人修羅×まどマギ まどマギにメガテン足して世界再構築 作:チャーシュー麺愉悦部
メノラーの明かりのみを頼りに見えない暗闇の世界を壁伝いで進む。
この世界では魔法少女としての能力は全て剥奪されており、悪魔に出くわせば終わるだろう。
「おかしいわ…以前は直線の廊下だけだったはずなのに…?」
壁伝いで歩いていると急に曲がり角に出くわしてしまい、ほむらは混乱する。
彼女を迷わせ、悪魔の餌食にさせる罠なのかと疑いたくもなるだろう。
「この回廊を歩き回るだけでは元の世界に帰れないのかしら…?」
ゴールを考えるとしたら以前たどり着いた王の控えの間ぐらいしか彼女は思い浮かばない。
左手を壁につけながら左に曲がり、先の回廊を進み続ける。
暗闇の背後を恐れているせいか、彼女の足取りは先を急ぐように早足となっていく。
また姿を見せない悪魔が潜んでいるかもしれない恐怖のせいで彼女も気が気でないだろう。
手の感触が壁とは違うものを感じて横を向くと豪華なドアを見つけるが目的のドアではない。
「回廊の部屋も増えている…?」
何処が王の控えの間に通じるのか見当がつかなくなった彼女は扉の先が気になって中に入る。
メノラーに照らされたガラス張りの空間に教壇、それに収納机と椅子をかろうじて確認出来る。
ここが何処なのかなら見滝原中学生の彼女には分かるだろう。
「私の学校…私のクラス…?」
暗闇に包まれた教室内を僅かな明かりを頼りに進んでいると記憶に残る声が響く。
――あとそれから、今日は皆さんに転校生を紹介します。
驚いた反応を示したほむらは声が聞こえた後ろの暗闇を振り向く。
その方角は教壇であり、この会話の流れは忘れもしない繰り返した経験の記憶光景であろう。
――暁美さん、いらっしゃい。
教室に入るタイミングすら覚えている光景が暗闇の世界ですら記憶として鮮明に蘇る。
記憶に釣られた彼女も教壇に向かって歩いてしまう。
周りのクラスメイト達のざわつく雑音まで響いてくる。
――暁美ほむらです、よろしくお願いします。
暗闇の世界の向こう側に見えるのは幾多の世界で繰り返した転校初日の挨拶を行う自分の記憶。
授業内容はどれも同じだったから全て覚えており、記憶の丸写しを電子黒板に書く作業となる。
周りのクラスメイト達はそんな裏事情も知らずに彼女を天才扱いしてくる。
体育の授業ですら魔法少女の魔力を使い、オリンピック選手のような活躍を披露していく。
その行為はまどかを救う事に一切関係無いはずなのに、彼女は何故クラスで目立つ真似をした?
授業で成果を示す時も、体育の授業成果も、雑多な生徒の向こう側には常に鹿目まどかがいる。
まるで気になる相手に注目してもらいたい思春期特有の行為であろう。
――ミエ。
絶対に聞きたくなかった声が背後から聞こえてしまい、全身に震えが走る。
ガタガタ震えながら緊張で固くなった首を動かして背後を振り向く。
声がした後方の暗闇は自分の席があった方角である。
「い…嫌……来ないでぇ!!」
慌ててほむらは駆け出し、見滝原中学校の教室を再現した部屋から出ていく。
我を忘れながら回廊を走り続ける。
途中で見つけた部屋に勢いよく入り込み、扉を閉めて座り込む。
外から追いかけてくる気配は感じない。
息を整え直して立ち上がり、メノラーを掲げて部屋の中を見渡す。
何処かの施設のようにも見える屋内空間であり、まるで建設途中の雑居ビル空間内である。
――魔女は逃げたわよ。仕留めたいなら直ぐに追いかけなさい、今回は貴女に譲ってあげる。
突然マミの声が聞こえてしまう。
まさか彼女もここに閉じ込められたのかとその身を案じて聞こえた暗闇を振り向く。
だが言葉の状況と魔女というかつての世界の脅威なら暁美ほむらの記憶に残っているだろう。
――飲み込みが悪いわね。見逃してあげるって言ってるのよ。
「この状況は…かつての世界でまどかが魔法少女世界に触れた最初の事件の再現なの…?」
魔女の使い魔の結界に飲み込まれたまどかとさやかをマミが救った時、二人と相対した記憶。
あの時はまだ敵同士であり、魔女狩りの縄張りを巡ってマミはほむらに敵意を向けてきたはず。
魔法少女の才能を持つまどかとさやかに近づくほむらに対してマミは邪推してくる。
商売敵を減らすために襲いかかる存在だと敵意を剝き出しにしてきた記憶が蘇っていく。
そんなつもりは無いが、口約束程度でマミが警戒心を解く迂闊さなどない事なら知っている。
無駄な争いになると判断したほむらは去っていった記憶なら今も覚えているだろう。
だが本当にそれだけの冷淡な感情しか感じなかったのだろうか?
マミの後ろにいるまどかはいつだって巴マミと出会い、導かれるように
本当は鹿目まどかを独占して導きたかったのは暁美ほむら側なのではないのか?
――ヒガミ。
声が聞こえた方角は彼女がマミと相対した時に登っていた建設資材の上である。
「追ってきてた!?」
突然の暗闇に潜む者に反応した事で一目散に部屋から逃げ出していく。
「背後から気配も感じなかったのに…どうやって…っ!!」
逃げ回る方角がどっちなのかも分からず、十字路が無数に続いていく。
宛もなく逃げ惑い、気がつけば回廊を彷徨う迷子となってしまっているようだ。
見つけた部屋に隠れこもうと入り込む。
扉を閉めて感じたのは夜風の感触と噴水の音である。
「外…?いいえ、これもこの部屋の内部だというの…?」
広い空間が広がる暗闇の世界を歩き始める。
明かりのついていない街灯の形や何処かの公園で見た記憶が頭に浮かんでいく。
ウロウロしていたら足元が段差だったのに気が付かずに体勢を崩しかけてしまう。
これも見滝原の何処かの公園で見たことがあった気がした時、再び念話めいた声が響く。
――彼女達はキュウべぇから選ばれたわ、もう無関係じゃない。
――そう、貴女も気がついていたのね…あの子の素質を。
「ここは…私が巴さんに警告をしに行った時の…あの公園…?」
かつての世界において暁美ほむらは一度ならず二度までもマミに対して警告を行っている。
無関係な二人を魔法少女の世界に巻き込んでいると突きつけたが、やはり言葉は届かない。
強力な魔法少女が生まれるのは都合が悪いのかと再び邪推されてしまう記憶を思い出す。
あの子の素質という言葉を意味する人物は一人しかいない。
その素質を求めてキュウべぇは鹿目まどかに近寄り続けた存在であろう。
キュウべぇからまどかを守るために伝えたい言葉が、建前のせいで伝わらない。
魔法少女の真実を誰も受け入れられないせいで建前のような言葉でしか言葉を紡げなかった。
――なら、二度と会う事は無いよう努力して。話し合いだけで事が済むまではね。
――きっと今夜が、最後だから。
その言葉を残してマミは夜の公園を去っていく光景を未だに覚えている。
「本当の事なんて言えないから誰とも分かり合えない…私の言葉は巴さんにはどう見えたの?」
客観的な暁美ほむらの姿は
――ガンコ。
潜む者の声が目の前から発せられた事でほむらはビクッと大きく震える。
暗闇の世界で立つ階段の段差の位置は自分が立ってた場所の直ぐ近くであろう。
メノラーの明かりが増した光量によって少しだけ暗闇に潜む者の輪郭が見えてくる。
そこに見えたのは暁美ほむらと同じぐらいの背丈をした少女らしき人影なのだ。
「キャァァァーーーーーッッ!!!」
我を忘れながら彼女は入室した扉に目掛けて逃げる、逃げ続ける。
――アハハハハハハハハハハ。
今度は追ってきており、暗闇の中で謎の存在が一定の距離を保ったまま追いかけてくる。
扉を開けて回廊の廊下をひたすら走り続ける。
次の角を右に曲がって息も絶え絶えで走り続けると、ようやく目的の扉を見つけるだろう。
すぐさま扉を開けて中に入り込み、扉を閉めて扉を抑え込む。
取手を力ずくで開けようと強い力が向こう側からかかってくるのを必死で抑え込む。
「助けて…たすけてぇ…巴さん…助けてぇーっ!!」
眼鏡をかけた無力な少女は恩師の名前を叫ぶが、ここで聞こえた恩師の言葉は幻聴に過ぎない。
開けようとする力も収まり、諦めたのか気配が遠ざかっていく。
両膝も力なく崩れて地面にお尻をつき、息を整えながら涙が滲んだ両目を袖で拭う。
立ち上がって振り向いた先は王の控えの間。
変わらない豪華な空間の中央にはメノラーの台座が備わっているのも変わらない。
「悪魔共め…絶対に許さない…っ!!」
怒りの感情を叩きつけるようにしながらメノラーを力強く台座に置く。
すると二つの灯りが大きくなっていき、部屋を明るくしていく。
強まる蝋燭の灯火の中に金髪の少女の視線を感じ取る事になるだろう。
あの時と同じく視界が血管内の穿孔トンネルをうねるように落下していく感覚が巡っていく。
気がついたらほむらの視界は生物の体内にある細胞壁の隙間めいた覗き窓の景色が広がる。
ここはアマラの果てであるアマラ深界であった。
<<出てきなさいよ…悪魔共!!私を苦しめながら嘲笑う者達め!!>>
真紅の空間の中央にある血管に溜まった血の湖の上に浮かぶのはオペラ劇場の舞台。
ほむらの心の怒りに反応するかのようにして真紅の舞台カーテンが上がっていく。
「生きてまた主の前に辿り着いてくれて嬉しいよ…お嬢ちゃん」
ステージの主舞台にいたのは変わらない面々であった。
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王の書斎のような豪華な主舞台にあるアンティークキングチェアに座るのは瓜二つの存在。
山羊頭の形をした銀の飾り杖を握り、片方の手に落としながら叩くのは瓜二つの金髪少女。
その隣には喪服姿の鹿目詢子に化けた女悪魔と逆側にいるのはアモンと呼ばれた梟悪魔だ。
<<また詢子さんの姿で現れるの…汚らわしい!!化けの皮を剥ぎなさい!!>>
「あんたには罪の重さを忘れてもらっちゃ困るのさ。あたしの愛する娘を守れなかった罪をね」
<<くっ…!!>>
喪服の淑女は挑発するようにしながらおどけてみせる。
まどかの母の姿で娘を守れなかった罪を責められる度に心が切り裂かれる痛みが溢れ出す。
隣の梟の姿をしたアモンの鳴き声が響き、細目のまま喪服の淑女に首を向けてくる。
「フフ…そうだね、アモン。彼女をからかう時間では無かったよ」
喪服の淑女は主の方に振り向き、主となる金髪少女は目を閉じたまま頷く。
「魔人を倒せし者。あんたに世界の真実の一つを…主に代わり、あたしが語るわ」
<<インキュベーターよりもタチが悪い…お前達悪魔とは…何者なのよ!?>>
「手厳しいねぇ?あたし達悪魔の中には契約の天使と同じく元天使だった者も大勢いるんだよ」
<<その契約の天使はインキュベーターのこと?聖書に書かれていた存在だったと言うの?>>
「あの契約の天使は人類が地球に誕生していなかった頃から地球にいたのは聞いてるかい?」
<<ええ…インキュベーターが魔法少女を生み出し、そして人類を育てたと聞いたわ…>>
「そう…天使が人類を育てた。人類は文明を持ち、奇跡の御業を行使出来る程にまで成長した」
<<奇跡の御業…?>>
「それは唯一神を崇める宗教においては黒魔術…悪魔崇拝とも呼ばれて禁忌とされたものさ」
<<魔法少女の契約がもたらす奇跡とは違う…奇跡の御業が黒魔術なの…?>>
魔法や魔術を扱える存在は魔法少女だけのモノではないと聞かされる。
人間は何千年もかけて研究し、行使出来た話などほむらは聞かされた事などないだろう。
「魔法少女は何も知らずに死んで宇宙の熱となればいい…実に天使らしい合理主義だねぇ」
<<悪魔…そんな概念存在がいただなんて…未だに信じられないわ…>>
「円環のコトワリという女神やあたし達を見ておいて…まだ人間の常識が邪魔をするかい?」
<<悪魔って何なの…?人類や魔法少女と関係があった存在だったの…?>>
「いい質問だ。それじゃあ…あたし達悪魔について、深く語ろうじゃないか」
悪魔は人に害を為す超自然的現象、人生の災厄、心の中の煩悩・邪心を象徴化した概念存在。
悪魔は超自然的実現力も象徴するので大いなる力を意味する名に悪魔の名も含まれる事もある。
また異教の神を貶める際に用いる事もあり、一神教系の悪魔の大部分は元来異教の神々である。
信仰の善悪とは元来個人や社会の価値観で変動するもの。
悪魔とは捉え方を変えれば変化や試練の象徴ともいえるだろう。
人々の信仰心を完全に無視し、神と悪魔という正義と悪に分けられてしまった迫害されし概念。
見方を変えれば
古来より日本では人に害を為す疫病神や貧乏神でさえ神と呼ぶ。
広義的にいえば神も魔王も天使といった超自然的存在は
「黒魔術とは悪魔召喚儀式であり、神を召喚する儀式」
<<か…神を召喚出来るというの…?>>
「太古において悪魔はこの世界に召喚され、人間や魔法少女と共に暮らした時期もあったねぇ」
<<人類や私達と共に…神々が生きていた時代があったですって!?>>
「おかしいかい?崇拝対象がいたから、様々な信仰もまた生まれたんだよ」
神とは其処に在る事が出来なければ人々はそれを認識出来ない。
空気を信仰するのは難しいと聞かされたほむらでさえ同じ気持ちになってしまう。
円環の女神となったまどかの存在など、人々にとっては空気のようなものなのだから。
<<見えない存在は…信仰されない…>>
「覚えがあるんじゃない?あんたもたった独りで…まどかと呼ばれた女神を崇拝する者だろ?」
円環のコトワリはただの現象。
まどかの姿を見た者がいたなら魔法少女の口伝内容も変わっていたであろう。
「召喚された悪魔は神と呼ばれ、人々から崇拝され、多くの宗教が生まれた…多神教時代さ」
<<人と魔法少女と神、その者達は一体…どんな生活を送ってこれたの?>>
召喚された神の中には欲深き邪神や悪魔も存在している。
感情エネルギーや魂を人間や魔法少女から貪り食いたい者たちもいたと聞かされていく。
<<その悪魔達を相手に…かつては人間も魔法少女も神々も戦ってきたの…?>>
「それが様々な神話として残った物語…神や悪魔の真似が出来る程度の魔法少女では残せない」
<<そんな隠された歴史があったのね…>>
「魔法少女だけで人類は守られ、歴史が作られたというキュウべぇの嘘話を信じてるわけ?」
<<そ…そんなわけでは…>>
「あいつは息を吸うように嘘をつく。それを語った目的も想像がつくんじゃないの?」
<<嘘話でも…天狗になった私達に魔法少女至上主義をもたらす可能性が出てくるわね…>>
「人間社会と軋轢を生み出させた因果によって自滅させようと企めば…辻褄が合うだろ?」
今まで悪魔を見かけなかった原因とは一神教の迫害にあると聞かされる。
地上の迫害に嫌気がさした悪魔は魔界に帰っていき、召喚されない限りは姿を見せない。
進学出身者のほむらだからこそキリスト教の歴史もうろ覚えではあるが記憶していたようだ。
「西の神々は迫害されて東に逃げ、そして東の神々と軋轢を生み…神々の内乱時代を迎えた」
<<神々はどうなったの…?>>
「残る者達もいたけど殆どは魔界に帰った。強過ぎる神の力は人類の自立さえ阻害するからね」
<<現人神がいたら人類の歴史は神々の戦争となってたわね…>>
「悪魔はね、かつては人類と共に歩んだ者達。そして
<<それが…お前達悪魔が唯一神との戦争を望む理由なの…?>>
「フフ…次はあたし達が憎む大いなる神と天使について語ってあげるよ。生き残れたらね」
伝えるべき事を伝え終えた女悪魔は主に一礼を行う。
<<待って!!神や悪魔はどうやって召喚出来るというの!?>>
「それは次の魔人であるレッドライダーに勝てたら聞いてみるんだね。約束してたんだろ?」
真紅の舞台カーテンが下がっていき、ほむらの意識も急速に遠のいていく。
意識だけが魔界に訪れていた感覚も無くなっていくのだろう。
神や悪魔は現世で人々と共に暮らす事だって出来る。
その言葉に強い希望を感じてしまったほむらの意識もブラックアウトしていくのであった。
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6月66日
「それじゃあ、朝のHRを始めます。6月に予定をされてます…」
担任教師の和子先生による朝のHRが進んでいく。
教室の中に聞こえる伝達事項の中、一人の生徒は机に顔を伏せたまま眠っている。
「コラー暁美さん。学校はお昼寝をする場所じゃありませんよ~?」
和子先生に声をかけられたため大げさに体を反応させながらほむらは顔を上げてしまう。
「寝る前にスマホでも弄ってたんですか?寝不足は女性の敵ですよ」
変わらぬループ現象が起きたのだとほむらは理解したのだろう。
「すいません…先生。夜遅くまで勉強していたので…」
「勉強熱心なのはいいですが、時間管理も大切ですよ、暁美さん?」
適当に思いついた言葉を言ってその場を取り繕い、何事もなかったようにHRが続いていく。
(やはり今日という日からは…逃れられないようね…)
昼休みの屋上でマミと杏子の三人で魔法少女会議を行う。
集合場所も繰り返した場所となり、解散となったがほむらは立ち止まったままである。
「どうしたの…暁美さん?教室に帰らないの?」
「昼休みはまだあるでしょ?少し風に当たろうと思って…」
「魔人に狙われる不安もあると思うけど、私達が守ってあげるから安心してね」
「心強い言葉よ、巴さん、本当にありがとう」
教室に帰るマミの背中を見送った後、屋上の端に移動して空を眺める。
6月の心地よい風が吹き抜けて美しい後ろ髪を揺らす中、アマラ深界で伝えられた言葉が過る。
喪服の淑女が語った言葉が脳裏から離れず、授業内容すら頭に入らなかったようだ。
「あの言葉が正しければ…神となったまどかを…この世界に連れ戻す道もあるはず…」
それが実現出来たなら、まどかを守る事が出来なかった暁美ほむらの罪も償われる。
まどかはまた優しい家族達と共に生活出来る。
友達と一緒に学校に通学する道を歩く事が出来るし、人間としての未来を夢見る事が出来る。
そしてその隣には暁美ほむらも立っている希望の未来を夢見てしまう。
「交わした約束…違う世界に来たとしても…私は忘れてないわ…まどか…」
今となっては全ての世界から消えたまどかによって約束さえ成されなかった運命となろう。
それでもほむらは忘れない。
これこそが彼女の道標であり、身も心も魂さえも縛り続ける
読んで頂き、有難うございます。