こっちあっち…いや逆だ?!×名探偵コナン~新紺碧の棺・女海賊たちの宝物~   作:Dr.クロ

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事件を捜査する伊御達、宝探しでとんでもない事態が……



DETECTIVE.Ⅲ~情報集め~

コホンと咳払いしてから小五郎は気を取り直して質問を続ける。

 

小五郎「ちなみに昨日、店を閉めたのは?」

 

馬淵「ああ、それは喜美子です。昨夜に店の鍵をかけたのは」

 

伊御「その時周りに誰か怪しい人はいませんでしたか?」

 

そう聞かれて、馬淵は私は見てないけど……と呟いた所に着替え終えた蘭や園子と共に喜美子が来る。

 

馬淵「あ、喜美子、昨夜、店の鍵を閉める時に誰か見かけた?」

 

喜美子「え、見てないけど?もしかしてBCジャケットに細工されたのと関係してるの?」

 

龍馬「そう言う事です。後は……彼女達以外に誰かこの店に今日来てませんでしたか?」

 

そう聞かれて蘭や園子、咲があっと声をあげる。

 

蘭「いました!」

 

園子「そうそう!最初のホテルで岩永さんにぶつかったあの3人組が!」

 

咲「まさかあの三人が…!?」

 

すぐさまいたと言う3人だが、喜美子は申し訳ない顔をする。

 

喜美子「その、盛り上がってる所悪いけど、昨夜は確かに閉めて、朝はあたしが開けたけど、鍵をかけてないから誰でも忍び込めて細工出来ちゃうわ」

 

段蔵「……流石に島の外から人が来てる時に鍵をかけないのは不用心過ぎると思います」

 

京谷「だけどあの三人が怪しいってのは変わりないよな」

 

小五郎「確かに、トレジャーハンターならば是が非でも宝を手に入れたいだろうしな……とにかく警察が来たら事情聴取するべきだな」

 

困った顔をして言う段蔵の後に京谷が腕を組んで呟き、小五郎も同意でそういう。

 

とにかく、蘭と園子は段蔵と共にダイビングの代わりにショッピングに向かい、小五郎は警察の到着を待つまで他に怪しい者がいないか情報集めに向かう。

 

伊御達は宿に戻り、コナンが灰原に頼んで撮って貰っていたダイビングショップの裏手側の地面にあった足跡や自転車の跡などを博士に調べて貰っていた。

 

ちなみに灰原はファッション雑誌を見ていた。

 

京谷「(みんな、それぞれ色々なことしているな。それに比べて俺は…)」

 

その中で京谷はライダーパスを見て力不足さを感じていた。

 

確かに力と言う意味では相棒のアタックフォームがあるが、それは自分の力ではないと京谷はシールドフォーム以外のフォームが欲しいと思った。

 

京谷「(…ちょっと真宵に相談してみるか)」

 

灰原「どう?何か手がかりはありそう?」

 

京谷はそう考えていた所に灰原がコナンへと声をかける。

 

コナン「いや……今の所はまだ何も……」

 

伊御「でも怪しいところはいくつかあったよ」

 

そう返したコナンの後に伊御はそう言って写真を見ながら続ける。

 

伊御「この写真に写っている足跡に混じってある一本のタイヤ跡。怪しくないかな?」

 

そう言われて誰もが写真のタイヤの跡を見る。

 

龍馬「確かに、他の奴よりも新しく出来てる奴だね」

 

真宵「でもそれの何処が怪しいんじゃよ?」

 

以蔵「それ位あの店の店員たちが使ってるのじゃないのか?」

 

違うと思いますと以蔵のに伊御は首を横に振る。

 

伊御「足跡があった所は器具の海水を洗い落とす所だった。そんなところに自転車なんて置くかな?」

 

ディア「確かにそうだな。それに我々が車に乗る時あそこには自転車なんて置いてなかったぞ?」

 

な、成程と真宵は納得し、以蔵も興味なさげに眼魂を弄る。

 

ピピピ……

 

コナン「?どうした?」

 

すると探偵バッジから着信音が流れてコナンは出る。

 

元太『どうしたじゃねーよ、何やってんだコナン!!』

 

龍馬「お、この声は元太くんみたいだね」

 

伊御「もしかして宝探しに来ないから連絡してきたのかな」

 

聞こえて来たのに2人が呟いてる間に元太はまくしたてる。

 

元太『オマエや伊御のにーちゃんたちが来ねーと海賊のお宝が見つかんねーだろ!!』

 

佳奈『伊御くーん!ヘルプー!』

 

コナン「そっちには榊さん達いるだろ?知恵借りて自分達で解いて見ろよ」

 

歩美『榊さん達はともかく、アンナさんとアリーさんは私達だけで考えて見なさいなって聞かせてくれないんだもん』

 

そう返したコナンは歩美のにそれで充分じゃないかと思ったが……

 

榊『痩せた海賊っていったら居るのは墓場だろ?骨になるまで痩せてるから』

 

針妙丸『な、なるほど!』

 

光彦『榊さんは榊さんでマジかウソかのヒントなので分かんないんです』

 

何教えてるんだ榊……と伊御は顔を抑える。

 

苦労してるなとコナンはため息を吐いた後に渋々行く事にする。

 

コナン「今どこにいるんだよ?」

 

光彦『吊り橋に向かっている所です』

 

伊御「吊り橋?それって確か地図だと…」

 

バディア「此処だな」

 

確認する伊御にバディアが見せて指さす。

 

元太『だから早く来いよ!』

 

コナン「ヘイヘイ(ピッ)しょうがねぇな……灰原行くか?」

 

灰原「私はパス」

 

伊御「それじゃあ俺とコナン君に本坂さん。宝探しに合流しに行ってくる。二人はどうする?」

 

バディア「我は少しこの島を調べてみる」

 

京谷「あ、真宵、ちょいと頼みたい事がある」

 

真宵「私に?」

 

確認する伊御にバディアはそう言い、京谷に言われて行こうと思っていた真宵は自分を指さす。

 

そんな真宵にそうそうと京谷は頷く。

 

龍馬「んじゃあ僕も2人と一緒に宝探しゲームに戻るよ。田岡さんは?」

 

以蔵「わしゃあ寝る」

 

ごろりと寝転がる以蔵に変わんないねと苦笑してからほら行こうと2人に促す。

 

その後、バディアと別れ、3人は合流に向かう。

 

ちなみに龍馬はマシンフーディーに乗ってである。

 

龍馬「……2人とも、これからは気を付けた方が良いかもしれない」

 

コナン「!」

 

伊御「…うん、分かった。充分用心しておく」

 

途中、真剣な顔で言う龍馬にコナンと伊御は気を引き締める。

 

龍馬「大っぴらに言えないけど、今回は本当に厄介な状況になるのは確定だ。知ってる皆には警戒をしておいてもらった方が良い」

 

伊御「分かった。合流したらつみきたちにも伝えておく」

 

コナン「ああ……(今回もまた、コクーンなどの時の様に厄介な存在が現れる……なら俺も)」

 

2人が改めて引き締めた事に龍馬はフッと笑った後に声をかける。

 

龍馬「さて、真面目な話題はこれ位にして、皆と合流して宝探しを……おや?」

 

前を見た龍馬の声と共に3人は止まる。

 

行こうとしていた道が通行禁止にされていたのだ。

 

コナン「おいおい、なんだこりゃあ?」

 

伊御「通行止めのようだね」

 

自転車から降りて近づくコナンと伊御は他に道がないかマップを確認しようとした時だった。

 

???「おや、君達は?」

 

後ろからの声に振り返ると自転車に乗った岩永がいた。

 

龍馬「岩永さんじゃないですか、少し前ぶりですね」

 

岩永「ええ、もしかして上のつり橋に行く所ですか?」

 

伊御「はい。でも通行止めになっていて通れなくて」

 

龍馬へと向けて質問した事に伊御が変わりに答える。

 

岩永「ああ、実は先週の地震で土砂が崩れて道が塞がれちゃってね。もう少し先に進めば左に曲がる道があるからそっちから回ってくれるかな?」

 

それに対して岩永は自分が来た道の方を指しながら教えてくれる。

 

コナン「うん。ありがとう岩永さん」

 

伊御「ありがとうございます。それじゃあ行こうコナンくん」

 

龍馬「こけない様に気を付けてくださいね」

 

岩永「はは、おっしゃる通り、こちらも気を付けます;」

 

お礼を述べてから3人は言われた道へと向かう。

 

 

 

 

一方のつみき達はつり橋の前にいた。

 

元太「もうやめよ。もう分かんねえよ」

 

小太郎「元太殿、諦めるのは早いですよ」

 

榊「(ん~こりゃそろそろちゃんとしたヒント出した方が良いか?)」

 

しゃがみ込んでげんなりする元太に榊もそろそろ出すべきかと考える。

 

歩美「コナンくんが来れば大丈夫よ」

 

光彦「コナンくんがいなくても大丈夫ですよ!僕達でやりましょう」

 

メアリ―「おー、良く言った」

 

佳奈「それじゃあ私たちだけで謎を解こう!」

 

そう言った歩美に対して返した光彦のにメアリーは褒め、佳奈が元気よく言う。

 

歩美「あれ?吊り橋の向こうに何か看板が立ってるよ?」

 

針妙丸「ホントだ!なんて書いてあるんだろ?」

 

佳奈「私が走って見てこようか?」

 

じーと向こうを見て言う歩美に針妙丸も気づいて読もうとするが前ではなく横に置く形で置かれているので書かれてるのが分からず、佳奈がそう提案する。

 

光彦「いやこんな橋で走ったら危ないですよ。歩いて行きましょう」

 

小太郎「それが良いですね」

 

つみき「だから佳奈、走っちゃ駄目よ」

 

は~いと言う返事の後に橋を渡り始める。

 

元太「はぁ~もう腹減ったよ……」

 

アン「元太く~ん。置いてくわよ~」

 

正邪「にしても脆そうな吊り橋だな」

 

橋を渡りながら座ってるので最後になってる元太にアンは呼びかけ、正邪は橋に使われてる縄や木の板などを見てそう呟く。

 

ちなみに歩いてる順で歩美、光彦、小太郎、つみき、佳奈、姫、針妙丸、正邪、アン、メアリーである。

 

元太「あ、待ってくれよ!」

 

それに元太も慌てて追いかけようと足を踏み入れた時

 

ビキッ!

 

メアリ―「!皆走って!アンは私と戻って!!」

 

アン「え!?」

 

姫「ふぇ!?」

 

音に気付いたメアリーが叫んで、元太を押し戻し、アンも戸惑いながら戻る。

 

小太郎「ちょっとすいません」

 

光彦「え!?」

 

歩美「ひゃ!?」

 

続け様に小太郎が走って光彦と歩美を抱えて素早く橋を渡り切る。

 

その後につみきもわたり切る。

 

元太「な、なんだよいきなり……」

 

メアリ―「ちょっとね……」

 

戸惑う元太にメアリーはそう返してる間に小太郎は2人を降ろす。

 

小太郎「2人とも、すいません」

 

光彦「い、いえ……」

 

歩美「風太さん凄い!早く渡り切っちゃった!」

 

つみき「凄いわね…(さすが忍者…)」

 

謝罪する小太郎に光彦は目を点にしながら返す隣で歩美がはしゃぐ様子につみきは賞嘆する。

 

いえいえと返した後に小太郎は看板を見つける。

 

小太郎「これは……」

 

つみき「看板ね。えっと…『体重が40キロ以上の人の通行を禁ずる』?」

 

光彦「元太くん、今の体重は!」

 

元太「なんだよいきなり?39キロだぞ」

 

歩美「うそ!」

 

読み上げたつみきの後に橋に踏み入ろうとした元太へと光彦が叫んで聞き、返された事に歩美は否定する。

 

佳奈「そう言えば朝ご飯いっぱい食べてたよね元太くん」

 

姫「ですよね」

 

渡り切った佳奈と姫の後にホントは?と言う全員の視線に元太は目を逸らしながら答える。

 

元太「ちょ、ちょっと太って45キロ」

 

小太郎「アウトです;」

 

つみき「完全にアウトね」

 

告げられた数値に小太郎とつみきは無慈悲に返す。

 

光彦「この橋、40キロ以上の人が通ると落ちるんですよ!」

 

元太「ま、マジで!?」

 

正邪「だからさっき橋から変な音したのか]

 

針妙丸「…あ、ねえ正邪。もしかしてこれが謎の答えなんじゃ」

 

青ざめる元太を見ながら呟いた正邪に針妙丸がそう言う。

 

歩美「そっか!痩せた海賊は笑うってこの橋を渡れって事なんじゃない?」

 

光彦「そうですね!痩せてる海賊が笑うって事は太った海賊は泣くって事ですか!」

 

アン「光彦く~~~ん。後でグリグリ#」

 

メアリ―「流石にその言い方は怒られるね、うん」

 

それに歩美も察し、続いた光彦はアンのにうえ!?となる。

 

正邪「(いやまあ確かに言い方は悪かったけど…)」

 

つみき「(海賊と言う部分も来たのね)」

 

小太郎「あの、こちらで探しておきますので、3人はそこで待っててください」

 

話題を逸らそうと暗号のを探すと伝え、さ、行きましょうと言う小太郎に歩美と光彦も探しに入る。

 

佳奈「あ、あったよ!」

 

少しして宝箱を見つけ、その中のスタンプを押すと赤色で上が12、下が25であった。

 

そして次の暗号カードに描かれていたのは『海賊は泣かない』

 

歩美「何だろう?『海賊が泣かない』って……」

 

姫「海賊さんも泣きますよね…?」

 

光彦「もう4時ですね。続きは明日ですね」

 

小太郎「そうですね。遅くまでやったら心配されるでしょうし」

 

首を傾げる歩美と姫の後に腕時計で時間を確認した光彦がそう言い、小太郎も同意する。

 

針妙丸「ところでどうやって帰るの?」

 

正邪「一人ずつ渡ったとしてもギリギリ行けるか心配だな」

 

うーんと唸っているとおーいと言う声が向こうからして見ると伊御とコナン、龍馬がいた。

 

小太郎「本坂殿に伊御殿にコナン殿も」

 

歩美「コナンく~ん、暗号の見つけたよ~」

 

コナン「凄いじゃないかやるじゃん!」

 

伊御「何処にあったんだ?」

 

褒めるコナンの後に伊御が聞く。

 

榊「この橋の先にあったみたいだぜ」

 

正邪「だがこの橋、40キロ以上の人が渡ると落ちるんだとよ」

 

渡ってなかった榊が説明して、正邪が聞こえる様に声を大きくして言う。

 

龍馬「そう書いてあったのかい?」

 

光彦「いえ、正確には『体重が40キロ以上の人の通行を禁ずる』って書いてあって」

 

コナン「(成程、だから痩せた海賊は笑うって訳ね……)じゃあ大丈夫!渡って来いよ!この看板はただのヒント!40キロ以上の人なんて子供か女の人位だ!その人達だけに解けない謎なんて、ゲームとしてはありえないからな!」

 

メアリ―「(…だと良いんだけど、さっき聞こえた音は本物だったからな……)」

 

声を大きくしてそう言うコナンのにメアリーは疑問を感じる。

 

歩美「それじゃあ行こう!」

 

光彦「ですね」

 

頷いた後に小太郎を間に挟んで、姫とつみき、歩美と光彦は橋に乗る。

 

針妙丸「…あれ?なにこれ」

 

佳奈「どうしたの?」

 

同じ様に渡ろうとして、ヒントの看板の後ろを覗き込む針妙丸に同じ様に渡ろうとしていた佳奈が気づいて聞く。

 

針妙丸「ねえ正邪、これ…」

 

正邪「ん?何々……!?」

 

声をかけられて針妙丸が覗き込んでるのを見た正邪は目を見開く。

 

それは看板なのだが、そこに書かれていたのが問題であった。

 

正邪「『注意!この橋は近々修理する予定なのでそれまでは6人以上同時に橋を渡らないで下さい』だとぉ!?おい、お前らもどれぇ!!」

 

慌てて叫ぶ正邪だが遅かった。

 

さっきは10人も乗っていたのだ。

 

半分でギリギリセーフの5人でも、先ほどの負担が消えてなかったので……

 

ビキ!バキバキ!ブチ!ブチ!!

 

橋を作っていた木は壊れ、ロープが千切れる。

 

光彦「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

歩美&姫&つみき「きゃああぁぁぁぁぁぁ!?」

 

コナン「歩美!光彦!!」

 

伊御「つみき!姫!」

 

悲鳴をあげる4人にコナンと伊御が叫んだ時……

 

シップウニンジャ!!!

 

音声が鳴り響くと辺りに手裏剣の様に沢山のコインが飛んで行く。

 

戸惑う中で小太郎が忍術を使うニンジャの様に何かを構えてるのに伊御とコナン達は気づき……

 

小太郎「変身!!」

 

ガシャット!

 

何時の間にか装着していたベルト、ゲーマドライバーに持っていた物、ライダーガシャットをセットしてレバーを展開する。

 

ガシャーン!

 

レベルアップ!!

 

巻き起こせ風を!迸れ疾風!シップウニンジャ~~~!!!

 

鳴り響く音声の後に小太郎の姿は顔の左右の髪装飾を無くし、頭の髪部分が赤く染め、体のアーマーが伊御が知る小太郎の第三再臨姿のを模したのに変わった仮面ライダー風魔となる。

 

小太郎「忍法!影分身の術!さらに舞空(ぶくう)の術!!」

 

驚いている間に印を結ぶと4人になった後につみき達を抱き抱えて、飛んで行く。

 

バシャーン!!

 

橋の残骸が海へと落ちる音を背につみき達を抱えた小太郎は伊御達の前に降り立つ。

 

コナン「大丈夫か2人とも!」

 

歩美「コナンく~~~ん!」

 

光彦「死ぬかと思いました!!」

 

小太郎「ふう、間に合って良かったですよ」

 

声をかけるコナンに抱き着く2人を見ながら小太郎は息を吐く。

 

榊「ふぅ…ドキドキしたぜ」

 

伊御「まさか本当に橋が壊れかけていたなんて…」

 

元太「ってか風太の兄ちゃん、仮面ライダーに変身できるんだな!」

 

小太郎→真風魔「この姿の時は真風魔と呼んでください……それと……」

 

汗を拭う榊と伊御の後にすげぇ!と目を輝かせる元太に小太郎もとい真風魔はそう返してから印を組んで……

 

真風魔「忍法!橋作りの術!!」

 

地面を強く叩くと海から岩が橋の様な形となって飛び出してきて、先ほどまであった橋の代わりとなって正邪たちのいる所と繋がる。

 

龍馬「いやはや、結構なお点前で」

 

正邪「凄い忍法だなこりゃ…」

 

佳奈「まさしく忍者の仮面ライダーだね!」

 

笑って言う龍馬の後に渡って来た正邪が感嘆交じりに呆れ、佳奈も楽しげに言う。

 

真風魔「使ってるガシャットのゲームが様々な忍術を作り上げて任務をクリアして行く忍者ゲームですからね」

 

ガチョーン……

 

ガ・シューン……

 

簡単に詳細を説明してから変身を解いた小太郎はしかし……と厳しい顔をする。

 

小太郎「危ないですね。壊れかけの橋なのにこちら側に立ててないとは……」

 

龍馬「いや、どうやら人為的な行為があるみたいだよ」

 

針妙丸「これ、最近釘であの看板の裏に打ち付けたところがあったよって正邪が」

 

真剣な顔で言う龍馬に針妙丸も見つけたのを撮った携帯の写真を見せながら言う。

 

龍馬「それもそうだし……ここにもあったんだよ」

 

ほらここと指さした所を見ると確かに何かが突き立てられていた跡があり、周りを探っていた榊があったぞと声を上げて看板を持って来る。

 

書かれてるのは正邪たちが見つけたのと同じのであった。

 

コナン「誰かが集団で来た時に事故になる様に取り除いたんだね……」

 

榊「迷惑な事してくれるぜ」

 

アン「(()()()()()())」

 

メアリ―「(そうだね)」

 

渋い顔をするコナンと榊の後ろでアンとメアリーは小声で話し合う。

 

龍馬「とにかく宿に戻ろう。色々と疲れただろうしな」

 

元太「だな……俺腹減った」

 

光彦「元太君……」

 

つみき「確かに色々あったわね…」

 

針妙丸「疲れたのは確かだし、光彦君の言う通り帰ろうか」

 

それが良いと全員歩き出す。

 

伊御「……やっぱりこれも彼らの仕業なのか…?」

 

龍馬「どうだろうね……確かにこうすれば人が減るけど、下手すれば目を付けられるのは自分達だと示す切っ掛けになりかねない」

 

コナン「もしもあの3人組じゃなければ……考えたくないけど、他にも宝を狙ってる者がいるかもしれないって事だね」

 

皆の後ろで小声で呟いた伊御に同じ様に小声で龍馬とコナンは返す。

 

そう言う事と竜馬も真剣な顔で頷いてふうと息を吐く。

 

龍馬「どうやらこの宝探しは高難易度だね」

 

伊御「そのようですね。でも負けるわけにはいかないよね?」

 

コナン「うん、こんな事で負けてられないよ」

 

流石男の子だねと龍馬は笑う。

 

 

 

 

時間が進んだ夕方、バディアは1人、とある建物を離れた場所で見ていた。

 

その建物の入り口前では小五郎と岩永に上平が警察が来るのを待っていた。

 

バディア「お、来たな」

 

ババババババ

 

するとヘリが飛んで来るのが目に入り、小五郎たちより少し離れた場所で着陸する。

 

ドアが開くと中から目暮重三と部下の白鳥、佐藤、高木が出て来る。

 

それを見ながらバディアは小五郎たちの近くに飛ばせているバグラットの持ってる収音機から会話を拾う

 

小五郎『ご苦労様です警部殿!』

 

目暮『うむ』

 

バディア「(やはり目暮警部たちが来たか。ここまでは原作通りだな)」

 

駆け寄る小五郎に短く返す目暮を見てバディアは少しホッとする。

 

小五郎『しかし、わざわざ警部殿がいらっしゃらなくても……』

 

目暮『少々、気になる事があってな……』

 

バディア「(気になる事…やはり奴らの事か)」

 

小五郎的に来るとは思いもしなかったので戸惑ってるのに目暮はそう返す。

 

上平「け、警部!遠路はるばるご苦労様であります!」

 

目暮「うむ、まずは毛利くんが言ってた3人組から事情聴取だ」

 

緊張しながら敬礼した上平はりょ、了解しました!と返す。

 

その後をバグラットが追うのを見てからバディアは宿へと戻る。

 

バディア「(事情聴取の様子はバグラットに聞くとして、これからのを考えないといけないな)」

 

歩きながらバディアは考えるのは今後のと隠れている転生者の事だ。

 

バディア「(奴らが何が目的で行動しているか…それも探らないとな)」

 

???「や、何か情報を得られたかい?」

 

声をかけられ、バディアは顔を上げると龍馬が立っていた。

 

バディア「龍馬か。いやまだだ」

 

龍馬「その様子じゃあ次の感じはまだって感じだね……そうなるとありえそうなのは…今夜に起こる()()かな?」

 

誰もいないので本名を言ってからそう返すバディアに龍馬は肩を竦めながら呟く。

 

だろうなとバディアは龍馬のに同意する。

 

その反応に龍馬は苦笑する。

 

龍馬「この感じだと君は大体の流れを知ってるみたいだね」

 

バディア「…そう言うお前は一体…?」

 

ああ、警戒しなくていいよと龍馬は笑う。

 

龍馬「僕はカルデアで子供達と一緒に見た口だからだよ。それが切っ掛けで彼女達と来たんだ」

 

バディア「…カルデアだと…!?」

 

驚くバディアにあれ?と龍馬は首を傾げる。

 

龍馬「そんなに驚く事だったかい?」

 

バディア「それはそうだ。それで聞きたい?()()()()()()()()()()()()()か?それとも……()()()()か?」

 

後半のに龍馬は厳しい顔をしてから少し間を空けて口を開く。

 

龍馬「………前者だね。僕はその後に加わったからね。貴重な情報ありがとう……僕は僕で毛利さんと合流して彼のやっちゃう事のフォローをしないといけないしね」

 

バディア「…あーあれか。まあ頑張れ」

 

すぐさま苦笑する龍馬のにバディアはだからいるのかと納得する。

 

龍馬「それじゃあ皆に宜しくね」

 

バディア「ああ、分かった。伝えておく」

 

 

手を振って行く龍馬を見送ってバディアも歩き出す。

 

その後、宿に着いてから少ししてバディアはバグラットから送られて来たのに顔を顰めた。

 

容疑者として呼ばれた男たち、松本光次、伊豆山太郎、そしてバディアの知る奴では殺される筈だった男、田山(たやま) (ともよし)に小五郎たちは事情聴取を行った。

 

3人に増えた位で話しの内容はほとんどバディアの知ってるのだったが最後の部分が少し違った。

 

松本『あ、刑事さんよぉ、()()()()タバコは止めといた方が良いぜ』

 

高木『え?』

 

マッチを貸して欲しいと言われて貸した後にすれ違った際に高木へとそう言ってニヤニヤ笑って離れたのだ。

 

バディアが知る限り、彼がタバコに慣れてないと気づく事はなかった。

 

気になったのでバグラットが追いかけて耳を澄ませた所、こんな会話が入って来た。

 

松本『()()()()()()()()()()()()()()()()

 

伊豆山『だな、潜る前だって別のジャケットに変えてなかったら田山の奴がヤバかったもんな』

 

田山『ああ、ホントありがたやだな』

 

バディア「(あの女ども…どうやら協力者が居るようだな)」

 

しかも話からして転生者の可能性が高いな……とバディアは後で伊御達にも教えておこうと考えてから、バグラットに追跡は止めて、目暮の方の様子を随時知らせて欲しいと命令した後に夕食が出たよと伊御から教えられる。

 

バディア「おお、そうか。今行く」

 

伊御「何か調べてたの?」

 

立ち上がって、横に並んだバディアに伊御は聞く。

 

バディア「ああ。どうやらあの三人のバックには転生者が居るようだな」

 

伊御「やっぱりか…困ったものだね」

 

全くだと同意しながら、バディアは困ったものだとぼやく。

 

歩美「あ、バディアさんと伊御さん来た!」

 

元太「おせぇぞ!俺腹がペコペコだよ」

 

バディア「すまない。少し散歩してたら遅くなってしまった」

 

阿笠「これこれ元太くん。さあ、来た事じゃし食べよう」

 

はあいと元気な返事にアンも段蔵もくすりと笑う。

 

お竜「おお、なかなか美味いな、カエル料理がないのが残念だ」

 

以蔵「おまんはそればっかじゃな、明久の料理食べては文句言わん癖に」

 

光彦「か、カエルですか?」

 

園子「凄いの食べるわね;」

 

少し残念そうに呟くお竜に以蔵は呆れた顔でそう返す中でコナン達はお竜からカエルを食べる発言に少し引いていた。

 

榊「そういやテレビで食用ガエルとか言うのあったな」

 

伊御「ああ、この前やってたな」

 

コナン「そ、そうなんだ。竜さんの言ってた明久って人は料理が上手いんだね」

 

顔を引き攣らせながらコナンは話題を変えようとそう言う。

 

お竜「おう、あいつの料理はこのお竜さん自身認める程のだからな」

 

以蔵「何様じゃい……まぁ気に食わんがこいつの言う通り、あの坊主の料理はごっつうめぇだったぜ」

 

伊御「うん、凄く美味しかったよね」

 

真宵「ホント凄かったんじゃよ。まさに伊御さんとタメを取れるテクニックと美味しさ!」

 

元太「そんなになのか!ならすっげぇ美味い鰻重作れるのか!」

 

光彦「鰻重にする所が元太くんらしいと言えばらしいですが……」

 

むふんと胸を張るお竜に呆れながらそう述べる以蔵に伊御も思い出して同意し、ほっぺを抑えて言う真宵のに涎を垂らした元太に光彦は呆れる。

 

園子「へぇ、凄いのねその明久って子は」

 

つみき「…でも私は伊御の料理が好き」

 

姫「はひぃ、伊御くんの好きですよ~神那さんも」

 

感心する園子の後につみきがそう言い、姫も頷いて正邪に話題を振る。

 

正邪「ま、まあ確かに味の好みとしては伊御のが好きだな」

 

針妙丸「正邪、顔真っ赤だよ?」

 

顔を真っ赤にしながら返した正邪に園子はホント面白いわねと笑う。

 

阿笠「えー、そんな楽しく食べてる時になんじゃが……」

 

するとみいこと共に微笑ましく見守っていた阿笠がそう切り出す。

 

果たして彼が注目を集めた理由は……




正邪「次回はクイズと鳴かない海賊と強盗だ。嫌な予感がするな」
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