新たな敵の出現、ゆりりん先輩とミミっちの行方不明。
もちろんうららも心配なのは心配だよ...
でも今のうららには、心美にじゃ何の力もない。
かのかの先輩やミキティ先輩たちみたいに力を取り戻せるかも知れない。
でもかえかえみたいに戻らないこともあるみたい。
そんな危険な賭けはうららには出来ない。
きっとうららが戦うと言ったら多分心美も戦うという言うからうららは戦えない。
そんな危険な事はさせられない。
そう思いうららはあの後もみんなの協力が出来ずにいる。
『朝比奈心美』も察してか今一緒に帰っている。
「うららちゃん?」
気が付くとうつむいていたうららの顔を覗き込む心美。
「...やっぱりみんなの手伝いするべきだと思ってる?」
首を振り視線をあげた。
「...そんなこと思ってない...」
「だったら...」
「心美には関係ないでしょ!!」
思わず声を荒げてしまった。
「心美にはうららの気持ちわからないのに何でそんなこといってくるの!?
うららにはうららの考えがある、わかってない心美は口を出さないで!!」
そう言い放ち走り出してしまった。
大きなため息をつくと後ろを振り返った。
追ってくる影はない。
自己嫌悪してしまう。
自分のイライラを心美に、大切な友達にやつあたりしてしまった。
「どうしてこんなにイライラしてるんだろ...」
不安な状況なのは自分でもわかってるけどそれにしても焦ってしまう。
何がこんなに...
「何がこんなに不安にさせてるのかって?」
突如の声に慌てて振り返る。
そこにはフードの何者かが立っていた。
「敵!?」
「今のあなたの不安、取り除いてあげましょうか?」
その敵が手をこちらに差し出す。
言ってる意味が分からなかったが無意識に手が伸びていく。
手と手が触れそうになった瞬間である。
「うららちゃん!!」
いきなり突き飛ばされ地面に転がる。
痛みと共に朦朧としていた意識が徐々にはっきりとしていく。
はっきりした視線の先には先ほど自分に手を伸ばしていた手に掴まれている心美の姿があった。
しかもその手は心美の首をつかんでいる。
「ぅ...らら...ちゃん...に...げて...」
首を振るい勢いよく敵に体当たりすると体制を崩し腕から心美を救出することに成功した。
「ここみ...どうして...?」
「うららちゃんの気持ち...わかってたのに...
私は何もしてあげられなかったから...」
きっと怖かったであろう、何の力も持たない中その身一つで飛び込むことは...
震える手を握り締め決意する。
もうこんな怖い思いをさせたくない、一緒に戦い一緒に成長していくために
その想いに応えるように二人の胸の内から光が漏れ出した。