プリキュア新伝説 導きの少女 〜lost Story〜 作:萊轟@前サルン
誰かが叫んでいる…靉と星奈ひかるの名を。靉と星奈ひかるは目をゆっくり開けていく。すると目の前にはルークがいた。今いる場所は靉の家で、ルークによると靉と星奈ひかるはヒストリアが去っていく様子を見た後、すぐに気を失ってしまったらしい。
「ルーク、ありがとう」
「まだ無理はしない方がいい」
靉は立ち上がろうとするが、ルークに止められる。靉はルークの言葉に従い、もう少し横になってる事にした。
「ルーク、ヒストリアは?」
「今の所は何も動きはない…だけど、近いうちに何かしら動いて来るとは思う」
と、ヒストリアの動きについて話していると外から何かが崩壊する音が聞こえてくる。ルークとウォズリンと羽衣ララ、天宮えれな、香久矢まどかは状況を確かめる為、家の外へ出ていく。
「これは…」
「町の中心に城が建ってるルン!?」
家の外に出て町を見てみると、町の中心部には他のビルよりも遥かに高い城が建っていた。
「どうやらフュージョンの復活が近いようだ…」
「ウォズリン、行こう」
「どこへ?」
「決まってるでしょ。城だよ」
「唯一フュージョンに対抗できる我が魔王無しで行くのは危険だ!」
ルークはウォズリンと共に城へ行こうとするが、それをウォズリンに止められる。ウォズリンの言葉に対してルークはこう言う。
「靉が怪我してる今、戦えるのは私達だけなんだよ!!私達がやらなきゃ誰がやるのよ…」
「確かにそうかもしれない…だけど!」
「私達もいるから大丈夫ルン!!」
ウォズリンはルークの言葉を聞いて納得するが、靉 不在の状況で本当に勝てるのか?という不安もあった。ウォズリンのその言葉に対し、羽衣ララは私達もいるから大丈夫だと言った。
「アイツら倒してユニを復活させなきゃね!」
「あと、ひかるの仇も取ります!!」
「君達…」
「さぁウォズリン、後はあなただけだ。行くか行かないかどっちにするの?」
「行くさ。平成という時代の中で一番大事にされてきた"絆"というのを失わない為に!!」
天宮えれなや香久矢まどかは仲間の為に危険を冒してでもフュージョンの城に向かうようだ。2人の言葉を聞いたウォズリンは言葉から絆というのを感じ、私も我が魔王のためならば…!という気持ちになった。そしてルークに決断を迫られた時、即答で行くと答えた。
「スター☆トゥインクルプリキュア…君達は変身出来ない。だから、城へ着いたら私とルークから離れないでくれ」
「分かったルン!」
「では…行くとしようか」
ウォズリンはそう言い、マフラーみたいなもので皆を包み、城の入り口までワープしていくのだった。
「…皆、もう行ったかな?」
「行ったと思う!」
「OK!んじゃ、私達も行こうか!」
「うんうん!こんな一大事の時に休んでるわけにはいかないからね!」
「星奈ひかる、乗って!」
「わかった!」
そして残された靉と星奈ひかるは皆が城へ向かったのを見て、自分達も後に続こうと立ち上がろうとする。そして2人は通常よりも長い時間をかけて立ち上がり、少し支度をしてからタイムマジーンに乗ってウォズリン達と同じように城へと向かうのだった…
その頃、城に着いたルーク達は城の入り口の前に立ち塞がる、ヒストリアのキュアルミテス、キュアエンシャンと戦っていた。
「はぁぁ!!!」
「フン、その程度の攻撃が私に通用すると思うか?」
「これならどうだ!」
『ラウムリバイブ 剛烈!!』
ルークはそう言いながら、ラウムリバイブウォッチをバックルの空いている右側のスロットに装填し、バックルを回転させてラウムリバイブ 剛烈へとフォームチェンジする。
【プリキュアタイム!】
《キュア・ラウム!!!》
〔リ・バ・イ・ブ 剛烈! 剛烈!!〕
ラウムリバイブ 剛烈へとフォームチェンジしたルークはのこモードのジカンジャックローを左手に持ち、キュアルミテスへと向かっていく。
「キュアラウムか…お前の力も既にお見通しだ!」
「そうか…なら、私はアンタが見たこともないようなラウムリバイブを見せてあげる!」
ルークはキュアルミテスにそう言い、ジカンジャックローを振りおろす。キュアルミテスはそれを胸部のアーマーで受け止める。
「フン、この程度か?私の見た事ない力という力は…」
「…ここからがお前にとっての未知の領域だ!」
ルークはそう言いながら、ジカンジャックローの持ち手にあるボタンを押して武器の必殺技を発動させる。
〈のこ切断!!〉
ルミテスは敵が技やどんな攻撃を使うかは分かるが、流石に攻撃パターンまでは読んでいなかったらしく、ルークが発動した必殺技を受けてしまい、自分の真上の空高くへと吹っ飛ばされていく。
「決める…!」
ここでルークはジカンジャックローをつめモードにするのと共にラウムリバイブウォッチを反転させてラウムリバイブ 疾風へとフォームチェンジする。
〈スピードクロー!〉
【スピードタイム!】
〔リバイ・リバイ・リバイ!リバイ・リバイ・リバイ!リバイブ 疾風!疾風!!〕
ラウムリバイブ 疾風へとフォームチェンジしたルークはラウムリバイブウォッチをジカンジャックローに装填し、再び必殺技を発動させる。
【ジカンジャック!】
《疾風!スーパーつめ連斬!!》
再び必殺技を発動させたルークは空中にいるキュアルミテスの元まで素早く跳んでいき、空中でキュアルミテスを何回も斬り裂いていく。そして最後の一撃でキュアルミテスを空中から地面へと叩き落としていく。
「ぐっ…そんなバカな!私が負ける…だと!?」
「これがお前の知らない私の力だ」
「うわぁぁ!!!」
キュアルミテスは爆発と共に消えていった。ルークがキュアルミテスを倒した頃、ウォズリンはキュアエンシャンの"行動を読む力"に苦しんでいた。
「くっ…何故、私の動きが読まれるんだ?」
「水晶の鏡の力さぁ…この水晶の鏡はあらゆる真実を映し出す」
「なるほど…つまり、私がお前をどう揺さぶろうが水晶の鏡がある限りお前は"揺さぶりに惑わされる事なく鏡に写る"真実の行動"だけを見て動ける…実に厄介だねぇ」
「さぁ、どうする?」
「この状況、やるべき事はただ一つ…!」
ウォズリンはそう言いながら、鎌モードのジカンデスピアを持ち、ジカンデスピアの鎌とジオウのライダーズクレストのボタンを触り、必殺技をルークに向けて発動させる。
『カマシスギ!』
【フィニッシュタイム!】
〈一撃カマーン!!〉
「フン、味方に技を当てるとはな…これは水晶の鏡を見るまでもない」
「味方に当てる…か。それはどうかな」
ウォズリンがキュアエンシャンにそう言った次の瞬間、ウォズリンの技に背中を見せてたルークはこちらに振り返り、ウォズリンの技にのこモードのジカンジャックローの必殺技を加えてキュアエンシャンに放っていく。
「何っ!?」
「君は私がルークに必殺技を当てると思い込んでしまい、鏡を見なかった…」
「何故だ…何故、
「あまり言いたくないが他にそれの答えとなる言葉がないんで言わせてもらう…私とルークの絆だ!」
「ぐっ…絆ごときにこの私がぁぁぁ!!!」
ウォズリンが絆だ!と言うと共に2人の必殺技を受けたキュアエンシャンは爆破と共に消えていった。
「よし、これで城の中へ入れそうだ」
「ルークさん、ウォズリンさんありがとうございます!」
「この先に何が待ち構えているかは分からない…特に生身のあなた達は気をつけて」
「分かりました!」
ルークが香久矢まどか達にそう言ってから、皆で城の中へと入っていく。中にはヒストリアのフォクティスと他2人がいた。
「来たか。だが、もう遅い…フュージョン様は蘇りつつある!後は全ての平成プリキュアの力を注ぐだけだ…!」
「力を注がれる前に私達が奪い返してみせるさ…」
ルークはそう言いながら、つめモードのジカンジャックローを左手に持ってフォクティスへ向かっていく。フォクティス、他2人はルークが自分達の方に向かって来たのを見てジクウドライバーを取り出し、腰に装着する。そしてドライバーのバックルの右側のスロットにそれぞれの変身ウォッチを挿し、バックルを一回転させて変身する。
【プリキュアタイム!】
〈キュア・マークル!!〉
【プリキュアタイム!】
〈キュア・フワーロ!!〉
【プリキュアタイム!】
〈キュア・ミランジェ!!〉
こうして、キュアルミテス、キュアエンシャンとの戦いに続いてキュアマークル、キュアフワーロ、キュアミランジェとの戦いが始まるのだった…