中には、丸い装置と様々な装備が入っていた。
「俺も見せてくれ。どれどれ......何だこれ?」
気になったのか織斑君も中身を確認しに来た。幾つかは自分が訓練で使っていたものだが......この丸い装置は.....気になってそれに触れると
ブンッ
「のわっ!」
装置がひかりびっくりして落としてしまったが、その装置の中心がひかり、白い服に包まれた人を映し出していた。
「え?何ですか!?」
「すげぇ!これ俗に言う立体映像だろ?ゲームみてぇ....」
『その通り』
「「!?」」
立体映像の人が突然喋って、織斑先生以外ビクッとなってしまった。
『初めまして、皆さん。僕はイラストレーター。TLTの作戦参謀です。』
「イラストレーター……じいちゃんらが言ってた人か.....」
自分は祖父母からイラストレーターについて少しだけ聞いたことがあり、存在自体は知ってたがこんなに若い人だったとは.....そう考えていると織斑君が
「あのー」
『はい?』
「その.....イラストレーターって本当に名前なんですか?」
『いえ、イラストレーターは自分のコードネームみたいなものです。』
「そ、そうなんだ.....やべぇ格好いい...」
「か、格好いいのか....」
「何だ?勇介は格好いいと思わないのか?」
「....最初はな....ところで、何故TLTの参謀が私なんかに、これを?」
話を切り替え、気になっていたスーツケースの中について聞くと
『ここの使われてる装備より使い慣れてる装備が良いかと思い、学園から許可も頂いてお送りしました。一応、技術者たちにも手伝ってもらいIS用の装備に仕立て上げました。』
「え?IS用?」
『はい、君には専用機は用意することは出来ませんでしたが交渉によって、学園の機体を貸し出しすることになりました。』
「そうですか.......じゃあ、これは?」
手に持って見せたのは訓練してた人達も着けてた物だった。
『それは、パルスプレイガー。優れものです。誰かに襲われれば、スタンガンなどにもなります。なので、しっかり説明書を読んでくださいね。』
襲われって.....そうだよな。他の国から狙われる可能性もあるし、男でISを動かしてるってことだから、そういう嫌悪してる人達にも狙われてる.....だから、自己防衛用ってことだ。
「すいません、ありがとうございます。」
『では.....それと勇介君』
それで、終わりかと思い片付けようと思っていたら、イラストレーターに話かけられた。
「はい?」
『初恋の人に出会えると良いね?』
「ヴオホッ!!!!」
「「え!?」」
何言ってんだ!この人!てか!!
「な、なななななななな何で!!貴方が知ってんだ!!!」
顔を真っ赤にして聞くと
『皆から聞いてるよ?それでは。』
と、すぐさま消えていった。......よし、今度あの人達にあったら文句いってやる!って考えていると、
「あ、あの岡山君」
「はい!?」
山田先生が隣から声をかけてきて背中が嫌な汗が滴り、嫌な予感がした。
「は、初恋の人がここにいるんですか!?」
やっぱり、聞きますよね?しかも、大声で......織斑君も気になるようで「お、おい勇介!いるのか!?」と迫ってくるし、織斑先生も「ほう、それは是非聞きたいな。」とさっきの仕返しか、囲まれ逃げることも出来ない.......
「......はぁー、ええ、正直に言いましょう.....初恋....というか、自分を.....生きるきっかけをくれた人ですね......ここにいるらしいです......」
いつの間にか素の喋り方になってしまったが、気にしない。
「生きる.....きっかけ?」
「......誰にも言わないでくださいね?」
そこから、自分の過去、何故変わりたかったことについて説明した。
今さらですが、お気に入りをしてくれた方ありがとうございます!