モチベ君もおらんし……
それではどうぞ
「Hikari!今日から通常業務に復帰します!」
「じゃあコレよろしく」ドサっ
「おっふ……あの、Yuiさん?」
「はい?なんですか?」
「私、一応病み上がりみたいな感じなんd」
「(^^)」
「………は〜いやりま〜す」
毎度のことだけどどうして何かある度私の仕事量が5倍くらいに跳ね上がるのですかね?
お〜い神様〜聞こえてたりしな〜い?
「Hikariちゃ〜ん?早く終わらせてね〜」
「かしこまりました〜」
………コレ、やらないと明日は無いよね
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「て感じでさ、Yuiってば酷いんだよぉ…聞いてる?」
なんとか書類を片付けレイ駅から徒歩10分のレイ検車区で区長のAkiさんにさっきまでのことを愚痴ってた。
「あぁ、聞いてるがそんな事を話す為にわざわざ来たのか?」
「うん、そうだけど?」
「あのなぁ、愚痴なら俺じゃなくてもっと良いやつがいただろ……てか社長さんも女なんだからこんな油まみれのとこいないでおしゃれでもしたらどうなんだ?」
「あ、そういうこと言うの駄目なんだよ」
「そうなのか?すまんなぁ…」
Akiさんって頑固親父で何でも固い人間なのかと思ってたんだけど意外と近所のおじさん味を感じるんだよねぇ…
「いいよ私はおしゃれよりここで作業した方が楽しいから……Akiさん、3号機は足周りだっけ?」
「あぁ、動輪の方は終わってるから軸箱と主連棒だけだな」
「じゃあ軸箱の方やっちゃうね」
正直机に向かうより工具持って車両に向かってた方が私の性分に合ってるんだよね〜
シュッシュッシュッシュッ………
特殊な工具を使い軸箱と車輪に僅かな隙間が出来るように綺麗に丸を維持したまま削って調整する。
現代と違って切削用の機械は無いので手作業で残り7個を行う必要があるのでかなり神経と腕を使う。
削るのも深く削っては力が多く必要となり削っても傷が残り丸では無くなってしまうし、逆に浅いと全く削れず進まないので時々確認しながらひたすら削って行く、こんな職人技が出来ているのもスキルのおかげなのだ
「いや〜神様に感謝だね〜♪…………1個完成っ」
うんうん、問題なし
流石私、完璧に仕事をこなしてるわ
「ん?社長さん、その軸少し削りが浅いんじゃねぇか?」
「え………あ、本当だ」
「さては考え事でもしてたか?作業中は集中してやらないと怪我しちまうぞ」
「うん。ごめんなさいAkiさん」
「怪我しないようにな」
「は〜い」
この後二回くらいミスした。
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