人修羅×まどマギ まどマギにメガテン足して世界再構築   作:チャーシュー麺愉悦部

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361話 神の真名を残す戦争

アメリカの首都であるワシントンDCの下側にあるのはノースカロライナ州である。

 

ここにはアメリカ最大規模のフォート・ブラッグ基地が存在しており、東京区部より大きい。

 

世界最大の稼働人数を誇り、陸軍特殊作戦コマンドの司令部など多くの重要施設があるようだ。

 

首都防衛においても重要な立地条件のフォート・ブラッグ基地方面に視線を向ける者達がいる。

 

「…離れていても感じさせられる。この恐ろしい気配はトール様ですね…」

 

「…そのようだ。奴はあの基地に赴き、ヨーロッパ戦線用の増援部隊を編成してるのかもな…」

 

フォート・ブラッグから離れた位置のビル屋上に立っているのは擬態姿のオーディンとイズン。

 

眼帯を纏う年寄り魔術師姿のオーディンは片目であっても遠くの基地の全景が見えるようだ。

 

「警備部隊の連中はバケツめいたスーツを纏っているな。ならば我らの姿や魔力も分かるはず」

 

「だからこそ私達は擬態を用いて人間に化けてます。こうすれば魔力も隠せますしね」

 

「ヴァルキリー部隊も周囲に潜伏させている。気が付かれないようにな」

 

米国最大規模の軍事基地に奇襲攻撃を仕掛けようとするのだが、イズンの表情は曇っている。

 

彼女はアース神族の女神であり、アース神族の代表格であるトールと戦うのが辛いようだ。

 

「あの御方を説得して多神教連合に連れ戻す事は出来ないのですか?私は戦いたくないです…」

 

「難しいな…あの愚息はボルテクス界でヨスガ思想に陶酔した者だ。ヨスガの世界を望んでる」

 

「同じアース神族同士の潰し合いになるんですよ!?私はそんなの…耐えられません…」

 

「我とて父神として辛い立場だ。それでも奴が武器を抜くならば…我も槍で応えよう」

 

戦いは避けられないと感じてしまうイズンは顔を俯けながら沈んでしまう。

 

作戦時間まで余裕があることもあり、彼女はワシントンDCがある北部に視線を向けていく。

 

アメリカに訪れたのは初めてだったこともあり、思うところがあるようだ。

 

「欧米こそセム族とユダ族の争いの地…今の時代の争いでさえカナンのユダの呪いが蔓延る…」

 

「ユダヤ民族とは()()()()()()()()を母とするユダの末裔。ユダの末裔は三つに分派される…」

 

ユダの末裔は一括りには出来ず、そこには穢れた一派が存在する。

 

タマルから生まれた純粋ユダの子孫ペレツ、およびゼラの家系に加えて第三の家系があるのだ。

 

それこそがカナン人の母親シュアであり、呪われたシェラ人として以後知られる存在である。

 

「欧州とはセム族とユダ族の潰し合いによって歴史を生んできましたね…」

 

「セム族が蛇崇拝とバアル崇拝を欧州から蹴り出すたびにユダ族は憎しみを募らせてきた…」

 

世界の対立的な二つの潮流こそセム族の子孫とカナン人の母を祖に持つユダ族の対立光景。

 

カナン人は歴史的に反セムであり、長身で金髪、青い目をしたセムの子孫達を敵視する。

 

立派な戦士として知られるセム子孫と軍事衝突となると、カナンのユダ族はボロ負けしていく。

 

唯一神を称えるセム族に敗北したユダ族は放逐されるが、ユダ族は他の地域に寄生出来るのだ。

 

セム族子孫がアッシリア帝国やペルシャ帝国、セム自身もエジプトに一大文明を築いていく。

 

そんな中、ユダ族は自身の資質に磨きをかけていき、優れた商人としての才能を開花させる。

 

交易、通商の才覚を始め、移動する才覚、どの国家にあっても自国のように振舞える擬態力。

 

彼らは欧州の沿岸地域に植民地を形成していき、カナンの遺言に沿って秘密主義を貫き通す。

 

商売人を演じながら盗みと姦淫を愛し、腐敗した生活様式に干渉する者達をことごとく憎む。

 

真実を語ることを拒み、不変の教えに沿ってセムの子孫との戦争に不可欠な資本を操るのだ。

 

「今日のユダ族の繁栄とはセムの子孫の自業自得。セムの子孫は互いに足を引っ張り合った…」

 

セムの子孫である白人達は個人主義を尊び、それぞれの帝国や家系を対立させるばかり。

 

一方、反セム族のユダ族はフェニキア人を名乗りながらせっせと商売と犯罪に励んでいく。

 

こうして世界を金融支配出来る程の大財閥を組織出来る程の存在となり、資本主義を生む。

 

セム族の弱点とは団結出来ない傲慢さであり、カナンの遺言に従うユダ族の団結に負けたのだ。

 

「カナン族は商才と移動の才覚、そして擬態力をアメリカに持ち込み…そして支配が始まった」

 

彼らは突然ユダヤを名乗り出した()()()()()()を支配下におき、セムと見分けがつかなくなる。

 

ハザール王国とは南ロシア草原に存在したトルコ系遊牧国家であり、ユダヤ教を受容する。

 

彼らは白人でありながら宗教ユダヤとなり、ユダ族と連携して悪事を行っていくのだ。

 

「ユダ族と偽ユダヤは団結し、もはやセム族とユダ族の区別もつかなくなりましたね…」

 

「それを見つけ出す方法は一つだけだ。カナンの呪いを継承する行為に加担する闇で見分けよ」

 

殺人も厭わない陰謀、国際秘密組織に忠誠を誓う行為、ドラッグの乱用、気持ち悪い性的習慣。

 

犯罪的企てを奨励するなど、神に対する反逆行為を続ける連中こそがカナンの継承者だという。

 

「本物のセム族は白人という見た目だけではない。誇り高く、不実な活動を憎む潔白さがある」

 

「カナン族は真逆ですね…肌が浅黒く身長も小さい、堂々とせずにコソコソしてる連中ですよ」

 

「奴らは権力とグルにならなければ何も成せない連中だ。だからこそ金融支配を求めたのだ」

 

権力とグルになったカナン族ユダヤは国家から犯罪承認ライセンスを手に入れて好き放題する。

 

無政府状態(アナーキー)政治の空白期(インターレグナム)暴徒支配(モブ・ルール)暴民政治(モブ・ロー)、リンチ、虚無主義(ニヒリズム)、暴力支配を築き上げる。

 

ロジェ・シソーラスの類語辞典にはライセンスの同義語としてこれらが存在しているのだ。

 

「ライセンスという概念こそ個人主義を望むセム族とは真逆の発想。これこそが支配なのだ…」

 

「セム人の個人部分に悪徳干渉が入る…これはセム民族が記した合衆国憲法には無い概念です」

 

「ライセンスという特別認可を敷く目的は…カナンの遺言に沿った支配を築く統括なのだろう」

 

社会主義や共産主義さながら、ライセンスによって個人を大衆の中に埋没させる。

 

社会的陰謀および事業の慣習に民衆達を無理やり巻き込み、カナンの規格統一をしようとする。

 

末路は人々の堕落慣習という統一であり、バアルの狂宴文化さえスタンダートにするのだろう。

 

道徳を外れた性行為(同性愛・両性愛)、人身御供な虐め、淫らな性的儀式(レイプパーティ)を普遍的民衆価値観としてすり替える。

 

ハロウィンは子供の幸福と刷り込み子供を強姦、クリスマスは聖夜と刷り込み二ムロデ(セックス)崇拝だ。

 

「恐ろしいのは奴らの狡猾さだ。これらを望む連中が世界の博愛や献身を推進する者なのだぞ」

 

「フェミニズム推進者も影では幼児に性的虐待を加えている事例は世界で数多いですからね…」

 

「真の悲劇は白人達がそれに気が付かない部分だ。才能を持って生まれても潰されるしかない」

 

「ライバルのカナン人は出世街道を行く光景を見ながら…自分には運が無いと嘆くのですね…」

 

たとえカナン族の脅威を語ろうが民衆の中身は十字軍遠征時代から変わらないのは白人も同じ。

 

聞きたくないこの世の裏側を語ろうが認知的不協和心理が働き、相手の話をデマと決めつける。

 

聞きたい話は司教のような権威の言葉であり、現代では資本主義が用意した権威が代行する。

 

金儲けがしたい専門家やインフルエンサーには何故か逆らわない権威主義に支配されていく。

 

セム族の子孫達も所詮は羊の群れであり、求めるのはパンとサーカスでしかなかったのだろう。

 

「世界の人々はカナン族の恐ろしさに気が付くことはついに無かった…だからこそ我らがいる」

 

人間は何処までも経験の生き物であり、カナン族の恐ろしさは自ら経験しなければ分からない。

 

だからこそ歴史を残そうとしても、人々は歴史を求めず自分のゲリマンダー(常識・偏見)世界に閉じこもる。

 

そんな家畜でしかないとカナン族は他民族を理解しており、嘲笑いながらゴイム(異教徒)を滅ぼすのだ。

 

「自己責任論を押し付けながら支配の仕組みで独り勝ちしてきた最悪な民族を滅ぼしましょう」

 

「カナン族ユダヤと偽ユダヤを演じる白人ユダヤ共だけは地球に残さん…必ず滅ぼしてやる」

 

――これはラグナロクではない、神々の黄昏ではない。

 

――神の真名(マナ)を地上に残すため、カナン族とそいつらの共犯者を…全て滅ぼす。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

もう直ぐ朝日が昇る頃、フォート・ブラッグ基地は天変地異が巻き起こっている。

 

巨大竜巻が次々と生み出されていき、広大な基地の全てを竜巻で巻き上げていくのだ。

 

天変地異を巻き起こすのは山の如き巨大な凶鳥であるが、彼は霜の巨人ヨトゥンでもある。

 

「死ぬがいい…無知な人間共!資本主義に飼われて世界の善悪も分からぬ家畜共めぇ!!」

 

【フレスベルグ】

 

北欧神話に登場する巨人族の末裔である大鷲であり、死者を飲み込む者と呼ばれる魂の運び手。

 

その巨体で起こす羽ばたきは世界に風をもたらし、世界樹の頂上で留まり下界を見下ろす。

 

そのため物事に非常に詳しい巨人であり、世界樹の根本にいるニーズホッグと敵対していた。

 

「ヨトゥンのフレスベルグが攻め込んでくるとはな…背後で奴を操る存在は誰だ!?」

 

基地の司令部の屋上で空を見上げるのは赤髪の長髪と長い赤髭を生やす大男と部下の堕天使達。

 

赤髪の男はトールが人間に擬態した姿であり、ロックフェラー家の家長の役目を担う者なのだ。

 

欧州戦線に部隊を送る状況の視察に訪れていたようだが、思わぬ奇襲攻撃に晒されてしまう。

 

「恐らくは…我の父上だ。父上は狡猾な知将…ヨトゥンと何かしらの取引を行ったのだろう」

 

「このままではこの基地が竜巻地獄で崩壊する!人間の軍勢では抗えん…我らが出るぞ!!」

 

「待て、ここは因縁を持つ邪龍にやらせてやろう。我とて父上には負けたくないのでな」

 

トールの秘書官を務める女はダークサマナーであり、懐から召喚管を抜く。

 

「いでよニーズホッグ…飽くなき食欲を用いて…因縁の大鷲を喰らい殺せ!!」

 

振り抜かれた召喚管から膨大なMAGが噴き上がり、広大な軍事基地に巨大な邪龍が現れる。

 

その姿はまるで山脈であり、白い大ムカデの姿にも見えるかもしれない。

 

「ヌゥゥゥゥゥ!!オレサマガ喰ラウ魂ノ配分ヲ奪イニキタカ!フレスベルグ!!」

 

【ニーズホッグ】

 

ニーズヘッグとも呼ばれる北欧神話の邪龍であり、名は怒りに燃えてうずくまる者を表す。

 

氷の世界ニヴルヘイムのフヴェルゲルミルの泉に棲み、世界樹の根に噛み付く存在。

 

世界樹の滋養を奪って世界に災厄を招く恐ろしい存在であり、フレスベルグと対立する。

 

死者の魂の配分を巡って争い続け、彼らの戦いはラタトスクという名のリスが煽っていた。

 

「ニーズホッグ!貴様もCHAOS勢力に組する存在か!丁度いい…この場で決着をつけるぞ!」

 

「望ムトコロダァ!オレサマガ喰ラウ魂ヲ横取リサレテタマルカァァァァーーッッ!!」

 

山の如き白い大鷲と山脈の如き白いムカデが戦う光景はまるで大怪獣バトルそのもの。

 

東京都を超える敷地面積を誇る基地であろうと放置すれば全てが崩壊するだろう。

 

世界最強の軍隊である米軍であろうと大怪獣バトルを止める戦力は用意出来ない。

 

そんな者達に対して空から斬り込んでくる存在とはオーディンに仕える戦乙女達である。

 

【ヴァルキリー】

 

北欧神話に登場する半神の存在達であり、名は戦死者を選ぶ者を意味する。

 

伝承で次第に英雄の前に現れる幻想的なイメージを与えられ、美しい戦乙女の姿が創造される。

 

オーディンの命を受けて天馬に乗って戦場を駆け、勇士達の魂をヴァルハラに導く存在だった。

 

「全軍突撃!金融支配の存在すら調べず、生活するためだけに武器を取る傀儡兵士共を殺せ!」

 

<<了解です!!>>

 

スレイプニルに乗ったオーディンや天馬に乗った鎧騎士姿のヴァルキリー達が雪崩れ込む。

 

その光景を見た堕天使達も悪魔化しながら戦場に飛び込み、トールも悪魔化していくのだ。

 

「恐れおののきながら死ぬがいい!貴様らの魂から生まれる恐怖のMAGが新たな戦力を生む!」

 

「我らは魂を運ぶ者達であり、精神と魂から生まれるMAGを運ぶ者達!貴様らの死を運ぼう!」

 

「その身に刻むがいい!このヴァルキリヤルの剣戟をなぁ!!」

 

応戦しようとするデモニカ部隊に斬り込むヴァルキリーが次々と激しい戦いを繰り広げていく。

 

戦場の中にはイズンもいるようであり、デモニカ兵に傷つけられたヴァルキリーの傷を癒す。

 

「ウフッ♡みんな元気にな~れ♪」

 

黄金の林檎を右手に持ち、顔の前で掲げながらカワイイ笑顔を浮かべて林檎を操る。

 

左手の籠に収まった黄金の林檎達が浮遊しながら周囲を回転し、極大の回復の光を放つ。

 

「おお…体の傷が癒えた上で力がみなぎってくる!感謝しますよ、イズン様!」

 

「ゴーゴー♪みんながんばれ~~~っ!!」

 

『黄金のリンゴ』の光を浴びたヴァルキリー達は全回復すると同時に能力が全て上昇していく。

 

イズンの援護を受けるヴァルキリー達は基地に展開する全ての部隊を滅ぼすまで戦うだろう。

 

オーディンは司令部に陣取ったトールの元に向かおうとするが堕天使達が駆けてくる。

 

「「ここから先には行かせんぞーーーっ!!!」」

 

迫ってくるのは魔界の馬に乗った堕天使の騎士達であり、大きな槍を振りかぶっている。

 

【エリゴール】

 

ソロモンの72柱に数えられる魔神の一柱であり、黒い馬に乗った真紅の騎士悪魔。

 

槍と人間には判読不可能なマークを描いた旗を持った騎士の姿で現れる。

 

戦争の結末を知り、彼の加護を受けた軍勢は敗走しなくなるという。

 

【べリス】

 

ソロモンの72柱に数えられる魔神の一柱であり、26の軍団を率いる残虐なる公爵。

 

赤い馬に跨った青銅の騎士の姿で現れ、過去や未来、錬金術に関する知識や威厳を授ける。

 

しかしべリスは二枚舌であり、信用ならない性格をした堕天使のようだ。

 

「我を相手に騎馬戦を仕掛けてくるか…面白い!堕天使の騎士の実力…我が測ってやろう!」

 

オーディンも魔槍グングニルを両手で回転させながらスレイプニルの腹を蹴り込む。

 

黒い鎧を纏ったスレイプニルが一気に加速していき、互いが接触する距離となった時に動く。

 

<<ハァァァァァァーーッッ!!>>

 

エリゴールとべリスが同時に放った槍の横薙ぎに対し、オーディンは魔槍で槍を打ち上げる。

 

攻撃を潜り抜けたオーディンに対して騎士達は槍を地面に突き立てながらドリフトターンする。

 

後方から迫ってくる堕天使騎士達が横につき、苛烈な馬上戦を仕掛けていく。

 

炎を纏わせた堕天使騎士の槍に対し、雷を纏わせたグングニルを巧みに操りながら攻撃を捌く。

 

その光景はまるで武将の騎馬戦であり、オーディンは魔法使いでありながら武芸を極めるのだ。

 

「貴様らはフリーメイソンを操り!カインのように()()()()を狙ってきたのだろう!」

 

「その通り!混血のように異教徒民族を統合させ、統一することで世界はカナン族化する!」

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!今日まで続くフリーメイソンの合言葉だ!」

 

「フリーメイソンはカインの堕落を教義とする!カインが行った悪魔崇拝を世界に敷くのだ!」

 

「それを米国にもたらした思想的指導者こそが黒の教皇アルバート・パイクだったのさ!」

 

アルバート・パイクはバアルとアシュトレト崇拝を完成させるためにカバラを求める。

 

フリーメイソンの教義と魔術はカバラで出来ており、啓蒙の光とはカバラを意味する概念だ。

 

「カバラはセックスを儀式に取り入れる!バイセクシャルこそが秘密結社の秘儀だったのさ!」

 

「何が秘儀だ!そんなのは欲情を求める快楽主義でしかなく、堕落のバアル崇拝の教義だ!!」

 

「既存のものに代わる新たなライフスタイルであるLGBTこそ!三角形デルタを完成させる!」

 

「デルタは六芒星のような二重デルタとなり、二重デルタは上の男と下の女の関係となる!」

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!」

 

「そんな貴様らが掲げたユダヤとイスラエルの六芒星こそ…堕落のシンボルだったのだぁ!!」

 

カインやカインの妻、そして預言者ノアの子孫であるハムやカナン、そして二ムロデなどなど。

 

それらは常に肉欲という堕落行為で繋がっており、肉欲こそが悪魔崇拝の原点。

 

だからこそバアルとアシュトレト文化が求められ、北米はLGBT先進国に作り替えられる。

 

デルタはイルミナティのピラミッドを表し、ポルノさえも表す。

 

合衆国議会図書館のポルノ関連の一大蔵書がデルタ・コレクションと呼ばれる理由とはこれだ。

 

デルタは何百ものアメリカ企業のロゴとして採用され、ビジネス界隈に氾濫する。

 

その企業は選ばれしカナン族ユダヤの仲間なのだと示す暗号としてデルタは有効なのだろう。

 

また六芒星の逆三角形はカドシュの位階を表し、儀式的には男神である皇帝ルシファーを表す。

 

世界の国々の代表者達が両手で描く逆三角形とは、私はルシファーの僕なのだと示す行為。

 

六芒星の逆三角形は上の男が下の女を貫くセックスであり、またルシファーの堕天も表した。

 

「フリーメイソンの万物を見通す目(プロビデンスの目)アイ・オヴ・ホー(生殖)であり、求めるのは()()()()だ!」

 

「欧米人がア〇ル・セックス狂いなのはこういう理由さ!我々が堕落の国にしてやったのだ!」

 

「ア〇ル・セックスはホモやバイを求める連中で完成する!それがLGBTの真の目的なのだ!」

 

「悪魔ほむらは…そんなLGBTフェミニズムを求めて…貴様らに組しているというのか…?」

 

「あの女悪魔もホモセクシュアルであるレズビアンを求めている!だから堕落したのさ!」

 

「暁美ほむらも堕落した強欲者!だからこそレズの象徴となり、新たなリリスとなったのだ!」

 

「よかろう…ならば悪魔ほむらは容赦なく斬り捨てよう。貴様らは先んじて地獄に落ちろ!!」

 

べリスの剣戟を弾き、エリゴールの横薙ぎを身を低めて避けると同時に薙ぎ払いを仕掛ける。

 

「グワァァァァァーーーーッッ!!?」

 

オーディンの横薙ぎが決まったべリスが落馬してしまい、前方の地面に叩きつけられる。

 

彼に待っていたのはスレイプニルの前足であり、踏み潰されたことで鎧ごと砕け散る。

 

「おのれぇぇぇぇーーーーッッ!!」

 

残されたエリゴールの連続突きを巧みに捌き、グングニルの切っ先で相手の槍を絡め取る。

 

回転を加えて槍を払われたエリゴールに待っていたのは横薙ぎの一閃。

 

「がっ……ッッ!!?」

 

首を跳ね落とされたエリゴールの体が後ろに倒れ込み、べリスの死体と共にMAGの光と化す。

 

馬上戦を制したオーディンは目の前に見える司令部の前で君臨している巨大な息子に吠える。

 

「トールよ!一度しか言わないからよく聞くがいい!ヨスガ思想を捨て…我が軍門に下れ!!」

 

「断る!!ヨスガとは覇道であり!たとえ父神であっても殺して高みに昇る思想なりぃ!!」

 

「よくぞ申した!ならば同じアース神族であっても容赦せぬ…息子を止めるのは父の務めだ!」

 

巨大な体を持つトールが気合を溜め込み、右手のミョルニルに雷撃を纏わせながら振りかぶる。

 

オーディンも気合を溜め込み、雷撃を纏うグングニルを振りかぶりながら突撃する。

 

互いにぶつかり合った渾身の一撃によって強烈な衝撃波が生まれ、基地は崩壊するのであった。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

フォート・ブラッグ基地からの通信を受けた空軍基地から飛んできたのは地上攻撃部隊。

 

年季の入ったA10サンダーボルト部隊は近代改修のお陰で悪魔召喚プログラムが搭載される。

 

そのお陰で悪魔の姿が視認出来るヘルメットをパイロットは装備しているせいで恐怖が分かる。

 

悪魔は姿が見えたり魔力を探知出来たところで人間が叶う相手ではないのだと痛感するのだ。

 

AAAAARRRRGGGG!!!(うわぁぁぁぁぁっ!!)

 

次々と撃ち落とされていくサンダーボルト部隊を襲うのは北欧神話のバイブ・カハ三姉妹。

 

高速で飛来しては次々と攻撃機を斬り裂くのは長女のモリーアンであり、三女も続いていく。

 

三女の姿は人型ではなく赤い鳥姿であり、くちばしに咥えた剣で攻撃機を斬り裂くのだ。

 

【マッハ】

 

ケルト神話のバイブ・カハ三女神の一角を成す怒りの女神であり、赤を象徴色としている。

 

戦場を駆け巡り、その魔力で赤き流血をもたらす戦神であり、死んでは転生を繰り返す。

 

無限の生命力を持つ愛と豊穣の女神としても崇められた存在であった。

 

「マッハやモリーアンお姉様には負けませんことよ!わたくしの幻惑魔法を浴びなさい!」

 

バイブ・カハ三姉妹の次女は美しい女姿であり、両手から放つのは全体混乱魔法である。

 

【ネヴァン】

 

ケルト神話の戦場の三女神バイブ・カハの一人であり、名は毒のある女を表す。

 

戦の狂乱の女神とも呼ばれ、戦場で戦士達の頭を混乱させて同士討ちさせるという。

 

またその叫びで戦士達を狂戦士化させる力もあり、黒を象徴色とする翼が生えた女神であった。

 

「あーあ、ネヴァンの混乱魔法のせいで同士討ちが始まったねぇ。全滅するまで続くだろうさ」

 

「お陰で我々の楽しみがなくなってしまったではないか?」

 

「んもー、お姉様やマッハは戦闘狂ですわね?わたくしは潰し合いを観戦するのが好きです♪」

 

((お前が一番タチが悪いのでは?))

 

ジト目を向ける姉妹に対してドレスのスリットから覗くおみ足が美しい次女が後ろを振り向く。

 

「あちらも戦局が動きそうですわね。問題なのはトール様の脅威…オーディン様、御武運を…」

 

オーディンとトールのぶつかり合いの衝撃波によって基地の崩壊に巻き込まれた者がいる。

 

ニーズホッグを召喚したダークサマナーは瓦礫に潰されて死んだことで邪龍は窮地と化す。

 

「グゥ!!?MAGノ供給ガトダエチマッタゾ!?」

 

「勝機を得たのは我の方だったなぁ!!」

 

巨大な鷹の爪を用いた急降下攻撃がニーズホッグの頭部を掴み上げる。

 

「ギャァァァァァーーッッ!!?」

 

巨大な歯が剥き出しのニーズホッグの巨体が持ち上がる程の力をフレスベルグは発揮する。

 

鷹の爪を用いた狂乱の剛爪によって頭部を潰されたニーズホッグの体が崩れていく。

 

山と山脈規模の大怪獣バトルを制したのはフレスベルグであり、残された脅威はトールのみ。

 

「「ヌォォォォーーーーッッ!!」」

 

トールは力だけならオーディンを超えており、強烈な一撃に耐えられずに落馬してしまう。

 

苛烈な巨人の猛攻に対してオーディンは小回りが利く小柄な姿を利用しながら回避に徹する。

 

トールの隙を見つけて一撃必殺を狙おうとしているようだ。

 

雷魔法を極めたトールであるが、オーディンは雷を反射する悪魔耐性のために通用しない。

 

物理攻撃で攻めるしかないトールもまた力を溜め込み、一撃必殺を狙っているのだ。

 

「貴様らが支配するカナン族が狙うのはセム族白人の抹殺だ!そのために国の王を支配する!」

 

「その通りだぞ父上!フリーメイソンのモットーは、()()()()()()()()()()()だからなぁ!!」

 

1998年8月25日にニューヨークの会合で行われた米国最大のユダヤ団体(ADL)会長はこう語る。

 

――私は白人という人種の絶滅を願う。

 

――いわゆるアーリア人種の生殖を可能にする全ての機能を完全に根絶すること。

 

――君達は現在、この白人種の未来を完全に手中に握り、支配している。

 

――この機会を利用し、多人種との混血とほぼゼロに近い出産率を保持させることにより。

 

――白人種の絶滅をなんとか確かなものにするのだ。

 

――我々は毎日世界で最後の白人種の子供が黒人の子供達と遊んでいる姿を思い浮かべる。

 

――彼らがまんまと破滅へと導かれていくことをほくそ笑んで楽しみにしている。

 

「ワクチンによる強制不妊化こそゴイム共を滅ぼす確実なる手段!そのために国を支配する!」

 

「国を転覆させる革命を扇動し!次の指導者を貴様らの代理人で固めていく手筈であろう!!」

 

「その通りだとも!それこそがディープステート(国家内国家)であり、我を通じて王が支配するだ!!」

 

フリーメイソンとイルミナティは王を支配することで背後からその権力を行使する。

 

王権が革命によって覆され、国王が斬首されても背後で操る者はあらかじめ警告を与えられる。

 

警告を受けて無傷で逃れ、次に選ばれる指導者として支配を続行させる駒として利用する。

 

それこそがフランス革命、アメリカ革命などを代表する19世紀の暴力革命の歴史の裏なのだ。

 

フリーメイソンは東方的専制政治によって絶対権力が行使され、維持されるよう努める団体。

 

また既存秩序に対抗する革命勢力を重んじ、資金を提供したりすることで世界的影響力を得る。

 

つまりは世界の左翼団体の裏にはフリーメイソンがあり、資金の出所もフリーメイソン団体。

 

彼らが求める既存秩序の転覆には勿論フェミニズムも存在し、男女夫婦制度を破壊するのだ。

 

「カナン族ユダヤとは憎しみの民族!二ムロデとバアル(ベルの魔王)崇拝文化を虐げた全てを殺す者だ!!」

 

「貴様はそんな連中の指導者であっていいのか!?他民族を滅ぼすのは宗教を滅ぼす行為だ!」

 

「北欧神話も滅ぼされると危惧するか?それでも結構!強き者が全てを制してこそヨスガだ!」

 

「アース神族の誇りすらヨスガ思想に売り飛ばしたか…ならばもう!貴様を息子とは思わん!」

 

「来るがいい父上…いや、オーディン!!ヨスガの道はイナンナ様と我が築き上げようぞ!!」

 

互いが全力の一撃を放つために必殺の構えを行っていく。

 

グングニルに魔力を集中させ、投擲する一撃に対してトールはミョルニルの柄を伸ばす。

 

両手持ちの大槌と化したハンマーを振りかぶり、溜め込んだ力を全て注ぎ込む。

 

極大のトールハンマーが炸裂すれば岩盤大地ごとオーディンは滅びるしかないだろう。

 

「フランスの自由、平等、博愛はカナン族ユダヤだけのもの!()()()()()()()()()()()()!!」

 

「ならば我らはトリコロールの旗を燃やしてやろう…カナン族の旗を燃やしてやろうぞ!」

 

「それはこの戦いを生き残ってからほざくがいい……ゆくぞぉぉぉぉぉーーーーッッ!!!」

 

先に仕掛けたトールの一撃に対して、スレイプニルが風魔法を用いて援護攻撃を放つ。

 

巨大な竜巻に飲み込まれたトールであるが、意に介さず竜巻を突き破ってくる。

 

しかしこれはトールの視界を遮る煙幕であり、投げ放たれた必殺の槍が眼前にまで迫っている。

 

「ウォォォォーーーーッッ!!!」

 

相手の耐性を貫通し、敵単体に特大威力の物理属性攻撃を放つ『グングニル』を迎え撃つ。

 

巨体を回転させながら遠心力を利用して放つトールハンマーと必中の槍がぶつかり合う。

 

眩い程の力場が発生する中、トールハンマーがグングニルを押し返そうとしていく。

 

「フハハハハァ!!我こそはトール!!怪力無双のヨスガ神だぁぁぁぁーーッッ!!」

 

「ヨスガにしか意識を向けられない視野狭窄な部分こそ!貴様の弱点だったのだ!!」

 

目の前のグングニルの一撃にばかり気を取られていたせいでトールは気づいていない。

 

投げ放たれたグングニルに向かって飛び蹴りを仕掛けてくるオーディンがそこにいるのだ。

 

「な、なんだとぉぉぉぉーーッッ!!?」

 

オーディンの飛び蹴りがグングニルの石突き部分に決まったことで一気に押し込む。

 

弾かれたトールハンマーの向こう側にあった巨体はグングニルとオーディンに貫かれる。

 

「ガッ……ハッ……ッッ!!!」

 

朧一閃の一撃がトールの上半身を貫き、魔槍と共に向こう側にまで飛び出てくる。

 

風穴が開いた体からおびただしい血を流すトールの膝が崩れ落ち、地面に倒れ込む。

 

砕け散った体から膨大なMAGが噴き上がり、天に昇っていく光景を父神は見送るのみ。

 

「力ばかり求めさせるべきではなかった…奴に足りなかったものは()()()()()()()()()だった」

 

米国最大の基地であり首都防衛の要でもあった基地は北欧の神々によって完全破壊される。

 

現場を去る北欧の神々であるが、スレイプニルに跨るオーディンは次の戦いに向かうのみ。

 

彼の誇りとは神の真名を地上に残すものであり、崇拝してくれる民族あっての信仰であった。

 




なんだかヴァルキリー・プロファイル世界感並みに北欧神話系バトルになってしまった(汗)
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