プリキュア新伝説 導きの少女 〜lost Story〜   作:萊轟@前サルン

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6話

 ルークはキュアマークル、キュアフワーロをウォズリン達に任せ、キュアミランジェと戦い始める。

 

「…来い、キュアラウム」

 

「私も舐められたものだなぁ…じゃあ、遠慮なくいかせてもらう!!」

 

 キュアミランジェはゆっくりと手招きをしてルークを挑発する。挑発に乗ってしまったルークはつめモードのジカンジャックローを左手に持ち、キュアミランジェへと向かっていく。

 

「はぁぁぁ!!!」

 

「………」

 

「何故、攻撃を受けているのに怯まない!?」

 

「フッフッフ…」

 

 キュアミランジェはルークの攻撃を何回も何回も受けているはずなのに苦しんだり、怯んだりする様子はない。ルークは必殺技なら確実にダメージを入れられると思い、バックルに装填されている2つのウォッチの天面のスイッチを押し、バックルを一回転させて必殺技を発動させる。

 

【フィニッシュタイム!】

 

【リバイブ!!!】

 

《百烈・タイムバースト!!》

 

 

「これならどうだ!!」

 

 必殺技を発動させたルークは高速移動し、必殺技名通り、キュアミランジェを何回も何回も蹴り飛ばす。そして最後の一発でキュアミランジェを地面に勢いよく蹴り落とす。

 

「……やったか?」

 

「フン、その程度の攻撃が私に通じると思うか?」

 

「何っ!?何故、必殺技が効かない?」

 

「フッ、それは私がディープミラーによる洗脳を受けているからだ!」

 

「洗脳…?」

 

「そうだ、必殺技を受けていてもディープミラーが必殺技を受けてないと脳に伝えて脳がそれを全身に伝える…つまり、必殺技によるダメージは実質入っていないと同じだ」

 

「何言ってるのかはあまり分からないけど、とりあえず劣化版の不死身とでも思っておくか…」

 

 ルークはキュアミランジェの言葉をあまり理解できなかったが、自分の中で劣化版の不死身と解釈しておく事にした。

 

「(ディープミラーはどこだ…?ディープミラーのある場所さえ分かれば奴を倒せる!)」

 

「フン、呑気に考え事か…。隙ありっ!!」

 

 キュアミランジェは考え事をしていて隙だらけのルークに襲いかかるが、ルークがリバイブ 疾風だった為、簡単に避けられてしまった。と、ルーク達がヒストリアと戦っていると靉とひかるがタイムマジーンに乗ってやって来た。

 

「靉ちゃんにひかる!!何でここに来たルン!?」

 

「私達だけお留守番ってわけにはいかないからね!」

 

「そのロボットって結構な人数が乗るルン…?」

 

「結構な人数って私と靉ちゃんだけじゃ……っていたの!?」

 

 靉とひかるだけで城に向かったはずが、仲間達も密かにタイムマジーンに乗っていた。仲間達はタイムマジーンから降りて靉とひかるの元へ行く。

 

「俺たちだって戦える!戦えるのに戦わなきゃ損だ!!」

 

「千丈…」

 

「2人共、先に行って!そしてフュージョンを止めて!!」

 

「めいる……分かった!!星奈ひかる、行くよ!」

 

 靉はひかるにそう言い、仲間に助けられながら次の階へと繋がる階段にたどり着き、その階段を上ってフュージョンのいる場所へと向かっていく。

 

「来たか、黄醒 靉…そして星奈ひかる」

 

「アンタがフュージョン…?」

 

「そうだ。私がフュージョンだ」

 

「ウォッチを返して!!」

 

「フン、今から書き換えるものを返せと?」

 

「"書き換える"って何を!?」

 

「この歴史さ。お前達"オリジナル"が築き上げた世界という物は"アナザー"の世界より醜い…私は"オリジナル"の歴史を"アナザー"に書き換え、完璧な"アナザーワールド"を創る」

 

 フュージョンはレジェンドウォッチ全てをアナザーウォッチに変化させてこの世界を"アナザープリキュア達が築いてきた世界"に変えてきるようだ。

 

「そんな事はさせない!!」

 

 靉はそう言いながら、腰にドライバーを巻き、変身用のライドウォッチをバックルの右側のスロットに挿し、バックルを一回転させて変身する。

 

【プリキュアタイム!】

 

〈キュア・クロック!!!〉

 

 

「私は負けない!!!」

 

「フン、その自信すぐに砕いてやる…」

 

 靉は左手にケンモードのジカンギレードを持ち、フュージョンへ向かっていく。フュージョンは自分に向かってくる靉に手をかざし、靉の時間だけを止める。

 

「ぐっ…」

 

「魔王よ。戦い始めてすぐで申し訳ないが、サヨナラだ」

 

 

 

 フュージョンはそう言いながら右足に禍々しいオーラを纏い、靉を蹴ろうとする。靉がフュージョンの蹴り技をくらい、相当なダメージを負うのを覚悟したその時、靉の意識がどこかへ飛んだ。飛んだ靉の意識はオーマクロックの元にいた。

 

「若き日の私よ。何故、"キュアクロック"が2つの時代の狭間で誕生したか分かるか?」

 

「分からない…」

 

「"キュアクロック"が平成と令和の2つの時代の狭間で誕生した理由…それは"キュアクロック"が2つの時代の架け橋となる為だ」

 

「架け橋…か」

 

「だが、その架け橋となるのには大きな代償がある」

 

「私がプリキュアとなった歴史…でしょ?」

 

「そうだ。お前はこの創作の中では2020に誕生した…だが実際の歴史では2020は令和であり、お前ではない新たなプリキュアが活躍している」

 

「…私はやるよ!私の歴史が消えただけでレジェンド達の歴史と世界の平和が守られるのであればやらない理由はない!」

 

「フン、若き日の私ならそう言うと思ったぞ…さぁ、これを受け取るがいい…魔王としての最初で最後の戦いだ!」

 

 オーマクロックはそう言い、靉に何かを託すのと共に靉の意識を元に戻していく。そして意識が戻り、靉は再び時間を止められた状態に戻るが、先程とは何かが違った。

 

「ぐっ…何だ!このオーラは!?」

 

 普通にいけば当たるはずだったフュージョンの蹴りが靉が纏う黄金色のオーラに弾かれる。靉がドライバーを見るとそこには色が黄金色に変わったキュアクロックウォッチが装填されていた。靉はバックルを一回転させて新たな姿へと変身する。

 

【パーフェクトタイム!】

 

〈ファイナルキュア・クロック!!ジェネレーションズ!!!〉

 

 靉はファイナルキュアクロック ジェネレーションズフォームに変身した。ファイナルキュアクロック ジェネレーションズフォーム略してファイナルキュアクロックは全身が黄金色基調の服装で胸元の"プリキュア"というマークは赤色である。だが、筆記体はオーマクロックのような禍々しいものにはなっていなかった。

 

「私達の時代、ここに極まれり…!」

 

「ふざけやがって!!我がしもべ達(歴代の敵とアナザープリキュア) よ、キュアクロックを倒せ!」

 

「プリキュアの歴史、ナメるなよ…!」

 

 キュアクロックはフュージョンのしもべである全アナザープリキュアと歴代の敵を前にそう言い、フュージョンの居る位置より奥に置かれている全レジェンドウォッチに向けて光を放つ。光を放った瞬間、ウォッチは空高くに浮き、どこかへ飛んでいく。

 

「フン、ウォッチを自らの手で手放すとはな…」

 

「手放してはいない…呼んだけだ」

 

「"呼んだ奴"はすぐには来れないはずだ…!そこで俺たちにやられながら待ってるがよい…」

 

「すぐに来るさ…だって、"呼んだ奴ら"は誰かの助けを求める声を聞いた時や世界の危機にはいつでも駆けつけてくれるから」

 

「ならば、来る前にお前を倒すのみ!行け、アナザーブラック、アナザーホワイト、アナザールミナス、ジャアクキング!!」

 

 フュージョンがアナザープリキュア三体とジャアクキングを靉に向かわせた瞬間、キュアブラック、キュアホワイト、シャイニールミナスがアナザープリキュア三体とジャアクキングの前に現れた。

 

「世界の危機と聞いてホワイト、ルミナスと共に参上!」

 

「丁度いい時に力が戻ってくれて良かったわ!」

 

「ブラック、ホワイト!いきますよ!!」

 

「「うん!!」」

 

 シャイニールミナスの掛け声と共にブラックとホワイトはアナザープリキュア三体とジャアクキングに向かっていく。敵に向かっていく2人を見たルミナスも2人の後を追って敵に向かっていく。

 

「バカな…」

 

「これが私達"オリジナル"が築き上げてきた世界……皆が助け合って生きてる世界が醜いわけがない!!」

 

「醜いわ……醜いわぁぁぁ!!!」

 

 フュージョンはそう言いながらアナザースターとアナザーエールの二体をジャアクキング達に加勢させようとするが、アナザースター、アナザーエールの前にキュアスター 、キュアエールが現れる。

 

「靉ちゃん、アナザープリキュア達は私とはなちゃんや先輩達が相手するから靉ちゃんはフュージョンを倒して!」

 

「フレフレ、靉ちゃん!フュージョンを倒して世界の平和を取り戻して!!」

 

「2人とも…!分かった、行ってくるよ!!」

 

 靉は2人にそう言い、アナザープリキュアや歴代の敵の後ろにいるフュージョンの元へと向かっていくのだった…

 

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