は気張って硬化してたし、爆豪君は手汗で小さな爆破を起こしてたし、蛙吹さんに至っては仮死していたよ。シンビオートが無理矢理起こしたけど……。

 

「緑谷」

 

「轟君…なに?」

 

「客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う。けどお前オールマイトに目ぇかけられてるよな。別にそこ詮索するつもりはねぇが…お前には勝つぞ」

 

 なんか宣戦布告的なのが始まった。轟君って意外と戦闘狂な面があったりするの?

 

「ついでにお前にも勝つぞ来正」

 

「僕!?……あー、うん。お手柔らかに頼むよ轟君。お互いベスト尽くして頑張ろうね」

 

なんかケンカ腰なので、まずは手を差し出す。とりあえず握手!こうやって敵意が無いことを証明する。うーん合理的!

 

「仲良しごっこじゃねぇんだ。ヘラヘラしてんな」

 

辛辣ゥ!?轟君って爆豪君程ストレートじゃないけど冷たいんだけど!

……あ、待ってシンビオート。今はダメだからちょっとシンビオート⁉︎おいストップやめてシンビオーt

 

『それじゃあ体育祭では敵同士だよなぁ!今この場でバラバラに引き裂かれても問題は無いな!!』

「問題大有りなんだよシンビオート⁉︎落ち着いて!轟君もなんか言ってあげて!」

 

 頼む轟君!君はクラスの中でも空気が読めるクールな男!そのイケメンフェイスから放たれる言葉でシンビオートもクールにさせてあげるんだ!

 

「言ってやるよ。俺は()しか使わねぇ、左を使わずトップを取る」

「轟君!?」

 

やばい、どうしてA組の上位陣って僕も含めてだけど問題起こす人達ばかりなの!?絶望した!上位陣の問題児達の多さに絶望したッ!

 

『お前……!』

「待て待て待て待とうかシンビオート!ここは笑って流そう!そうすれば丸く収まるから……ね!」

 

頼むシンビオートどうか笑ってくれ……!

 

『……エフッ』

「えふ?」

 

『エフッ…エフッ!エフッ、エフッエフッ!』

 

シンビオート?おーい大丈夫?シンビオート!おーい!

 

『ハハハハハハハハハハ!!お、おい!キョウセイ!お前の言う通りだ!確かにこれは笑えるな!』

「え、あ、うん?なんか言った僕?」

 

『コイツ、要は"手を抜いて優勝する"って言ってるんだぞ。負けた時、これ以上無い言い訳になるなぁ!』

「シンビオート!?」

 

「何が言いてぇ、言うならハッキリ言ったらどうだ」

「轟君!?いや、違う!シンビオートが勝手に!」

 

「轟くんが何を思って僕に勝つって言ってんのかはわかんないけど…そりゃ君の方が上だよ」

 

 え、緑谷君?なんで君が代わりに答えるの?そして何故か空気の流れが変わって来たんだけど?

 

「みんな…本気でトップを狙ってるんだ。最高のヒーローに。遅れをとるわけにはいかないんだ……僕も本気で獲りに行く!」

 

あ、忘れてた。

緑谷君も戦闘狂な面があったんだっけ(白目)

……い、いや、でもさ。だからといってこんな殺伐としなくても良い気がすると思うんですがそれは。

 

「テメェ等、オレを無視してテッペン獲りに行くとかふざけんじゃねぇぞ!一番はオレだザコ共がッ!」

 

 爆豪君エントリィィィイイイッッ!?そうだよ忘れてた!爆豪君がこの状況下で黙っている筈もなかったよチクショウ!

 

「………」

「………」

「………」

 

 待って?なんで三人してこっち見てるの?どうして期待が篭った眼差しを向けてるの?ねぇ、なんで周りの皆は息を飲んで見守ってるの!?誰か何とかしてくれない?ねぇ!ちょっと!?

ここは何とかして穏便に済ませきゃ(使命感)

 

「……別に言う事は無いよ、ただ僕も全力を尽くす。それだけだ」

 

「「「………」」」

 

 Yeah!決まったぁ!どうだ僕のクールかつ穏便な決め台詞!我ながらどうかしてしまいそうだ……!

 

「強者らしく多くは語らねぇって事か」

 

……ん?

 

「スカしやがって、テメェのその余裕ブチ壊してやるよ」

 

……what?

どうして二人共そんな敵意剥き出しなの?ねぇ、どう言う事なの教えて緑谷君。

 

「……来正君、僕も全力で行く!!」

 

 

 

 

 

 

……せ、

 

選択誤ったぁぁぁああああああああああッッ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなこんなで出場する全生徒が集まったぜ!これから始まるのはA〜Kのヒーロー科、普通科、サポート科、経営科が入り混じった大乱闘!ヒャアすげぇまるで闇鍋のレッツパーリィだァ!(投げやり)

 

「アイツが来正…」「オレ達が有象無象だってよ」「ふざけてんの?」「ぶっ殺したる」「アイツ調子乗ってね?」「ねぇどうする処す?処す?」

 

チクショォォッッ!どうしてこうなったッ!僕はもっとこう全力で楽しんでいこうぜ!みたいな友情!努力!勝利!の三原則が合わさった大会を期待していたのに!何で!始まる前から!ギスギスしてるんだよッッ!

 

そんな事を思っているとステージ上に際どい衣装を纏ったミッドナイト先生が声を高らかに叫ぶ。

 

「選手宣誓!!」

 

「ミッドナイト先生なんちゅう恰好だ」

 

「さすが18禁ヒーロー」

 

「18禁なのに高校にいてもいいものか…?」

 

 上から順に切島君、上鳴君、常闇君。確かに18禁ヒーローなのに高校の教師とは一体全体どう言う事なのだろうか。デビュー当時はもっと凄い衣装らしく、これなら対魔忍の衣装の方がマシだと思うんだけど。

 

…………。

 

………………。

 

………待てよ?つまり際どければ際どい程、それは健全なのでは⁉︎(錯乱)

 

「つまり全裸になれば全年齢対象!?」

 

「落ち着け来正。意味が分からんぞ」

 

「来正、お前…天才かよ……!」

 

「峰田。お前も落ち着け」

 

 常闇君の声に僕はハッと我に返る。そうだった、全裸ってもう18指定じゃん。全年齢対象じゃねぇじゃん。

とりあえず気を紛らわす為に隣にいる飯田君に声を掛ける。

 

「しかし、緊張するね。正直手が汗でびっしょりだよ」

 

「それも踏まえてだ。プロとして大衆の面前でパフォーマンスを十分に発揮できる素質を身に付ける一環なのだろう(来た…選手宣誓!委員長として、ここ二週間ずっとスピーチの練習をして来た!今こそ練習の成果を果たす時ッッ!)」

 

「選手代表1-A 来正恭成!」

 

「あ、僕か。は──「はいッ!!」……い?」

 

 

「「「「「……………」」」」」

 

「「「「「……………」」」」」

 

「「「「「……………」」」」」

 

 

…………………。

 

 

………………………。

 

 

……………………………。

 

 

………い、

 

飯田君!?

 

 

「ねぇ、さっき二人返事しなかった?」「あっちヒーロー科だよな?」「何で二人分なんだ?」「誰か間違えたの?」「マジー?キモーい!」「間違いが許されるのは小学生までだよねー!」「「キャハハハハ!」

 

 

 やめたげてよぉ!飯田君のライフはもうゼロよ!

ちょっと飯田君涙目になってるから!彼の体と心はもうボトボドダァ!

……こうなったら。

 

「……や、やだなぁ!シンビオート!お前が返事しちゃダメだろぉ!?」

『は?』

 

この場を解決する策。それは……僕自身が飯田君になる事だ(僕が犯人と言う事にしておこう)

 

『おい、何言って───』

「かぁーーーっ!困るわー!勝手に喋るような個性持ってめちゃくちゃ困るわー!さっきもシンビオートの奴が返事して困るわー!いえ、違うんですよ皆さん。さっきのはシンビオートが勝手に……ね?それじゃ前の方失礼しまーす」

『あとで覚えておけよ……!』

 

 飯田君がボソリと「すまない」と呟いていたが聞こえないフリをしておこう。だって返事したのはあくまでシンビオート(という事になってる)からね!

……シンビオートには後でたらふくチョコを食わせてあげよう。

 

とりあえず舞台へ上がりマイクの前に立つ。

……よし、これでも練習して来たんだ。いきなり噛む事はないだろう。

……フラグじゃないからね?

 

「んんっ……宣誓!僕達雄英生一同は!各々の学科の練習、訓練の成果を発揮し、これまで支え導いてくれた先生方、仲間達そして家族の皆様の期待に応えられるように正々堂々と全力で尽くす事を誓います!」

 

 どうよ、この王道中の王道の選手宣誓は!誰も文句が言えない完璧な宣誓ッ!あぁ、良すぎて自分でもどうかしてしまいそうだ……!

 

おっと、ミッドナイト先生。そんなつまらなそうな顔しても駄目ですからね?絶対やりませんから、絶対ですよ!

……フリじゃないですよ?

 

「選手代表、一年生。来生k──『お前達雄英生って、醜くないか?』

 

 

「「「「「……………」」」」」

 

「「「「「……………」」」」」

 

「「「「「……………」」」」」

 

 

 

…………………。

 

 

………………………。

 

 

……………………………。

 

 

 

 

「………んんっ!失礼しました。選手代表一年、来生k『この雄英に入りし者共!その命、このオレ達に返上しろ!』シンビオート!?」

 

 コイツ…ッ!いつかやるかと思っていたが今この場でだとぉ⁉︎頼むシンビオート!それ以上唯我独尊的な台詞を吐くな!せめて穏便に冷静に言ってくれない⁉︎

 

『……もはや雄英生はヒーロー科のみで良いと思っている。それ以外の科は解体する』

 

((((((((シンビオート!?))))))))

 

シンビオートォ!?何お前理不尽なパワハラ上司みたいな事言ってるの!?穏便で冷静じゃない!唯我独尊の意味知ってるのお前⁉︎

 

『オレ達が一位となる。お前等はオレ以下。これは決定事項だ』

 

「ふざけんな!」「そんな横暴許されると思ってるのか!」「この黒塗りのドロドロふざけんな!」「来生って奴も同罪だ!」

 

僕は悪くねぇ!僕は悪くねぇ!

悪いのはシンビオートって黒塗りのドロドロした生物なんだ!

 

「シンビオートコラァ!謝って!今すぐあやm『FUCK YOU!!!』中指立てるなぁ!」

 

『GO TO HELLッ! KILL THEM ALLッ!!』

 

「ふざけんな!」

「控えめに死ね!」

「最低!」

「ヒーローの恥!」

「この寄生虫野郎!」

「どんだけ自信過剰なんだよぶっ飛ばしてやる!」

 

『さっき寄生虫言った奴前に出ろ!頭をカチ割って脳髄をジュースにしてやるぞッ!!』

 

だれかたすけて

……いや、待てよ。希望はまだある!Aクラスと言う名の一筋の光がッッ!僕等は友達だよね?どうにか弁明してくれないかな皆ッ!?

 

「あかん……!来生君大ピンチだよ!」

 

「どうにかして助けてやんねぇと……!」

 

 麗日さん、上鳴君!信じていたよ!二人共僕の親友だ!やっぱり持つべきものは友達だね!

 

「……手を出すな二人共」

 

……えっ、どうしたの常闇君?

 

「手を出すなって……いやいやどう見ても来生ピンチだろ」

 

「はよ助けないと!」

 

「お前達の中ではそうなのだろうな……()()()()()()()()

 

おーい、常闇君?拗らせるのも大概にしておきなよ?何?こっちの状況見えてないの?実は君って実は鳥目だったりする?

 

「「ッッ!?」」

 

いや、ッ!?じゃないからね?普通にこっちSOS送ってるの。分からないの?ねぇ。

 

「ヤツの手の内で踊らされている傀儡へ化している事を他の奴等は気付いていない。……否、場を支配されている事にすら…な」

 

「そうかッ!来生君自身は悪役(ヒール)を演じる事によって体育祭全体の土気を高めているんだ」

 

「来生、オメェと言う奴はよぉ……!」

 

へぇー、成る程。僕も知らなかったわ

よし言わせてもらうけどさ。

お前等は目が見えぬのか……?(世紀末救世主風)

 

Aクラスの皆が色々言ってるけど、ちがうからね?

別にヒールとか演じてないからね?これ全部シンビオートの仕業だからね?

くそ!こんな所にいられるか!僕はクラスの皆が居る所に戻るぞ!

 

別に宣誓は終わってるし問題無いよね?

……無いよね?

 

「来生君……」

 

「あぁ、緑谷君。いやぁ大変な事になっちゃったね」

 

「うん、……だけど君に気付かされたよ」

 

やっぱり緑谷君は話が分かr……今、何て言った?

 

「えっと念の為に聞くけど……何がかな?」

 

「僕達ヒーロー科だけじゃなく、会場に居る全員が上を目指しているんだ。上には上がいる。これまで君に助けられてばかりだったけど、それじゃダメなんだ」

 

そう呟き、彼は僕に向け拳を突き出す。

 

「僕達A組は君に挑戦する!!だから、手加減は無用だ!全力で上を目指すッッ!!」

 

 緑谷君だけじゃ無い。周りの皆が戦士としての目へ変わっていた。全力で上を目指すと言う言葉が口だけじゃない事が分かる。彼等の想いを無下にしないように僕は拳を握り、応える。

 

「……上等ッ!(だから違うんだよ、シンビオートが勝手にィ!)」

 

体育祭荒れるだろうなぁ(血涙)

 

 

 






マイソウルメイトにも届かぬ思い。
たすけて by主人公



〜〜キャラクター紹介〜〜

『轟焦凍』
復讐を胸にするno.2ヒーローの息子。オッドアイでクールで強くてCVが梶◯貴と、主人公属性をこれでもかと詰め込んだキャラクター。
個性把握テストやUSJ襲撃にて目立つ活躍をした主人公に対し対抗心を燃やす。
コイツを越えられなきゃら親父に復讐なんかできねぇと勝手に目標にされている模様。





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