プリキュア新伝説 導きの少女 〜lost Story〜 作:萊轟@前サルン
キュアスターはサングラスをかけた黒服の男達が発砲してきた銃弾を星型のバリアで弾きながらキュアエンシャンの元へと攻め上がっていく。
一方の靉は既にキュアエンシャンと戦っていた。キュアエンシャンはドキドキ!プリキュアの中の三種の神器の一つである水晶の鏡を取り出し、靉の行動を予測した後、ハート、ダイヤモンド、クローバー、スペード、Aのトランプを出して靉の行動に合わせて放っていく。
「ぐっ…私の行動が読まれてる…!?」
「魔王よ、貴様の力はそんな物なのか?」
「くっ…だったらこれで!」
靉はそう言いながらクロックウォッチを外してからクロックIIウォッチをバックルの両スロットに挿し、バックルを一回転させてクロックIIに変身する。
【プリキュアタイム!】
〈キュア!キュア!クロック・クロック・クロックII!!〉
靉はキュアクロックIIの未来予知の力でキュアエンシャンの行動を読み、攻撃を避けながら徐々に距離を縮めていく。
「見えた!アンタの未来!!」
靉は未来予知し、キュアエンシャンをサイキョーギレードで切り裂いていく。そして更に先の動きまで読み、サイキョーギレードで腹部を突く。
「くっ…これで終わりではないぞ。魔王」
キュアエンシャンはそう言い、サングラスをかけた黒服の男達をおいてどこかへ去っていってしまった。靉は生身の人間に必殺技をくらわせるのは流石にマズいと思い、タイムマジーンに幼き日の星奈ひかると星奈陽一と星奈ひかるを乗せて観星町の端にある森の中へと向かう。
「ねぇ、お父…いや、陽一さん。今日は家に帰ってくる日じゃなかったんじゃないの?」
「いや〜誰かが観星町に河童が現れたって言ってたからさ〜!予定変更して帰って来たんだよ!しかも、ひかるに本物の河童を見せてあげられるかもしれないし!」
星奈陽一は誰かから観星町に河童が現れたと聞き急遽、予定を変更して観星町に帰って来ていたようだ。
「その"誰か"はどんな姿をしてた?」
「えっと…何か現代にはないというか…まぁ簡単に言うと、近未来的な服を着ていたかな!」
星奈陽一の言葉を聞いた靉と星奈ひかるは直ぐにヒストリアの仕業だと気付く。
「よし、ヒストリアを探しに行こう!皆、タイムマジーンに乗って!」
皆を乗せた後、靉はヒストリアを探しに町へ向かった。その途中、靉のタイムマジーンに似たタイムマジーン二体が靉のタイムマジーンの後方に現れ、靉のタイムマジーンを攻撃していく。
「ヒストリア!?いきなり現れるなんて卑怯だよ…」
「靉ちゃん、このロボットの操縦は私に任せて陽一さんとひかるちゃんを連れて逃げて!」
星奈ひかるは靉にそう言い、スターウォッチを使ってキュアスターに変身し、タイムマジーンを操縦する。キュアスターがタイムマジーンを操縦しているのでタイムマジーンの頭部分となるウォッチもスターウォッチに変わった。
「わかった、頼んだよ!」
靉は星奈ひかるにそう言ってキュアクロック ホイップアーマーに変身し、星奈陽一と幼き日の星奈ひかるを抱いてタイムマジーンから飛び降りていく。
「うわぁぁ!?」
「きゃぁぁ!!」
空高くを飛んでいるタイムマジーンから飛び降りたので2人は恐怖のあまり大きな叫び声をあげていた。
「今から私が落ちても痛くない場所を作るから安心して!」
靉は2人にそう言うと、ホイップアーマーの右手に装備されているキャンディロッドで巨大なホイップクリームの塊を作り、自分達の下にある地面に向けて放つ。
「はぁぁぁ!」
3人は靉の放ったホイップクリームの塊に落ちていく。ホイップクリームを敷いておいたおかげで3人は怪我することなく着地する事ができた。
「ふぅ…さぁ2人とも、今のうちに…」
「待て、魔王よ」
着地後、靉は2人を連れて観星町のどこかへ逃げようとしたが、逃げようとしている靉達の前にヒストリアの1人が現れた。
「アンタは?」
「私の名はキュティールまたの名をキュアルミテス…」
キュティールはそう言いながら、腰にドライバーを巻き、変身用のライドウォッチをバックルの右側のスロットに挿し、バックルを一回転させて変身する。
【プリキュアタイム!】
〈キュア・ルミテス!!!〉
「2人は離れてて!」
靉は2人にそう言い、キュアルミテスがいつ攻撃を仕掛けてもいいように身構えるのだった…