突然現れて、虚ちゃんを抱き締めたのは二人目男性の岡本勇介君だった。
「久しぶりだね!虚ちゃん!」
「ひ、久しぶりだけど......その、皆が見てるから...」
そう言われて見回し、顔を赤くして虚ちゃんを離した。
「ご、ごめん!」
「ううん、大丈夫....」
二人とも恥ずかしくなって黙っていたが、勇介君の方から口を開いた。
「あの.......虚ちゃんは....あの約束....覚えてる?」
「.......うん」
約束とは何のことかわからなかったが、途中から来た山田先生は顔を赤くしているので何か知っているようだなとわかる。
「.....あれから、俺.....小さかった頃より背伸びたよ....」
「うん....前は私が背を合わせてたりしたのに....今は君の方が高いね」
彼はあの織斑君よりはイケメンではないし普通であるが、その織斑君より背が高い。
「まだまだ成長してるから伸びるよ......それに、体も訓練して鍛えたよ....」
「うん....抱き締められた時に.....その固かったね...体...」
.....二人の会話聞いてると口から砂糖を吐きそうになるし、会話からしてもしかしたら.....
「ねぇねぇ....お姉ちゃんとゆー君って付き合う約束してた?」
「「ぶふっ!」」
「ほ、本音!」
本音の突然のカミングアウトで私と勇介君が吹いてしまった。
「え?てか、そのゆー君って呼び方と本音って.......後、お姉ちゃんって.....」
「久しぶりだね~、ゆー君。後、かんちゃんもこの学園にいるよ~。後、私とゆー君が好きな虚ちゃんは私のお姉ちゃんなのだ~。」
えっへん!と胸を張って自慢をしていた。
「マジでか!?」
「そういえば、言ってなかったし、私もゆー君がお姉ちゃんと知り合いだなんて知らなかったよ~。」
「あの、勇介君と本音と妹様って知り合いだったんですね。」
本音と勇介君が知り合いだと虚ちゃんも知らなかったのか、驚いていた。.....しかも、勇介君に近づいて腕にくっついた。
「え?あ、あの、引っ越す前の1年だけクラスが一緒でして、その、クラスが一緒なだけで!うつつを抜かしてないですし!俺は虚ちゃん一筋だから安心して!」
腕にくっついていた虚ちゃんの手を取り、そう大胆に告白した勇介君。.....山田先生にいたっては、さっきからずっと真っ赤にしている。このままでは、いけないと思い
「.....その、立ってるのもなんだから....座って話さない?」
そう提案して、二人とも恥ずかしそうに小さく頷いた。
本当はネクサス3話前に書き上げるつもりだったのですが.......遅れて申し訳ありません。