自分の満足、納得いく文になったので投稿させて頂きます。
更新頻度など今更知ったこっちゃないですしおしーす。
では、vol13ゆっくりみていってね!
「…どうしたの、シグ。そんなに大勢の客を招いて」
レミリアは並んでいる面子を見て呆れたように言った。
「それは森近霖之介という者のとある質問に自分では答えられないからと判断したからです」
「………!それなら、全員連れて来なさい」
この時レミリアは時雨が何を言いたいかが分かった。たとえ運命をみなくても…
自分の過去…その眼の事だろうと
「御意」
時雨は返事し、その場から消えみんなを呼びに行った。
「集まったようね。集めた理由はシグのことを全て話すわ」
「お、お嬢様?!時雨のこと話すってどういうことですか?」
咲夜はいまいち状況が分かっていないようだ
「咲夜。そのままだよ、あの日何があったか正直俺は覚えてないんだよ…それは咲夜もだろ?」
「それはそうなんだけど…なんでこう急に…」
「ごめん。それは僕が言ったからだよ」
「え?」
咲夜にとっては意外な人物からの声だったようで「え?」とだけ言いキョトンとしている。
それもそうだろう、紅魔館の者ではなく霖之介だからだ。
「レミィ?本当にいいのね?」
「後悔はしないわ。それにどうせシグ達には言うつもりだった。じゃあここにいる皆はよく聞いて、シグの過去を話すのはこれで最初で最後。その後話せと言われても話す気はないわ。後は昔話が終わってから眼については話すわ」
レミリアはそう言って静かに話し始めた。
-回想-
とある日の月の夜…。
3人の少年2人と少女は紅い館の直ぐ傍で倒れていた。
そこに1人の羽があり鋭い牙を生やした吸血鬼らしき者が3人の前に立つ。
「行くところがないのかしら?」
「お前……誰だ」
少年が弱弱しく答える。
「その前に、行くところがないか聞いてるの?質問は無視しないでくれる?」
「当たり…前だ、ろ…どいつ、も…こいつも僕、らを化物…扱いする」
「じゃあ、私達のところに来ればいい。だが条件付きだ、来たければ私の従者になること」
「いい、よ。なん…でも、する。だから頼む!!僕達を助けてくれよ!!」
少年は最後の力を振り絞り、大きな声でそう言った。
「契約は絶対だ。お前たちは私の言うことは絶対に実行しなければならない」
「……………」
先程、思いきり声を出したのでもう声を発する程の元気はない。
そして吸血鬼らしき者は3人を立ち上がらせ、歩こうとした時…
「死ねぇぇぇぇぇっ!!化け物めがぁああ!!」
突然の男の奇襲により、1人の少年が刺される。
「…!て、めええ!」
もう1人の少年は自分の腰にかけてあった短刀を取り出し、男の喉元目掛け投げつける。
その短刀は見事に男の喉に刺さり、倒れていった。
「はぁ…はぁ…うっ…」
少年も疲れ果て倒れてしまった。
少女は吸血鬼らしき者のスカートの裾を掴み、怯えている。
「これはもう助からないかも知れないな…」
そう言って、2人の少年を抱き紅い館の中まで連れていった。
「う…ん、?ここは何処だ…?」
「あら、やっと目が覚めたのね。ここは紅魔館今日から貴方は私の家族よ」
「あいつらはっ?!」
「それならついてきて」
1つの本を抱えた人にそう言われ、ついていく。
男を刺してから全く記憶がないので、気絶していたのだろう。
ついでに寝てただろうから少し体は重いが歩ける程度までは回復していた。
「…やっと来たわね」
「レミィ、どうするの?」
「勿論、私達の家族であり私の従者だ」
「そ。後は任せるわ」
「ありがと、パチェ」
パチェという本を抱えた人物はそう言うと部屋から出ていった。
「じゃあ、本題に入るわ」
「ちょっと待ってくれよ、なんで…もう1人いただろ。どうしたんだよ!」
「自分で気づいてないんだったらいいわ。それより話を聞きなさい」
「………」
「貴方の隣の女の子と貴方。名前は?」
「名前なんかねぇよ、生まれた時からずっと3人だった。親なんてものも知らない」
「そう…じゃあ、私がつけてあげるわ。昨日は十六夜だったのよね…じゃあ貴方の隣の女の子は
十六夜咲夜。それで貴方は…月よね。夕方っていうより夜だったけど、汐月…汐月時雨!どう?いい名前でしょ?」
「汐月時雨…?」
初めてつけて貰った名前なのに思いのほかしっくりくる。
「咲…夜」
咲夜と名付けられた少女も言葉を発し、嬉しそうにしていた。
「それより、あんたの名前は?」
「私はここ紅魔館の主である、レミリア・スカーレットよ」
「レミリア…か」
「そうよ。でも、私は貴方達のお嬢様。言葉には気をつけなさい」
レミリアは偉そうにそう言った。
「嫌だね」
「レミリア…お嬢様?」
2人は別々の反応をしていた。
「ちょっと時雨?なんでそうなるのy…」
「大体、俺と咲夜ともう1人いた。なんで居場所を教えてくれない。どうせ、死んだんだろ?なぁそんな事も教えてくれいのに従わなきゃいけない。確かに助けてくれたのは感謝している。でも、俺らにとってあいつは数少ない心を開ける奴だったんだ!」
「そうね、あの子は死んだわ。でもあの襲ってきた男を殺したのは他でもない貴方よ」
「そうだよ、それがどうしたんだよ」
確かにそうだったあの時は思わずあいつを刺されて怒りで頭がいっぱいで何も考えずに殺した。
でも、その何が悪いんだよ…!
「不公平だとは思わない?貴方は自分の存在を認めてくれる少ない仲間を殺された。襲ってきた男にも家族がいたかもしれない。それなのに?」
「…じゃあ、さっきの言葉はなしだ。不公平じゃない1人死んで、1人殺した。平等だろ?」
「くっ…あは、あははは、あはははは!やっぱり面白いわ…気に入った!貴方だけは敬語じゃなくてもいいわ、面白いもの」
レミリアは目に涙を溜めながらそう言った。
「…何だよ」
「汐月時雨、十六夜咲夜。貴方達は今日から私達紅魔館の家族よ」
-回想終了-
「…昔話はこれくらいね。シグはいっつも面白いけど、あのときはもっと凄かったわ」
「それで、眼はどうなんだぜ?!」
魔理沙はいつもみたく飽きて眠っていなかった。
もう今は目を輝かせてレミリアを見ている
「その眼はね…もう1人いたあいつの眼なの」
『は?』
その場にいた時雨を除くが声を同時に上げた。
「それって眼を入れ替えたのか?!」
「違うわ、シグが気を失った後にパチェに頼んで、あいつの魂がシグには宿ってるの。それがシグの片方の目に現れてるの。片鱗って奴かしら?その力が膨大すぎて今のシグの力になってるってことね、それだけ。まぁシグが油断したら体全部乗っ取られるんだけど…」
「まぁそれは大体予想ついてたから驚かないけど…原因はそれか」
時雨は驚かずに冷静な感じに表はしているが内心その力が怖く。恐ろしく感じていた。
聞いていた奴らは全員何か話しているが気にせず、1人平然としている紫に質問を問いかけた。
「じゃあ、隙間のあんた。俺をどうしたい?」
「どうしたい?ってどういうことかしら?」
「俺を殺すか生かすか」
「貴方は生きたいでしょ?」
「別に。いつでも死んでいいと思っているけど?」
「また強がっちゃって。死ぬの怖いんでしょ?嘘はいいわよ。結局、人間中身は小心者なんだから」
「あ?何言ってんの、お前」
「あー怖い、怖い。爆発する前に逃げちゃおーっと…」
「は?逃がすわけないだろ」
能力を使い、紫の近くまで行く。
「ちょっと…何する気?」
「…人間は小心者だよ。死ぬのは怖い。それはあんたみたいな偉大な妖怪とは特に分かりあえない。それがムカつくんだよ」
「そうね。それで?それがどうかしたの?」
「だからあんたは嫌いなんだよ…だからと言って殺そうとは思わない。でもあんたの築いたこの地は崩壊させれる。それだけ覚えといてくれたらいい」
「そう。じゃあ、私は帰るわ」
時雨は結局は『死』というのは分かりあえないのは分かった。
人間には寿命がある、妖怪にはあるかは知らない。でも、少なくとも人間よりは長く生きれる。
それが一番嫌だった。そして過去も知り、自分が信じられる奴の少なさも分かった
『最後に全てを信じられるのは自分と咲夜だけ』
物語を壮大にするとややこしくなると思ったんで
あっさりまとめました。
では、次回もみてください!感想待ってます