プリキュア新伝説 導きの少女 〜lost Story〜   作:萊轟@前サルン

2 / 7
2話

 観星町…

 

 観星町に着いた靉達は星奈ひかるの元に向かっていた。その道中、靉はヒストリアの目的に少し疑問を持つ。

 

「ねぇ、ヒストリアの目的って私を魔王にする事だよね?」

 

「そうだと思うけど…?」

 

「だとしたら何でユニに私のスター☆トゥインクルプリキュアのウォッチを奪わせたんだろう…」

 

「言われてみれば確かにそうだな…魔王にさせたいのなら奪わせる必要なんてないはずだ…」

 

 靉の話を聞いてルークもヒストリアの目的が靉を魔王にする事ではないかもしれないと思い始めてきていた。

 

「我が魔王、そろそろキュアスターの家に着くよ」

 

「あ、ほんとだ」

 

 靉とルークがヒストリアの目的について話していると、ウォズリンがあと少しで星奈ひかるの家に着くよと靉に伝えた。

 

ピーンポーン!

 

「星奈ひかる!いるー?」

 

 と、靉がベルを鳴らし、名を呼ぶと中から物音と共に誰かが玄関に向かってきていた。

 

「はーい!」

 

「あ、星奈ひかる!久しぶりだね!」

 

「靉ちゃん!久しぶり!」

 

 家の中から出てきたのは星奈ひかるだった。星奈ひかるは靉達を家に上げて自分の部屋に連れていく。

 

「で、今日はどうしたの?」

 

「実はユニの件で…」

 

 靉は星奈ひかるにユニがヒストリアという敵に協力し、スター☆トゥインクルプリキュアのウォッチを奪ってどこかへ去っていってしまった事を話した。

 

「ユニがそんな事を…」

 

「…嘘かと思うけど本当だよ」

 

「ユニは自分のだけでなく私達の力が込められたウォッチも持ってるルン。敵が来ても私達は変身できないから靉ちゃんの役に立てないルン…」

 

「戦いについては任せてよ!星奈ひかる達はユニの行方を追ってほしいな!」

 

「分かった!」

 

 星奈ひかる達は早速、ユニを探しに家の外へと出ていった。私達も敵の手がかりを手に入れようと外に出ると先に外に出ていた星奈ひかる達の前にヒストリアが現れた。

 

「星奈ひかる、お前の親父を消してスター☆トゥインクルプリキュアの歴史を消してやる」

 

「えっ…!?」

 

「お前の親父が消えればお前はUMAや宇宙に興味がなくなる…そして羽衣ララとの出会いやプリキュアになる事もなくなる。いい考えだろ?」

 

「いい考えなんかじゃない!!皆と積み上げてきた思い出は一番大事!!」

 

「そうか…でも、もう遅い。既に私達の仲間の内の数人が2009年へ向かっている…」

 

 ヒストリアは星奈ひかるの父を消して星奈ひかるがプリキュアとなるキッカケをなくしてスター☆トゥインクルプリキュアを消そうとしている。ヒストリアの言葉を聞いた星奈ひかるは過去に行く方法を考え始めた。

 

「星奈ひかる、私のタイムマジーンに乗って!」

 

「過去に行けるの!?」

 

「うん!」

 

「靉ちゃんありがとう!じゃあ、乗るね!」

 

「そうはさせない」

 

 と、星奈ひかるがタイムマジーンに乗ろうとした時、ヒストリアの1人が星奈ひかるの前に立ちはだかる。だが、羽衣ララ、天宮えれな、香久矢まどかが星奈ひかるの前に出てヒストリアの1人と戦う態勢に入った。

 

「ひかる、ここは私達に任せて靉ちゃんと過去に行くルン!」

 

「過去を変えさせないでよね!」

 

「私達は負けませんから安心してください!」

 

 と、3人が星奈ひかるに声をかけているとどこからかウォッチが4人分飛んでくる。ウォッチをキャッチした羽衣ララ、天宮えれな、香久矢まどかはウォッチの天面のスイッチを押してキュアミルキー、キュアソレイユ、キュアセレーネに変身する。

 

「皆、頼んだよ!」

 

 星奈ひかるは皆にヒストリアの相手を頼みながら心の中でウォッチを自分達に渡してくれたであろうユニにもありがとうと言い、タイムマジーンに乗り込んでいく。

 

「よし、いくよー!いざ、2009年へ!」

 

 靉は星奈ひかるにそう合図してからタイムマジーンを動かして過去へとタイムトラベルしていった。

 

 

2009年…

 

 

 2009年に着いた靉と星奈ひかるは早速、星奈ひかると星奈陽一がいるであろう星奈家へと向かった。

 

「よし、家に向かおう!」

 

「うん!」

 

 だがその道中、靉は何者かに追われているような気配を感じ、後ろを振り向く。

 

「あれ、今ここに誰かいたような…」

 

「気のせいじゃないかな?」

 

「そう…だよね」

 

 

 しかし、そこには誰もいない。靉達は気のせいだと思い、再び星奈家に向かって歩いていく。

 

 そしてしばらく歩いていると、星奈家の庭が見えてきた。庭には星奈陽一と遊ぶ幼き日の星奈ひかるがいた。

 

「懐かしい…この頃はまだUMAにあまり興味がなかったんだ…」

 

「なるほど…」

 

 と、近くの茂みから2人の様子を見守っていると突然、2人の前にサングラスをかけた黒服の男数人とヒストリアの1人が現れた。

 

「君が星奈陽一か」

 

「もしかしてアンタ達はメン・イン・ブラックか!?キラやばー!!」

 

 星奈陽一はサングラスをかけた黒服の男達に興味を示していた。靉達ははぁ…と少し呆れながらも星奈陽一を守る為、茂みから飛び出してヒストリアの1人とサングラスをかけた黒服の男達の前に出ていく。

 

「やはり来たか…魔王。だが、君はここで終わる…」

 

ピロピロピロリ…エンシャン!

 

 ヒストリアの1人はそう言いながらジクウドライバーを腰に装着し、

起動したエンシャンという変身用ウォッチをドライバーのバックルの右側のスロットに挿し、バックルを一回転させて変身する。

 

【プリキュアタイム!】

 

〈キュア・エンシャン!!〉

 

 

「変身した!?」

 

「魔王よ、戦いを始めようじゃないか!」

 

 エンシャンは両腕を自身の前方斜めに広げながら靉達にそう言う。靉達は変身した事に驚きながらも戦う為に変身する。

 

「行くよ、星奈ひかる!」

 

「うん!」

 

【プリキュアタイム!】

 

〈キュア・クロック!!!〉

 

 靉はいつも通りに変身したが、星奈ひかるは力がウォッチに入っている為、ウォッチのスイッチを押してキュアスターに変身した。変身した2人はサングラスをかけた黒服の男達とキュアエンシャンに向かっていくのだった…

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。