ドラスツが見たかったから転生したのにドランクに転生させられた少年の話   作:血濡れの人形

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最初の仕事は

~ポート・ブリーズ~

 

あれから二日、体調も全快した僕たちは、何をするにもお金は必要だということで、比較的楽に稼げる方法を考えていた。ちなみに現在の所持金では、ほんの十日程度ですっからかんになるだろう。武器の整備にもお金がいるし、実際はもっと早くなくなる可能性が高い。

「というか、シェロカルテ殿に聞きに行けばすべて済むのでは?」

「・・・それもそうだな」

ということで、シェロカルテを探すことに。依頼料自体はもらえるといっていた(らしい)ので、できることなら依頼を受けたい。とはいえ、今の装備では心もとない。数日は稼ぎが少なくても安定して攻略できるクエストが望ましいと考えてしまうのは、やはりわがままなのだろうか。などと考えつつ、騎空挺を止める桟橋に向かって歩き出す。聞いた話によれば、彼女はそこで騎空団相手に商品を売っているらしい。

「いらっしゃいませぇ~、おやおやぁ?そこにいるのは、あの時エリクシールを使われた方ですねぇ?ご快復なされたようで何よりです~」

「その件に関しては本当に感謝している。それと、急な話で悪いのだが、この島の中でできる仕事などはないだろうか」

スツルムがそういうと、まるで予想通りだったとでも言いたげにシェロカルテが笑みを浮かべる。

「そういうことなら、ちょうどいい依頼が来てますよぉ~?この近くに現れた魔物の討伐依頼なのですが、それほど数も多くなく、比較的弱い個体が集まっているそうですぅ。もっとも、簡単な仕事なので、その分報酬の方は比較的安くなるのですが~」

彼女はそういうと、一枚の紙を取り出す。そこには、ウィンドラビット、ドリフトフライの討伐と書かれていた。さらに、下の方を見ていくと、どちらか一体あたりにつき10ルピと書かれている。

「この依頼自体は常に発行されているものなのですがぁ、今は少し多くなりすぎたということで、5ルピ分ほど値段が高くなってるんですよぉ。あ、討伐した証として、ウィンドラビットなら耳を、ドリフトフライなら羽を切り取ってきてください~」

ちなみにこの報酬だと、二十体ほど倒せば小さい宿で食事つき、といったところだろう。そこまで確認した僕たちは、この依頼を受けることに決めた。

「それとぉ~、一部の魔物の変異体が見つかっているらしいですぅ。その個体たちについては、一頭丸ごと納品してくれれば、五十ルピと保存食をお渡ししますぅ。あ、もちろん、サイズ次第では金額やお渡しする保存食の量が増えますよぉ?」

それでは頑張ってください~、という言葉を最後に、彼女は別の客の接客に戻っていった。僕たちの最初の仕事は、どうやら魔物討伐になりそうだ。・・・いや、楽だからいいんだけれどね?




借金表のようなもの
宝晶石 100個
クエスト十個で一つ分

現在受けているクエスト

ポートブリーズに大量発生した魔物の駆除

内容
ウィンドラビット・ドリフトフライの討伐 討伐対数は任意だが、三十体ほど討伐して一つ分と換算する
討伐証拠
耳・羽 どちらでも構わないが、基本は右側。羽の場合は背中から見て右上のものでよい
報酬
10ルピ(5ルピ)今回は個体数の多さから金額に補正がかかっている。

特殊
変異種である魔物(ダライアスバニー)の討伐 一頭丸ごと持ち帰るのが前提条件。一匹当たり一つ分
討伐証拠
一頭そのまま持ち帰ること
報酬
50ルピと保存食(保存食の分だけ金額を上乗せすることも可。最大100ルピ)
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