英雄伝説~紫炎の軌跡~   作:kelvin

155 / 200
第124話 かつての“壁”を越えて

“白面”ゲオルグ・ワイスマンの個人的なお願いによって王都グランセルへと赴いた“幻惑の鈴”ルシオラ、“痩せ狼”ヴァルター、“怪盗紳士”ブルブラン、“殲滅天使”レン。そして、彼等の背後には多くの強化猟兵と人形兵器が待機していた。だが、彼らが到着した頃、王都は本来あるべき姿をしていなかった……

 

~王都グランセル~

 

「……これは、一体どういうことなのかね?」

そう呟いたブルブランを含め、四人が見た光景………それは、静まり返った王都の姿であった。見るからに人一人の気配すら感じられない……それはおろか、見回っているはずの王国軍の兵士の姿すらもない。

 

「流石にこれは不気味ね……まさか、罠なのかしら?」

「いや、俺らが来るとはいえ、そう簡単に王都を空にするとは思えねえ………チッ、そういうことか!!」

「ヴァルター?どうかしたのかしら?」

「“痩せ狼”殿、どうしたのかね?」

その状況を見たルシオラが首を傾げたが、ヴァルターはその感じた気配を察して、舌打ちをした。そのことにレンは首を傾げ、ブルブランも気になって尋ねた。

 

「“剣聖”カシウス・ブライト……奴め、この王都にとんでもねえ置き土産をしていきやがったとはな………やってくれるじゃねえかっ!」

「そういうこと………」

「ここから先は……」

「一歩たりとも通さない。」

そう言い放って姿を見せたのは……A級正遊撃士兼王室親衛隊大隊長―――“紅氷の隼”シオン・シュバルツ、元『執行者』にして『翡翠の刃』の急先鋒―――“絶槍”クルル・スヴェンド、そして元『執行者』で正遊撃士―――“影の霹靂”もとい“黒雷の銃剣士”スコール・S・アルゼイドの三人だった。

 

「我々の動きを読んでいた……いや、そのための配置という訳だったのか!」

「ご明察。下手すりゃアスベルクラスのカシウスさんにヴィクターさん……それと今までにてめえらを圧倒した連中がロレントやボースにいれば、手薄になるよう仕向けた王都を急襲し、女王陛下と王太女殿下を人質にすることも織り込んでな。」

ここまで想定外の事態が続けば、ワイスマンは次の手段としてこの国のトップである女王、そして王太女であるクローゼを人質にする可能性が高いと踏んでいた。更に、猟兵と人形兵器による襲撃を勘案して、市民らにはエルベ離宮や各国大使館、競技場などの公共施設に避難させており、被害を最小限に留めるための対策は既に取られていた。そして、女王とクローゼの護衛役としてジンたちに待機させている………ある意味盤石の体制が整っていた。

 

「ウフフ、やってくれるじゃない……でも、三人だけでレンたちを止められるのかしら?」

「……はぁ、レーヴェから話を聞いていないのかな。」

「というか、アンタらはある意味幸運だったかもしれないがな。」

「全くだ……」

「そう言ってあげるな……君らの実力は、私はおろか、カシウスさんやヴィクターさんですら感心させられるほどだからね。」

レンの物言いにため息が出そうな表情を浮かべる三人に対してかけられた言葉……その声の主である金髪の男性―――リベール王国軍特務中佐アラン・リシャールは静かにシオンらのもとに歩み寄り、並び立った。

 

「馬鹿な……アラン・リシャールだと!?」

「ふふ……『結社』の『執行者』の諸君、先日は君らの主に世話になった。私がここにいること、それがどういう意味を持つか聡明な君らならば、お分かりと思うが?」

いずれも錚々たる実力者……とりわけ、そのうち二人は元『執行者』。しかも、“絶槍”は“剣帝”以上の実力者であるだけに、その置き土産が凄まじく大きなものであることを実感したことだろう。

 

「……やってくれるじゃねえか。だからこそ、おもしれえ!!クルルにスコール、手加減はしねえぞ!!」

その陣容に俄然やる気が出たのか、ヴァルターは闘気を解放して不敵な笑みを浮かべる。

 

「はぁ……俺がヴァルターを引き受ける。」

「なら、私はルシオラのほうね。」

「私はあの御仁を引き受けよう。」

「となると……俺がレンとか……ルドガーに怒られねえよな?」

「大丈夫じゃない?多分……」

最早戦うことは不可避なだけに、スコールはヴァルター、クルルはルシオラ、リシャールはブルブラン、そしてシオンはレンと戦うこととなった。

 

「彼等は我らで引き受ける。その隙に王都制圧せよ!」

「了解!!」

その光景を見たブルブランは後ろに控えていた猟兵と人形兵器に指示し、彼等は四人の横を通る形で移動したが……彼等は一切危害を加えなかった。その様子を見たブルブランらは不思議に思って尋ねた。

 

「ほう……簡単に行かせるとは。貴殿らはそれでいいのかな?」

「……ま、彼らを抑えるのは俺らじゃねえからな。それに、てめえら相手の前に無駄な力は使いたくねえんでな。」

「何……?」

シオンのその言葉………その意味をブルブランが知ることなどなかった。何故ならば、彼等の相手は既に王都にいたのだから……

 

進軍する猟兵ら……その姿を確認した女性士官が声を上げ、指示を飛ばす。

 

「来たわね……各員、散開!」

「はっ!!」

その指令に漆黒の武装を身に付けた兵士―――特務兵と、王国軍の軍服に最新式の銃を装備したり、白兵戦用の剣を装備した正規軍の兵士が猟兵らを取り囲んでいた。その光景を目の当たりにした猟兵らは流石に混乱していた。

 

「な、何!?」

「ば、馬鹿な!?特務兵に正規軍の混成部隊だと……!?」

それもそうだろう……特務兵は先日のクーデター事件における首謀者側の面々。それが正規軍と行動を共にしていることには驚きという他ない。その光景を見る女性士官のもとに、王室親衛隊の制服に身を包んだ女性……女性士官にしてみれば、好敵手のような存在の女性が姿を見せたことに内心驚きつつも悪態をついた。

 

「フン、遅かったじゃないユリア。」

「相変わらずの口のきき方だな、カノーネ。だが、今は余計な言動をしている暇もないようだ。」

「解ってるじゃない……各員、戦闘開始!」

「王都を必ず守り抜け!!」

『了解!!』

特務部隊副官カノーネ・アマルティア特務少佐、そして王室親衛隊中隊長ユリア・シュバルツ大尉……士官学校から互いに因縁のある二人が、国の危機のため……互いに背を預ける形で協力して『結社』の猟兵や人形兵器らを確実に制圧するべく、戦闘を開始した。その光景を見つめつつ、カノーネは四人の思慮深さに感心させられていた。彼等が敵ではなく味方であったことは不幸中の幸いだということも……

 

「(アスベル、シルフィア、レイア…それに、カシウス・ブライト…まったく、侮りがたいお人たちね。短期間で特務兵と遜色ない実力まで、正規軍を叩き上げる……閣下が仰られていたことは、こういうことだったのね。)」

 

 

~グランセル城~

 

その事は『再決起事件』解決後に遡る……グランセル城でカノーネからの事情聴取を行うため、リアン、カシウス、モルガン、ユリア……そして、軍服姿のリシャールがそこにいた。それにはカノーネも驚きを隠せなかったが、リシャールはその事情を語り始めた。

 

「情報部は解散……といきたかったのだが、カノーネ君には詫びなければいけないことがある。」

「え……」

「今回の事件……本当の目的は、私を使ってこの事態まで予測し、更なる混沌を齎そうとする輩……その足取りを掴むため、アスベル君、シルフィア君、レイア君……そして、カシウス殿と協力して一芝居を打っていた。ロランス君に見つからないかと戦々恐々ではあったが……どうやら、ここまでは上手くいった。その関係で君には迷惑をかけてしまったな。」

「か、閣下…私こそ…申し訳ありません!閣下の気持ちすら解らず、このようなことを……私は、閣下の部下として失格です……!」

リシャールの言葉にカノーネは自分自身のしでかしたことが愚かなことであることに青褪めた。自分の信ずるリシャールが真に国を脅かす輩を見つけるべく、その身を犠牲にする形でこの国に殉じていた。その行動からすれば自分のしたことは本当に愚かという他ない……カノーネは涙を流し、謝るが……リシャールは笑みを零してカノーネの肩に手を置く。

 

「そのようなことはない……君は今でも私の立派な部下であり、右腕だよ。それでもまだ君が罪悪感を感じるならば……然るべき時まで君には今回の『償い』として、例の訓練場で正規軍を鍛えてほしい。これは軍全体の総意であり、私と同じく真に国を憂う君だからこそ頼めることであり、私の願いでもある。どうか引き受けてくれるかな?」

「……承知しました。その大任、謹んでお受けいたします。」

リシャールの言葉に心打たれ、カノーネは深々と頭を下げた。その様子を見たカシウスは申し訳なさそうにリシャールに声をかけた。

 

「済まないな、リシャール。謹慎中のお前に無理強いさせてしまって。」

「いえ、これはある意味私への『罰』ですので……それに、その芝居をさせたのはカシウス殿ですよ。ある意味共犯のようなものです。」

「ま、否定はしない。」

 

 

~グランセル 入口~

 

市街地で特務兵・正規軍の混成部隊と猟兵・人形兵器が戦っている頃、シオンらと『執行者』もまた激しい戦いを繰り広げていた。

 

“痩せ狼”ヴァルターと“影の霹靂”スコール・S・アルゼイド……互いの拳と剣筋が紙一重でよけては、体術を駆使して一撃をぶつけ合う……一撃重視のヴァルターとある意味手数重視のスコール。互いに決定打とも言える一撃を入れるには至らず、距離を取った。

 

「やるじゃねえか……そらっ!!」

「はあっ!!」

ヴァルターの拳とスコールの刃……その衝撃で辺りの空気が震え上がる。膂力だけでいえばほぼ互角の様相……これを感じたヴァルターは笑みを浮かべて昔とは違うスコールの力に喜びを感じていた。

 

「六年前に抜けて腑抜けになってるかと思えば、俺も予想しねえほどに更に磨き上げてくるたぁ……感心しちまうぜ。思えば、てめえやルドガーの勤勉さには俺も怒りを通り越して感心させられるぐれえだったからな!!」

「そいつはどうも。身内がアレだからなっ!!」

 

スコールとヴァルターの関わり……数か月程度であったが、ヴァルターの武術を見て興味があったスコールは、ヴァルターに教えを請うたことが切っ掛けだった。

 

『ヴァルター、拳法を教えてほしい』

『はあ?何で俺に頼むんだ?』

『……ま、単純に珍しいと思ったからな。』

『ケッ……覚えたきゃ、見よう見真似で覚えて見せろや。』

そう言ったヴァルター……それを聞いたスコールは毎日ヴァルターの鍛錬や仕事の動きを見て……そして、それを独自の解釈で己の技巧としていった。

 

ルドガーを“努力の天才”とするならば、スコールは“観の目の天才”とも言うべき存在。相手の動きを熟知し、それを己の技巧で再現してしまう異才を持つ……似たような存在ならば、守護騎士である“那由多”がいい例だろう。一ヶ月もしないうちにヴァルターの技をある程度再現したことに本人は根負けし、スコールに基本的な技巧を教えることとなった。その時の経験からか、レンやヨシュアにも少しばかり拳法の基本である“力の運用”を教えていた。

 

「“光の剣匠”に“紫電”……特に、“紫電”はてめえのお気に入りだったからな。その一途さには俺も驚きという他ないぜ。」

ヴァルターは踵落としを繰り出すが、スコールは飛び退き……ヴァルターの足によって地面に亀裂が走る。それを見てスコールは銃形態にして銃弾を浴びせるが、ヴァルターは繰り出した拳の拳圧で銃弾を叩き落とした。その間にスコールは大剣形態に変形させて、息を整える。その隙を逃すまいとヴァルターは闘気と共に一気に踏み込み、自身の持てる力を込めた戦技を繰り出す。

 

「そおらぁっ!!!」

ヴァルターの寸勁を繰り出すSクラフト『ファイナルゼロ・インパクト』がスコールを捉える。その手ごたえからして直撃……それに笑みを零したヴァルターであったが………

 

その油断がまずかった。

 

「へっ………なっ!?」

「捕まえたぜ……」

それに笑みを零したのはスコール。先程の技を受けて何故無事なのか……それを察する間もなく、スコールは剣を振り上げ、ヴァルターは苦痛を漏らす。

 

「ぐはっ!?(な、何でだ……確かに直撃していたはず……!!まさかあいつ、寸勁外しをやったというのか!?しかも、それを独学で会得したというのか!?)」

ヴァルターが考えた可能性……この土壇場という状況下で、スコールは寸勁外しによってヴァルターの打ち込んだ寸勁を無効化したとしか考えられない。その技巧は妙手クラスのもの……それを、スコールは自らの思考で辿り着いたということに他ならなかった。

だが、スコールの攻撃はまだ終わっていない。スコールは闘気を解放し、『エグゼクスレイン』に闘気の刃を顕現させる。

 

「アルゼイドの剣……『槍の聖女』に連なる剣技、今こそ受けよ!」

元『執行者』……そして“光の剣匠”を父に持ち、その父をも超えるべく磨き続けるその技巧……影から光へとなるために……“黒雷の銃剣士”は今ここに、自身の剣術の全てを力にして繰り出す。

 

「絶技、洸凰剣!!」

「があああああああっ!?!?」

アルゼイド流の『奥義』の一つ、『絶技・洸凰剣』が炸裂し、ヴァルターは吹き飛ばされた。

 

 

その頃、ブルブランとリシャールの戦いも熾烈を極めていた……それを打破するべく、ブルブランは自身のSクラフト『デスマジック』を放ち、リシャールはなす術もなく棺桶に入れられ、ブルブランの放ったステッキによって貫かれた。

 

「……フフフ、いくら“剣聖”の技を継いでいるとはいえ、私の華麗な技の前には……何っ!?」

笑みを浮かべたブルブランであったが、出てきたリシャールが霞と消えたことに驚き、本当のリシャールがその後ろにいたことに驚愕した。

 

「流石、『身喰らう蛇』の『執行者』……一片たりとも気が抜けないとは……」

「馬鹿な……確かに直撃させたはず……まさか!?」

息を吐いたリシャールの姿に考え込んだブルブランであったが……一つの可能性に至り、リシャールに問いかける。

 

「ロランス君……いや、君らと同じ『執行者』“剣帝”……彼の技を少しばかり使わせてもらったのさ。」

「“分け身”……面白い!」

“剣帝”レーヴェの“分け身”……そのコツを元同僚のクルルやスコールに教わり、それをぶっつけ本番ながらも何とか成功させた。この時ばかりは元味方のロランス(レーヴェ)に感謝すべきことであった。

 

「美を語るわけではないが……これにて終幕とさせてもらおう!」

そう言ってリシャールは刀を納め、闘気を高める。

 

 

―――咲き乱れ、桜花の如く。煌け、満ち足りた月の如く。我が剣の極致、しかとその身に刻むがいい!!

 

 

己の罪と、己の国に対する忠誠……自らの愚かさを見つめなおし、そして見出した己の道。そして、その思いを貫くための刃。その気持ちの迷いから至ることのできなかった剣の極致。今、真に国を憂う“剣聖”の後継者が繰り出すは、アラン・リシャールにしかできない五の型“残月”の極式。

 

 

「五の型“残月”が極の太刀……『月天桜剣(げってんおうけん)』!!」

 

 

「ああっ………う、美しい………」

その剣の軌跡は舞い散る桜のように煌びやかに……そして、月の光のように輝くが如く……リシャールの新Sクラフト『絶技・月天桜剣』を受け、ブルブランはその美しさに目を奪われて直撃し……ついに膝をついた。

 

その一方、クルルとルシオラ……そして、シオンとレンの戦いも完全にクルルとシオンのペースで戦いが進んでいた。そして、ヴァルターとブルブランの様子を見てクルルが問いかけた。

 

「どうするの“幻惑の鈴”?このまま全滅してもいいの?」

「……見逃すと言うの?」

「私が受けたのは『執行者』を追い返すこと。ともかく早く退かないと……死ぬよ?」

クルルの表情と言葉……それは最早、警告ではなく宣告……それを察したルシオラはレンを呼び、撤退するよう言い放った。

 

「………感謝するわ。レン、撤退するわよ!」

「むぅ~、シオンとの鬼ごっこは楽しいのに……じゃあね、お兄さん♪」

シオンと“鬼ごっこ”していたレンは不服そうであったが、ここで退かないとヴァルターとブルブランが危ないことを察し、渋々レンも退却した。更に、僅かな兵士らがブルブランとヴァルターを回収する形で去っていった。脅威が去ったことを確認すると、四人は武器を納めた。

 

「ふう……リシャール中佐、お見事です。」

「秘匿しているとはいえ、殿下にそのようなお言葉を頂けるとは……このアラン・リシャール、感謝の極み。」

「こうするとシオンって王子様なんだよね。」

「そうだな。」

「それを言うな……」

シオンの言葉に最敬礼をするリシャールの姿を見て、クルルは感心し、スコールは笑みを零し、一方のシオンはため息を吐いた。

 

結果として王都への被害は軽微なものとなり、王都に住む市民への被害は奇跡的に0、正規軍と特務兵らは軽傷を負ったものは数名ほどいたが、それでも殆ど被害がない状態での完勝となった。この様子は偶然にも街区にいたナイアルとドロシーがその様子を取材し、特別号として『王国軍の底力!謎の兵士や兵器らあいてに大奮闘!!』と大々的に扱われることとなった。

 

 




ヴァルター&リシャールのオリジナルSクラ追加しました。


次回、ある意味究極の茶番劇

テラスチャラカ「ここは僕の演奏を聞くがいい!!」

音楽マネージャー「やめんか、阿呆が!!」

女学生「なら、私が歌を担当すればよろしいのですね?」

不良中年「その願い、しかと聞き遂げましたぞ」

爆釣王「や・め・な・さ・い・よ・!!!」

爆釣王以外『ゴメンナサイ、調子に乗りました』

夏候惇「……済まない、家の皇子殿下が迷惑をかける。」

ネギ「オレには真似できへんわ……って、誰がネギやねん!!」

腹ペコ「ま、それが公式だし」

中性「そうそう、それがニラ・グラハムの宿命だよ♪」

ニラ「お前、いつかボコボコにしたろか!!」

※名前欄はプライバシーの関係のため、本名を伏せております。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。