現れた光はふわふわと、ゆっくりとソフィのもとへ向かっていく。
まずい、そう思った望は光に手を伸ばすが寸前のところで遥香に阻まれた。
「通して...って言って通してはくれないわね...」
「望先輩...下がってもらえませんか...」
凍てつくような瞳の遥香は『リリィ』を突き付ける。
戸惑う望だったが迷いを振り払うように頭を振るい遥香に『ターゲス』を向けた。
「遥香...悪いけど通してもらうよ!!」
一気に踏み込み距離を詰めてきた遥香に向け引き金を引いた。
ゆりを囲み抑えようとするするひなた、心美、うららであったが純粋な戦闘能力に圧倒されている。
「ゆりりん先輩ちょっとは手加減してよ...」
「それは無理なんじゃ...」
思わず愚痴を漏らしたうららとゆりが押し合いになるとそれを支えるように心美が背後に回り込み二人がかりでぶつかり合う。
そこにひなたが横から切りかかるがうまいこといなされ躱されてしまう。
「あぁっあと少しだったのに...」
「ひなっち、ここみ、諦めちゃだめだからね!!」
ボロボロになりながらも励ますうららに向かい頷き返事をした二人は同時にゆりに向かい切りかかるのであった。
ゆり、遥香を抑えるため望、うらら、心美、ひなたが戦う中、ソフィを止めるため向かい合うのはみき、花音であった。
だが先ほどの攻撃が響いているのか動きが少し鈍っていた。
ソフィの放つ闇の弾丸を何とか躱しつつ隙を見て切りかかるが躱されその隙をすかさず攻撃され吹き飛ばされる。
「大丈夫みき!?」
「な...何とか...
でも一体どうすれば...」
くすりと嘲笑したソフィは光に手を伸ばしつかみ取る。
「星守と言えど今となってはこの程度...
まだ完成していないと言うのね...」
そう言いながら何のためらいもなく握った光を握りつぶした。
「これで本当に神樹の役割は終わりね
それじゃぁ...」
ソフィは手をみきと花音に向ける。
その手に集められたエネルギーはこれまでとは比にならないほど集められ膨張していく。
「そ...そんな...こんなエネルギーが放たれたら...」
そのとき皆の脳裏に以前イリスに破壊された校舎の風景がよぎった。
「また...何も...」
また諦めかけたその時...
「諦めちゃだめだ!!」
声が響き何者かがソフィに突っ込んでいく。
そして溜められたエネルギーをその手に握った武器『リコリス』で空高く弾き飛ばす。
「そんな...なぜあなたが...!?」
そこには深紅の星衣を纏った少女にしてかつて共に戦った仲間である『ミサキ』の姿があった。