人修羅×まどマギ まどマギにメガテン足して世界再構築 作:チャーシュー麺愉悦部
エンタメで表現される魔法はド派手なものばかりであろう。
エンタメは分かり易くシンプルなものばかりであり、魔法もその延長線にある表現方法。
そして正義のヒーローと悪の権力者が対立して潰し合う善悪二元論で構築されてきたはずだ。
これが本物の魔法であり、人々の認知を洗脳し、善悪でしか世界を認識させない
世の中が二つの概念しかないのだと錯覚させる魔法表現であるが、本当の世界はもっと広い。
支配層が真実とは真逆の嘘を付く時の法則でもあり、実際の世の中は複雑怪奇なグレー色。
分かり易さを武器にする表現の例として考えるなら、魔法=ミサイル攻撃のようなシンプルさ。
また友情努力勝利といった少年漫画的な連帯感も人々を善悪二元論に落とし込む。
代表例がヒトラー扇動術であり、共通の敵を用意して仲間意識と連帯感を植え付けたはず。
仲間意識と連帯感、友情努力勝利、これを植え付けられるのが本物の洗脳魔法である。
その洗脳魔法に呪文があるとしたらこう唱えるだろう。
……………。
「密にならないよう感覚を開けてお並び下さい!全員分のワクチンは用意してますので!」
拡声器を片手に列誘導をするバイト達の前には神浜住民が大挙して押し寄せている。
この光景は日本中で起きており、彼らを突き動かすのは人助け精神や愛国心であろう。
その中には神浜の新入り魔法少女達まで何人か並んでおり、暗い表情で語っていく。
「ねぇ…私達にワクチンなんて必要ないんだよ?なのにどうして打たないとならないのかな…」
「分からない…打ちたくないって言えばバイオテロリストにされる…周りが怖いから打つの…」
「私もそうなの…ワクチン接種は人助けにされて…打たない選択を選んだら社会悪にされる…」
「友情を尊び、ワクチンを打つ努力をし、日本の困難に討ち勝てって理屈は…
「漫画のような価値観でしか世界を認識出来ない人達が同調圧力を向けてくる…それが怖い…」
「ニュースでも政府が発令した政令は法律効果があるって言ってる…もう御上には逆らえない」
「政府に逆らう人は問答無用で通報出来る国にされたのよ…もうおしまいだわ…」
怖がっている少女達のために後ろに並んでいるおばさんが優しく声を掛けてくれる。
「大丈夫、貴女達は正しい選択をしてるのよ?おばちゃん達は
「えっ…?あ、あの…その……」
「貴女達の努力が世の中を救う…それを邪魔するのが反ワクチン派なの。絶対許しちゃダメよ」
私はあなたの味方です。
そう呪文を唱えられたことで新入り魔法少女達の心に
そして反ワクチン派や陰謀論者という共通の敵を生み出し、連帯して倒す少年漫画にしてくる。
「例えば皆が苦労している時に自分勝手な行動をしたせいで大勢が被害を被ったらどうする?」
「そ、そんなの…許されないよ…アタシ達だって社会に生かされてるのに…」
「その通り。社会は貴女達を助けてくれる、だから貴女達も社会を助ける、当然の義務なの」
これはストーリーテリングと呼ばれる手口であり、
例え話が上手い人は周りからの評価が高かったり、信頼されている人物が多い。
例え話というのは相手の心に語りかける最強の洗脳魔法なのだ。
「私達は正しい行いをしてる。だって日本人が日本政府を支えるのが国民の義務なんだから」
「私達国民の義務……」
常盤ななかの社会主義教育のお陰で新入り魔法少女達も社会主義に根差した価値観をもつ者達。
だからこそ社会を重視するあまり、何が正しいのか考えもせずに全体判断に身を委ねてしまう。
「…うん、そうだね。意固地になっててもしょうがないし、アタシ達も国に協力しようよ」
「そ、そうよね…ワクチンを打てば後ろ指刺されないで済むし、また普通の生活が出来るわ…」
「アタシ達は正しいんだ…間違ってるのは反ワクチン派なんだ…だからやっつけていこう!」
言葉という魔法の手玉に取られた魔法少女達もワクチンを打ち、いずれは悪魔化か病死の末路。
他の新入り魔法少女達も抵抗する余力がなくなり、彼女達の後に続く時がくるだろう。
洗脳されやすい人とは、
また自分は正しいと思い込み、素直であり、お人好しであり、直感で行動してしまう。
他者と繋がりたい愛情に飢え、集団社会に依存する依存症であり、かっこいいとさえ考える。
そんな素直で優しくてお人好しな己惚れ人間ほど、悪魔の餌にしかなり得ないというわけだ。
これは魔法少女達だけでなく人間も起こす心理であり、インキュベーターもそれを利用する。
人間を洗脳するのに洗脳魔法など必要ない。
何故なら
それを行うのが身近な者であり、信頼していたはずなのに宗教やマルチ営業を仕掛けてくる。
彼らは自分が悪い事をしてる自覚すらなく、尚紀がちかに語った悪質ケースの典型例なのだ。
「不味いよ……この状況は……本当に不味い……」
長蛇の列を作るワクチン接種会場という屠畜場を遠くの屋上で見つめるのは遊佐葉月である。
彼女は交渉を得意とする魔法少女であり、人を誘導する言葉の魔法を手に入れた少女。
だからこそ人々を誘導する魔法の手口が分かる者であり、魔法少女を止めようとしたようだ。
「あの子達を止められなかった…正しいと信じ込む人を止めようとすると激怒させちゃう…」
相手を怒らせればどんな話し合いや議論も成立しないと分かる彼女だからこそ止められない。
それは他の人間達も同じであり、葉月がどれだけ叫んでも反ワクチン派にされてきたようだ。
「これが戦前の光景だったんだね…皆を止めようとしても正しいと信じる人には通用しない…」
自分の無力を痛感した葉月の両膝が崩れ落ちてしまう。
彼女に見えるのは奈落の光景であり、テレビやスマホの呪いに取り憑かれた亡者達が突き進む。
自分達は正しいと連帯感と仲間意識を持ちながら突き進み、勝利を求めながら奈落に落ちる。
その光景こそ愚者の群れであり、大東亜戦争を信じて敗戦し、極限の飢えに苦しんだ者達の姿。
戦前は大本営が牧師として誘導し、現代では専門家やインフルエンサーが牧師として誘導する。
彼らは社会正義など求めてなどいない、悪徳政治家と同じく金儲けだけがしたい拝金主義者。
それでも葉月では用意出来ない社会的肩書がある以上、権威主義が優先されてしまうのだろう。
「マスクは呪いだよ…人々に連帯感と仲間意識…何より
マスクは制服のようなものだと大魔王は語ったことがある。
軍隊の制服と同じであり、それに従わない者は集団社会の敵であり、排除しなければならない。
我々は苦しんでいるのに奴らは楽をしてる、平等じゃない、許せない、社会悪共め、叩き潰せ。
この集団心理を利用するために全体を均一化させるマスク着用の義務を用意したというわけだ。
「ごめん…ごめんね…尚紀さん…ななか…アタシはこんなにも…無力だった…ッッ!!」
悔し涙が溢れ続ける葉月を慰める者などおらず、むしろ見つけられたら袋叩きにされかねない。
彼女も今では反ワクチン派認定されたバイオテロリスト扱いであり、世界が怖くて堪らない者。
全ては権威主義から生まれる言葉の魔法が原因であり、魔法にかかった者達は勝手に潰し合う。
本当の魔法は地味なものであり、
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魔法は地味であるはずなのに派手な印象にすり替えて煙幕にしたいのが支配層の価値観である。
白黒チェッカーボードが大好きな支配層らしい、対局のバイナリー洗脳なのだろう。
世界は数字、文字、シンボルで表現される物理で出来ている。
錬金術やゲマトリアなども物理と同様に数学、文字、シンボルで出来ている。
錬金術が数学、文字、シンボルで作られる物質の法則ならば、ゲマトリアは精神の法則。
数字を文字に変換して単語に特定の数字を割り当て、シンボルの役割を与えていく。
文字の合計が同じ数字になる単語は私達の脳内で潜在的に互いを連想させるレベルの洗脳。
早い話が数学であり、
数字は文字になり、文字は言葉となり、一つの公式の如く、一つの答えにのみ辿り着かせる。
それ以外は間違いにされ、反論したなら社会悪にされる白黒チェッカーボードになるだろう。
これがゲマトリアの精神の法則であり、これに引っ掛かれば答えは一つと洗脳されるのだった。
……………。
「公式発表という洗脳を鵜呑みにする事しか出来ない連中が…今日も大勢集まって来るな…」
神浜の里見メディカルセンターにも大勢の民衆が連日のように詰めかけてくる。
それを屋上から見下ろすのは痩せた体がさらに痩せ、表情も虚ろなメディカルグループ代表者。
一年前の春頃に一人娘の里見灯花を亡くした父親は無価値な景色と愚民を見ながらこう呟く。
「政令によって接種証明のマイクロチップを右手に移植するようになったが…どうでもいい…」
政府や自治体からの助成金でぼろ儲け出来るというのに関心も無く、精神が完全に病んでいる。
そのため一族の者から引退しろと言われており、来月には親族の者が新たな経営者となるのだ。
「皆が自分で精神の牢獄を築き…皆が勝手に牢獄に入る…その牢獄の名称こそが…
一般的な話題において正式なストーリーとなるのがテレビやスマホなどのメディア報道。
公式発表という数学的公式を疑わない者は従順な羊の群れと化す。
「消去法でそれが論理的に正しいことにはならないのに…皆はそれを選んでしまうんだ…」
感情ベースで思考停止した愚民ほど、世の中を白黒という善悪でしか認識していない。
それは誰でも陥る思考の罠であり、人修羅や魔法少女達ですら同じ思考の罠にかかってしまう。
「ドイツ初代宰相ビスマルクの言葉通り…愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶんだね…」
失敗という経験を積まなければ自分が間違っていたことにすら気が付かない愚か者達。
失敗してからでは遅過ぎるというのに人々は自分の判断を疑わず、全体に判断を丸投げする。
たとえ全体が間違っていても全体に組していれば責任は分散されると考える愚者なのだろう。
「登山も専門家に任せれば大丈夫と信じた者が遭難するケースが多い…御上任せじゃダメだ…」
真実を公表するべきだと心では思っても、それが出来ない腰抜け男の両膝が崩れ落ちる。
そんな度胸があったのなら製薬会社と病院の医療資本主義構造を暴露する努力も出来ただろう。
「日本人をここまでガタガタにしたのは
日本人劣化作戦の有力な手段となったのが保健所、教育委員会、大学病院だと語ってくれる。
「日本の子供は生まれた時から間違った思想と価値観で育てられてきたんだよ…」
その大本は母子手帳であり、米国の乳業会社が作った母子手帳を利用したという。
ワクチン接種の始まりはアメリカでは使われていない母子手帳であり、とっくに廃れている。
育児に適さないというのが原因であり、それでも日本では何故か利用され続けていく。
1915年に米国の全国酪農議会が出来て政府と酪農が癒着し、乳業会社は乳製品を広めたい。
そのために生まれたのが母子手帳であったが1930年までで様々な問題が生まれてしまう。
あらゆる病気が広まって民族性も劣化していったが、逆にこれを日本で利用しようとする。
日本人も劣化させるとして1948年から日本語訳化され、手帳が導入されたというわけだ。
「1947年まで日本は予防接種などしていない…だが母子手帳の案内がそれを変えたんだ…」
母子手帳の最後にこういう予防接種をしろと書かれており、母親は公式発表を鵜呑みにする。
これは21世紀でも続いており、母子手帳に支配される母親達が子供にワクチンを打つのだ。
「GHQによる洗脳が敗戦直後世代で母親になった人々に直撃し…21世紀まで続いたんだ…」
占領軍総司令官であったマッカーサーは日本人を危険視した存在であり、劣化させようとする。
これに気が付いた灯花の父親もまた暴露本を調べていき、日米合同委員会の存在を知る。
それでもあまりに絶望過ぎる状況なのだと知った彼は沈黙し、悪の一部となったのだろう。
「娘の灯花を学校に行かせたくなかった…日本の教育は教育段階で日本人の脳を壊死させる…」
日本の学校は考えない人間を五つの方法で生み出す。
1 暗記を押し付けて考えさせない。
2 苦手を押し付けて考えさせない。
3 制服を押し付けて考えさせない。
4 規則を押し付けて考えさせない。
5 団体行動を押し付けて考えさせない。
「多くの日本人は勘違いしている…
日本の学校とはサラリーマンという全体主義ロボットを生み出すためのものだと語っていく。
上の指示に絶対服従、口答えしない、言われたことだけやれ、不満があっても働け、逆らうな。
「人間を規格統一しようとするから子供達が壊れる…
なぜ皆と同じに出来ないんだ!と個性的な子供達は教師から毎日怒られていく。
自己否定の日々となり、自己肯定感を失った子供は周りに合わせる事なかれ主義と成り果てる。
自己のアイデンティティを失い、疑わない、考えない人になっていく。
自由理念や反骨精神を与えてしまっては支配にとって不都合であり、子供のロボット化を行う。
「こんな状況だから今のこの光景が生まれてるんだ…もうダメだ…おしまいだぁぁぁぁ……」
自分にも他人にも日本にも世界にも絶望した男が屋上の金網フェンスを昇っていく。
向こう側に立った男は白衣の内ポケットから娘と自分が写った写真を取り出した後、こう呟く。
「灯花…もしかしたら死んで幸せだったのかもね…こんな地獄の国に産まれさせて…ごめん…」
それだけを言い残した後、投身自殺が起きてしまう。
地上で列を作る者達が絶叫していき、現場は騒然となっていく。
「嘘を…つかれた時より…
倒れ込んだ男は最後にそんな言葉を言い残した後、死んだ娘の幻影に抱かれながら命を落とす。
娘の灯花と来世邂逅を願うのだが、沈黙を選んだ悪人に待っているのは地獄の裁判だけだった。
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真に恐るべきなのは、有能な敵ではなく無能な味方である。
ナポレオンが残した言葉通りの光景が神浜の市内で巻き起こっていく。
「私達が暮らす国の政府は嘘を付き続けてきました!その上で憲法さえも踏み躙ったのです!」
「彼女の言葉は真実だ!科学者としてアタシは言える!パンデミックは嘘の塊の茶番劇だ!!」
「ジャーナリストとして観鳥さんも言える!日本のメディアは日本人のためのものじゃない!」
中央区の駅前広場で無許可な演説行為を行いながらパンフレットを配るのは神浜の魔法少女達。
拡声器も使わずに声を張り上げるのは叔父の無念を晴らすために声を上げ続ける常盤ななか。
今の彼女はまるで見滝原市で政治活動をした織莉子のようであり、ひなのや令も支えている。
道行く人達に自作のパンフレットを配ろうとするのは木崎衣美里や天音姉妹達。
分かり易いよう絵心がある御園かりんのイラストも添えており、本人も懸命に配ろうとする。
それに常盤組の面々や静海このは姉妹達、それに明日香やささらも声を張り上げていく。
やちよ率いるみかづき荘組やももこ達も一生懸命配ろうとするのだが、誰も見向きもしない。
それでも懸命に声を上げ続ける八雲みたまであったが、雪野かなえが危険を察知する。
「あいつら……どうやら仕掛けてくるようだ」
「あ……あんなに大勢引き連れて……マスク自警団ですかぁ!?」
「それだけじゃない……一般の人々も大勢いるようだ……」
「あの雰囲気は忘れもしないわ…私達の東を差別してきた連中と同じ怒りを宿した目つきね…」
「そっちだけじゃない…向こう側からも大勢集まってきてるぞ!?」
「あわわわわ……こ、怖いよぉ…!!レ、レナちゃん…私達…逃げた方がよくない…?」
「そ…それは出来そうにないかも…あっちからも大勢来てるし…囲まれてるみたいよ…」
涙目になりながら震えるメルがかなえの後ろに隠れ込み、みたまとかなえが前に出る。
かえでも同じようにももこの後ろに隠れ込み、レナもガタガタ震えながら顔を青くする。
殺気だった愚民達から完全包囲を受けてしまう魔法少女達は円陣を組んでななか達を守る。
「テロリストめ…貴様らもデマを拡散させながら米軍や自衛隊を襲う逆賊を支援するのか!」
「今の日本はもう地獄なんだぞ…テレビぐらい見ろよ!ネットのデマで日本を滅ぼす気か!」
「おい、こいつらは反ワクチン派だ!接種証明アプリに反応が出てない…間違いないぞ!!」
凶器を手に持った怒れる民衆達が罵詈雑言の叫びを上げていく。
あまりにも圧倒的な規模であり、三百人に囲まれた魔法少女達が恐怖のあまり棒立ちになる。
魔獣や悪魔の群れとは戦ってきても人間の暴徒集団に襲われた経験もなく、変身も許されない。
そんな状態で襲われたら歴戦の魔法少女達でも人を殺す力で抵抗する以外に生き残れないのだ。
「この違法集会を行った責任者は誰だぁ!!警察に突き出してやらぁ!!」
「私です!!」
声を大にしながら進み出てくる常盤ななかに対して大勢が罵詈雑言の叫びを浴びせていく。
冷徹に勤めようとしても彼女の体は震えきっており、支える令とひなのも飛び出す。
「私達は日本人全員の脅威を伝えようとしてるだけです!信じて下さい!!」
外国資本の傀儡と化した自国政府、生存権すら無効とする搾取、正常な思考を奪う報道機関。
貿易協定に偽装した植民地主義、戦争国家のもたらす全体主義。
これは似非保守便衣兵がいくら喧々囂々としようが動かぬ事実であり、騙しきれない。
そこまで追い込まれても日本人は沈黙し、外国資本政府に操られるばかり。
「私達の意識は
これは
一つの記号に対する内容が他に置き換えられる現象であり、意味論的な空間の破壊。
これを政府やメディアから実行されれば最後、
「本当の存在がすり替えられ!悪意の塊にされる!右翼が国を売り!メディアが民を騙す!」
保守だの右翼だのと自称する政治家が外資から献金を受け取り、自由貿易で主権を放棄させる。
種子法の廃止で伝統農業を破壊し、企業や株式や土地や不動産や年金やインフラや水道を売る。
マスメディアは権力を監視せず、大政翼賛広報機関となり、内閣支持率や世論調査を捏造する。
危険な法案や条約の成立を隠蔽し、周辺国との緊張を煽り立て、改憲の世論形成をしてきた。
自由や民主を掲げる似非保守政権与党は共謀罪や侮辱罪などの弾圧法を整備する。
ファシズム条項を憲法に加え、平和の党を自称する政権連立カルト宗教政党もこれに加担する。
軍事費の倍増や敵基地攻撃能力の保有を強行し、アメリカを儲けさせる工作をしてきたのだ。
「病院や製薬会社もすり替えられた!日本人の命を守る存在なのに日本人を殺す商売をする!」
「ガキのくせに反日気取りか!!テメェらも反日野党びいきのパヨク脳なんだろうがぁ!!」
「与党も野党も同じ穴の狢共です!国会なんて機能してない…ただの演劇場なんです!!」
憲法に則る政治を第一とする政党名の野党第一党は偽装野党と提携し、改憲で一致協力する。
共産主義を掲げるリベラル政党ですら資本主義の無謀な行為であるワクチン接種を行わせる。
資本家の利益代行者である与党勢力と結託し、労働者の共産主義理念さえゴミ箱に捨てるのだ。
「科学者としてアタシは断言する!未知の病魔の死亡数は大騒ぎする程の事件じゃないのだ!」
死亡数は約9000人であるが、そのうちの95%が高齢者である。
それですら陽性であると診断されただけで死因が未知の病魔による直接的なものかは不明。
「致死的ウイルスが蔓延してるという報道そのものが疑わしい!!信憑性が全くないんだ!!」
「黙れ陰謀論者め!!ネットのデマで世の中を語るとか…井の中の蛙な似非科学者だなぁ!!」
「数字のトリックなんだ!インフル患者は減少してるのにどうして未知の病魔だけ増える!?」
「ジャーナリストとして観鳥さんも叫ぶよ!病院は助成金目当てに金儲けがしたいクズ共だ!」
「おい、見ろよ?ジャーナリストがネットのデマを報道してるぜ?最高にマヌケだよなぁ!!」
ゲラゲラ大笑いしてくる暴力集団が指を差しながら魔法少女達を嘲笑ってくる。
その光景は芸人を嘲笑う光景であり、マヌケなことをしてる連中をエンタメにしたい欲望。
バラエティ脳と化した日本人はバラエティなことしか求めず、嘲笑いすら娯楽にしてくる。
魔法少女達の顔は悔しさで引きつり、みたまや十七夜達と同じ差別によって苦しみ抜く。
「貴女達もいい加減にしなさい!マスクも身に着けない非国民なら私達も容赦しないわよ!」
「マスクは予防に効果は無い!未知の病魔は花粉の三百分の一しかなくマスクを素通りする!」
都ひなのは市販のマスクを用いて感染予防が出来るかどうかの実験をしている。
すると90%位の確率で繊維を素通りすることを突き止めている。
ならば感染が拡大する最たる原因とは飲食店などではなく超過密な通勤電車などであろう。
なのに国は追及せず、マスクだけ強制させるのは日本人に思考停止と連帯感を植え付けるため。
「そんな問題じゃないのよ!私達は国に生かしてもらえてる…助け合うのが国民の勤めよ!!」
「このおばさんの言う通りだ!貴様らはネットのデマで我々の友情努力勝利を破壊する悪だ!」
「我々は団結する必要があるんだよ!友となる民を愛し、努力し、困難に勝つ必要がある!」
「よ…世の中を漫画の価値観だけで判断しちゃダメなの…!世界は広い…もっと複雑なの!!」
大好きな漫画の世界だけを見てきたはずの御園かりんが吠えてくれる。
自分が築き上げた精神の檻の世界から飛び出す勇気を与えてくれたアリナのためにも叫ぶのだ。
「世界の広さを見てないのはテメーらだろ?だってネットのデマ世界しか見てない蛙だしな!」
「どうしてそう言う!?なんで問題を相手側にすり替えてくる!?どうして前提主義なんだ!」
「都さんの言う通りよ!相手の追及内容ぐらい受け止める気概すら見せられないの!?」
「この女…どっかで見たと思ったら元モデルの七海やちよか?売れなくなれば陰謀論商売か?」
「情けねぇ…コンビニ雑誌の表紙を飾ってた頃は輝いてたのに、今では石ころ以下だよなぁ」
「石ころなのは貴方達の頭よ!!どうして正しさを国や全体に依存するの…檻から出て来て!」
「やかましい!!檻から出てこないのはテメーらの方だ!俺達には御上の印籠があるんだ!!」
魔法少女達が何を言っても問題を相手側にすり替えてくる、まるで
これをされればどんな指摘や追及も成立せず、話し合いも議論も滅茶苦茶にされる。
それが分かる常盤ななかは悔しさで震えていた時、業を煮やした明日香がこう言ってくるのだ。
「もう私は我慢なりません!こんな卑怯者の態度など…私の魔法で規律正しくしてあげます!」
「あーしだって許せない!あーしの魔法で記憶の捏造をすれば…あーしらの言葉も通じるよ!」
明日香の規律遵守、衣美里の記憶の捏造という固有魔法を行使すればそれは可能だろう。
しかしそれは洗脳魔法の類であり、かつて洗脳魔法を用いてななかの人生を破壊した者の所業。
ななかの前で邪悪な笑みを浮かべてきた更紗帆奈の姿が脳裏を過った時、提案を拒絶するのだ。
「それだけはダメです!!それをしてしまったら…私達は
「ではどうしようというのです!?このままでは…私達は……」
「かつて洗脳魔法を使う魔法少女に人生を殺されたのが私です…あの女と同じになるのは嫌…」
「そんなこと言ったって…このままじゃあーしら…社会悪にされながら袋叩きだよぉ!?」
「善のため悪行を行うのも致し方ないです!それが水の心得だと尚紀さんから教わりました!」
「私は更紗帆奈を否定した女です!そんな私が洗脳魔法に頼ったら卑劣なダブスタ女になる!」
復讐のために魔法少女になった自分を否定したくないと理想論に縋りつく常盤ななか。
それでも理想論の脆弱さを知っている遊佐葉月は辛そうな顔を浮かべながら顔を俯けていく。
悔しくて辛くて堪らない魔法少女達であろうが悪のレッテルを貼ってくる愚民は容赦しない。
「オイオイ、コイツら魔法がどうのと言い出したぞ?神浜の皆さん!陰謀論者は中二病です!」
大笑いしながらマヌケな陰謀論者を痛めつけようぜ!と他の民衆にまで呼びかけていく。
病魔騒ぎで不満を溜め込んだ他の連中までも加勢しに現れ、最終通告を叫んでくるのだ。
「これが最後の警告だ!今直ぐ違法な集会を止め、権力の指示に従いやがれ!!」
「断固拒否する!!アタシ達は沈黙しない…沈黙を選んだ時、悪の一部になるからだぁ!!」
<<社会悪は貴様らの方だーーッッ!!!>>
相手側の問題にすり替え続けて
<<やめてェェェェーーーーッッ!!!>>
次々と殴りつけられていく魔法少女達は相手を殺す力を発揮する事も許されずに傷つけられる。
喧嘩が得意な者達でも本気で殺す戦いが出来ないため、袋叩きにされていくのだ。
「ぐぅ!!やめて…お願いだから…もうやめてぇぇぇぇーーーーッッ!!」
地面に倒れ込んだまま急所の頭を抱え込み、成す術なく蹴りつけられていく魔法少女達。
正義のために戦ってきたヒロイン達が悪にすり替えられ、社会悪として成敗されていく。
<<ヒャーハッハッハァ!!テロリストを痛めつけるのは最高に気分がいいぜーっ!!>>
常軌を逸脱した光景に怯む女性達もいるが、お前達も痛めつけろと男達から脅されてしまう。
周りに合わせることしか出来ない愚民も制裁を加える光景こそ、
魔女に火を点けない奴は魔女の手先だ、お前も焼かれたいのか?
そんな恐怖に脅されながら魔女を焼いていった民衆達の心理が21世紀でも蘇っていく。
「ごめんなさい…みんな…本当にごめんなさい…私の我儘のせいで…こんな目に合わせて……」
泣き続けるななかは自分の理想に周りを巻き込んだせいで傷つけられる光景に絶望していく。
これならいっそ、更紗帆奈のような
極悪非道な悪行をする方が理想論に縋りつくより遥かに問題解決力があるのではないのか?
それを実践するのが人修羅や静香達であり、悪者だと罵倒されてでも最善を尽くそうとする。
その気持ちはマギアレコード宇宙に存在したマギウスに組した魔法少女達も同じ考えだろう。
「もしかしたら…更紗帆奈の中にも…現実を変えたい願いが…あったのかもしれない……」
結果論だけで更紗帆奈を罵倒し、肉片になるまで体を刻んでやった自分を恥じていく。
もしあの時に悪者を演じる彼女の原因を追究する心の余裕があったなら、殺しはしなかった。
それでもあの時の彼女は復讐という正義に酔い、この場で制裁を続ける連中と同じ感情になる。
悪者をやっつけてスッキリしたいというエンタメ価値観に支配され、虐殺する女と化す。
これこそがヒトラー扇動術であり、ドイツ人達もまんまと引っ掛かってしまったというわけだ。
「ごめんなさい…本当にごめんなさい……許してぇぇぇぇ……ッッ!!!」
不殺を貫いた美雨が正しく、正義に酔った自分は愚かだったと認めた女の絶叫が木霊する。
それでも容赦してくれない正義執行マン達の姿がかつての自分と重なって見えてしまう。
日本が危機的状況だと叫んでも国民の理解が得られない現象こそがディセミナシオン。
言葉の意味が正反対に置き換えられ、現実的な認識の枠組みを共有できない。
我々は同じ言葉を口にしながらも互いがその齟齬に気が付かず、意思疎通不能状態となる。
このような共約不可能性が正常な世論の形成を妨げ、状況を加速度的に悪化させてしまう。
「もうやだ…あちし…こんな世界も…人々も……やだぁぁぁぁーーーーッッ!!!」
絶望の叫びを上げていく魔法少女達のソウルジェムが破裂寸前になっていく。
それに気が付いた悪魔少女達は痛めつけられながらも手を伸ばし、穢れの感情を吸ってくれる。
絶体絶命の状況であったが、パトカーのサイレンが聞こえてきたため民衆がざわめきだす。
やってきたのは通報を受けた警官隊であり、民衆は警官達の道を作るように広がっていく。
泣き崩れたままの少女達を見下ろす警官達の冷たい表情でさえ、救い主のように見えるだろう。
「お巡りさん…助けてくれ…アタシ達は真実を公布しようとしてただけなのに襲われたんだ…」
「……この中で18歳以上の連中は手を上げろ」
「えっ……?」
「質問が理解出来ないのか?18歳以上の女共は手を上げろと言ったんだ」
状況が理解出来ないながらも女子大生である都ひなの、七海やちよ、梓みふゆが手を上げる。
すると警官達が彼女達の手を掴んで引き起こし、あろうことか手錠をかけてしまうのだ。
「政令によってデマをばらまく18歳以上の犯罪者は逮捕出来るようになった。連行する」
「そ……そんな……」
「嘘でしょ……そんなの理不尽よ……あんまりだわ!!」
「嫌です!私達は無実なんです!!放して…お願いだから放してーーッッ!!」
「言い訳なら署まで来てから聞いてやる!さっさと歩け!!」
警察に連行されていくのは神浜魔法少女社会の精神的支柱となってくれた者達である。
それを見送る事しか出来ない魔法少女達は現実を受け止めきれず、絶望も忘れて呆然とする。
周りの愚民は望む正義を執行してくれた警官達を絶賛し、拍手喝采となっていくのだ。
その光景を見下ろすのはビルの屋上にいるインキュベーターと力天使であるパワーの姿。
「…この国も戦前同様、治安維持法となる政令を施行したか。政治犯は強制収容所行きだね」
「悪魔共が仕掛けるすり替え手口など魔法の基本だ。分からないように世界を術中にかける」
「知恵こそが本物の魔法です。知恵を求めない連中は僕達の魔法にかかるしかないんですよ」
「その通りだ。我々もそれを実践し、
正しい存在でさえ悪に変化させられる手口こそが、すり替えと呼ばれる手品の如き魔法の力。
それは気が付きにくいものであり、エンタメで描かれるド派手な魔法のようなものではない。
それでもここまでの成果を生み出す力こそが本当の魔法の効果である。
この日以降、神浜の魔法少女社会は崩壊していくことになるだろう。
社会から追い詰められた魔法少女達は社会悪にされ、生活すら出来ない状況になっていった。
愉悦脳がフル回転し過ぎて長い話になってしまう(汗)
まどマギの新房監督も自作に対して「何を作ってもデビルマンになってしまう」と発言されてるそうですが、僕も同じなんですよねぇ(汗)
子供の頃に読んだ漫画デビルマンの影響が大き過ぎて鬱展開を描き出すと筆が止まらない(汗)
権威主義と集団浅慮によって魔法少女達もデビルマンヒロインの末路になったりして(新房・虚淵脳)