劇場版 僕のヒーローアカデミア:ヒーローズライジング観に行きました。やばたん。凄かった(小並感)
クラスメイト達のヒーローらしい活躍に「へぇ、やるやん。認めたるわ」と謎の上から目線で感心したり、映画オリジナルキャラでショタに目覚めかけたり、「オイオイオイ死んだわ皆」と絶望感に打ちひしがれたり、最後の方は感動と興奮で訳が分からなくなりました。
まぁ何が言いたいかと言うと……。
『好きを分かち合いたいので読者の皆さんも劇場へGO!』(ステマ)
『追伸』
先着限定の漫画は劇場版を観終わった後に読もう!
(いきなりとんでもないネタバレ喰らったのでマジでそうして下さい(懇願))
『なんと八百万百、反撃に出たぁ〜〜〜ッ!つーか、アレ大丈夫か?死んでねぇよな?』
会場内に響く声によりますます熱が高まるステージ。硝煙を漂わせる大型の浪漫武器を構える八百万の視線の先には膝をつく轟の姿。誰もが勝負がついたかと試合がどのような結果になるか予測不可能な展開となっていた。
「氷層を張って防御を……!」
「氷の操作は子供の頃からやってるからな。これくらいの事は出来る」
地を這うように迫る氷柱を躱しながら轟に向けて創造した投擲武器で攻撃を行うが難無く防御、回避をされてしまう。
「八百万、お前の個性は自分の脂肪を消費して創造してるんだよな。人は寒さから身を守る為に脂肪で体温を維持しようとする……が、どっちにしろ長くは保たないだろうな」
「お前と相性は最悪。それを分かっても尚……やるか?」
「無論ですわッ!」
その言葉と当時に八百万の羽織るマントの下から大砲が現れ、轟音と共に砲弾が放たれる。そんな八百万の攻撃だが轟が作り出した氷壁により防がれてしまう。
『マントの利点としては首から下を覆い低気温に対処する以外にも、敵との戦闘において道具を仕込む事が可能だ』
『成る程な!ファッション目的以外にも用途はあんだな!』
「その程度か?」
「まだッ!」
弧を描くように何かが投げ込まれる。自身の氷壁により視界が遮られた轟は反応し切れず、それが足元に落ちると中から多量のガスが噴出される。
「(催涙弾⁉︎)くっ……」
目元を腕で覆う轟。それを見越していたガスマスクを装着した八百万は一気に駆け出す。
(この状態で私を捉え攻撃するのは不可能。一気に決める!)
マントの下から取り出したのは柄の長いハンマー。腕力が低い自身でも効果的にダメージを与えられる上に脂肪の消費が然程少なくない単純な構造である武器だ。
(例えハンマーが掴まれて私ごと凍結させられようとしても、このリーチの長さなら私に氷結が届く前に捨てる事で体勢を整えられる。……ですが、それ以前に負ける気はしませんわ!)
彼女の持つ鉄槌は遠心力によりスピードを乗せて、そのまま轟に向かって振りかぶられた。
「貰った─────!」
──ガキン‼︎
誰もが八百万の勝利を確信した。あの状態からどのように逆転できるのだろうか。確実に鈍い音が響き大ダメージは免れない筈だ。
それなのに轟焦凍は悠々と立っていた。
「そ…ん、……な……⁉︎」
「悪いが氷をただぶつけるのじゃ長引きそうなんでな。
真っ白な息が吐き出される。寒気がして堪らない。呼吸がままならない。腕が、脚が、体が、筋肉そのものが動かない。得物がカタンと地に落ちるが拾う事すら出来ない。
肌に霜が現れ、目蓋と唇が引っ付き開かなくなる。
「低体温症になれば身体も頭も働かなくなるし下手すりゃ内臓にもダメージがいく……最初から攻め過ぎたな。早く決着をつける事だけ考えて創造の配分を間違えたようだな」
(そんな……、取るべき選択肢を、選んだ戦法を…間違えた……?)
「八百万さん戦闘不能!轟君の勝利!」
(野郎、搦め手で来やがったか)
爆豪が静かに分析している隣でクラスメイト達の話声が響く。
「どうしたんだよ八百万。なんか急に動かなくなったぞ?」
「…多分だけど轟君は直接体温を奪ったんだと思う」
「つまり……どういう事だ緑谷⁉︎」
「教えて来正センセー!」
「物理が効かないから状態異常で攻めた」
「成る程な!ポケモンみてー」
「つまりは切島で例えると身体固いから火炙りで倒すって感じだな」
「なんだよそれ⁉︎でも分かる気がするわ!」
納得するA組生徒達だったが緑谷の中で腑に落ちない点があった。
何故わざわざそのような戦法を使ったのだろうか?
(単純な火力ならかっちゃん並……いやそれ以上かもしれない)
クラスの中で一二を争う火力を持つ個性、それならばゴリ押しで行けばもっと楽に勝てていた。それに加えて最も謎のなのは彼自身に目立った外傷が見当たらない事だ。確実に音がここまで響く程の衝撃だった筈なのに何故?
緑谷は次の試合で戦う事になるであろう轟を視界に収めるが
▼ ▼ ▼ ▼ ▼
やぁ皆、序盤から影が薄かった主人公だよ。第三試合目前で選手控え室で精神統一しているけど中々緊張が解けない。全国中継される上にシンビオートが何かやらかさないかのサンドイッチ状態で胃がダメージが入っております。
けど青山君に貰ったハーブティーのおかげで多少は回復しました。すごいね。ここまで即効性があるなんて知らなかった(プラシーボ効果)
「さて、そろそろだけどシンビオートの方は準備いいかな?」
『あぁ勿論。オレ様はこれから毒を仕込みに行くからな、失礼する』
「おい待てぇ、失礼すんじゃねェ。そう言う意味での準備をしようとするんじゃねェ」
目を離すと高確率で問題起こすのやめようや。それにバレたら確実に失格になるからね?
…え、バレなきゃ犯罪じゃない?あ、そう(無関心)
それにしても轟君と八百万さんの試合凄かった(小並感)なんかこう第一試合の落差もあってかインフレの激しい天下一武道会を見せられている気分だったね。
……お、そろそろ第三試合が始まる時間か。クラスの皆だけじゃなく、おじさんも見ているだろうし情け無い姿を見せないようにしないとね。
よし、イクゾー!
『デッデッデデデデ! デデデデ! 』
カーンが入ってない-114514点
『それじゃあ行くぜ3試合目!話題筆頭のA組屈指の
「届かなくていいから(良心)」
『現状、戦闘能力未知数!B組のイイ所見せてくれよォ!ヒーロー科
会場内に観客達の声援が響き渡る。緊張すると同時に僕の中で何か満たされるものを感じる。あぁ、まるで自分がヒーローになった気分に包まれているようだ。
はー、辛いわー。人気者って辛いわー(天狗状態)
<BOOOOOOO!!
<引っ込めー!
<悪役ーーー!
<キャー!ステキー!
あ、前言撤回。全くそんな事なかった。普通に罵声雑言を浴びせられたわ つらい(つらい)
「凄い人気だね。さすがはA組だよ」
「人気?不人気の間違いでは……?」
「そんな事無いさ、全観客が君に期待してる。それについて君はどう思う?」
え、何それ怖い。どちらかと言うと期待の目と言うか奇異を見るような目なんだけど?
「いやいや、そんな謙遜しなくていいさ。僕よりも凄い活躍を期待してるよA組の来正恭成クン」
そう言いながら物間君は左手を差し出し握手を求めて来た。
なーんだ。思ったより良い人っぽくて安心した。
「こちらこそ よろs『Fuck you!Go To Hell! I'll Kill You!!』「シンビオート⁉︎」
いきなり威嚇行動しやがった!しかもサラッと手を叩いた直後に中指を立ててやがる!
「……なんて酷い人なんだ君は!スポーツマンシップに則って戦おうと言うのにさ!」
「え、あ、いや違うんです。これはシンビオートが勝手に!」
そう弁明しようとするが周囲の観客達のブーイングがますます酷くなるのを感じる。あー、もうめちゃくちゃだよ(白目)
「……これ全部シンビオートの所為だからね?」
『オレは悪くない』
「それじゃ誰が悪いって言うのさ」
『目の前のアイツが悪い』
「勝手に相手の所為にするんじゃありません」
『それじゃあシャミ子が悪いんだよ』
「シャミ子は悪くないよ」
『シャミ子がいやらしいのがいけないんだよ』
そもそもシャミ子って誰だよ(困惑) なんか僕も口に出してだけど誰なんだよそいつはよ……。
「あの物間と言う人……嫌らしい攻め方をしますわね」
「嫌らしい?どうしたんだよヤオモモ」
「握手は互いの利き手で行うもので互いの好意を示すものとされています」
「へー、博識だな……あれ?つーことはアイツ左利きなのか?」
「それもあるかもけどよ。フツーは右手でやるもんだろ?左手だとどうなるんだ?」
「はい、
「最初から印象下げるのかよ!男らしくねぇ!」
「それじゃ、もしかしてシンビオート君が怒っている理由って……」
「「「「「いや、それは無いだろ」」」」」
「あ、うん」
なんか後ろの方でA組の皆が喋ってるけど観客の声援に掻き消されてよく聴き取れない。まぁどうせシンビオートがまたやらかしたなと言ってるんだろうね(白目)
『ブチ殺してやる……』
「それはやめて」
『それじゃ半殺しだ』
せめて殺しから離れてくれない?
『第三試合開始ィ!』
開始の合図と同時、身体が前方に引っ張られる感覚が襲いかかって来た。うん、知ってた。大体こうなるんだろうなとは思ってた!
『ハハハハ!さっきまでの言葉が遺言にならないのを期待しておくんだなァ!』
「シンビオート⁉︎せめて体を操る前に予め僕に伝えておいて欲しかったんだけど!作戦はあるの⁉︎」
『勿論、臨機応変だ!』
つまりは行き当たりばったりって事じゃないですかやだー‼︎
「見せてもらうよ、君達の個性をさァ!」
そう物間君が叫んだ直後、僕等を囲うように地中から黄色い触手のようなものが生えて来た!?うっわ、なんだコレ⁉︎植物みたいなのがこっちに迫って来たんだけど!
……いや、こう言う時こそ冷静に対処するんだ!
「よし、行くぞシンビオート」
『言われなくても分かってる』
「
『シャアッッ!』
体を回転させると同時に腕に形成されたヨーヨーの如く伸びる巨大な黒い丸鋸が地中から伸びて来た植物らしきものを刈り取って行く。
これが物間君の"個性"か‼︎彼の個性は植物を……いや、自身の髪の毛を自由自在に伸ばす能力ッ!
確かに強力だけど、本体は無防備ッ!卑怯かもしれないけど狙わせてもらうよ!
「攻撃行くぞ怪我はするかもだけど許してよ!」
『刃は引っ込めとく。当たれば痛いがなァ!』
そのまま回転する円盤は物間君に向かっていく。さぁ、これをどう攻略する……って、あれ?いやなんで防御の体勢?君、見た感じ格闘系の個性じゃないけどそれって悪手じゃ────
ガリリリリリリリッッ!!
「なにッ⁉︎」
『受け止めただと⁉︎』
どう言う事なんだ⁉︎もしかして骨格にアダマンチウム仕込んでるとでも言うの⁉︎と言うか君、髪の毛伸ばしてたけどそれ個性じゃないの⁉︎
『いや違う!よく見ろ。野郎の身体そのものが鉄になってやがる!』
鉄…⁉︎まさか物間君の個性は轟君と同じ複合型か⁉︎身体の性質を変化させる個性……かなり厄介だな!
『確かに厄介だが……その程度の個性でオレ様に勝てると思うなよ!』
「へぇ、なら君達の実力を見せてよ」
周囲から物間君の髪の毛が襲い掛かかって来る。彼の個性は中々厄介……だけど、まだこの程度は対応できる!
「四方八方からの攻撃!来るぞシンビオート!」
『伐採の時間だ!頭が剥げるまで狩り尽くしてやるかァ!』
すると僕は黒の巨軀へ変貌し身体中の至る所から鎌が付いた触手が生える。そのまま幾つもの触手が乱暴に振り回され周囲の髪の毛は斬り落とされて行く。
「よし、いいぞシンビオート!」
『なんだこんな縮れ毛でオレ達に挑もうとするなんてな……あ?』
あれ?どうしたのシンビオート。なんか急に動きが鈍く……うわっ、なんだコレ?全身に髪の毛が巻き付いて来た⁉︎気持ち悪ッ! まさか物間君の髪の毛って切り離しても操作が効くのか⁉︎
「どうしたんだい、動きが鈍いよ?そんな君にプレゼントだ」
すると物間君がピンと僕等に向かって何かを弾き飛ばして来た。
アレは
「───って、うおおおおおおおおお!?」
爪楊枝と言うか大きい細長の木材が飛んで来た⁉︎いや、こっちに向かって伸びて来た!?って、あ、やばい。髪の毛が絡まって動けない⁉︎
う、ぐぉおおおおおおッ人間の底力舐めるなよォ!よく分からんが緊急回避ィ!!
『なんと来正、突如として出現した巨大な木材をマトリックス顔負けの回避を披露!つーか関節の可動範囲がおかしいだろアレ!中国の歌劇団みたいで気持ち悪い動きだな⁉︎』
気持ち悪いって言わないでくれません?いや、それよりもどう言う事⁉︎
髪を植物のように変化させて身体を鉄に変えるなら"身体の性質を変える個性"で納得行くけど、アントマンみたく物を巨大化させるなんて関連性の無い個性を宿してる事なんて有り得るのか?
……まさかピム粒子を持ってる可能性が微レ存?(混乱)
「さぁ、どうしたのさ!僕程度の奴なんかブッ殺すんじゃなかったのかい⁉︎防いでばっかりでイキリ散らかしている癖して大した事ないみたいだね!」
……なんか物間君すっごくイキイキしてない?凄まじい練度の煽りの呼吸だ。階級は柱かな?
『……ハッ、面白い事を言うな?一度も攻撃を当てられていないのにもう勝った気でいるのか?』
するとシンビオートはクイクイと挑発するように手招きを行った直後にすぐさま中指を立て、口端を吊り上げる。
『Hey COME ON!お前のチンケなパクリ個性を使ってみな。』
「なんだいそれは。挑発のつもりかな?」
『知らないのか?これはハンデと言って、お前が弱いから手を抜いているって意味なんだよ。どうした、お前の自慢の攻撃とやらを見せてみろよ』
立てた中指の先から「come on」と言う文字を作り出し煽る。無駄に器用な事するね?もしかしてFAIRYTAILにハマってるの?
「そうか……それじゃあ要望に応えようか!」
全身が鈍い銀に包まれた物間君がこちらに駆け出して来るのが分かる。話は逸れたけど大見得切ってシンビオートは何か考えでもあるのかな?真正面からノーガードで受け止める以外の方法なら喜んで協力するよ。
『フ、抜かりは無い』
お、それなら良かっ……ねぇシンビオート。なんか尻からつっかえ棒的なサムシングが伸びているんだけど?
『これがオレの秘策!決して倒れる事の無い動かざること山の如き作戦!』
「それ逆にダメージ強くなる奴ゥゥ!」
と言うかこの秘策ってアレだよね⁉︎スカイライダーのキックを破ったサイダンプのアレじゃん!特撮だから許されるけどリアルにったら腹部と尻に多大なダメージが────
「ふんっ!!」
「ヒギィ!?」
尻と腹がァァ!!腹部に蹴りの衝撃の逃げ場が無いから内部(自分)にダメージがががが。
「……効いてないか」
何を見ていたの君は!いや効いてるからね!確実に大ダメージ入ってるからコレ!シンビオートが覆ってて僕の表情は見えないけど今さっき「ヒギィ」って男が発しても嬉しくない声出てたからね⁉︎
『どうした その程度か?』
待って?
「まだ余裕みたいだね。それじゃあもう少しやらせてもらうよ!」
ねぇ、待って?
僕を無視して進めないでくれる?ちょっと、聞こえてる?
あ、まって!やめて、ラッシュはやめて!尻と腹に甚大な被害が出るから!
下手したら下痢より酷い事になるからやめtアーーーーーーーーーッ!!!!!(汚い高音)
『なんとーーッ!来正恭正。これを耐えるーーー!』
(耐えて)ないです。シンビオートが無理矢理立たせて回復させるゾンビ戦法を取らせているだけです。
『チッ、いい加減ウザくなって来た。おいキョウセイ。そろそろ決めるぞ』
「決めるなら早くして。こっちはそろそろ腹が限界に近づいているから」
そう伝えるとシンビオートが大きく跳躍し、物間君に向かって腕を叩きつける。ここはハルクみたいで感心するところなんだろうけど ごめん、さっきから腹がギュルギュル言ってて頭に入って来ない。
『どうした、さっきまでの威勢はァ!』
「ッ!」
シンビオートが全身から生える触手により攻撃を仕掛け、物間君は防御の体勢を崩さない。
……でもどうして、さっきから防御をばかりしているんだ?
もし僕が全身を鉄にする力を持っているなら、コロッサスのように固い体を活かしたノーガード戦法で良い気がするけど……。
『さぁて!そろそろ終わりにしてやるか!』
「待て、シンビオート!何かおかしい───」
僕がそう言いかけた瞬間、目の前の彼がニヤリと笑みを浮かべた。
「ハハ、本当に笑えるねぇ……!」
Clang!!!Clang!!!Clang!!!Clang!!!Clang!!!
刹那、甲高い音が会場内に数回響いた。
その謎の音源の正体は目の前に居る物間君が左右の腕を打ち付ける事により発した金属音だった。
『Gu……a…aa……ッ⁉︎』
「シンビオート⁉︎しっかりするんだ!」
それによりシンビオートは頭を抱え、苦しみだし形も崩れ始めていく。
「本当に笑えるよ。まさか弱点を狙って来ないなんて甘い考えは持っていなかったよね?君の個性をコピーさせて貰おうと思ったんだけど何回やっても"スカ"だったし、もういいかなって。それに君の……シンビオートだっけ?それ無敵じゃないよね?」
コピー……⁉︎そうか、そう言う事か!物間君の個性は他人の個性をコピーする能力!関連性の無い個性を複数持っていたのはこう言う仕組みだったのか!それにシンビオートの弱点も既に知られているだと⁉︎
「まぁ音や火に弱い事は今までを観察してすぐに分かったよ。そして一箇所に衝撃を与えるのも有効らしい。中までに届くダメージを与えれば一気に防御が崩れていく。今の君みたいにね」
「っ!」
まずい、この物間君は頭がキレる奴だ。それに加えてコピーを行う個性!戦術の幅が広がるのは中々厄介だ…!
「………まぁ、でもさ。実のところ僕は君の事を特別に思っているんだよね」
「え、特別……?」
『……ッ、まさかお前。キョウセイの事をそう言う目で見て───』
「「おい、やめろ」」
そう言うとこやぞシンビオート!尻が今痛いからそう言った話は控えて(真顔)
「だって、そうだろう?君は一人じゃ何もできないんだから」
『……は?』
「一人じゃ何も出来ない卑怯者。他に頼らないと何も出来ない。僕と君等は同類なのさ」
『なんだァ、テメェ……、喧嘩を売ってるのか?』
「あれ?あれれ〜?何で怒るのかなぁ……あ、分かったよ!それは君等が図星だからだろう?シンビオート!君が一番知ってるんじゃないのかい?自分と来正クン、互いに寄生し合わないと何も出来ない役立たず予備軍だってさぁ!どうなんだい?答えてみなよ!」
物間君の挑発。確実に罠を張っている、それは僕のみならず、シンビオートだって理解している。
……その筈なんだけど、
『───コロス』
((((((((((野郎……タブー中のタブーに触れやがった……!))))))))))
崩れかかった黒い身体を無理矢理動かし、シンビオートは腕を振り上げる。駄目だ、今のお前じゃダメージを与える事は出来ない!
『オレ達を馬鹿にされて黙ってられると思うかッッ!お前にキョウセイの何が分かる────ッッ』
「さぁね、分からないな」
そう呟きながら鋼鉄の右ストレートがシンビオートの腕を破壊しつつ、僕の腹部に吸い込まれていった。腹部へのダメージの限界により僕はその場で蹲り、シンビオートは体内へ戻っていく。
「───ぐ、あ……!」
「良い眺めだ。大見得を切った割にはこの程度なんてね、笑わせてくれるよ」
「え、いや違う。それシンビオートが勝手n」
直後、物間君の腕が振り下ろされガツンと頭から体の隅々へと衝撃が伝わって行く。
「僕達を踏み台にすると言ったけど残念。君等が踏み台になるのさ」
朦朧とする意識の中、笑みを浮かべる物間君が視界に映る。倒れ行く僕は最後の力を振り絞り一言。彼に向けて呟いた。
「いや……だから…違う………シンビオートが勝手に──────
ノルマ達成
前回できなかった分も言えたぜ やったー。
〜〜キャラクター紹介〜〜
『轟焦凍』
とっつきで喰らっても意外とチャラヘッチャラだった。ハンマー喰らって無傷だったのは個性の応用。ちなみにヒントは
「葉掘りってどう言う事だッ!」(CV:かっちゃん)
『八百万百』
前半はやや優勢だったが一気に巻き返されてしまう。氷をぶつけるのでは無く、直接体温を奪われる事により体が動かなくなり戦闘不能に陥ってしまう
断熱布<あぁ、今回も駄目だったよ
『来正恭成』
シンビオートを宿した主人公(前半は影が薄かった)。物間と戦うがどうやら負けるらしい。
ざんねん!! かれの ぼうけんは ここで おわってしまった!!
『物間寧人』
頭がアレなB組生徒。どうやら主人公から同類の気配を感じ取ったらしい。実は心操に来正の悪口を言ったらどうかな?と唆したのは彼だったりする。
〜〜用語紹介〜〜
『Λ式・雙刃クロス』
戦姫絶唱シンフォギアXDより。
月読調の技の一つ、両腕の巨大な丸鋸で切り裂く技。
あくまで主人公が使ったのは"擬き"である。
『アダマンチウム』
marvel界隈では最強の金属の一つとされている。特別な性質こ無いが、その強度はヴィヴラニウムをも凌ぐと言われている。
『ピム粒子』
物体の大きさを変化させる粒子。映画アントマンではこの性質を利用した戦いが凄かった(小並感)
『サイダンプのアレ』
真面目に考えるけど、アレって絶対にダメージが強くなってると思うんですがそれは。
『シャミ子が悪いんだよ』
アニメと原作では言ってない台詞。
ネット流行語niconico賞おめでとうございます。
これも全てシャミ子が悪いんだよ。