人修羅×まどマギ まどマギにメガテン足して世界再構築   作:チャーシュー麺愉悦部

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205話 ご立派な魔王

2月に入って暫くした頃。

 

アリナと十七夜は来るべき日に備えて力を蓄える生活を変わらず送っているようだ。

 

「むぅ…?これは何とも…事件性の匂いがするわい」

 

台所で倒れていたのはアティスである。

 

白目を剥いたまま泡を吹いて転がっている狂神を見下ろすのはフルフルであったようだ。

 

「ヤングガールの家で殺神事件か…犯人は誰じゃろうのぉ…?」

 

頭に乗せていた老眼鏡をかけ直して周囲を現場検証してみる。

 

「こ…これは!?」

 

倒れたアティスは血文字でダイイングメッセージを残していたようだ。

 

「謎は解けた!殺神事件の犯人はアリナじゃな!!」

 

「そいつは餅の食い過ぎで喉を詰まらせただけだぞ」

 

横を向くとアリナの屋敷を管理しているなぎたんがいる。

 

「店で安かったから買ったのだが…アリナはいらないと言ってな。アティスに譲ったようだ」

 

「つまり…餅の食い過ぎで自滅していただけというわけじゃな?これで事件は解決じゃ!」

 

「つまらない茶番をしてないで、アナタ達も早く準備するワケ」

 

後ろを向けば男装服に着替えたアリナが立っていたようだ。

 

「どうしたのだ?」

 

「スクランブルがかかったんですケド。どうやら邪教のアトリエでトラブったみたい」

 

連絡を受けたアリナは手短に状況を伝えてくれる。

 

「召喚された魔王が逃げ出しただと…?米軍基地内にあるというのに…止められなかったのか?」

 

「アーミーなんぞにデーモンロードを止める力なんてないと思うんですケド」

 

「どんな魔王なのじゃ?」

 

「デーモンロードの名前までは聞かされなかったから知らないんですケド」

 

「では、我々はその逃げ出した魔王を捕獲するための追跡に回されるというわけだな?」

 

「そういうワケ。チョーめんどくさい展開になったヨネ」

 

「了解した。支度を終えたら直ぐに向かおう」

 

「ワシはその…持病の腰痛が悪化してきたようじゃ。魔王の捜索は遠慮しておくぞ…」

 

「デーモンロード相手にビビったワケ?アナタも早くキューブに戻る!」

 

「グワーッ!!ワシでなくアティスでも連れていかんかーい!!」

 

強引にキューブに戻された悪魔を連れ、アリナ達は米軍基地へと向かったようだ。

 

その頃、見滝原近くの米軍基地のバリケードをぶち破った魔王は空を飛行中である。

 

「グワーハハハ!!ついにワシの降臨じゃな!!ワシが来たからには全てがR指定じゃ!!」

 

その御姿は男の煩悩が形となった程の神々しさと卑猥さを全身で表現している。

 

あらゆる世界に登場すれば即R指定にされかねない全身卑猥悪魔こそがこの魔王。

 

その姿を例える言葉があるとすれば、巨大な勃起としか表現出来ない。

 

現れた魔王こそ、ズル剥けたご立派なチ〇ポだった。

 

【マーラ】

 

仏教における悪魔を表す存在であり、煩悩の化身として摩羅(マーラ)と呼ばれる魔王。

 

悟りを開いたブッダに数々のマーラが襲いかかるも、彼の強い意志に打ち負かされたという。

 

愛欲の神カーマと複合化され、その影響か男性の陰物を指し示すマラとして伝わってきたようだ。

 

仏教の第六天魔王はマーラに由来するものであり、他者を欲望に陥れ快楽を自らのものにした。

 

「何がイルミナティじゃ!地球の管理じゃ!政治は好かん!ワシが望むのは人類の堕落のみ!!」

 

空飛ぶ黄金のチャリオットに乗っかる御姿こそ緑色をした極太の勃起魔王。

 

亀頭を頭部とし、亀頭の裏側に口が備わっており文句を垂れ流している。

 

緑色の巨大玉袋から伸びているのは陰毛の如き触手の数々。

 

まさに全身がR指定そのものであり、男が抱く煩悩の化身そのものであった。

 

「むっ!!男共の強い無念と欲望を感じる…女共に抱く怨恨の如き感情エネルギーを感じるぞ!」

 

亀頭が向いた方角とは神浜市が存在している地。

 

黄金のチャリオットが進む方角を変え、自身を呼ぶ声に応えに行くかの如く空を飛ぶ。

 

「待っておれ欲望の権化共!!男の煩悩そのものであるワシが降臨してしんぜよう!!」

 

神浜の地に煩悩の魔王が降臨する時がきた。

 

彼の地で暮らす魔法少女達の元に極太の勃起魔王が降臨するのである。

 

レズビアンシティとも言えるかもしれない神浜魔法少女社会にとっては、貞操の危機であった。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

フェミニズム問題の時、神浜市立大附属学校ではトラブルが起きている。

 

2人の男子生徒が学校のフェミニズム教育に嘆いていた時、フェミニスト生徒達から罵倒された。

 

保守派の男子生徒達はレズビアンを崇めるフェミニスト達に憎悪の感情を燃やしていたようだ。

 

しかし復讐する度胸もないため、受験が終わったので他県に逃げる腹積もりなのだろう。

 

それでも憎悪が消えるわけではないので、こうして神頼みを行っていた。

 

「くそくそくそくそ!!みんなボク達がノンケだからってバカにして!!」

 

「こうなったらご立派な悪魔を召喚して!みんなケチョンケチョンだ!!」

 

「そうです!そのとおりです!!トットと、あのご立派な悪魔を召喚してください!!」

 

「ご立派なマーラ様を召喚して下さい!!ありがたやー…」

 

満月の夜において、男子生徒達は何やら怪しい儀式を行っている。

 

彼らが持ってきていたのは邪神像ともいえるだろうバフォメット像である。

 

彼らはフェミニズムによって男性権威が貶められるしかない社会の在り様を嘆いている。

 

だからこそ男の権威そのものともいえるだろう、ご立派な悪魔の降臨を望んでいたのだ。

 

しかし彼らがいくら拝んでもご立派な魔王は降臨しないし邪神像も喋らない。

 

「やっぱり…ダメだったのかな…?」

 

「男の願いは届かなかったのか…?神様でなくてもいいから…どうか男の嘆きを聞いてくれ!」

 

平伏しながら邪神像に語り掛けていた時、満月の効果によって邪神像の目が赤く光る。

 

「…フーム、見どころのある者達でーす。話ぐらいは聞いてあげても構わないのでーす」

 

「おおっ!!邪神様がボク達の声に耳を傾けて下さったぞ!!」

 

「早くマーラ様を召喚して下さい!ボク達はレズ万歳なフェミニスト共が許せないんです!」

 

事情を説明されたようだが、像に封印された妙な邪神はうんざりした態度を返してくる。

 

「フッフッフッ…先程から申している通り、召喚は出来ないのでーす」

 

「なんでだよ!?こんなにも今、マーラ様を必要としている状況だというのに!?」

 

「悪魔召喚にはMAGが必要なーのです。ここにはMAGがなーいのです」

 

「そんなの知るか!ボク達のような女に虐げられる男達には今直ぐマーラ様が必要なんだよ!」

 

「マーラ様はご立派な悪魔…万全の状態で召喚に挑まねば…恐ろしい事態になーるのです」

 

「なに言ってんだ!はやくしろ!」

 

「ボク達をバカにする奴らなんて!1秒でも生かしておけないよ!」

 

「そうです、バフォメットさん!右のヤツの言う通りです!」

 

早くマーラ様を召喚してボク達を楽にしろとせっつかれる。

 

仕方がないのでバフォメットは召喚の真似事ぐらいはしてやろうと判断したようだ。

 

像に囚われたバフォメットが糞長い召喚詠唱を始めていく。

 

召喚詠唱を終えたようだが、やはりマーラ様が召喚される気配などない。

 

「言った通りであーりましたでしょ?MAGが無いと悪魔は召喚できなーいので……?」

 

周囲が異界化していく。

 

神々しい程の霊圧を感じたバフォメットが慌てだす。

 

「わ…私が召喚した訳ではあーりませんよ!?どうしてマーラ様が召喚されたーのです!?」

 

男子生徒達が集まっていた神社の元に巨大な勃起が空から現る。

 

<<ひぇぇぇぇーーッッ!!?>>

 

異界に囚われた人間であったため悪魔の姿を視認出来る。

 

空から現れた巨大な勃起こそ、虐げられし男達の股間にぶら下がっている煩悩の魔王であった。

 

「ワシを呼んだのはお前らか!お前達の怨念めいた感情エネルギーを感じておったぞ!」

 

「ハハァーーッッ!!ありがたやー……マーラ様ぁぁぁーーっ!!」

 

「マーラ様ぁぁぁ……どうか虐げられし男達の嘆きを聞いてください!!」

 

男子生徒達は何があったのかをマーラに伝えていく。

 

像に囚われたバフォメットは逃げることも出来ないので死んだフリをしているようだ。

 

黙って清聴してくれていたが、情けない男達に向けて怒りのオーラを出していく。

 

怒りで体が震えていたマーラが罵声を浴びせてきた。

 

「たわけーーッッ!!軟弱な男共め!!貴様らはフニャチ〇共じゃーーっ!!」

 

「ヒィィィーーッッ!!ち、違うんですマーラ様ぁぁぁ…悪いのは同性愛万歳な連中ですぅぅ…」

 

「レズビアン如きにひれふしおって!!貴様らの股間にぶら下がっておる煩悩を爆発させろ!!」

 

「そんなこと言われても…レズビアンはフェミニズムで守られてるんですよぉぉ……悔しい!!」

 

「何がフェミニズムじゃ!!女天下なんぞにひれふすとは…この時代の男共はなっておらん!!」

 

怒り心頭モードなマーラに絡まれたら堪らんと息を殺しているバフォメット。

 

しかしマーラに死んだフリは通用しないのか、陰毛の如き触手ビンタで像を砕かれた。

 

「あっ……」

 

何処かのサマナーに封印されていたようだが、ひょんなことから解放されてしまったようだ。

 

山羊の頭部をもち黒い毛で覆われた人型の邪神こそ、マーラにとっては因縁深い悪魔であった。

 

【バフォメット】

 

魔女達のサバトを統括するとされた悪魔。

 

山羊頭に女性の胸を持ち、背にカラスの翼を生やしたバフォメットの図案が有名どころである。

 

テンプル騎士団はこの偶像神を崇めていたとされ、廃絶に追い込まれてしまったようだ。

 

元来はイスラム教のムハンマドの名が転訛して異教徒の崇める邪神のように考えられていた。

 

「バフォメットォォォ……ボルテクス界ではよくもワシをスライムとして召喚しおったな?」

 

「ヒィィーー!?あ…アレはマネカタ共からせっつかれたので仕方なかったのであーります!!」

 

「ワシをフニャチ〇姿に変えた罪は重い!貴様もスライムになるまで殴る!!」

 

「そんな殺生なーーッッ!?お許しくださーーい!!」

 

触手ビンタによってボコボコにされたバフォメットは正座させられる始末。

 

鬱憤を晴らしたマーラはバフォメットに向けてビンビンに反り上がった亀頭を向けてくる。

 

「バフォメットよ、ワシは決めたぞ!フェミニズムとやらで骨抜きにされた男共を矯正する!!」

 

「具体的には…何をするのであーりますか…?」

 

「この時代の男共がありのまま雄として生きられる精神を叩きこむ!女も雌として矯正する!!」

 

「つまり…酒池肉林なサバトを開けと私に言われるのであーりますか…?」

 

「流石はサバトを管理する悪魔じゃ、話が早い!行くぞバフォメット!先ずはこの街からじゃ!」

 

勇み足でマーラは空へと飛んでいく。

 

黒い翼を広げたバフォメットも追いかけるのだが、最後に地上を見下ろしてみる。

 

手を振って見送る男子生徒達を見ていると嫌な者達の顔を思い出す。

 

(あいつら…あの時のマネカタの顔と同じであーります。関わると不幸しかうまなーいのです)

 

ボルテクス界に続きこの世界でも厄介事に巻き込まれた上でマーラに従属させられる。

 

バフォメットはガックリと項垂れながらも、マーラが望むサバトを開くための準備を始めた。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

ご立派な魔王がこの街に潜伏してから一週間が経過した頃、不審な事件が起きていく。

 

若い男子や女子が怪しい宗教行為に耽っているという噂が街中で語られるようになったようだ。

 

行方不明になるというわけではないが、帰ってきた若者達は酷く疲れた顔をしている。

 

まるで精気を吸われているかのようなゲッソリとした顔つきであったと噂されていたようだ。

 

被害者達の状況から見て魔獣の仕業ではないかと考えた魔法少女達が捜査を開始。

 

しかし彼女達が考えているような生易しい存在が相手ではなかったのだ。

 

「これは…魔獣の結界じゃない!悪魔が使う異界だ!!」

 

手分けした捜査の末、現場にいち早く駆けつける事が出来たのはももことレナとかえでだった。

 

3人が見上げていたのは栄区にある神浜記録博物館。

 

異界は博物館を覆っており、中には招かれた者達以外は入れない。

 

しかし異界に侵入する力を持つ魔法少女達ならば侵入出来るだろう。

 

ソウルジェムを掲げて入ろうとした時、応援の魔法少女も駆けつけてくれたようだ。

 

「十咎せんぱーい!私も来たのー!!」

 

空から現れたのは大鎌に腰掛けた姿の御園かりん。

 

隣にはお供のジャック・ランタンもいてくれたようだ。

 

「かりんちゃんも来てくれたか!これで旧メンバー勢揃いだな!」

 

「悪魔のせいでフェミニズムに惑わされたし…レナ絶対に許さない!とっちめてやるんだから!」

 

「ふゆぅ…それは世間知らずのレナちゃんが勝手にやったことなんじゃない…?」

 

「レナが世間知らずのバカだって言いたいの!?かえでだって騙されたじゃない!」

 

「コラコラ!喧嘩しにきたわけじゃないって!気を引き締めていかないと!」

 

4人は頷き合い、博物館の中に入ろうとする。

 

しかしジャック・ランタンがついてこないのを不審に思って振り返ったようだ。

 

「お…俺は…この中には入りたくないホ……」

 

見ればランタンはガタガタと震え上がっている。

 

「ランタン君は…ここにいる悪魔のことが分かるの?」

 

「巧妙に魔力を隠してやがるけど…この神々しいまでのご立派な威光は隠せないホ…」

 

「ごりっぱな威光…?アンタはこの中に潜んでる悪魔について知ってるの?」

 

「俺の勘違いであってくれたらいいんだホ…。でも、俺の勘が正しいなら…全力で逃げるホ…」

 

「そ…そんなにも強い悪魔が潜んでるわけ!?か…帰ろうかな…?」

 

「相手は魔王だホ…。それに…魔法少女じゃ絶対に勝てない理由があるんだホ…」

 

「アタシ達じゃ絶対に勝てない理由…?そ、それは一体……?」

 

「とにかく…もし相手があのご立派な魔王だったなら…全力で逃げる事を約束して欲しいホ」

 

怯えたランタンの警告に頷いてくれたため、ランタンが先導するようにして中に入ってくれる。

 

博物館のエントランスに入ってみると、何やら怪しい声が響いてきた。

 

サバトを司るバフォメットが催す酒池肉林の大乱交が繰り返されているのだろうか?

 

恐る恐る奥のギャラリースペースに入ってみると、魔法少女達の目が点になった。

 

<<えっ……?>>

 

ギャラリースペースには大勢の若い男女が平伏しながら何かを拝んでいる。

 

中央に聳え立つのは日本でも馴染み深い生殖器崇拝の御神体であった。

 

「ありがたやー…ありがたやー…男の俺達に自信を与えてくれる魔羅様は最高の神様ですぅぅ…」

 

「見ているだけで股を開きたくなってくる…。私…男の子達を誤解してたわ…ありがたやー…」

 

目のハイライトが消えた者達が拝んでいる御神体の形とはドデカイ木彫りの生殖器。

 

神々しくも卑猥極まりない勃起像を拝み倒す者達を見た魔法少女達は赤面しながら顔を向け合う。

 

「な…何やってるのよこの子達!?それに…あれって…もしかしなくても…アレよね!?」

 

「ふゆぅ…この子達…趣味が悪過ぎる宗教に入っちゃったんだね…」

 

「私…男の子のああいうのを見るのは…木彫りの像であっても初めてかも…」

 

「アタシは…その…家庭が男社会だから…ええと…お風呂から出てきた時に見た事が…」

 

乙女達は恥ずかしいのかモジモジしながらランタンの判断を仰ごうとする。

 

見ればランタンの顔は真っ青になっており、恐怖のあまりカボチャから汁が分泌していた。

 

「間違いないホ…やっぱりご立派な魔王が現れたんだホ!お前ら逃げた方がいいホ!!」

 

「だ…だけど!この子達を放置して逃げるわけにはいかないよ!」

 

「だったらこの子達も連れ出していくホ!魔王に気が付かれる前に急ぐホ!!」

 

手分けして若者達を避難させようとするのだが、巨大ギャラリーの天井から何かが現れる。

 

天上をすり抜けるようにして現れたのはバフォメットだったようだ。

 

「待ちなさーい。この者達は神聖なるご立派様への感情エネルギーを捧げているのでーす」

 

バフォメットの言葉通り、平伏しながら拝んでいる者達からは感情エネルギーが絞られている。

 

感情のMAGはご立派な御神体に集まり、天上を超えて上の階に流れていくようだ。

 

「感情エネルギーを捧げているだって!?魔獣みたいに感情を吸い取る悪魔もいるのか!!」

 

「なんか変な口調の悪魔だけど…レナは容赦しないんだからね!」

 

魔法少女達が魔法武器を構えるのだが、バフォメットは片手を上げて制止させてくる。

 

「止めておきなさーい。ご立派様を怒らせたならば…想像を絶する恐ろしい事態になーるのです」

 

「ど…どれぐらい恐ろしい事になっちゃうの…?」

 

「乙女の純潔を奪われても…知りませーんよ?」

 

そう言い聞かされた魔法少女達の顔が火のように赤面してしまう。

 

彼女達は男性経験がない処女達だったようだ。

 

顔を向け合って作戦会議を始めていく魔法少女達。

 

作戦会議を終えた彼女達が困ったような笑顔を向けながらこう言ってきた。

 

「アタシ達…その…お邪魔だったみたいです…」

 

「レナ…悪魔に初めてを奪われたくないから…帰るわね…」

 

「私も同じだよぉ…。恥ずかしい悪魔となんて戦いたくないよぉ…」

 

「マジカルきりんは健全な漫画のヒロインなの…。R指定がかかっちゃうような展開は嫌なの…」

 

「賢い判断でーす。ご立派様を崇める気がなーいのなら、早く家に帰りなさーい」

 

魔法少女達は渋々と博物館を出て行ってしまう。

 

外に出ると探偵事務所から帰るために道を走行していた尚紀の車を見つけたようだ。

 

ももこ達は尚紀にSOSを投げかけ、今回の騒動は男の力で何とかして欲しいと頼み込む。

 

相手が魔王ならばと彼もやる気を出し、マガタマの『ジェド』を飲み込み中へと入っていった。

 

「…お前、何処かで会った事がある悪魔じゃないのか?」

 

怪訝な顔つきを浮かべる人修羅を見て、バフォメットは声を荒げてしまう。

 

「あの時の悪魔ではなーいですか!?アナタのせいで私はマーラ様を召喚させられたーのです!」

 

「やっぱりあの時のバフォメットか…。ボルテクス時代の奴らを妙に見かけるようになったな?」

 

「ぐぬぬ…しかし、これは僥倖かもしれませーん。どうか私を解放してはくれませーんか?」

 

事情を聞けば、どうやら魔王にこき使われてばかりでうんざりしているようだ。

 

ご立派様を倒してくれたら若者達の洗脳を解くと約束も取り付けた事もあり、上の階を目指す。

 

悪魔の気配を感じる3階の大広間に入った人修羅は見上げるようにして顔を上げてしまう。

 

「随分と…鍛え直したな……?」

 

目の前にいた魔王こそ、ボルテクス時代ではフニャチ〇とバカにされた悪魔であった。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「覚えのある魔力だと思ったら人修羅ではないか!どうじゃ!ワシの本当の姿を見た感想は!?」

 

大広間に顕現したのは巨大なる勃起悪魔。

 

とてもではないがフニャチ〇だなんて言えないご立派な魔王の御姿である。

 

「あぁ……立派な姿だな。男として劣等感を感じさせられるぐらいの魔王に見える」

 

「その通り!!ワシの姿を見た男共は口を揃えてそう言うべきなのじゃ!」

 

ビンビンに反り上がった亀頭の口からゲラゲラと高笑いを上げるご機嫌な魔王。

 

床からは感情エネルギーが立ち上り、マーラに吸われている光景が続いているようだ。

 

「この騒動を引き起こしたのはお前だな?下の連中を解放しろ」

 

「断る。歳のせいか…最近は朝も元気ビンビンとまではいかんのじゃ。精力をつけんとのぉ」

 

「なら、俺がそのご立派な棒切れをへし曲げてやってもいいんだぞ?」

 

「恐ろしいことを言う。ギンギンのワシを中折れさせる恐怖を想像出来ない男ではなかろう?」

 

「まぁ…男としてそんな状況にはなりたくないわな。そうなりたくなければさっさと解放しろ」

 

「悪魔に要求を突き付けるならば貢ぎ物を寄越すがいい。出来ないならば交渉決裂じゃ」

 

「やれやれ…ボルテクス時代でさえお前に触れるのは嫌だったのに…また戦うのかよ」

 

「あの頃のフニャチ〇スライムなワシだと思っとるなら命はない!そのタマぁとってやろう!!」

 

魔力を抑え込んでいたマーラが全快の力を発揮する。

 

博物館の周囲だけに留めていた異界が神浜全土を覆う程にまで広がっていく。

 

異界に取り込まれてしまったももこ達は心配そうな顔つきで博物館で戦う尚紀を見守ってくれた。

 

「フン…流石だな。スライム時代のお前とは格が違うようだ…!」

 

「当たり前じゃ!!貴様とワシでは()()()()()わ!!セイシをかけて挑んでくるがいい!!」

 

気合を溜め込み、チャリオットの車輪を大回転させながら迫りくるのは巨大な勃起。

 

光剣の斬撃よりも速い動きで突撃してくる一撃とは『地獄突き』であった。

 

「くっ!!!」

 

チャリオットの前面には縦に向けられた刃が備わっており、人修羅を切り裂かんと迫りくる。

 

二刀流の光剣で斬撃を受け止めるのだが、そのまま後ろに運ばれてしまう程の力を発揮してきた。

 

「なんて馬鹿力だよ!!?」

 

体が一気に後方まで持ち込まれたため壁に激突。

 

「ワシのギンギンの突きで昇天させてくれるわーーッッ!!」

 

人修羅の力さえ上回る程の魔王の力は圧巻であり、博物館の外にまで突き飛ばされていく。

 

「尚紀さん!!!」

 

ももこ達の上空を飛び越えていったマーラの巨体はそのまま地獄突きを放ち続ける。

 

地面に着地したがギンギンに固まった勃起を止められる障害物など存在しない。

 

マーラの地獄突きを受け止めながらもビルの壁を突き破り続ける責め苦が与えられたのだ。

 

異界の神浜の地を爆走していき、栄区から工匠区にまで持ち運ばれてしまう。

 

「がはっ!!!」

 

耐え切れずに弾き飛ばされた人修羅は廃工場の敷地内に倒れ込んでしまったようだ。

 

「グズグズしてるとイルミナティとかいう連中に見つかってしまう。早いところケリをつけるか」

 

緑の玉袋から伸びた陰毛の如き触手を地面に突き立てていく。

 

地面からは火柱が上がり、何を撃たれるのか一瞬で状況判断した人修羅がマガタマを飲み込む。

 

「男の貴様にはこれで十分じゃろう!!」

 

天を穿つ程の巨大な火柱が生み出され、廃工場を焼いていく。

 

放たれたのはマハラギダインのエネルギーを収束させて放つ『()()ラギダイン』である。

 

街を焼き尽くす程の炎エネルギーが収束され、火柱内はマグマの如き地獄と化す。

 

それでもマグマの中を突っ切ってきたのは火炎を吸収し続ける人修羅の姿だ。

 

マガタマのゲヘナの力を纏った人修羅が斬撃を放とうとするのだが読まれていた。

 

「グハァァーーーッッ!!?」

 

斬撃が決まるよりも早く神速の地獄突きを浴びせられた人修羅の体が亀頭に弾き飛ばされていく。

 

ギンギンの勃起は再び街を突き破りながら栄区方面へと駆け抜けていったようだ。

 

「ヤレヤレ、ワシの地獄突きは急には止まれんのが難点じゃ。人修羅は何処に消えた?」

 

博物館前の道路にまで戻ってきたマーラが周囲を見回すと、小さな魔力を感じとる。

 

「ほう?さっき感じた魔力とは魔法少女共のものだったようじゃな?」

 

巨大な亀頭が地面に向けられていく。

 

道路でへたり込んでいたのは逃げ遅れたももこ達であったようだ。

 

「あ…あぁ……」

 

顔を真っ赤にしながら目を丸くする乙女達。

 

男の股間にぶら下がったモノの勃起さえ見た事が無い乙女達の前に現れたのは巨大なる猥褻物。

 

初めて見た生チ〇ポがご立派様だったのなら、一生もののトラウマになるだろう光景であった。

 

「魔法少女よ、刮目してワシを見よ!ワシこそが必殺の性的肉棒兵器である魔王マーラじゃ!!」

 

ギンギンの亀頭が魔法少女達の目の前にまで向けられていく。

 

<<キャァァーーーーッッ!!!!>>

 

冷や汗塗れの魔法少女達の目の前でギンギンの亀頭を見せびらかせ、ビンビンに反り返らせる。

 

「初々しい反応じゃ!さてはお主達は生娘じゃな?ならば、これでもくらえーッッ!!」

 

亀頭の裏側にある口からピンク色の煙を吐き出す。

 

博物館周囲を飲み込む程の煙が充満する光景を見るのは現場に駆けつけようとする人修羅だ。

 

「くそ!!ももこ達にいかがわしい事をしでかしやがったら…その棒を輪切りにしてやる!!」

 

ピンク色の煙が晴れると、体が火照ったかのように頬を染める魔法少女達が姿を晒す。

 

<<ヒィィィィィーーーッッ!!?>>

 

へたり込んだ彼女達の股からは雫が垂れているようだ。

 

『誘惑の霧』に魅了された魔法少女達は必死になって股間を両手で隠す抵抗しか出来ない。

 

「グワーハハハ!!その濡れた蜜壺でこのバッキバキなワシを受け入れるがいい!!」

 

強制的に発情させられた魔法少女達に向けて放つのは『押し潰し』によるのしかかり攻撃。

 

あわや純潔を奪われるかと思われたが、何やら思い留まった様子。

 

「むぅ!?よく見れば…小さな蜜壺過ぎて入りきらん!?大き過ぎるのもタマに傷じゃのぉ!」

 

しくじったとばかりに亀頭顔を垂れ下がらしてしまうウッカリ魔王。

 

ご立派な御神体を受け入れてくれる存在はいないものかと考えていた時、悪魔達が駆け付ける。

 

「ステキな魔王様だけど…女の子をレ〇プしようとする魔王様はNGよ!!」

 

「俺も覚悟を決めたホ!!喰らいやがれホーッッ!!」

 

猛突進してくるクリスと窓から顔を出すランタンが魔法攻撃を仕掛けていく。

 

ジオンガとアギラオを受けたマーラが怒り心頭の如き反撃を仕掛けてくる。

 

「ワシの体はデリケートなのじゃー!!雷や炎で刺激するでない!大変なことになるぞー!!」

 

巨大な大車輪が迫りくる。

 

慌てたクリスがUターンして逃げ惑う。

 

どうにか現場にまで駆け付けてくれた人修羅がももこ達に向けて叫ぶ。

 

「お前達は早く逃げろ!!女の大事なものを奪われたくなかったら…必死になって逃げろ!!」

 

「う…うん…!!アタシだって…初めてがこんなのは嫌だから!!」

 

「最悪な魔王じゃない…!!こんな辱めを受けるだなんて…来るんじゃなかったわ!」

 

「ふみゃみゃ…レナちゃん…なんだか体が熱いよぉ…」

 

「知らないわよ!!レナだって…どうやったらこの火照りを癒せるのか知らないし!!」

 

「私も…今日はダメ…家に帰ってマジカルきりんを読みながら体の火照りを冷ますの…」

 

ふらつきながらも魔法少女達は異界から逃げ出してくれる。

 

ご立派な魔王との戦いは悪魔達の手でカタをつけるしかない状況にまで陥っていった。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

暴走特急列車によって異界の神浜市が整備されるかの如く平らに変えられていく。

 

マーラの地獄突きは桁外れの力であり、真正面から攻めようものなら弾き飛ばされるしかない。

 

側面から斬り込もうにも高速で走り続けるマーラに斬撃を放つことも難しい。

 

打つ手が見つからない人修羅はクリスに飛び乗り運転しながら街を逃げ惑う。

 

背後からはクリスに目掛けてローラー掛けの如き車輪攻撃を仕掛けてくる魔王が迫っていた。

 

「ダーリンご自慢のアイテムで何とかしなさいよ!物理反射とか出来るのないの!?」

 

「見滝原に行ってた時に使ったのが最後の一つだったんだ!もう手持ちにはない!!」

 

「このままだと俺は潰れたカボチャだホ!!何とかするホ―ッッ!!」

 

逃げ惑うしか出来ない人修羅パーティに目掛けて魔王はさらに加速していく。

 

その頃、マーラの魔力を見つけ出したイルミナティの追跡チームが現場に到着。

 

先に到着したのはアリナと十七夜であったようだ。

 

「物凄い魔力だな…魔王と呼ばれる悪魔の力は。異界の神浜市が平らになっているぞ…?」

 

「向こうで土煙を上げながら走ってるのって…アレに見えない…?」

 

アリナが指さす方向に見えたのはビンビンな亀頭を向けながら突進を続ける巨大勃起の御姿。

 

性的経験を知らない乙女達は顔を赤く染めているようだ。

 

「……アルティメットなコックだヨネ」

 

「……ウム。あれを捕獲しに行くのは…任務であっても遠慮したいのだが…」

 

「アリナもアレをキューブに閉じ込めて帰れる自信はないんですケド…」

 

嫌々ながらも彼女達は人修羅を援護するために動き出す。

 

工匠区の工場街にまで逃げ込んだが、入り組んだ場所ゆえに速度が落ちていく。

 

「お前達は逃げろ!!俺は下りて奴の動きをどうにかして止める!!」

 

運転席の扉を開けて人修羅は飛び降りる。

 

跳躍しながら工場街を逃げ続ける人修羅に向けてマーラは猛突進を繰り返す。

 

「そろそろ観念せい!ワシに正面から挑む肝っタマもついておらんのか!!」

 

「タマはついてるけどお前のタマには勝てる気がしねーよ!!」

 

「タマにはいい事を言うではないか!そちらもタマげた一撃でも撃ってくるがいい!」

 

「撃てるチャンスを恵んでくれよ!!」

 

「ワシに射撃戦を挑んで来い!!ヌキ撃ちの速さなら負けんぞ!!」

 

まるで拳銃と戦艦の大砲のような差を感じさせられる相手に対し、果敢にもチャンスを伺う。

 

そんな彼らを上空から追っているのはフェニックスだったようだ。

 

人修羅は目の前にあった大きな製鉄所の敷地内へと侵入していく。

 

マーラもまたフェンスをぶち破り追撃の手を緩めてくれない。

 

後もう一歩で人修羅を車輪でローラー掛け出来る距離にまで追い詰めた時、捕獲の罠にかかる。

 

「むおっ!!?」

 

上空のアリナはマーラを相手に固有魔法を用いたトラップを発動。

 

キューブ内に取り込まれたマーラ様ではあるが、ご立派様を閉じ込めておくには脆過ぎる。

 

「何者かは知らんが邪魔立てしおって!隠れてないで出てこい包茎共め!!」

 

陰毛の如き触手をキューブ内の地面に突き立て、再び巨大な魔力を集中させる。

 

マララギダインの広域放射の一撃を防ぎきる頑丈さはなかったキューブが砕かれてしまう。

 

勢いよく戻ってきたマーラであったが、前方不注意であった。

 

「アレは!!?」

 

マーラの目の前に見えたのは回転できる炉である巨大な転炉であった。

 

「ブレーキが効かん!!ワシは急には止まれんのじゃーーっ!!」

 

勢いよく突っ込んでしまったマーラの勃起が横向きに回転した転炉の中へと入り込む。

 

「ぬふぅ!!?」

 

巨大な御神体は巨大な転炉にスッポリと入り込み、陰茎をガッチリとホールドされてしまう。

 

「ヌォォォ――ッッ!!ワシの頭のカリが引っかかって抜けられん!!?」

 

チャリオットをバック移動させても抜け出せない。

 

勢いをつけたら抜けるかとピストン運動を繰り返していると、興奮した声が響きだす。

 

「これはなかなか…刺激的じゃのぉ!?このままではワシの炉がメルトダウンする!」

 

動きが拘束された状態のマーラではあるが、背後に立つ者の気配を感じとる。

 

「マヌケな最後だな?お望み通り…俺の射撃を味合わせてやる!」

 

口を開きながら上半身を後ろに向けて倒し込んでいく。

 

光の粒子が口に集まっていき、至高の魔弾を発射しようというのだ。

 

しかしマーラは待ったをかけてくる。

 

「いかん…ワシも発射してしまいそうじゃ!!そうなったらお主…大変な事になるぞ!!」

 

今度は何だとばかりに人修羅が体の体勢を戻しながら顔を向けてくる。

 

マーラが繰り返しているピストン運動を見た男は何が発射されようとしているのかを理解した。

 

「バ…バカ!!お前…マジで()()を発射する気なのかよ!?」

 

「グゥゥゥゥ…!!もう我慢出来ん!!ワシのドロドロの溶鉄が溢れ出すーーッッ!!」

 

慌てた人修羅が製鉄所の敷地内に入り込んできたクリスに乗り込み逃げ出す程の緊急事態。

 

赤熱化したマーラの亀頭が転炉ごと上空に向けられていく不気味な光景が生み出される。

 

「ワッツ!?」

 

「何をする気なのだ!?」

 

「もしかして…ビックなガンのトリガーが引かれちゃうワケ!?」

 

「本気か!?ウソだと言ってくれ―ッッ!!?」

 

上空を飛んでいたアリナ達も異変に気が付き逃げ出す始末。

 

「イクでありまァァァァァァァす!!!」

 

ついにご立派様が雄々しく吼える時がきた。

 

亀頭の先端から発射された一撃とは『たたり生唾』である。

 

ドロドロでネバネバした大量の発射物が噴水の如き勢いで噴射。

 

その光景はまるで水道管が破裂して巨大な水柱を空に打ち上げる程の光景に見えてくるだろう。

 

<<ヒィィィーーーッッ!!?>>

 

悪魔達は全力でドロドロの波から逃げ出そうとフル加速。

 

津波の如きネバネバは異界の神浜市を覆い尽くしながら破壊していく。

 

あわや大惨事かと思われたが、どうにかして異界から逃げ出す事が出来た悪魔達。

 

たたり生唾に飲み込まれたバフォメットとご立派教の信者達の安否は不明であった。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「フゥゥゥゥ……年甲斐もなくハッスルしてしまったわい」

 

海水の中に飛び込みたたり生唾を洗い流したマーラは神浜の地から去っていく。

 

見捨てられたバフォメット達はドロドロな姿のまま神浜の地に放置されたようだ。

 

「しかし…久しぶりのハッスルをした後は体の虚脱感が半端ないのぉ…これが賢者タイムか?」

 

重い体のまま道路をゆっくりと走行していく。

 

それでも体が疲れたのか動きが止まってしまったようだ。

 

ウトウトしていると背後から何者かが近寄ってくる。

 

「ムゥ?」

 

後ろに立っていたのは黒いマントを纏う書生と黒猫であった。

 

「お…お主はまさか!?大正時代の不感症書生!!?」

 

不敵な笑みを浮かべたライドウが封魔管を構える。

 

蓋が開いた封魔管から光りが溢れ出し、マーラの体が一気に吸い込まれていく。

 

「ヌヌヌ――ッッ!?賢者タイムの隙を突いてくるとは卑怯者めーーっ!!」

 

弱った魔王の巨体が封魔管へと吸い込まれる程の吸引力。

 

これがデビルサマナーが用いる封印技法の一つなのだろう。

 

「グワーーッッ!!頭の先っちょが入ってしまうではないかーーッッ!!!」

 

ついにご立派な魔王は封魔管へと封印され、事なきを得たようである。

 

「ヤレヤレ…神浜の地や人修羅周りの情報を集めている最中にヤタガラスから依頼がくるとはな」

 

「……不感症だと言われてしまったぞ?」

 

「…それは気にするな。うぬはマーラと戦う経験を積むのはまだ先の話なのだ」

 

「そうか…。ゴウト、自分は不感症になるのか?」

 

「その部分をやけに気にするな…?心配だったら病院に行ってみるがいい」

 

「……分かった」

 

ヤタガラスからの緊急依頼を終えたライドウ達は神浜の地に戻っていく。

 

「それと…悪魔を仲魔にするやり方は封魔を用いるのではなく、なるべく悪魔会話を用いるのだ」

 

「何故だ?自分の今までは…これで仲魔を手に入れる事が出来たのだが…?」

 

「あのやり方では封魔管への負担が大き過ぎるのだ。封魔管はとても高価な品なのだからな」

 

「そうか…。自分は口下手だから…あまり自信がないな」

 

「その辺は仲魔達を頼るがいい。悪魔達は様々な悪魔会話スキルを持っているからな」

 

こうして神浜の地に巻き起こった性的な騒動は幕を閉じるのである。

 

しかし人修羅の前には再びご立派な悪魔が降臨する日もくるのであろう。

 

ミシャグジさまが抜けたライドウの元に加わったのは、新たなるご立派様であったのだから。

 




チ〇コの代わりはチ〇ポしかいねぇ!というわけでマーラ様が仲魔となるライドウ強化イベント話です。
このタイミングでないとマーラ様を突っ込む余裕がなかったので入れておきました。
これで五章は全部終わりとなりますので、続いて六章を書いていきます。
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