違う!シンビオートが勝手に!   作:ゴランド

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 今年の秋アニメは豊作なのでとても楽しみ。ちなみに本日からヒロアカ4期始まります(露骨な宣伝)
ところで、今秋のなろう枠アニメがどれも面白そうなものばかりってどう言う事なの?(困惑)




12話 違う!シンビオートが勝手に障害物競争を!

 

 

 やぁ、前回シンビオートの所為でほぼ全員からロックオンされた主人公だよ(白目)

どうしてこうなるかなぁ。確かに飯田君が言い間違えたのをシンビオートの仕業に仕立てたのは悪いと思ってるけどさ、ここまでする?

……うん、シンビオートならやりかねないね!

 

そんなわけで(?)

第一種目は障害物競走。4kmもあるこのスタジアムの外周を走らなければならないんだよね。

そして説明しているミッドナイト先生が

 

『コースを守れば何をしたって構わないわ』

 

と言ったもんだからさぁ。

 

「おい、アイツだ…」「コロス…コロス……」「流れ弾が当たっても事故だよなぁ?」「猪突猛進……」「早速一人脱落か」

 

確実に全員が潰しに掛かって来るじゃないですかやだー!!

やべぇよ、これやべぇよ……!前に出たら後ろから撃たれる所か蜂の巣にされるパターンだよコレ。

 

「後ろで待機しておこ」

『オレ達に攻撃したならやり返せばいいだけだ。ビクビクする必要は無い』

「いや、そう言われてm「ごめん、ちょっと通して!」

 

「あぁ、すみません……あ」

 

「えっ?……あ!」

 

あれ?赤糸虫君じゃないか、6話に登場した以来の新たなソウルフレンドになりうる赤糸虫君じゃないか!(歓喜)

 

「やぁ来正君、こんな所で何してるの?特等席で種目の観戦のつもり?」

 

「あー、いや……後ろから刺されたくないから」

 

「成る程ね、ちなみにヒーロー科以外を解体って本当?」

 

「いや違う、あれはシンビオートが勝手に」

 

「分かってるよ、君ってそんなタイプじゃないだろうしね。ちょっと前の方失礼するよ。僕も取り敢えず上を目指さないといけないからね」

 

 そう言いながら赤糸虫君は前へどんどん進んでいく。あぁ、何というか。ちゃんと良心が此処に存在していたんだなって……!

あれ?おかしいな。早起きしたからかな?目から熱いものが溢れて……。

 

「あ、そうそう!前に行かないならそのまま閉じ込められても知らないよ?」

 

「……えっ、何?なんて言っt

 

 

START!

 

 

 僕が赤糸虫君に言い掛けた瞬間スタートの合図が鳴り響く。

刹那、全生徒はゲートに向かって走り出して行く光景は凄まじいもので赤糸虫君の言われた通り、確かに観戦している感じに思える。

 

「……それじゃ、僕達も行こうかシンビオート」

『It's Blood festival time!』

 

……それ、皆殺しって意味じゃないよねシンビオート?

 

 

 

 

 

 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼

 

 

 

 

 後方で黒塗り畜生寄生生物とその宿主が色々とやっている中、ゲート前では混乱が起きていた。

 

「いだだだ!」「てめぇ押すな!」「ちょっと!早く前へ行けよ!」「構わねぇ、ドンドン進め!」「前だけを見ろ!」「あ゛あ゛っ!イッタイアシガーッッ!」

 

『さーて、実況して行くぜ!解説Are you Redy?ミイラマン!』

『お前が無理矢理呼んだんだろうが』

 

 そんな光景を二人のプロヒーローであるプレゼント・マイクとA組担任であるイレイザーヘッド、相澤消太が盛り上げ役を務めるらしい。(約一名不満タラタラである)

 

『早速だがミイラマン!序盤の見所は!?』

『今だよ』

 

 相澤の言う通り、序盤のゲートは狭く設営されており百を簡単に越す人数が一斉にゲートを通過するのは困難。その為、現在進行形で生徒達は篩にかけられているのだろう。

 

「成る程な。それじゃあやる事は簡単だな」

 

 そんな中、A組の轟焦凍は右手を突き出し個性である氷結を使用し妨害と共に一気に前へ出ようと画策する。

……が、そんな彼の右手に"白い何か"が纏わり付いた。

 

「ッ!?」

 

「悪いけど、ここから先は通行止めになりまーす。チケットのお持ちの方だけお通りください!」

 

 轟が上を注目すると、そこには天井を走りながら糸を射出する赤糸虫の姿が映っていた。

 

「うわっ!?なんだこれ!」

「ネバネバする!?」

「だっ!?おいやめろ!くっ付くだろ!」

「コレ取れないんだけど!!」

 

 強度の粘着性を誇る糸に絡まり、生徒達は更に混乱して行く。しかし赤糸虫の行動はこれだけでは終わらない。

生徒達の頭上を駆け抜け会場の外へ飛び出すと、ゲートの出入り口に向けて糸を大量に放ったのだ。

 

「最後にごめんね、本日は閉店になります。残念ですが出直して来てください!」

 

「クソッ!この糸野郎ーーッ!」

「オイオイオイ!爆豪そんな暴れんな!どわっ⁉︎やべぇ引っ付いて動けねぇ!」

「よし、私の酸で溶かす!」

「待って⁉︎それ私達も溶けちゃわない⁉︎」

 

『なんとぉーーーーッッ!B組 赤糸虫知朱!前へ出ると同時にトラップを張り巡らしたーーッ!』

『あの短時間で前へ出ると同時に不安定な体勢でネットを張るのは簡単じゃない。余程の鍛錬を重ねたか、或いはアイツ自身が天才なだけか』

 

「ハハハ!!いいぞ赤糸虫!B組の力を見せてやれーー!」

 

『これはB組担任のブラドキングもご満悦ゥーーーッ!!こりゃ今年の優勝はA組では無くB組で決まりかーーーッ!?』

 

「……あの先生、よく喉潰れないなぁ」

 

 プレゼント・マイクの大声に多少ながらも呆れを見せる赤糸虫。ゲート付近でごった煮状態となっている他の生徒達を眺めつつも余裕の笑みを浮かべる。

 

(さーて、意外と上手くいったけど。このまま走った方が良いかな?一応、物間君から言われた通り序盤からA組への妨害は上手くいったけど……うん、まぁトップも維持できている事だしこのまま体力温存かな?)

 

 思考し、チラリと再び後方に視線を向ける。意外にも手間取っているヒーロー科を筆頭とする後続の生徒達を見て安堵すると軽い気持ちで走り始めた。

 

「まぁ、深く考えなくてもいいよね?そんな簡単に前へ出てくるような生徒なんて居るはずも無いよn──『ズシンッッ!』──ん!?」

 

 

 自身のすぐ後ろから衝撃と音が響く。何事かと振り向くと赤糸虫は驚愕の表情を露わにする。それもその筈、そこにはずっと後ろに居たであろう黒の巨体が"ヒーロー着地の姿勢"で佇んでいたからである。

 

『今、オレ達の事を呼んだか?』

「膝がイタァイ……」

 

 

 

 

 

 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼

 

 

 

 

 やぁ、どうも皆たった今膝を痛めた主人公だよ!ははは!誰か医者呼んで(懇願)。

ヒーロー着地すると本当に膝が悪いとは思わなんだ。クッソ痛いわ(真顔)

 

「さっきぶりだね、……じゃ、僕達急ぐから!」

『隣 失礼』

 

「えっ、………えッッ!?」

 

『オイオイオイオイ!どうなったんだ!イリュージョンか!それとも魔法でも使ったのか!?アイツ空から降って来たぞ!どう言うことだコレ!』

『別に。タネも仕掛けも無い、ただ飛んで来た それだけだよ』

 

 相澤先生の言う通り、僕は混雑したゲートは通れないと判断した。

だとしてもどうやってゲートを通れば良い?

どこか抜け道はあるのではないかと画策した結果、僕は()()()()()()()()事にした。うーん、自分でも何を言ってるか分からないね!

 

『それにミッドナイトも言っていた通り、コースを守れば何をしたって構わない。必ず"ゲートを通過しろ"とは一言も言ってないからな』

『まじかよ!そこまで頭回ってんのかよアイツ!大胆だな!』

『いや?やる前に直接ミッドナイトに質問してたぞ』

『律儀だなオイ!?』

 

だって、反則して失格されるの怖いし……。

まぁミッドナイト先生がノリノリで「そう言う大胆なの好きだから許す!」許可貰えたから良いけど。と言うか自由が売りにしてもフリーダム過ぎやしませんか?

 

「えっ、あ?ちょ、ちょっと待ってよ!あ、あのさ!えっと?あー……うん!負けないよ!」

 

「うん、とりあえず落ち着こうか。すっごい どもってるよ」

 

 なんか緑谷君みたいな慌て方してるよ?さっきまでの陽キャ特有のマシンガントークはどうしたのさ。

 

『おい、団体客のご来訪だ。出迎えてやれ』

「団体客……⁉︎」

 

後方へ注意を向けると、そこには轟君を筆頭としたAクラスの皆が追い上げて来る光景が広がっていた。

 

「前に出てんじゃねぇぞ!クソ糸に寄生虫野郎!」

 

「お前等にトップを譲る訳にはいかねぇんだよ」

 

『ハハハ!そう来なくちゃ面白くない!』

「ヒェッ、すげぇ怒ってる……!」

 

 と言うかさっきの全部赤糸虫君の仕業だけどなんで僕も入ってるの?おかしくない?

 

「ハハハッ!ヒエラルキー崩れたり!今日の為にオイラが暖めておいた必殺技を見せてやるぜ!」

 

「峰田君!?」

『必殺技?』

 

「オイラの必殺!GRAPE RUSH!」

 

すると峰田君はこちらに向かって頭部のモギモギを千切っては投げ、千切っては投げを繰り返して来る。

 

「危なっ!?」

『面倒臭いブドウだ!』

 

 面倒臭いどころの問題じゃない。当たれば即リタイアのクソゲーだよコレ?弾幕シューティングでももっと救済措置ある分マシだなチクショウ!正直言って峰田君の事を侮っていた!

このレースと言う状況下において峰田君は脅威以上の他でもない存在だよ!

まだまだ大量に投げられるモギモギ。万事休すかと思いきや目の前に蜘蛛の巣が張り巡らされる。

 

「助太刀いかが?」

 

「赤糸虫君?ありがとう助かった!」

 

「いいよ、お互い様って事で」

 

走りながらも礼をしつつ、その場から離れる。

とにかく蜘蛛の巣のお陰で妨害出来た!これならすぐに追い付く事は出来まい!(フラグ)

 

「こんなの!」

 

「よし、でかした芦戸!」

 

『アッサリと破られた。いや溶かされたな』

「フラグ回収早ッ⁉︎」

 

「怖いねそっちのクラス!」

「ごもっともだよ!なんでウチのクラスって殺意マシマシの個性持ちばっかりなの?」

 

 と言うか絶対にアレ僕を倒す為にAクラスの皆結託してるよね?僕もAクラスなんだけどなぁ……。

って、やばい!そんな事言ってる間に峰田君が凄い勢いで迫って来た!なんか爆豪君と轟君より凄くない!?

 

「ヒャア!待てよこのリア充共!死に去らs───

 

ゴッ!!

 

「「えっ」」

 

瞬間、峰田君が横へ吹っ飛ばされた。

……えっ、何事?

 

「え、ちょっと峰田k『ターゲット タイリョウ』ッ⁉︎」

 

 そこには雄英の入試で見た大量の仮想敵の姿があった。しかも遠くには0pの巨大仮想敵の姿も確認できる。

 

『さぁ、いきなり障害物だ!まずは手始め第一関門ロボ・インフェルノ!』

 

「まじか……、これが障害物ってわけ⁉︎」

 

「ヒーロー科気合入り過ぎじゃない?」

 

 全くもって同感である。と言うか雄英の資金ってどこから出て来るの?地面を掘り返すと金が溢れてくるわけ?

そんなくだらない事を考えていると近くのロボット達が僕等に向かって近づいて来る。

 

『ブッコロシタラァヨ!ブッコロシタラァy『雑魚が出しゃばるな!!

 

 しかし、そんな仮想敵に深々とシンビオートが形成した腕によって貫かれ機能停止に追いやられる。

 

『ブチコロブチコロブチコロ──「悪いけどさ、もう少しアップデートしてもらってから出直して来なよ───っと!」

 

 隣の赤糸虫君は糸を引っ付け、ジャイアントスイングの要領で振り回して周囲の仮想敵達を撃破していく。凄いな、細身だけど仮想敵を軽々持ち上げられるパワーがあるんだね。

 

「よし、追いつい──って!仮想敵かよ!」

「マジか!ヒーロー科あんなのと戦ってたのか!」

 

『おい、後ろから押し寄せて来たぞ』

「まじか」

 

 ゲート付近で足止めされていた生徒達が追いついて来た事に焦りを感じてしまう。どうにかしてこの場を切り抜けないt「どけ!」うおっ、轟君⁉︎

 

「せっかくならもっとすげえの用意してもらいてえもんだな」

 

 そう呟いた直後、0pの巨大仮想敵の周りを氷河に覆われるかの如く巨大な氷壁が現れた。

……マジで?これ轟君がやったの?えっ、やばくね?轟君の前世って実はアイスマンだったりしない?

 

「この程度で足止めのつもりかよ」

 

 こ の 程 度

 

「来正。お前も少しは本気を出したらどうだ?」

 

「えっ、あっ、うん。……そっすね」

 

 言えない……結構本気だったの口にできないんだけどソレは。

い、いやまぁ?膝怪我してるから本気だせなかったって事で。かーっ、辛いわー。膝怪我して本気出せない僕辛いわー。

見苦しい言い訳をしている僕を無視して轟君は前へ進む。いやぁ、それにしても0pの敵が見事にバラバラだよ。

今更だけど巨大仮想敵って緊急時にはシェルターにもなるんだよね?

 

あぁ、中に誰も居なくてよかっt……っ!?

 

「クソ親父が見てr「轟くーーーん⁉︎」あ?「前!前ーーーッ!」……何言ってるんだアイツ……ッ!?」

 

 

 

瞬間、轟君の居た場所が爆発を起こした。

 

 

「えっ!?何!何が起きたの⁉︎」

 

「おい、見ろ!凍ったデケー敵の中から()()()()()()()!」

 

 驚愕の声が上がり生徒達の声で騒めく中、実況を担当するプレゼント・マイクの声が響き渡る。

 

『オイオイオイオーーーイッ!!この程度で終わる訳ねぇだろ?雄英は更なる試練を与えていくぜーーーッ!ちなみに()()()の製作はサポート科が行った!文句があるならサポート科の奴等に言えよ!!』

 

「……待って、アレって、……えっ、マジで?」

 

 ソレを見た僕の語彙力が凄まじく低下しているのを自分でも実感できる。その2mはあるであろう青と紫の巨体を持つ風貌。

 

「センチネルじゃね、アレ?」

 

……い。いや、冷静になれ。まだ慌てる時間じゃない。そもそもアレはセンチネルなのか?いや、ちがう。例えそうだとしてもアレは擬きだ。

うん。よくよく見れば全く違うように見えて来たぞ?

そうだそうに違いない!

 

『第一関門は続くぜェーーーッ!ロボ・インフェルノから変わり、エンド・オブ・センチネルズだ!個性を持っている奴を見つけ次第ビーム撃ってくるから気をつけろよ!つーか、見た事あるロボだなえーと……分かるかミイラマン?』

『俺に聞くな知らん』

 

結局センチネルじゃねーか!

 

「うわぁ!来正君があまりの事態に発狂したぁ⁉︎」

 

「落ち着くんだ皆!たかがロボット!慌てる必要は無い!」

 

 それフューチャー&パスト見ても同じ事言えるの?

体育祭が終わったら飯田君にX-menのDVDを貸してあげるとしよう。

と言うか雄英ってやっぱり頭おかしわ。これ体育祭だよね?何でわざわざアレを持ち出して来るの?コレガワカラナイ

 

……あれ、そう言えば赤糸虫君は?

 

「やぁどうもロボットの皆。大体のロボットは好きだけど君達の事は嫌いだな!」

 

と言いながらセンチネルに糸を射出し───あっ、普通に弾かれた。

 

 

「あっ、……違う違う。今のは嫌いじゃなくて気合って言おうとしt───」

 

 

チュイン!!(レーザーが放たれる音)

 

ゴオッ!!(爆炎が上がる音)

 

 

「赤糸虫くんんんんんんんんんッッ!」

『オイオイオイ、アイツ死んだわ』

 

──僕、これが終わったらスパイダーマンの続編を見るんだ……。

 

やばい、なんか記憶に無い走馬灯が過ったんだけど何これ⁉︎

 

『安心しなァ!センチネル光線(ビーム)は音と光は派手だが殺傷能力は無いぜ!最悪、失禁するぐらいだから安心だな!』

『汚い(確信)』

 

なんだ。良かった……いや良くなけど?

なんか爆心地で赤糸虫君がヤムチャポーズでグッタリしてるんだけど本当に殺傷能力無いんだよね?

 

『まぁ全身が痺れて動けなくなるが……流石に死体蹴りはされねぇだろ!さぁ!この難関を突破出来るやつ出て来いや!』

 

あぁ、良かった……いや、だから良くないけど?(二回目)

気がつくと周りはビームや悲鳴が飛び交う阿鼻叫喚の地獄絵図と化しつつあった。

何これ(真顔)

 

『こりゃ酷い。地獄に行ってもこんな殺戮ショーは見られないな、そう思うとオレ達はとてもラッキーだな』

 

 アンラッキーの間違いだと思うんだけど?(名推理)

いや本当に誰なの?センチネル擬きを作ろうとした大馬鹿はさ。先生怒らないから今すぐ出て来なさい。

 

「おっと、私の事を呼びましたか!」

 

「えっ」

 

 振り向くと桃色の髪をした全身重装備の女子生徒が現れた。

なんかこの娘、どこかで見た事あるんだけど……。

 

「……えっと、どちら様?」

 

「ははは、私の事をもうお忘れで?……ところでどちら様でしょうか?」

 

『お互い忘れてるのに、仲が良く見えるな。正解はオレ様を寄生生物呼ばわりした奴だ。あの時の恨みをここで晴らしてもいいんだぞクソ女ァ!!』

 

 あ、思い出した。常闇君と居た時に僕の身体をペタペタ触って来た人だこの人。

と言うかあのセンチネル擬きって君が作ったの?

 

「いえ、正確には我がマイベストフレンドが『もし仮にセンチネルが実在したら』と言う何気ない発言を参考にし、サポート科全体で制作した対個性アンドロイド!個性持ちを発見次第に攻撃を仕掛ける仕様となっています」

 

ははーん、さては君が発端だな。

ど う し て く れ る ん だ

 

あっ、ちなみに赤糸虫君も同罪ね。まさか友人関係だとは知らなかったけど。

そうこうしている内に一体のセンチネル擬きがこちらへ接近してくる。

 

『個性所持者ハッケン。排除ヲ開始スル』

 

「おっと、では私はこの辺d『まぁ、待て』……へ?」

 

あれ、急にシンビオートが逃げ出そうとしたサポート科の人を掴んだけど……何してるの?

 

『よくあるB級パニック映画じゃ黒幕が自分の作り出した兵器にやられるのがオチだろ?それを今試したくなってな』

 

それってどう言う───あっ(察し)

 

『ほらよ』

 

「痛っ、乱暴な事はよしてくれまs『個性排除』……えっ」

 

『排除スル』

 

「あ、ちょっと、待っ─────

 

ゴオッ!!(火柱が上がる音)

 

「さ、サポート科の人ォォォォォオオオッ!?」

 

『おぉっと!!事件の発端であるサポート科が次々とやられていくぅーーー!まぁ自業自得だし仕方無いんじゃね?』

 

ひでぇ。

仮にも教師なのにこの言い草。教え導く立場としてプレゼント・マイク先生それで良いんですk───(相澤先生をチラッと見る)───あ、いえ別に何でもないです、そう言えばマイク先生よりも酷い先生居たわ。

 

……と、サポート科の人の犠牲(死んでない)を無駄にしないように今の内にここから出なきゃ。こんな所に居られるか 僕は先に行くぞ!

 

『おぉっと!ここでヒーロー科屈指の悪役(ヒール)来正が前へ出たーーッ!つーかアレ、囮にしてたけどアリなの?』

『アリじゃねぇの?』

 

「あ、あいつ!他の生徒を囮にしやがった!」

「外道通り越して悪魔かアイツ!」

「許せねぇ……!」

「どのみちロクなやつじゃねーんだ!見つけ次第やるぞ!!」

 

「違うぅ!シンビオートが勝手にぃ!!」

 

 






 最初はレオパルドン辺りを出そうとしたけど強すぎるのでセンチネルに変えました。と、言っても擬きなのでそこまでの脅威になってないかなーと思います。
何名か光線でダウンしてますが……まぁ、大した怪我じゃないから騒ぐ程でもないか……。



キャラクター紹介

『赤糸虫知朱』
B組の21人目ことオリキャラ。まんまスパイディの能力が使えるのでスパイダーセンスも使用可能。
……えっ?センチネル擬きのビームを思い切り喰らってただって?それはピーターと比べて赤糸虫君ちゃんが彼程の反射神経が無かったと言うことで……あと、ギャグ補正が足を引っ張りました。


『発目明』
さらっと赤糸虫君をベストフレンド呼ばわりしてたキャラ。センチネルによる蹂躙はだいたいコイツのせい。いい奴を亡くしたよ…………。
※あの後、無事に生き残りました。



〜〜用語紹介〜〜

『アイスマン』
初代X-menメンバーの一人。永遠の若者でありキャラクターでありオメガレベルのミュータント。
簡単に言うとものすっっごく強い。


『センチネル』
対ミュータント用の人型兵器。ミュータント(能力者)を見つけ次第ぶっ殺そうとする、(サーチ&デストロイ)上にミュータントを出産する可能性のある人間も敵と見做すと言うやべー解釈をしたりする。
X-menフューチャー&パストの未来において相対するミュータントの能力に合わせて自身の能力を変化させ、ミュータントは絶滅寸前まで追い込まれた。




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