けど信じられるか、あの顔でケモナーなんだぜ?
動物系の個性を前にするとハム仮面みたく気持ち悪い言動をします。
度し難い、度し難いぞこの主人公……!
やぁ皆、主人公だy────
「静寂に」(凄まじい眼光)
ヒェッ、すみません黙ってます。
……現在、ヒーローネーム決めと言う内容にクラスがエブリバディシャッフルしよう世代!というテンションMAXなゲーミング鳥状態になってたけど一気に鎮まり返りました。流石は相澤先生Aクラスの扱いに長けてますね。
「ヒーローネーム決めだが、先日話したプロヒーローからのドラフト指名に関係してくる。指名が本格化するのは経験を積み即戦力として判断される2~3年から、つまり今回1年のお前らに来た指名は将来性に対する興味に近い」
相澤先生の言う事を簡単に言うと将来有望なヒーローの卵に唾を付けとくって事だね。興味が無くなったらポイ捨てもあり得ると言われた時は世の中クソだなと思いました。
ヒーロー業は世知辛い……。
「で、収集結果についてだが…例年はもっとバラけるんだが色々と偏った」
黒板(スクリーン)に指名件数が示され、上から順に……ファッ⁉︎
爆豪勝己 3842
轟焦凍 3211
来正恭成 1145
切島 231
飯田天哉 121
etc、etc……
「流石一位の貫禄……」
「轟、やっぱり人気だなぁ」
収集結果が表示され、クラスの皆はそれぞれ反応を示す。ちなみに僕の場合は驚愕ですね。と言うか千件も来てるってマジ?めちゃくちゃ嬉しいんだけど。
ちなみに一番多い爆豪君はコッチに向かって勝ち誇ったような顔を向け、二番目に多い轟君も無表情で顔をコッチに向けている。え、何その顔 轟君何考えてるの?怖いんだけど。
「それにしても千件かぁ…素直に嬉しいねシンビオート」
『活躍すれば将来更に指名が増えるぞ、やったなキョウセイ』
おいやめろ。
まぁそんな訳で、実際のプロの現場へ行くとしても仮ではあるけどヒーロー名は必要不可欠。適当なものを付けてしまうと後で地獄を見る事になる。
「学生時代に付けたヒーロー名が世に認知されそのままプロ名になってる人多いからね!」
……と、倫理担当のミッドナイト先生が今さっき言った。マジか、ミッドナイト先生がヒーロー名担当するのか……不安だ。
「その辺のセンスをミッドナイトさんに査定してもらう。俺はそういうのできん……まぁそこら辺は安心していいから露骨に嫌そうな顔をするのはやめろ来正」
あっ、顔に出てました?すみません相澤先生失礼しました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
相澤先生はヒーロー名によって将来自分がどうなるのか名を付けることでイメージが固まりそこに近づいていく。そう言った。
ネーム決定は今後の方針を確立、目標の設定に近いものなんだろうね。オールマイトの場合は
己のヒーローネームに負けないような実力を伴わないと「名前負け」「クソダサネーミング」とネットで言われ放題になってしまう。
胸膨らむヤツが来たと皆言ってたけど……決めるの結構難しいなこれ〜〜〜ッ!!
「……おい、おい なぁ恭成」
「ん?どうしたの上鳴君」
「参考までにどれが良いかアドバイス貰えるか?」
前から話しかけて来た上鳴君は己のヒーローネームが箇条書きにされたボードをこちらに見せて来た。
「どーよ、このラインナップ。ちなみに俺としては"スパーKING"を推すぜ!」
「へー、結構イカすじゃん」
「だろ!耳郎もこう言ってるし良いと思うんだ」
「確かに僕もそう思う」
『スパーキングの意味が電気じゃなくて"火花"、"炸裂"だって点を除けばの話だけどな』
「え゛っ゛」
あ、耳郎さん凄く笑いを堪えてる。単語に込められた意味を読み取らずに決定してたらミッドナイト先生の言う通り地獄を見るところだったね。
『おい、どうしたスパーKING(笑)、なんで苦虫を噛み潰したような顔をしてるんだ。しっかりしろスパーKING(笑)なぁオイ』
「やめて差し上げろ、それ以上はやめて差し上げろ」
上鳴君の心はボドボドダァ!!ほら、恐怖に怯えたタチバナサン一歩手前の表情になってるからね? 少し涙目になってるからね?
「ちなみに青山のネーミングについてはどうなの?」
「ごめん、ノーコメントで」
ツッコミ所しかないヒーロー名でどんな顔すれば良いか分からなかった。
もう…ね、青山君はブレーキの存在しない人物だって悟ったから放っておく事にしたよ。それに、あんないい表情をした状態でダメ出しするのはどうかと思って……。
「ふーん、でもアンタって意外とネーミングセンスあんのかもね。試合中に技名叫んでたし……と言うか今更だけど戦ってる時に何で技名叫ぶの?」
「そりゃ耳郎さん、かっこいいからでしょ」
「えぇ…」
どうして呆れた声を出すんですか?(電話猫)
ハキハキと答えた僕が馬鹿みたいで悲しくなるからやめてくださいお願いします。
「…まぁいいや。もし来正が上鳴に名前付けるなら?どんなのにすんの?」
え、上鳴君のヒーロー名の事でいいんだよね?
うーんと、彼の個性の特徴をから考えて……。
「えーと…
「採用」
早ッ!?それでいいの上鳴君。
「適材適所って知ってるか?」
「ネーミングは全部僕任せって言うのはどうかと思うぞ上鳴君」
『これだからアホ面は……』
まぁ気に入ってるんならいいけどね?さて、僕のヒーロー名どうするかなー。出来るだけ後になって後悔しないようなヤツがいいな。
……ん?どうしたの耳郎さん。
「ちなみに、ウチに付けるならどんなの?」
「え、ウチって…耳郎さんのヒーロー名?」
えぇ、急に言われても困r……うわ、周りの何人かが聞き耳立ててる。そんなに気になるものかな?
えーと、それじゃぁ……。
「デスメタル・キョーカ」
「は?」
「デスメタル・キョーカ」
「「「「「 …… 」」」」」
あれ?急に周りの空気が冷たくなったような……。それに耳郎さん固まってるしどうしたの?
「イヤイヤイヤイヤ、来正流石にそれは「ふーん…ロックじゃん」嘘だろ耳郎!?」
「いや、なんかこう…ズシンと来ると言うか、ハートがビリビリするというかね……イッツア パンクッ!!」
「お、おう」
『落ち着け、キョウセイ自身リアクションに困ってる』
予想以上に気に入ってるのかテンションがおかしくなってる。あー、成る程?耳郎さんってこう言うベヴィメタ的なの好きなタイプだったかー。
……あ、ミッドナイト先生がこっち来た。
「やめときな」
「えっ?いやでも「やめなさい(威圧)」アッハイ」
却下された……耳郎さんが気に入ったとしても後になって黒歴史になる可能性が高かったのだろう。ミッドナイト先生の査定基準って意外とマトモなんだなって思いました。
「来正君も、女の子にそう言うの付けるのやめときなさい」
「すみませんでした(土下座)」
土下座をかました後、ヒーロー名が決定したクラスメイトの数は徐々に増えていった。ちなみに僕は未だに決まってない。
いや正確には候補は既に決まってるけど、どれを選べばいいか迷ってる。
数百とある内の中から数十と絞り込む事は出来たんだけど、中々決断出来なくて……。
お、爆豪君の番が来た。彼は中々オサレな技名をした必殺技を使ってたからね、どんなヒーロー名になるのか楽しm───
「爆殺王」
うわ。
「んだその顔は文句あるか来正テメェ!」
「いや来正君の顔にも書いてる通りそういうのはやめた方がいいわね」
「なんでだよ!」
いや、だって……ねぇ。ネーミングセンスが小学生のそれで……ねぇ?
「だったらテメェが候補言ってみろや!」
「エクスプロージョンを弄って『X・プロジオル』とか死+噴火(ドイツ語)で『デスヴァルカン』とか」
「ッ────!」(一瞬ときめいてしまった)
「お前ッ……⁉︎洒落た名前付けられんのか⁉︎」
「失礼な。ちなみにドイツ語はカッコいい名前付けるのに必要不可欠」
「正に叡智の結晶、黙示の約書…!」
爆豪君が押し黙る中、瀬呂君と常闇君が反応する。特に常闇君が歓喜極まって身震いさせている。
やっぱり中二病の標準装備はドイツ語辞典……。
『おい爆殺王(笑)、サッサとイカした名前決めとけよ爆殺王(失笑)。イカした名前が思い付いたらの話だがなァーーーーッ!!』
「うっせぇ!準優勝の募集上から三番目の野郎が偉そーに言える立場じゃねぇだろうが!」
『ならイカしたネーミングセンス見せてみろよこの野郎!』
「やってやろうじゃねぇかこの野郎!【爆殺皇】どうだこの野郎が!」
『oh……』
シンビオートがコメントに困るレベルか……仕方ない、ここは僕が助け舟を出すとしよう。
「爆豪君。電車斬りよりかはマシな方だから気に病む事ないよ」
「テメェは無意識に煽る才能でもあんのかよクソが。さっさと自分のヒーロー名決めとけや!」
あ、確かに。流石に僕一人だけ決められないのは気不味いし爆豪君の言う通りにしよう……でもなぁ、数多く候補を選んだのは良いものの僕等のイメージに合う名前なんて簡単に思いつく訳じゃない。
それに加えて僕等は良い意味でも悪い意味でも注目されている。だからこそヒーローネームはしっかりと誇れるモノとして慎重に選び抜く必要があるのだと思う。
「……やっぱり、これがいいのかなぁ」
教壇へ向かった僕はクラスメイト達に向き直るとボードに書かれたヒーロー名を彼等に見せる。
「目指すのは
架空のヒーロー達の思い、そのヒーロー達を残したメッセージを伝える
『「僕/オレ達は
ミッドナイト先生はあぁ言ってたけど、勢い任せで適当に名乗ったこの名前を僕等は気に入っていたらしい。
▼ ▼ ▼ ▼ ▼
ヒーロー名が決まった所で続いて職場体験先を決定する事となった。
一週間以内に体験先をどこにするか書類に記入して提出するんだけど、千件も来てる上にどんな活動を行うか方針を立てる必要性もあるのでヒーロー名以上に選ぶのが難しくなって来る。
……と、言っても。
「リューキュウにギャングオルカ、ミルコ……!おやおやシシドですかこれは素晴らしい……!」
どれも素晴らしい要素を持ったヒーロー達揃い……!方針立てると堅物めいた事を言ったが、どれも魅力的で選ぶのが難しいと言うのが本音です。
ッアー、困るわー。第一志望から第三希望を決めると言う事は残った997のヒーロー達の意見を切り捨てる事になるから困るわー。
「来正ちゃん顔気持ち悪くなってるわ」
「しかし羨ましいものだな。千を超える指名とは想像もつかない」
蛙吹さんと障子君がそんな事を言って来る。まぁ確かに、最初は最高でも十件は超えるといいなーと思ってたらその百倍が来たからね。びっくりしたどころの騒ぎじゃないね。
「来正君どこにするか決めたの?」
「そうだね、ん〜〜〜〜ギャングオルカかな」
「「「「ええっ!?」」」」
は?(ドスの効いた声) ギャングオルカに文句あるならハッキリ言ってもらおうじゃないか(半ギレ)
「オイオイオイ、テメェ!マジで考えてるのかよ!」
「リューキュウとかミルコとか…あ!クラストからも指名来てんじゃねぇか!何故わざわざそれ選んだんだよ⁉︎」
『ぎゃあぎゃあ騒ぐな。鬱陶しい』
えー、いいじゃんギャングオルカ。どこが駄目なんだろうねシンビオート……あ、周りの騒がしさが嫌になったのか引っ込んだ。
いつもそれくらい大人しかったらなぁ。
「ちなみに聞くけど…選んだ理由は存在するんだよね?」
「失礼だな緑谷君は。確かにミルコの戦闘能力及び近接格闘能力はオールマイトに次いで凄まじいと思う。エンデヴァー以上の格闘センスを遥かに上回るだろうね、あの健脚と耳も素晴らしい。そしてリューキュウ、彼女の巨大な敵を相手にする時の制圧能力は学ぶべきモノが大きい。あとドラゴン化した後の身体にダイブしたい」
『欲望滲み出てるぞ』
「あ、ごめん……仮にミルコの所に行くとする。だけど僕とシンビオートは近接格闘では無くあくまで臨機応変の柔軟な戦法、彼女の電光石火の戦闘に付いて行けるイメージが湧かないんだ。そしてリューキュウの場合、現状シンビオートはこれ以上の体積を増やすのは僕の未熟さもあるけどコントロールが難しい。Mt.レディがいい例だけど余計に市街地への被害を増やす可能性だってある。それを踏まえて現時点で僕等に必要なのは協調性。如何にして周囲と共に連携して戦えるかを基軸とする。そして僕等の戦闘スタイルの可能性の幅をもう少し模索してみたいと言う理由でギャングオルカにしたよ……ってどうしたの皆?」
なんか頭抱えてるけど……大丈夫?保健室行く?
「そう言えばコイツ真面目なヤツだった……!」
「シンビオートとかケモナーとかオタクとかで引っ張られてたけど本来のこいつって真面目なんだよな……!」
「皆の中の僕は一体どんな奴なの……?」
「峰田と緑谷と爆豪の悪い部分の集合体」
失敬な!なんだその寄せ集めの気持ち悪いヤツは反論出来ないぞチクショウ!
「と言うか、協調性って言うなら王道なクラストで良かったんじゃないの?」
「確かにシンプルながらも無骨なヒーロー、社交辞令を弁えつつも盾を扱う個性を持っているから来正君としてはソッチでも良かったんじゃ…キャップ好きだし」
うん、確かに。確かに麗日さんと緑谷君の言う通りだ。キャップ好きだよ、推しのヒーローだよ?
……でもね?
「たまには己が欲望に身を任せてもいいじゃない(訳:ケモナー属性の方が重要だ)」
「あっ、うん(いつも通りの来正君だ……)」
「そだね…(いつもの来正君や……)」
『で、そう言うお前等は決めたのか?』
シンビオートの言う通りそう言えば聞いてなかった気がする。二人は何処へ行くんだろうか。
「私はガンヘッド!爆豪君のリベンジに加えて視野を広げる為にそこ選んだ!」
「ゴリゴリの武闘派系⁉︎」
「確かに、戦闘経験を積んでおくと暴徒や敵に対処しやすくなるから良い選択かもしれないね。緑谷君は?」
「僕はまだ決まってなくて……」
そりゃ簡単に決まる訳ないか……だとして、緑谷君としては何処がいいんだろう?無難に戦闘系のヒーロー事務所にするんだろうけど。
あ、でも無茶して腕壊さないといいけど大丈夫?ヒーロー側の責任問題になったりしない?
……ヨシ!(現場猫)
考えるのはやめておこう!適当に飯田君と話してみようかな!(話題転換)
…あれ?飯田君の姿が見えないけど一体何処へ……?
「飯田ならもう職員室行って体験先の書類提出しに行ったぞ」
「速っ⁉︎ 速過ぎじゃないウチの委員長⁉︎」
轟君が教えてくれた事実に僕は驚愕する。まじか、昼休み始まったばかりだって言うのにもう提出しに行くって……。
「流石は飯田だ。簡単な事を早急に決められる簡単な頭で羨ましいな」
「んん? 轟君それは煽ってんの?それとも純粋に褒めてるの?」
試合が終わってから轟君が圧縮言語の扱いに長けて来た事にも驚きを隠せないんだけど。なんで?本当に君って轟君だよね?鮭大根好きの人が乗り移ってないよね?
「俺が好きなのは鮭大根じゃない。蕎麦だ」
「アッ ハイ……よければ一緒に昼食べに行く?」
『オレ達に負けた記念だ、キョウセイ奢りのチョコレートパフェを見せつけながら食ってやる』
相変わらず性根が腐ってるねシンビオート。あと、今日はパフェは無しだからね?小遣いと糖質共に限界ギリギリだからね?
……おいシンビオート。駄々を捏ねて僕の首から上を齧るのはやめてくれない?顔中が謎の唾液らしきサムシングだらけで気持ち悪いからマジでやめて。
「相変わらず仲が良いな……まぁそれはそれとして早く蕎麦を食べに行くぞ。いつ出発する?俺も同行する」
あれ?頭食われてる僕の事はどうでもい
と言うか前が見えないから歩く事すら難し───
「おい、来正恭生はいるか?」
「呼んでいるぞ来正」
えっ、誰?今ちょっと寄生生物にマミられてるんでとてもじゃないですけど話せる状態じゃ……あ、待って急に引っ張るのはビビるからやめて。
「連れて来ました」
「おう、ありがとうな……って、何してるんだお前」
『MGMG』
「いやすみません。シンビオートが勝手に」
うーん、これじゃ一体誰と話してるか分からな…いや待てよ?確かこの聞き覚えのある特徴的な癖を持ったボイスは確か……あ、思い出した!
「サポート科担当の……パワーローダー先生で合ってますか?」
「お前、良く分かったな。体育祭の時から変人だと思ってたが発目と同じくらいの大変人だな」
発目?発目って確か、あのサポート科で騎馬戦に協力してくれたあの娘か!今何やってるんだろ。
『知ってる。あれだろ、オレ様を寄生虫扱いしやがった絡繰のビームに直撃した阿呆だろ』
「いつまで根に持ってるのさ……」
「まぁいいや、変な頭してるのはさておきお前のコスチュームが修復出来ない程に酷い状態でな それについての話するから後で職員室来いよ」
「いやだからシンビオートが勝手に……ってコスチューム修復不可能ォ!?」
来正恭成's ヒーローネーム
エージェントヒーロー『
〜〜キャラクター紹介〜〜
『来正恭成』
主人公と書いてネットの笑い者と読む。実力に対し評価がアレなので大半のヒーロー事務所は指名をするか否か頭を悩ませたらしい。
『シンビオート』
悪辣な言動とは裏腹にネットや世間ではかなり人気。その徹底した畜生ぶりやキモカワデザインが好評を呼んでるとか……。
『爆豪勝己』
ネーミングセンスが小学生レベル。主人公にネーミングセンスで負けた上に一瞬いいなと思ってしまった自分に対して怒り狂う羽目になった。
『耳郎響香』
主人公の考えたネームに一瞬ときめくが、速やかに却下された。
やめとけやめとけ、あいつのネーミングセンスは色々な意味でやばいんだ。
『上鳴電気』
最近、頭を使う作業は主人公に任せておけば良いのでは?と考えるようになって来た。
〜〜用語紹介〜〜
『ドイツ語辞典』
かっこいい単語ばかり存在する中二病必須アイテム。